名古屋が快勝でPO進出を決める!!《Fリーグ2013/2014》

2014.01.12 20:14 Sun
▽1月10日から12日にかけて全国各地でFリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第30節が行なわれた。首位の名古屋はホームに浜松を迎えて11-6と快勝し、プレーオフ出場を決めた。2位の大分は、アウェイで9位の大阪と対戦し4-1と快勝。3位の町田はアウェイで7位の北海道と対戦し、4-2と逆転勝利を収めた。4位の神戸は、アウェイで湘南と対戦し、終了間際に同点ゴールを許して2-2と引き分けている。5位の府中はホームに6位の浦安を迎えた1-2で敗れた。第30節の結果は以下のとおり。

◆府中(5位)vs浦安(6位)
▽府中市立総合体育館で行なわれた一戦は、立ち上がりから浦安がボールを支配し府中が守る構図で推移していく。すると6分、高橋健介の反転シュートから左CKを獲得した浦安は、この流れから深津孝祐がシュートをねじ込んで浦安が先制した。追いかける府中は、8分に負傷明けの山田ラファエルユウゴを投入するなど、攻撃的な選手を起用していく。しかしゴールをこじ開けられずにいると、16分に右サイドの荒牧太郎が放ったシュートのこぼれ球を、高橋に押し込まれて2点目を失ってしまう。それでも失点直後にゴール前の混戦からダンタスが決めて、府中が1点差に詰め寄って前半を終えた。迎えた後半は、府中がより攻勢を強める。山田のミドルシュートやロドリゴのドリブルシュート、ダンタスの反転シュートなど浦安のゴールマウスに次々とシュートを浴びせていく。対する浦安は劣勢の時間が続くが、集中力を切らさずに府中の攻撃を跳ね返し続けた。37分にはGKを小檜山譲に代えて府中がパワープレーを開始するも、ゴールが遠く試合はそのまま終了。浦安が府中を下して、2014年の無敗を継続している。

◆大阪(9位)vs大分(2位)
▽岸和田市総合体育館で行なわれた一戦は、アウェイの大分が積極的な試合への入りを見せる。ディドゥダや小曽戸允哉らがシュートを放つが、ネットを揺らすまでには至らない。一方の大阪も徐々に試合の流れに乗り出すと、10分には松宮充義、13分にはヴィニシウスがシュートまでもっていった。両チームともチャンスを作り出した前半だったが得点は動かず、0-0で試合を折り返した。後半は大阪が先にチャンスを作り出すも、先制したのは大分だった。28分、北嶋佑一の折り返しを芝野創太が沈めて、大分が先取点を奪う。大阪もすかさず反撃に出ると、30分にGK宮竹晴紀のミドルシュートが突き刺さり同点とした。しかし、33分には大分が得意とするカウンターが牙を剥き、ディドゥダのシュートが決まって2-1と勝ち越しに成功。ホームで今年初勝利を挙げたい大阪は35分から松宮をGKとしてパワープレーを開始するも、逆に37分に中村友亮、40分には田村龍太郎にパワープレー返しを決められて試合は終了。大分が大阪を下して6戦無敗とした。

◆北海道(7位)vs町田(3位)
▽北海きたえーるで行なわれた一戦は、町田が主導権を握る展開となったものの、3分にセットプレーから高山剛寛がゴールを奪って北海道が先制に成功する。北海道は、6分に長らく戦列から離れていた室田翔伍が久しぶりにホームアリーナのピッチに立つ。直後に横江怜にゴールを奪われて同点とされたが、9分には相手陣内でボールを奪取すると工藤智裕がそのままゴールを挙げて2-1と勝ち越す。再び追いかける立場となった町田は、13分にカウンターから横江のシュートパスをセグンドに詰めた森谷優太が押し込んで同点とする。さらに17分には、左サイドをドリブルで駆け上がった後呂康人がシュートをねじ込んで、町田が3-2と逆転して前半を終えた。迎えた後半、26分に再び森谷がゴールを奪い、町田がリードを2点とする。ホームで負けられない北海道は残り1分となってからGK関口優志を相手陣内まで上げてパワープレーの形を作る。しかしGKイゴールの牙城を崩すことはできずに試合は終了。勝利した町田は2連勝となり後期3位をキープ。一方の北海道は、2014年最初のホームゲームで今年初の敗戦を喫した。

