名古屋が年内最終戦で湘南に大勝!!《Fリーグ2013/2014》

2013.12.23 22:27 Mon
▽21日から23日にかけて全国各地で、Fリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第27節が行われた。年内最後となるリーグ戦。首位の名古屋はアウェイで7位の湘南と対戦し、9-2と大勝を飾った。2位の大分はホームに6位の浦安を迎え、3-2と接戦をものにした。3位の府中はアウェイで9位の大阪と対戦し1-4と完敗。4位の町田はアウェイで最下位の浜松と対戦し7-0と完勝を収めた。5位の神戸はホームで8位の北海道と対戦し、5-4と逆転で勝利した。第27節の結果は以下の通り。

◆大分(2位)vs浦安(6位)
▽べっぷアリーナで行われた大分vs浦安は、開始7分に小曽戸允哉のゴールで大分が先制する。なお、この小曽戸のゴールは、大分のFリーグ通算500ゴール目となるメモリアル弾だった。その後は浦安が押し気味に試合を進めていったが追いつくことはできず、前半は大分が1点リードで終えた。迎えた後半は激しくスコアが動く。23分に相手陣内でボールを奪った荒牧太郎がそのままシュートを叩きこんで、浦安が同点に追いついた。ところが27分、右サイドでボールを受けた田村龍太郎がカットインから左足を一閃。このシュートがゴールマウス右隅を捉えて大分が再びリードする。しかし37分、攻勢を強める浦安は星翔太が左サイドの深い位置までボールを運び、ゴール前に低いクロスを入れると、これがDFに当たってゴールマウスに収まった。幸運な形で追いついた浦安は、残り1分を切ってから田中智基をGKとしてパワープレーを開始。守勢となった大分だったが、試合終了5秒前に自陣でボールを奪った北嶋佑一がパワープレー返しを静めて大分がまたも勝ち越しに成功。直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、大分が年内最終戦で勝利を挙げた。

◆大阪(9位)vs府中(3位)
▽ボディメーカーコロシアムで行われた一戦は、序盤からホームの大阪がチャンスを作り出していく。しかし、府中の粘り強い守備の前になかなかゴールを奪えずに時間が経過していく。それでも15分、松宮充義が縦への突破から逆サイドにボールを送ると、最後はヴィニシウスが押し込んで大阪が先制に成功する。さらに16分には永井義文が左サイドからシュートを沈めて、前半は大阪の2点リードで終えた。後半に入っても大阪が試合のペースを握る。すると23分、一木秀之のパスから松宮がゴールを奪い、大阪が3点目を奪う。さらに27分には、右サイドを駆け上がった村上哲哉の折り返しに永井が合わせてリードを4点とした。これ以上離されるわけにはいかない府中は、34分から小檜山譲をGKとしてパワープレを開始。38分には江口学が1点を返したが、反撃もここまで。大阪が6試合ぶりの勝利を挙げた。

◆湘南(7位)vs名古屋(1位)
▽小田原アリーナで行われた一戦は、開始3分に試合が動く。シンビーニャが放ったシュートはGKクロモトが弾くも、こぼれ球を拾った室田祐希が押し込み、名古屋が先制する。8分にはカウンターから前鈍内マティアスエルナンがゴールを奪うと、10分にも間接FKの流れから前鈍内が決めてリードを3点に広げた。名古屋の勢いは続き、11分にはまたもカウンターからシンビーニャがゴールを奪う。苦しい展開となった湘南は、15分にボラのシュートを安藤良平が体で押し込み1点返して前半を終えた。迎えた後半も名古屋のゴールラッシュとなった。23分、左サイドをワンツーで抜け出した白方秀和の折り返しを室田が沈める。直後には、北原亘にもゴールが生まれスコアは6-1となった。湘南は31分からボラをGKとしてパワープレーを開始。すると33分にカウンターから安藤がこの日2点目となるゴールを奪ったが追撃もここまで。38分にシンビーニャ、40分に渡邉知晃、森岡薫にパワープレー返しを決められて試合は終了。大量9ゴールを奪った名古屋がアウェイで白星を飾り、連勝を“8”に伸ばした。

