スアレスのハットで打ち合いを制したリバプールがリーグ6連勝《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第31節が22日に行われ、カーディフvsリバプールは、3-6でリバプールが勝利した。

▽前節、敵地で行われたマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチを制してリーグ戦5連勝を飾った2位のリバプール。迎えた今節、チームはウェールズの地でカーディフとのアウェイゲームに臨んだ。

▽ユナイテッド戦の先発メンバーからスターリングに代えてコウチーニョを起用したリバプールは、序盤から押し込まれる苦しい立ち上がり。9分には守備陣のミスからマッチに先制点を献上してしまう。失点後もなかなか攻撃のギアを上げられないリバプールだったが、16分に追いつく。ヘンダーソンの絶妙なスルーパスに抜け出したG・ジョンソンがボックス右で折り返すと、これをスアレスが冷静に押し込んだ。

▽早い時間に追いつくことに成功したリバプールだったが、流れを掴みきれない。すると25分、マッチのスルーパスに抜け出したキャンベルに勝ち越しゴールを奪われる。何とか前半のうちに追いつきたいリバプールは徐々に攻勢を増していくと、前半終了間際の41分にセットプレーの流れからコウチーニョの右クロスをシュクルテルが右足を伸ばして押し込み、再度スコアをタイに戻して前半終了を迎えた。

▽追いついた流れを生かして後半も攻勢に出るリバプールは54分、待望の逆転ゴールを奪う。コウチーニョの右CKをニアに走りこんだシュクルテルが頭で流し込んだ。

▽この試合初めてリードを得たリバプールはさらに攻勢を増していくと、60分にスタリッジのヒールパスからスアレス、75分にはスアレスのグラウンダーの折り返しをスタリッジがゴールネットに流し込み、瞬く間に点差を広げていく。その後、緩慢な対応から88分に3失点目を喫するも、後半アディショナルタイムにシュクルテルのロングフィードに抜け出したスアレスが今季3度目のハットトリック達成となるチーム6ゴール目を奪って勝負あり。

▽カーディフとの打ち合いを制したリバプールがリーグ戦6連勝を達成すると共に、この日アーセナルとのダービーを制した首位チェルシーとの勝ち点差4をキープした。