バルサ、ロセイ会長が辞任を発表! 後任はバルトメウ副会長

2014.01.24 06:13 Fri
バルセロナのサンドロ・ロセイ会長が23日、クラブハウスで開かれた公式会見の場で辞任を発表した。なお、バルセロナは同日、緊急の取締役会を行い、その会談の中でロセイ会長の辞任を承認していた。また、この記者会見の席ではジョゼップ・マリア・バルトメウ副会長が2016年までクラブの会長職を引き継ぐことが併せて伝えられている。

▽先日、マドリッド中央裁判所のパブロ・ルス裁判官が、ブラジル代表FWネイマールの獲得オペレーションで、粉飾決算が行われたとの嫌疑についてバルセロナのソシオによる、同クラブのサンドロ・ロセイ会長に対する告発状を受理した。同会長はこの件に関しての責任をとるため、辞任を決断したと思われていた。しかし、ロセイ会長は取引の正当性を再度強調すると共に、辞任の理由についてはクラブのイメージを守るために身を引くことが最高の解決策であると説明した。

▽「ネイマール獲得は合法的に行われたが、それが我々の敵対者の妬みを生むことになった。不当な攻撃によって、クラブのイメージが損なわれることを私は望んでいない。よって、私が会長を務める日々は終わりを迎えた。家族に不安があった。それでバルセロナの会長であり続けることに疑問を持ったことも決断の理由のひとつだ」

▽また、ロセイ会長は自身の後任となるバルトメウ副会長についても言及。「会長の仕事は、副会長のジョゼップ・マリア・バルトメウが担当する。誇らしいことであり、名誉なことだ。私はパートナーの皆さんに、新しい会長のサポートをお願いしたい。彼がうまくやることを願っている」と、新会長へのサポートをお願いした。

▽最後にロセイ会長は「バルセロニスタに仕えることができたのは栄誉なことだった。クラブの選手たち、役員に感謝を伝えたい。ビスカ(万歳)バルサ、ビスカ・カタルーニャ」という言葉で、バルセロナの会長としての最後の仕事を締めくくった。

▽2003年に前会長であるジョアン・ラポルタ氏の下、バルセロナのスポーツ部門の副会長を務めたロセイ氏は、2010年7月からバルセロナ会長職に就任している。

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