大分、プレーオフ進出決定は持ち越しも3連勝!《Fリーグ2013/2014》

2014.01.26 23:00 Sun
▽1月25日から26日にかけて、全国各地でFリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第32節が行われた。首位の名古屋はホームで6位の府中と対戦し、5-2で勝利した。2位の大分は、アウェイで10位の浜松に2-4で勝利。3位の町田は9位の大阪とアウェイで対戦し、1-3で逃げ切った。4位の神戸は5位の浦安をホームで1-0で下し、7位の湘南は8位の北海道を相手に2-3で敗れた。なお、今節プレーオフ進出の可能性があった大分は他会場の結果、次節以降に持ち越し。また、名古屋は今節の結果1位でのプレーオフ進出が決定した。第32節の結果は以下の通り。

◆大阪(9位)vs町田(3位)
▽後期苦戦を強いられている大阪が、後期3位につける町田を迎えた一戦。立ち上がりに、チャンスを迎えたのは町田だった。3分、CKからゴール前の金山友紀にボールが渡ると、これがGK宮竹晴紀脇を抜けてゴールに吸い込まれ、町田が先制にする。続く4分には、町田がFKを得ると後呂康人が放ったシュートが直接決まり、町田がリードを2点に広げる。リードを許した大阪は、17分に町田が6つ目のファウルを犯し第2PKを獲得。これをヴィニシウスが沈めて1点差で試合を折り返す。後半に入っても先手を奪ったのは町田だった。25分、ライン際から放った篠崎隆樹のシュートパスがゴール前の永島俊に当たりゴール隅に転がった。プレーオフ進出に向けあとがない大阪は31分、松宮充義をGKに入れてパワープレーを遂行。しかし、シュートは何度もGKイゴールに弾かれゴールならず。町田が2点のリードを守り切り、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した。

◆浜松(10位)vs大分(2位)
▽この試合に勝利すると他会場の結果次第でプレーオフ進出が決定する大分と、クラブ史上初となるホームゲーム勝利を目指す浜松の一戦は激しい展開でスタートする。3分、大分はGK村山竜三が前線へスロー。カウンターを仕掛けると、小曽戸允哉の折り返しを森村孝志がシュートパス。最後は小曽戸が押し込んで大分が先制する。先制を許したホームの浜松だったが反撃開始。12分、左サイドを仕掛けた江藤正博が巧みなテクニックで中央へ切れ込み同点ゴールを奪うと、直後の13分には松本行令がミドルシュート。これが右隅へと決まり、浜松が逆転に成功する。逆転を許した大分だったが13分、中村友亮が右CKを蹴ると芝野創太押し込み同点に追いつく。さらに19分には、またしてもカウンターから、最後はディドゥダが合わせて大分が逆転し試合を折り返す。後半に入ると、一転試合は落ち着いた展開に。浜松がペースを握るもゴールは奪えない。すると38分、ディドゥダのミドルシュートがゴール右隅に決まって大分がリードを広げることに成功。2点のリードを許した浜松は曽根田をGKに置いてパワープレーを開始するも、攻めきれず。結局そのまま試合は終了し、大分が2-4で勝利した。

◆名古屋(1位)vs府中(6位)
▽前回のホームゲーム(第30節)でプレーオフ進出を決めた名古屋が、現在5連敗中と苦しい状況が続く府中を迎えた一戦。立ち上がりから府中が守備を固めるも、先制したのは名古屋だった。11分、名古屋は第2PKを得ると、エースの森岡薫が落ち着いて沈める。さらに、続く13分にも第2PKを得た名古屋は、再び森岡が沈めてリードを広げる。その後府中は猛攻を仕掛けるも、名古屋が冷静に対応。前半は名古屋の2点リードで終える。すると後半開始早々の21分、名古屋DF陣の一瞬の隙を突き、ソロカーバがゴール。府中が1点差に詰め寄るも、24分にはゴール前の混戦から名古屋がオウンゴールで加点。32分には、シンビーニャがゴールを決めてリードを3点とする。35分から府中はパワープレーを仕掛けるも、37分には吉川智貴からボールを受けた森岡がハットトリックを達成。府中は39分にカウンターからダンタスがゴールを奪うも反撃はここまで。名古屋が5-2で勝利し、1位でのプレーオフ進出を決めた。

◆神戸(4位)vs浦安(5位)
▽後期4位と好調の神戸が、プレーオフ進出ポイントで3位につける浦安を迎えた一戦。プレーオフ進出に向けて勝ち点3が欲しい両チームの対戦は、浦安がペースを握る。3分、浦安がカウンターを仕掛けると、岩本昌樹がシュート。こぼれ球に小宮山友祐が詰めたものの、シュートはGK冨金原徹がライン際でキャッチする。5分には再びカウンターから深津孝祐がシュート。しかし、これは枠を捉えられない。その後も浦安が決定機を作り、試合を優勢に進めていくが、神戸の守備陣を崩すことはできなかった。一方の神戸は、ミドルシュートを放ち、浦安ゴールを脅かしていくも得点を奪うまでには至らず。前半を0-0で終えることとなった。後半に入ると試合はいきなり動く。21分、相井がGKとの1対1を迎え積極的にシュートを放つと、ポストに当たってゴールに収まり神戸が先制する。同点に追いつきたい浦安は残り5分から田中智基をGKに置いて、パワープレーを開始。チャンスは作るもゴールを奪えず。神戸が1点を守って勝利を収めた。

◆湘南(7位)vs北海道(8位)
▽プレーオフ進出を目指す7位の湘南が北海道を迎えた一戦。試合は北海道が電光石火の先制点を奪う。1分、相手陣内右から神敬治が鋭いボールをゴール前に入れると、これが相手に当たってゴールネットを揺らした。追いかける湘南もすかさずGKクロモトを上げたパワープレーで反撃に移る。中々ゴールを奪えないでいると、4分にはクロモトに代えてボラをGKに起用しパワープレー。するとその20秒後、市原誉昭のパスを受けたボラが押し込んで湘南が同点とした。パワープレーを続ける湘南は、10分過ぎにボラからクロモトにGKを戻す。すると13分、カウンターから安藤良平がセグンドで合わせて逆転に成功。しかし北海道は14分、高山剛寛からのパスを水上玄太が合わせてすぐさま同点とした。同点で迎えた後半も湘南が試合のペースを握る。クロモト、安藤、ボラとGKに入る選手を代えてパワープレーを仕掛けるも、GK関口優志が立ちはだかる。すると39分、北海道は右サイドのキックインから最後は鎌塚聖哉が冷静にシュートを沈めて勝ち越しに成功。湘南はその後もパワープレーを仕掛けるがゴールが遠く、北海道が2-3で勝利した。

《後期順位表》
[第32節終了時点]
1位 名古屋 勝点37(+43)
2位 大分 勝点34(+25)
3位 町田 勝点26(+12)
4位 神戸 勝点26(+4)
5位 浦安 勝点19(-2)
6位 府中 勝点18(-1)
7位 湘南 勝点15(-11)
8位 北海道 勝点14(-6)
9位 大阪 勝点9(-15)
10位 浜松 勝点3(-49)

《ポイントランキング》
[第32節終了時点]
合計(前期/後期)
名古屋 20(10/10)
大分 15(6/9)
浦安 14(8/6)
町田 12(4/8)
湘南 11(7/4)
大阪 11(9/2)
府中 10(5/5)
神戸 9(2/7)
北海道 6(3/3)
浜松 2(1/1)

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