本田の初アシストから決勝点! ミラン、苦しみながらも逆転勝利《セリエA》
2014.01.27 01:41 Mon
26日に行われたセリエA第21節、カリアリvsミランは、1-2でミランが勝利を収めた。MF本田圭佑はフル出場。決定機を何度か決められず、リーグ戦初ゴールを奪うことはできなかったが、決勝点をアシストした。
ミッドウィークのコッパ・イタリアでベスト8敗退に終わり、勝利を取り戻したいミラン。セードルフ監督が就任して3試合目となるこの日は、本田が4-2-3-1の2列目の右で先発復帰。カカ、ロビーニョと共に1トップのバロテッリを支える。
リーグ2連勝を狙うミランだが、立ち上がりから課題の守備で不安定なところをうかがわせた。体調不良で欠場したGKアッビアーティの代役アメリアが、バックパスを左のボネーラに渡すと、カリアリのプレスを受けてボールロスト。コッスがシュートまで持ち込めなかったため、事なきを得たものの、この守備の不安は後に失点へとつながる。
一方で、ミランは攻撃でボールを奪うと速い攻めを見せた。16分にバロテッリのシュートがGKアブラモフを襲うと、18分には中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛け、本田に決定機が訪れる。カカのパスをバロテッリがワンタッチで軽く前に出し、走り込んだ本田がシュートを放った。だが、右足でのシュートはアブラモフに阻まれてしまう。
すると28分、ミランは守備のミスから先制を許した。アメリアがバックパスをミスし、ボックス手前左にいたピニージャにボールを渡してしまう。ピニージャのクロスを受けたサウのフェイントに、あわててマークについたボネーラもかわされ、楽々とボールをゴールへ流し込まれた。
ビハインドを背負ったミランは、39分、再び本田に決定機が訪れる。右のデ・シリオが見事なクロスを入れると、うまくDFの間に入った本田がフリーでヘッドを放つが、アブラモフの正面に飛んでしまい、CKに逃れられてしまう。ミランはリードを許したまま前半を終えた。
後半に入るとミランはさらにかみ合わず、54分には右サイドから本田がカカに預け、折り返しをバロテッリがシュートするが、ボールはクロスバーのはるか上へ。59分、カウンターから本田がロビーニョとのパス交換で決定的な場面をつくるが、3度目の正直とはいかず。左足でのシュートをミスしてしまい、枠をとらえることができない。
セードルフ監督は61分にロビーニョを下げてパッツィーニ、69分にデ・ヨングとの交代でムンタリを投入し、何とか流れを変えようとするが、ミランはチャンスをつくれない。逆に73分にはピニージャのシュートがあわやというコースに飛び、肝を冷やした。
控えにストライカーがパッツィーニしかいないミランは、77分、最後の交代枠でエマヌエルソンに代えてアバーテを投入。83分には本田のFKにカカがどんぴしゃのタイミングで合わせるが、ヘディングシュートはアストーリのスーパークリアに遭う。
だが、このまま敗れるかと思われた終盤、ミランは一気に試合をひっくり返した。まずは87分、バロテッリが直接FKを決めて同点。エースの一発で追いつくと、2分後にもセットプレーからネットを揺らした。強い風の中、本田がCKから巧みにボールを入れると、パッツィーニが得意のアクロバティックなシュートを決めて逆転。土壇場でミランが勝ち点3をもぎ取った。
ミランはセードルフ監督が就任してからリーグでは2連勝。暫定で9位に浮上している。
提供:goal.com
ミッドウィークのコッパ・イタリアでベスト8敗退に終わり、勝利を取り戻したいミラン。セードルフ監督が就任して3試合目となるこの日は、本田が4-2-3-1の2列目の右で先発復帰。カカ、ロビーニョと共に1トップのバロテッリを支える。
リーグ2連勝を狙うミランだが、立ち上がりから課題の守備で不安定なところをうかがわせた。体調不良で欠場したGKアッビアーティの代役アメリアが、バックパスを左のボネーラに渡すと、カリアリのプレスを受けてボールロスト。コッスがシュートまで持ち込めなかったため、事なきを得たものの、この守備の不安は後に失点へとつながる。