◆神戸(5位)vs北海道(8位)
▽ベイコム総合体育館で行われた一戦は、立ち上がりから神戸が攻勢に出る。しかし5分、神敬治が右サイドから放ったシュートがゴールマウスに吸い込まれて北海道が先制する。このゴールで勢いに乗った北海道は、18分に山蔦一弘に同点ゴールを許すも、直後に神がこの日2点目を奪い勝ち越しに成功する。さらに19分には工藤智裕が2ゴールを連取して、4-1と神戸を大きく突き放した。少しでも差を縮めて後半を迎えたい神戸は、終了間際の20分に西谷良介のパスから、最後は相井忍がネットを揺らして2点差に詰め寄って前半を終える。迎えた後半は神戸が反撃に出る。22分には、CKの流れから鈴村拓也がシュートを沈めると、23分にはキックインの流れから相井が反転シュートを決めて、神戸が同点に追いつく。さらに、34分には北海道がカウンターを仕掛けるが須藤慎一がパスカットからシュートに持ち込むと、これがポストに当たってゴールマウスに収まり、5-4と神戸が逆転。結局このゴールが決勝点となり、神戸が年内最後の試合で劇的な逆転勝利を挙げた。

◆浜松(10位)vs町田(4位)
▽浜松アリーナで行われた浜松vs町田の一戦は、町田がゴールラッシュを見せる。まずは10分、CKの流れから滝田学がシュートを放つと、このこぼれ球を拾った金山友紀が押し込んで町田が先制に成功する。19分には永島俊が縦突破からシュートを放つと、これを本田真琉虎洲が押し込み、町田が2点のリードを得て試合を折り返した。迎えた後半も、町田がスコアを動かす。ショートカウンターから本田のパスを受けた永島がネットを揺らして3点目を奪うと、32分には森谷優太がGKイゴールからのロングパスを左サイドで受けてシュートを沈める。その30秒後には、横江怜にも得点が生まれリードは5点差に。引き離された浜松は、残り8分から曽根田盛将をGKとしてパワープレーを開始するも37分には6つ目のファウルを犯して、第2PKを献上。横江が放ったシュートのこぼれ球に金山が詰めて浜松のオウンゴールを誘発した。38分にも第2PKを獲得した町田は、横江が今度はきっちりと決めて7点目を奪い、試合はそのまま終了。今年最後の試合で、町田が大勝を収めた。

《後期順位表》
[第27節終了時点]
1位 名古屋 勝点24(+32)
2位 大分 勝点21(+16)
3位 府中 勝点18(+6)
4位 町田 勝点17(+11)
5位 神戸 勝点16(+2)
6位 浦安 勝点9(-5)
7位 大阪 勝点9(-6)
8位 湘南 勝点8(-12)
9位 北海道 勝点7(-5)
10位 浜松 勝点0(-39)


《ポイントランキング》
[第27節終了時点]
合計(前期/後期)
名古屋 20(10/10)
大分 15(6/9)
府中 13(5/8)
浦安 13(8/5)
大阪 11(9/4)

町田 11(4/7)
湘南 10(7/3)
神戸 8(2/6)

北海道 5(3/2)
浜松 2(1/1)

PR

Fリーグ ディビジョン1の関連記事

10日にサッカー元日本代表MF松井大輔(40)とサッカーミャンマー代表GKピエリアン・アウン(26)との契約締結を発表したY.S.C.C.横浜フットサル。クラブは14日、両選手の入団記者会見を行った。 今回、選手ごとに2部制で行われたこの会見。1部ではピエリアン・アウンが登場し、2部で松井がお披露目。今回がプロフ 2021.09.14 20:20 Tue
▽DUARIG Fリーグは17日、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏(45)の試合出場を発表した。 ▽ロベルト・カルロス氏は、9月7~9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜の選手としてヴォスクオーレ仙台戦(9 2018.08.17 15:30 Fri
▽元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏(45)が日本最高峰のフットサルリーグに降臨する。 ▽DUARIG Fリーグは17日、ロベルト・カルロス氏の試合出場を発表。9月7〜9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜 2018.08.17 14:00 Fri
thumb ▽16日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でDUARIG Fリーグ2018/2019が開幕した。 ◆ヴォスクオーレ仙台 vs バサジィ大分 ▽昨シーズン9位で終わった仙台と、最下位と苦しいシーズンを送った大分の一戦。試合は2分、デウソン神戸から加入したFP森洸のゴールで大分が先制する。さらに8分、 2018.06.16 22:31 Sat
▽Fリーグのバサジィ大分は9日、フットサル日本代表FP仁部屋和弘(30)の活動休止を発表した。 ▽クラブの発表によると、休止理由は家庭の事情とのこと。休止期間については未定となっている。 ▽大分県出身の仁部屋は、2006年にバサジィ大分に入団。2008年2月にはフットサル日本代表候補に初選出され、2014年 2018.05.09 23:00 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly