フル出場の清武が先制点を演出、ニュルンベルクが5試合ぶりの勝利《ブンデスリーガ》
2014.03.27 07:45 Thu
26日に行われたブンデスリーガ第27節、ニュルンベルクvsシュツットガルトの一戦は、2-0でホームのニュルンベルクが勝利を収めた。ニュルンベルクMF清武弘嗣は先発フル出場。先制点をお膳立てするなど効果的な働きを見せた。シュツットガルトDF酒井高徳も先発出場したが、69分に交代している。
前節でフランクフルトに大敗し、リーグ戦4連敗で17位転落と再び不振のニュルンベルク。降格圏脱出を願うフェルベーク監督は、4-3-3でキックオフに臨み、清武、カンパーニャ、フランツの中盤を流動的に動かした。
一方、前節でようやく2014年初白星を手にし、3試合無敗のシュツットガルトだが、ニュルンベルクとは勝ち点1差。連勝で流れに乗りたいところだった。
序盤は両者ともに様子見の展開が続いた。ニュルンベルクはドルミッチ、シュツットガルトはイビセビッチと両エースにボールを入れようとするが、組み立てがうまくいかない。
その中でも両チームはチャンスをつくる。シュツットガルトは16分、ラウシュの強引なシュートがクロスバーを直撃。最初の決定機をつくる。ニュルンベルクも23分、右CKに鋭い反応を見せたフランツがフリーでヘッドを放ったが、これは枠をとらえなかった。
ニュルンベルクはここから徐々にリズムをつかみ、じわじわと押し込む。そして43分、左のフロウシェクからパスを受けたドルミッチが、清武とのワンツーからゴール前に抜け出し、ドリブルで酒井高をかわして豪快に右足を振り抜く。これが見事にネットを揺らして先制点となった。
シュツットガルトのステフェンス監督は、後半からラウシュとハルニクの両サイドアタッカーを下げ、マキシムとヴェルナーを投入。大胆な攻撃のテコ入れを図る。これで少し前がかりになったシュツットガルトだが、思うように得点の形をつくれない。
逆にニュルンベルクは54分、相手のCKから逆襲を仕掛け、右に開いていたフォイルナーからドルミッチに絶妙のラストパスが通った。これをドルミッチが確実に流し込んで追加点。電光石火の一撃で、勝利を大きく引き寄せる。
2点をリードしたニュルンベルクは、チーム全体に余裕が生まれ、清武やフロウシェク、カンパーニャらが絡んで小気味良いパス回しを見せるなど、良いリズムを見せる。65分にはカンパーニャの縦パスからドルミッチがハットトリックのチャンスをつかみかけるが、相手守備陣に阻まれた。
少しでも流れを引き寄せたいシュツットガルトは、酒井高に代えてグルエソを起用。中盤に厚みを加える。この効果もあって、77分にはイビセビッチの落としから、抜け出したマキシムがGKシェーファーと1対1になるが、ファインセーブに遭って得点ならず。シュツットガルトは最後までゴール前の精度を欠いた。
フェルベーク監督は勝利を確信したのか、終盤になってフォイルナーに代えてマク、ドルミッチに代えてペクハルトを投入。余裕の采配を見せる。最後まで守りも崩れることなく、試合は2-0で終了。5試合ぶりの白星を飾り、14位に浮上した。シュツットガルトは4試合ぶりの黒星。17位と降格圏に転落している。
提供:goal.com
前節でフランクフルトに大敗し、リーグ戦4連敗で17位転落と再び不振のニュルンベルク。降格圏脱出を願うフェルベーク監督は、4-3-3でキックオフに臨み、清武、カンパーニャ、フランツの中盤を流動的に動かした。
一方、前節でようやく2014年初白星を手にし、3試合無敗のシュツットガルトだが、ニュルンベルクとは勝ち点1差。連勝で流れに乗りたいところだった。
序盤は両者ともに様子見の展開が続いた。ニュルンベルクはドルミッチ、シュツットガルトはイビセビッチと両エースにボールを入れようとするが、組み立てがうまくいかない。
その中でも両チームはチャンスをつくる。シュツットガルトは16分、ラウシュの強引なシュートがクロスバーを直撃。最初の決定機をつくる。ニュルンベルクも23分、右CKに鋭い反応を見せたフランツがフリーでヘッドを放ったが、これは枠をとらえなかった。
ニュルンベルクはここから徐々にリズムをつかみ、じわじわと押し込む。そして43分、左のフロウシェクからパスを受けたドルミッチが、清武とのワンツーからゴール前に抜け出し、ドリブルで酒井高をかわして豪快に右足を振り抜く。これが見事にネットを揺らして先制点となった。
シュツットガルトのステフェンス監督は、後半からラウシュとハルニクの両サイドアタッカーを下げ、マキシムとヴェルナーを投入。大胆な攻撃のテコ入れを図る。これで少し前がかりになったシュツットガルトだが、思うように得点の形をつくれない。
逆にニュルンベルクは54分、相手のCKから逆襲を仕掛け、右に開いていたフォイルナーからドルミッチに絶妙のラストパスが通った。これをドルミッチが確実に流し込んで追加点。電光石火の一撃で、勝利を大きく引き寄せる。
2点をリードしたニュルンベルクは、チーム全体に余裕が生まれ、清武やフロウシェク、カンパーニャらが絡んで小気味良いパス回しを見せるなど、良いリズムを見せる。65分にはカンパーニャの縦パスからドルミッチがハットトリックのチャンスをつかみかけるが、相手守備陣に阻まれた。
少しでも流れを引き寄せたいシュツットガルトは、酒井高に代えてグルエソを起用。中盤に厚みを加える。この効果もあって、77分にはイビセビッチの落としから、抜け出したマキシムがGKシェーファーと1対1になるが、ファインセーブに遭って得点ならず。シュツットガルトは最後までゴール前の精度を欠いた。
フェルベーク監督は勝利を確信したのか、終盤になってフォイルナーに代えてマク、ドルミッチに代えてペクハルトを投入。余裕の采配を見せる。最後まで守りも崩れることなく、試合は2-0で終了。5試合ぶりの白星を飾り、14位に浮上した。シュツットガルトは4試合ぶりの黒星。17位と降格圏に転落している。
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