横浜FM、中村の今季初ゴールも及ばず 3連勝の鳥栖が豊田不発も首位キープ《J1》

▽J1第13節の横浜FMvs鳥栖が10日に行われ、1-2で鳥栖が勝利した。

▽前節のG大阪戦で8試合ぶりの勝利を手にした12位の横浜FMが、首位につける2連勝中の鳥栖を迎えた一戦は、早々に動く。10分、MF水沼の強烈なミドルシュートは横浜FMのGK榎本に弾かれるも、ゴール前でルーズボールに反応したMF金民友が詰めて、鳥栖が先制した。

▽これで勢いに乗ったアウェイチームは、続く16分に追加点を得る。左サイドからのクロスをファーサイドのFW池田が頭で合わせてネットを揺らし、鳥栖が2点のリードを手にした。

▽一方、MF中村をベンチスタートとした横浜FMは、ホームで前半のうちに2点のビハインドを背負う苦しい展開の中、なかなか決定機を創出できない。35分にはDFドゥトラが遠めからのミドルシュートでゴールを狙うが、枠を外れた。

▽迎えた後半、横浜FMはFW藤田との交代で中村を投入し、巻き返しを図る。その横浜FMは、立ち上がりの47分にMF小椋が鋭いミドルシュートを放つも、GKの正面。さらに51分にはボックス左に侵入したMF齋藤がシュートに持ち込んだが、わずかに枠の右へ外れた。

▽後半は横浜FMに押し込まれた鳥栖だが、67分に3点目のチャンスを演出した。ボックス手前でFKを獲得すると、これを直接狙った水沼がシュートをゴール左隅に飛ばす。しかし、これはGK榎本のファインセーブに阻まれる。さらに、79分には代表入りへアピールしたいFW豊田がゴール至近距離で決定機を迎えたが、シュートをDF奈良輪にブロックされてチャンスを生かせなかった。

▽その後、横浜FMは90分に中村が左足での豪快なミドルシュートでリーグ戦初ゴールを記録するも、反撃はここまで。逃げ切った鳥栖が3連勝で首位をキープした一方、横浜FMは直近の公式戦5試合で4つ目となる黒星を喫した。