注目の上位対決は名古屋に軍配《Fリーグ2013/2014》

2014.02.02 22:05 Sun
▽1月31日から2月2日にかけて、全国各地でFリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第33節が行われた。首位の名古屋はアウェイで2位の大分と対戦。注目の上位対決は名古屋が8-6で勝利した。なお、敗れた大分は、他会場の結果によりプレーオフ進出を決めている。3位の町田はホームに4位の神戸を迎え、5-3と逆転勝利。5位の浦安は10位の浜松をホームに迎えて5-1と快勝し、6位の府中は7位の湘南とホームで対戦し、3-1で勝利した。9位の大阪をホームに迎えた8位の北海道は8-2と大勝し、ホーム最終戦を締めくくっている。第33節の結果は以下の通り。

◆浦安(5位)vs浜松(10位)
▽浦安がホーム最終戦で浜松を迎えた一戦。試合は立ち上がりから浦安がポゼッションを高めて試合を進めると、3分に左サイドの完山徹一が入れたシュートパスを岩本昌樹が体で押し込んで先制する。さらに11分、高橋健介がゴール正面からシュートを放つと、相手に当たってコースが変わりネットに収まった。前半を2-0で終えた一戦は、23分にFKの流れから高橋がこの試合2点目となるゴールを奪い、浦安が3点目。さらに29分、田中智基がミドルシュートを沈めて、浦安が4点のリードを得た。後がない浜松は、31分から曽根田盛将をGKとしてパワープレーを行うと、32分に曽根田のシュートをゴール前の向島佑介がコースを変えてゴールを奪う。そのまま勢いに乗りたい浜松だったが、35分には剣持貴充のシュートが岩本にブロックされると、そのまま無人の浜松ゴールにボールが転がり失点を喫し試合は終了。浦安がホーム最終戦で浜松に快勝した。

◆府中(6位)vs湘南(7位)
▽6連敗中の府中がホーム最終戦で湘南と対戦した。試合は序盤からホームの府中が攻勢に出るもなかなかゴールが奪えない。対する湘南は10分過ぎからGKクロモトを上げてパワープレーを開始し、ポゼッションを高めて府中陣内に攻め込む。試合が動いたのは18分、GKを今井翔に代えてパワープレーを続ける湘南から皆本晃がボールを奪うと、見事なパワープレー返しを決めて府中が先制する。しかし前半終了間際、左サイドからのキックインを受けたボラが巧みなフェイントからゴールを奪い、湘南が1-1として試合を折り返した。迎えた後半は、府中が押し込むと、湘南はファウルで相手を止める場面が目立ち、32分には5ファウルとなる。33分からは再びクロモトを上げてパワープレーを開始し主導権を握りにかかるが、37分に安藤良平が山田ラファエルユウゴを倒してしまい、第2PKを献上。これを山田が冷静に沈めて、府中が勝ち越しに成功する。得点を奪うべくパワープレーを続ける湘南に対し、府中は残り52秒にダンタスがゴール。府中が2014年初となる7試合ぶりの勝利でホーム最終戦を終えた。

◆北海道(8位)vs大阪(9位)
▽ホーム最終戦となった北海道が、大阪を迎えた一戦は北海道のゴールラッシュとなった。4分に水上玄太のゴールで先手を奪った北海道は、5分に鎌塚聖哉、6分に再び水上がネットを揺らして3点のリードを得る。一方の大阪は11分にヴィニシウスがゴールを奪うも、19分に鎌塚がこの日2点目のゴールを奪い、前半は4-1と北海道がリードして終えた。迎えた後半は、3点差を付けられた大阪が早速パワープレーに出るも、北海道が堅い守備を見せて得点を許さない。すると29分に神敬治がゴールを奪い、北海道が大阪を突き放す。34分に永井義文のゴールで大阪が再び3点差に詰め寄るも、34分には吉田順省、36分には室田翔伍がゴールを奪い、試合終了23秒前には再び吉田がゴールを奪って、8-2で終了。北海道がホーム最終戦で、大阪に快勝した。

◆大分(2位)vs名古屋(1位)
▽2位・大分と1位・名古屋の首位攻防戦は激しい打ち合いとなった。先手を取ったのは大分。2分に中村友亮がゴールを奪うと、7分には仁部屋和弘が加点し立ち上がりに2点のリードを得る。しかし、名古屋もここから反撃に出ると、10分にラファエルサカイがゴール。11分には森岡薫がネットを揺らして、名古屋が試合を振り出しに戻した。さらに16分には、森岡がFKを直接叩き込んで名古屋が3-2と勝ち越しに成功し、前半を終えた。迎えた後半、22分に田村龍太郎のゴールで大分が同点に追いつくも、25分、28分、32分とシンビーニャが立て続けにネットを揺らしてスコアは6-3に。苦しくなった大分は32分に小曽戸允哉がゴールを奪うが、35分に第2PKを献上すると、これを森岡がしっかり決める。直後に大分は小曽戸をGKとしてパワープレーを開始すると、小曽戸自らゴールを奪い名古屋に食らいつく。しかし、39分には2度目の第2PKを白方秀和に決められてしまう。40分に中村がこの日2点目となるゴールを奪うも、大分の反撃もここまで。ホーム最終戦で敗れた大分だが、北海道が大阪に勝利したためプレーオフ進出を決めている。

◆町田(3位)vs神戸(4位)
▽3位の町田が、4戦無敗と好調の神戸をホーム最終戦に迎えた。試合は町田のペースで進むも、2分に左CKの流れから西谷良介がゴールを奪い、神戸が先制。0-1で迎えた後半も町田が主導権を握るが、24分に渡井博之がGKイゴールとの一対一を制して、神戸が2点目を奪う。ホームで負けられない町田もここから反撃に出ると、27分に永島俊がゴールを奪う。すると、30分にはFKの流れから金山友紀がネットを揺らして同点とした。追いつかれた神戸は34分から鈴村拓也をGKとしてパワープレーを開始。しかし36分、6つ目のファウルを犯して町田に第2PKを献上してしまう。町田は横江怜がこれを冷静に沈めて、3-2と逆転に成功した。その後もパワープレーを続ける神戸だったが、38分にはイゴール、その30秒後には藤井健太にネットを揺らされてしまう。試合終了3秒前に西谷が一矢報いるも直後に試合終了のホイッスル。町田がホーム最終戦で神戸に逆転勝利を収めた。

《後期順位表》
[第33節終了時点]
1位 名古屋 勝点40(+45)
2位 大分 勝点34(+23)
3位 町田 勝点29(+14)
4位 神戸 勝点26(+2)
5位 浦安 勝点22(+2)
6位 府中 勝点21(+1)
7位 北海道 勝点17(0)
8位 湘南 勝点15(-13)
9位 大阪 勝点9(-21)
10位 浜松 勝点3(-53)

《ポイントランキング》
[第33節終了時点]
合計(前期/後期)
◎名古屋 20(10/10)
◎大分 15(6/9)
浦安 14(8/6)
町田 12(4/8)
大阪 11(9/2)
府中 10(5/5)
湘南 10(7/3)
神戸 9(2/7)
北海道 7(3/4)
浜松 2(1/1)

◎はプレーオフ出場決定チーム

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