◆名古屋(1位)vs浜松(10位)
▽プレーオフ進出に王手をかけた名古屋が、ホーム・テバオーシャンアリーナに浜松を迎えた。試合は、激しく点が動く展開となる。8分、浜松ゴール前でのパス交換から最後はシンビーニャが決めて、名古屋が先制する。しかし、浜松も負けじと応戦すると、10分に名古屋のイージーミスを突き、蓮池紳吾がネットを揺らして同点とした。ところが、ここから名古屋が王者の本領を発揮する。12分に北原亘、ラファエルサカイが連続でネットを揺らすと、13分には森岡薫、14分にはシンビーニャがゴールを挙げて、スコアは5-1に。17分にはFKの流れから曽根田盛将が決めて浜松が1点返すも、直後に前鈍内マティアスエルナンがゴールを奪って、6-2と名古屋が4点のリードを得て試合を折り返した。後半も変わらず、激しくスコアが動く。22分に渡邉知晃、23分に吉川智貴、25分には前鈍内がこの日2点目となるゴールを挙げて、浜松を突き放す。粘りを見せたい浜松は、26分に三輪修也がゴールを奪うと、28分には早くもパワープレーを開始。すると32分に曽根田がネットを揺らしてスコアは9-4となる。浜松が連続ゴールを奪ったことで勢いに乗るかと思われた35分、シンビーニャがハットトリックを達成し、名古屋が再び流れを引き戻す。大量リードを得た名古屋は、36分から負傷で長期離脱していたGK川原永光をピッチへと送り出した。38分には曽根田がハットトリックとなるチーム5点目を奪うも、その15秒後にシンビーニャが4点目を奪取。39分に松浦勇武がゴールを挙げた浜松だったが、反撃もここまで。11-6と乱打戦を制した名古屋が、プレーオフ進出を決めた。

◆湘南(8位)vs神戸(4位)
▽小田原アリーナで行われた一戦は、ホームの湘南が序盤から攻勢に出るも、神戸が幸運な形から先制する。5分、須藤慎一の仕掛けからゴール前で混戦となると、GKクロモトが蹴り出そうとしたボールがDFに当たって、そのままゴールマウスへと吸い込まれていった。追いかける湘南は8分に早くもパワープレーを開始する。クロモトを相手陣内に上げて、揺さぶりをかけていくがゴールが遠い。それでも17分、久光邦明の縦パスを受けたボラがシュートを沈めて、湘南が1-1の同点に追いついて試合を折り返した。後半の立ち上がりは神戸が攻勢に出るも、クロモトの好セーブなどでゴールを奪うことはできない。一方の湘南はまたも早い時間帯からパワープレーを開始するが、こちらもゴールをこじ開けることはできない。すると25分、神戸がFKを獲得すると、渡井博之がこれを直接蹴り込んで、勝ち越しに成功した。後がなくなった湘南は30分からボラをGKとしたパワープレーに移行。それでもゴールを奪うことができないまま時間が経過していく。このまま終了かと思われた残り14秒、湘南はパワープレーの流れから安藤良平がゴールを奪い、土壇場で同点とする。直後に神戸は西谷良介をGKとしてパワープレーを開始するも、勝ち越しゴールは生まれず、湘南が土壇場で勝ち点1を獲得した。

《後期順位表》
[第30節終了時点]
1位 名古屋 勝点31(+39)
2位 大分 勝点28(+22)
3位 町田 勝点23(+12)
4位 神戸 勝点20(0)
5位 府中 勝点18(+3)
6位 浦安 勝点16(-3)
7位 湘南 勝点12(-12)
8位 北海道 勝点11(-6)
9位 大阪 勝点9(-11)
10位 浜松 勝点3(-44)

《ポイントランキング》
[第30節終了時点]
合計(前期/後期)
名古屋 20(10/10)
大分 15(6/9)
浦安 13(8/5)
町田 12(4/8)
府中 11(5/6)
湘南 11(7/4)
大阪 11(9/2)
神戸 9(2/7)
北海道 6(3/3)
浜松 2(1/1)

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