湘南のパワープレーが炸裂! 町田との境川決戦を制する《Fリーグ2013/2014》

2014.01.19 18:28 Sun
▽1月17日から19日にかけて、全国各地でFリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第31節が行われた。首位の名古屋はアウェイで8位の北海道と対戦し、2-1と接戦をものにしている。2位の大分は、ホームに5位の府中を迎えて 4-3と逆転勝利を収めた。3位の町田と7位の湘南は、町田のホームで境川決戦を戦い、3-1で湘南が勝利。4位の神戸は、アウェイで10位の浜松に4-1と快勝し、6位の浦安はホームで9位の大阪と対戦し、4-2で勝利した。第31節の結果は以下の通り。

◆浜松(10位)vs神戸(4位)
▽前節、名古屋と乱打戦を繰り広げた浜松と、湘南相手に土壇場で勝ち点2を失った神戸が浜松アリーナで激突した一戦。試合は、互いにスピーディーに攻める展開が続いた4分、森洸がネットを揺らして神戸が先制する。さらに7分、左サイドでFKを得た神戸は、これを須藤慎一が直接沈め追加点を奪う。そして、11分には森の縦パスから相井忍が繋ぎ、最後は渡井博之が合わせて神戸が3点のリードを得た。後半に入っても神戸は勢いを持続し、24分にCKの流れから山蔦一弘が蹴り込んでリードを4点とする。ホームゲームでの初勝利を目指す浜松は、リードを広げられても諦めない。32分からパワープレーすると、その2分後に松本行令のゴールで1点を返した。しかし、反撃も及ばず、そのまま試合は終了。神戸が快勝して4位をキープした。

◆浦安(6位)vs大阪(9位)
▽浦安市総合体育館で行われた浦安と大阪の一戦。プレーオフ進出に向けて負けられない両者は、立ち上がりからチャンスを作り出していく。すると4分、浦安がファインゴールで先制する。右サイドでのセットプレーから荒牧太郎がゴール前に入れた鋭いシュートパスを高橋健介がヒールで流すと、ゴールネットに収まった。さらに浦安は6分、オウンゴールで加点に成功する。2点のリードを奪われた大阪は14分、ゴール前の混戦から片山堅仁が決めて1点差に詰め寄った。浦安の1点リードで迎えた後半、立ち上がりにスコアが動く。21分、FKを荒牧が直接沈めて浦安が再び2点差とした。ところが大阪も22分に永井義文が決めてスコアを2-3とする。粘る大阪は前半と同様に34分からGK宮竹晴紀を上げてパワープレーを敢行。しかし、37分にカウンターを受けると、岩本昌樹にゴールを奪われてリードを2点に広げられた。苦しくなった大阪は失点直後に宮竹を松宮充義に替えてパワープレーを行うも試合はこのまま終了。浦安がホームで7試合ぶりの勝利を手にした。一方の大阪は苦しい4連敗となった。

◆北海道(8位)vs名古屋(1位)
▽北海きたえーるで行われた一戦は、ホームの北海道が序盤からチャンスを作り出す展開となった。6分には北海道の室田翔伍、名古屋の室田祐希がピッチ上で相見える“室田兄弟対決”が実現するなど、観客も盛り上がりを見せる。押し込まれる展開が続く名古屋だったが、11分に森岡薫が北海道のディフェンス3枚の隙間を縫うようなゴールを突き刺して、名古屋が先制して前半を終えた。迎えた後半は先に北海道がスコアを動かす。28分、左サイドをドリブルで持ち上がった堀米将太がシュートを沈めた。ところがその16秒後、ラファエルサカイがゴールネットを揺らして名古屋がすぐさま勝ち越しに成功。追いつきたい北海道は、残り1分となって鎌塚聖哉をGKとしたパワープレーを開始したが、得点を挙げることはできずに試合は終了。名古屋が、北海道との接戦をものにした。

◆大分(2位)vs府中(5位)
▽5試合負けなしの大分が、4連敗中の府中を迎えた一戦。試合は、チームの好不調を感じさせない白熱した戦いとなった。先制したのは府中。4分にソロカーバのパスを受けた岡山洋介がシュートを流し込む。先制を許した大分は猛攻を仕掛けると、15分に蒲原旭のゴールで同点とする。府中は20分、皆本晃が2度目の警告を受けて退場。数的不利になるも失点せずに前半を終えた。後半も開始から数的不利な府中に対し、大分が先にゴールを奪う。21分、FKの流れから小曽戸允哉が決めて勝ち越しに成功すると、28分には芝野創太のゴールで大分がリードを2点とする。反撃に出る府中は32分にソロカーバのゴールで1点差に詰め寄ると、35分には小檜山譲のゴールにより同点に追いつく。しかし36分には、中村友亮のゴールで大分が再び勝ち越しに成功した。追いかける府中は小檜山譲をGKに置いてパワープレーを開始するも、ゴールを奪うことはできずに試合は終了。大分がホームで打ち合いを制した。

◆町田(3位)vs湘南(7位)
▽リーグ戦で今季4度目となった境川決戦は、立ち上がりからホームの町田がチャンスを作り出すも、先制点は湘南が奪う。3分からGKクロモトを上げてパワープレーを行った湘南は、6分に左サイドの今井翔が入れたシュートパスに市原誉昭が合わせてネットを揺らした。その後、町田が徐々に主導権を握ると、7分に左CKの流れから篠崎隆樹が蹴り込んで町田が同点とした。再びクロモトを上げて主導権を握りに掛かる湘南だったが、ゴールが遠い。しかし前半終了17秒前、GKの位置に入ってプレーしていたボラがパワープレーから得点を挙げ、湘南が2-1と勝ち越して試合を折り返した。後半は追いかける町田がペースを握るも、湘南のディフェンスを崩せない。すると36分に藤井健太をGKとしてパワープレーを開始。ところが38分にその藤井が抜け出した小野大輔を倒してしまい、レッドカードを受けて退場となる。数的不利となった町田は、2分間を集中した守備で凌ぎきり、残り28秒でGKに横江怜を投入してパワープレーを再開。しかし、残り1秒で左のキックインから横江がシュートパスを入れるも安藤良平が渾身のヘディングでブロック。試合終了と同時に安藤のクリアボールが町田のゴールネットに収まり、試合は3-1で湘南が制した。

《後期順位表》
[第31節終了時点]
1位 名古屋 勝点34(+40)
2位 大分 勝点31(+23)
3位 町田 勝点23(+10)
4位 神戸 勝点23(+3)
5位 浦安 勝点19(-1)
6位 府中 勝点18(+2)
7位 湘南 勝点15(-10)
8位 北海道 勝点11(-7)
9位 大阪 勝点9(-13)
10位 浜松 勝点3(-47)

《ポイントランキング》
[第31節終了時点]
合計(前期/後期)
名古屋 20(10/10)
大分 15(6/9)
浦安 14(8/6)
町田 12(4/8)
湘南 11(7/4)
大阪 11(9/2)
府中 10(5/5)
神戸 9(2/7)
北海道 6(3/3)
浜松 2(1/1)

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