一方で、ミランは攻撃でボールを奪うと速い攻めを見せた。16分にバロテッリのシュートがGKアブラモフを襲うと、18分には中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛け、本田に決定機が訪れる。カカのパスをバロテッリがワンタッチで軽く前に出し、走り込んだ本田がシュートを放った。だが、右足でのシュートはアブラモフに阻まれてしまう。
すると28分、ミランは守備のミスから先制を許した。アメリアがバックパスをミスし、ボックス手前左にいたピニージャにボールを渡してしまう。ピニージャのクロスを受けたサウのフェイントに、あわててマークについたボネーラもかわされ、楽々とボールをゴールへ流し込まれた。
ビハインドを背負ったミランは、39分、再び本田に決定機が訪れる。右のデ・シリオが見事なクロスを入れると、うまくDFの間に入った本田がフリーでヘッドを放つが、アブラモフの正面に飛んでしまい、CKに逃れられてしまう。ミランはリードを許したまま前半を終えた。
後半に入るとミランはさらにかみ合わず、54分には右サイドから本田がカカに預け、折り返しをバロテッリがシュートするが、ボールはクロスバーのはるか上へ。59分、カウンターから本田がロビーニョとのパス交換で決定的な場面をつくるが、3度目の正直とはいかず。左足でのシュートをミスしてしまい、枠をとらえることができない。
セードルフ監督は61分にロビーニョを下げてパッツィーニ、69分にデ・ヨングとの交代でムンタリを投入し、何とか流れを変えようとするが、ミランはチャンスをつくれない。逆に73分にはピニージャのシュートがあわやというコースに飛び、肝を冷やした。
控えにストライカーがパッツィーニしかいないミランは、77分、最後の交代枠でエマヌエルソンに代えてアバーテを投入。83分には本田のFKにカカがどんぴしゃのタイミングで合わせるが、ヘディングシュートはアストーリのスーパークリアに遭う。
だが、このまま敗れるかと思われた終盤、ミランは一気に試合をひっくり返した。まずは87分、バロテッリが直接FKを決めて同点。エースの一発で追いつくと、2分後にもセットプレーからネットを揺らした。強い風の中、本田がCKから巧みにボールを入れると、パッツィーニが得意のアクロバティックなシュートを決めて逆転。土壇場でミランが勝ち点3をもぎ取った。
ミランはセードルフ監督が就任してからリーグでは2連勝。暫定で9位に浮上している。
提供:goal.com
カリアリの関連記事
セリエAの関連記事
|
カリアリの人気記事ランキング
1
カリアリにアタランタから3選手が加入、DFゾルテアは完全移籍、MFアドポ、FWピッコリは買取OP付きのレンタル移籍に
カリアリは17日、アタランタからイタリア人DFナディル・ゾルテア(25)、フランス人MFミシェル・エンダリ・アドポ(23)、イタリア人FWロベルト・ピッコリ(23)の3選手を獲得したと発表した。 契約形態はゾルテアが2028年夏までの完全移籍。アドポとピッコリは買い取りオプションが付随した1年のレンタル移籍となる。 アタランタの下部組織出身である右サイドバックのゾルテアは、2019年にプロデビュー。その後はクレモネーゼやサレルニターナ、サッスオーロなどへのレンタル移籍を繰り返しており、昨シーズンは冬の移籍市場でフロジノーネへレンタルで加入すると主力に定着し、公式戦21試合出場2ゴール5アシストを記録した。 トリノのアカデミー出身であるアドポは、2020年にファーストチームデビューを果たすと、2023年にアタランタへ完全移籍。昨シーズンは多くの試合をベンチで過ごすこととなり、公式戦出場は11試合にとどまった。 190cmの高さを備えるピッコリは、13歳でアタランタのアカデミーに入団。2019年にファーストチームデビューを果たすと、その後はスペツィアやジェノア、エラス・ヴェローナ、エンポリ、レッチェと国内クラブでのレンタル移籍を繰り返していた。昨シーズンはレッチェで途中出場がメインながら、公式戦39試合6ゴール1アシストの成績を残している。 2024.07.18 09:05 Thu2
