昨シーズンのファイナリスト、ベンフィカが敵地でスパーズを撃破《EL》
2014.03.14 07:10 Fri
▽EL決勝トーナメント2回戦1stレグ、トッテナムvsベンフィカが13日にホワイト・ハート・レーンで行われ、アウェイのベンフィカが1-3で先勝した。
▽昨シーズンのELベスト8のトッテナムと昨シーズンのELファイナリストのベンフィカが激突したこの一戦。ラウンド32でドニプロ相手に劇的な逆転突破を決めたトッテナムは、今週末に宿敵アーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”を控えるものの、ほぼベストメンバーでこの1stレグに臨んだ。対してギリシャのPAOKを一蹴しベスト16に駒を進めたベンフィカは国内リーグでも首位を堅持し、良い形でこの試合を迎えた。
▽開始直後から果敢にハイプレスを仕掛けるベンフィカがトッテナムの出鼻を挫くことに成功する。素早い攻守の切り替えを軸に両ウイングのスピードを生かして攻めるベンフィカはシュートシーンこそ少ないものの、何度かゴールを予感させる仕掛けを見せた。
▽前半20分を過ぎると、トッテナムが盛り返してきたことで、試合は徐々にこう着状態に陥る。だが、ワンチャンスを生かしたベンフィカが先制点を奪う。29分、自陣低い位置からのカウンターで長い距離を持ち上がったアモリムが右サイドを疾走するロドリゴに絶妙なスルーパスを通すと、ボックス内に進入したロドリゴが冷静にGKとの一対一を制した。そして、敵地でリードを奪ったベンフィカが良い形で試合を折り返した。
▽逆転を期して後半に臨んだトッテナムは立ち上がりから攻勢を見せた。すると49分に絶好の同点機を迎える。高い位置でボールを奪ったエリクセンがそのまま持ち上がってボックス右でフリーのアデバヨールにパスを通す。しかし、アデバヨールはコースを狙いすぎたのか、このシュートを枠の左に外してしまう。すると、この決定機を逸したトッテナムは58分にセットプレーからルイゾンにヘディングシュートを決められて、点差を2点に広げられてしまう。
▽早いうちに点差を縮めたいトッテナムは64分、ボックス手前の好位置でFKを獲得。このFKをエリクセンが素晴らしいキックでゴール左隅に決めて、点差を再び1点に縮める。
▽その後はリスクを冒して攻めるトッテナムと堅守速攻のベンフィカという構図の下、一進一退の攻防が続くも、先にゴールネットを揺らしたのはベンフィカだった。84分、相手陣内右サイドで得たFKからボックス右でルーズボールに反応したルイゾンが豪快にニアポスト上隅に蹴り込んだ。そして、ルイゾンのこの試合2点目のゴールで試合を決めたベンフィカが敵地で3-1の勝利。ベスト8進出に王手をかけた。一方、ホームで大敗したトッテナムは、8強進出に向けて厳しい立場に立たされた。
▽昨シーズンのELベスト8のトッテナムと昨シーズンのELファイナリストのベンフィカが激突したこの一戦。ラウンド32でドニプロ相手に劇的な逆転突破を決めたトッテナムは、今週末に宿敵アーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”を控えるものの、ほぼベストメンバーでこの1stレグに臨んだ。対してギリシャのPAOKを一蹴しベスト16に駒を進めたベンフィカは国内リーグでも首位を堅持し、良い形でこの試合を迎えた。
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▽早いうちに点差を縮めたいトッテナムは64分、ボックス手前の好位置でFKを獲得。このFKをエリクセンが素晴らしいキックでゴール左隅に決めて、点差を再び1点に縮める。
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