岡崎ゴールのマインツがHSV撃破! 来季のEL出場権を獲得!《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ最終節が10日に行われ、日本代表FW岡崎が所属する7位マインツはホームで16位ハンブルガーSVと対戦し、3-2で勝利した。岡崎はフル出場し、1ゴールを記録している。

▽勝利すれば来季のEL出場権を獲得できるマインツが残留プレーオフ出場権獲得を狙う16位ハンブルガーSVをホームに迎えた一戦。序盤は、マインツがアウェイのハンブルガーSVの勢いに押される展開となる。しかし、迎えた8分に右からポスペフが上げたクロスボールをファーポストに詰めたソトが身体で押し込み、マインツが幸先よく先制に成功する。

▽だが、この試合で敗れると自動降格圏内に落ちる可能性があるハンブルガーSVがすぐさま反撃を開始。12分、左からのマイナスのクロスをボックス手前のファン・デル・ファールトがシュート。これがGKカリウスのファンブルを誘発し、最後はゴール前のラソッガが押し込んだ。

▽1-1で迎えた後半もハンブルガーSVの勢いの前に、マインツが劣勢に立たされる。それでも、精度の低い攻撃を難なく凌いでいくと、マインツに得点機が巡ってくる。65分、カウンターの流れからボックス手前にパスが送られると、これにソトが反応。ソトがワンタッチで蹴り出したインサイドでのシュートがゴール左下に吸い込まれた。

▽勝ち越しゴールを奪ったことで試合はオープンな展開となる。すると、自動降格の恐れがあるハンブルガーSVに追い討ちを掛ける追加点がマインツにまたしても生まれる。82分、敵陣中央のマリから出されたスルーパスに岡崎が反応し、ディフェンスライン裏へ抜け出すと、そのままボックス右に侵入。岡崎がマークに入った相手DFをワンフェイントで中へ抜き切ると、最後は飛び出してきたGKアトラーの頭上を越えるチップキックでゴールネットを揺らした。

▽その後、相手に反撃を許して途中出場のイリセビッチのゴールで1点を返されたマインツだったが、これ以上の追い上げを許さずに試合終了。岡崎の15ゴール目が生まれたマインツは最終節を白星で飾るとともに来シーズンのEL出場権を確保し、今シーズンを締めくくった。

▽一方、黒星を喫したハンブルガーSVは、同時刻に行われた最終節で残留プレーオフ出場権争いを演じていたニュルンベルク、ブラウンシュバイクがそれぞれ敗れたため、16位を死守。この結果、ニュルンベルクとブラウンシュバイクの自動降格が決定した一方、ハンブルガーSVは残留プレーオフ進出を果たしている。