鈴木優磨、イタリア移籍のカギは移籍金? クラブは6億5000万円要求も市場価値は4億円弱
残り1日となったヨーロッパの移籍市場。数名の日本人選手の去就が決まっていない状況であり、最後まで目が離せない状況となっている。 その中でも長らく移籍の噂がありながら、所属先が決まっていないのがシント=トロイデンのFW鈴木優磨(25)だ。 これまでブンデスリーガのヘルタ・ベルリンやトルコのフェネルバフチェ、フランスのリーグ・アンの複数クラブなどから興味を集めていたが、いずれも鈴木が拒否。さらに、ベルギー国内でもヘントや名門のアンデルレヒト、さらに昨季王者のクラブ・ブルージュもオファーを出したが、全て断っているという。 鈴木が全くオファーに応じない理由は、強いセリエAでのプレー希望があるから。5大リーグへの移籍を目指しており、ベルギー国内での移籍は望んでいないものの、イタリアへ行きたいという思いが強く、国外クラブからのオファーにも耳を傾けていないようだ。 ベルギー『Voetbal Belgie』によれば、すでに拒否したオファーが複数あることを報じながらも、最後の最後までわからない状況だとしている。 特に、念願のセリエAクラブであるカリアリが興味を持ち、鈴木の獲得をオプションに入れていると報じられている。また、ポルトガルのポルトも興味を示しているとされ、ポルトに移籍となれば今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に出場することが可能だ。 『Voetbal Belgie』によると、問題になりそうなのは移籍金とのこと。シント=トロイデンは500万ユーロ(約6億5000万円)を希望しているとのことだが、鈴木の市場価値は300万ユーロ(約3億9000万円)程度であり、シント=トロイデンが譲歩しなければ売却は難しいとみられている。 鈴木自身はシント=トロイデンでプレーする気は無く、プレシーズンはトレーニングしていたものの、公式戦には絡んでいない。2023年6月まであと2年契約があるが、鈴木はどこでプレーするのか注目だ。 2021.08.31 12:52 Tue3
エンポリ戦途中出場で負傷交代のドウグラス・ルイスは左太ももの負傷、復帰は代表ウィーク明けの3月下旬か
ユベントスは25日、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスが左大腿二頭筋に軽度の損傷を負ったと発表した。 ドウグラス・ルイスは23日に行われたセリエA第26節カリアリ戦で61分から途中出場するも82分に交代していた。 今季、アストン・ビラから5000万ユーロの移籍金で加入し、期待されたドウグラス・ルイスだったが、ここまで公式戦22試合の出場でゴールやアシストはなし。負傷により15試合を欠場していた。 昨季はアストン・ビラの主軸としてプレミアリーグ35試合9ゴール5アシストと躍動していたブラジル代表MFだが、ユベントスでは期待に応えられていない。 なお、復帰は代表ウィーク明けの3月30日ジェノア戦以降になると現地イタリアメディアは報じている。 2025.02.26 11:00 Wed4
カリアリ主将ジョアン・ペドロ、禁止薬物摂取で長期出場停止の可能性
▽イタリア・アンチ・ドーピング裁判所(NAD)は9日、カリアリのブラジル人MFジョアン・ペドロがドーピング検査で陽性だったことを発表した。 ▽同機関は2月11日に行われたサッスオーロ戦後に採取したジョアン・ペドロの尿からヒドロクロロチアジドという利尿剤が検出されたと発表。ヒドロクロロチアジドは他の禁止薬物の存在を隠すために摂取される『マスキング剤』として知られている。この結果を受けてNADは、原因が判明するまでジョアン・ペドロを無期限の出場停止とするとしている。 ▽カリアリで主将を務めるジョアン・ペドロは今季、セリエAで21試合に出場して5ゴールを決め、残留を目指すチームの中心的な存在となっている。 ▽なお、カリアリはジョアン・ペドロの潔白に自信を持っているようで、早急にNADに対し、弁解の場を設けて欲しいと訴えている。 2018.03.10 03:22 Sat5