サカイが全てをなぎ倒し、名古屋が首位神戸との打ち合いを制する《Fリーグ2013/2014》

2013.11.24 01:54 Sun
▽23日にテバオーシャンアリーナでFリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第22節が行われた。今年2度目となる名古屋セントラルの初日、第1試合では、湘南が大阪に4-0と快勝。続く第2試合では町田が先制するも、大分が3-1と逆転で勝利した。第3試合の北海道vs浦安は浦安が3-1で勝利。第4試合ではこの日のビッグマッチである名古屋vs神戸が行われ、打ち合いの末に名古屋が6-4で首位の神戸を撃破した。第5試合では府中が浜松に4-0と快勝している。23日に行われた第22節の結果は以下の通り。

◆湘南(9位)vs大阪(6位)
▽今季2度目の名古屋セントラルは後期に入って3連敗中の湘南と、1勝1分1敗の大阪の対戦で開幕した。序盤から大阪が持ち前のパスワークで主導権を握っていくも、4分、ボラが相手陣内でボールを奪ってカウンターを開始。最後は左サイドの金井智之が冷静にネットを揺らして湘南が先制した。追いかける展開となった大阪だが、8分に香村慧がレッドカードを提示され数的不利に。すると、10分に湘南のボール回しで崩されると最後はボラに押し込まれて2点目を奪われる。勢いに乗る湘南は13分、高い位置でボールを奪いカウンターを仕掛けると、左サイドの中村猛がゴール前に入れたボールを最後は森脩が蹴り込み、湘南が2点のリードを得た。大阪は17分に早くもGKを一木秀之に変えてパワープレーを行うも前半は3-0と湘南リードで終えた。迎えた後半は、追いかける大阪が攻勢を強めるもシュートに持っていけない。すると、33分、右サイドでボールを受けた安藤良平が、ヴィニシウスと入れ替わりながらGK宮竹晴紀と一対一を迎え、冷静にこれを制して勝負を決定づける4点目を奪取。大阪は直後に前半と同様に一木をGKとしてパワープレーを開始するもゴールが遠く。最後まで湘南のゴールをこじ開けることはできずに試合は終了。湘南が大阪を下して後期初勝利を飾っている。

◆町田(5位)vs大分(2位)
▽名古屋セントラル第2試合は、立ち上がりから試合が動きを見せる。2分に相手のシュートをキャッチしたGKイゴールのスローを受けた金山友紀が冷静にゴールに流し込んで町田が先制する。対する大分も7分にFKの流れから仁部屋和弘がネットを揺らす。同点とした大分は直後にカウンターから今度は小曽戸允哉がゴール。さらに8分にはまたもFKから田村龍太郎がゴールを奪いあっという間に3点を奪って町田を突き放して前半を終えた。後半に入ると町田がパスを回しながら主導権を握るも、ラストパスの精度が低く、シュートまで持っていけない。一方の大分はカウンターから好機を作り出すが、こちらもゴールが奪えない。すると、町田は36分に藤井健太をGKとしてパワープレーを開始。しかし、最後までネットを揺らすことができずに、大分が町田に逆転勝利を収めた。

◆北海道(8位)vs浦安(7位)
▽名古屋セントラル第3試合は、北海道の高山剛寛のシュートで開戦された。しかし先制したのは浦安。5分に縦パスを受けた星翔太が相手を背負いながらも反転シュートを沈めた。すかさず反撃に転じる北海道は、6分にFKを獲得するとこの流れから鎌塚聖哉が豪快に蹴り込んで試合を振り出しに戻した。9分には完山徹一の落としから小宮山友祐がゴールを奪い、浦安が逆転。その後はスコアが動かず試合を折り返すと、24分に荒牧太郎がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となる。数的不利となった浦安だったが2分間を耐え凌ぐと、33分には深津孝祐の折り返しをセグンドで合わせた岩本昌樹がゴールを奪い、リードを2点とした。37分には北海道が6つ目のファウルを犯し、浦安が第2PKを獲得するも完山のシュートは外れてしまう。その後、鎌塚をGKとしてパワープレーを開始した北海道は40分に第2PKを獲得したが、こちらも水上玄太が外してしまい試合は終了。浦安が北海道を振り切って勝利を収めた。

◆名古屋(3位)vs神戸(1位)
▽名古屋セントラル1日目第4試合は、前期首位の名古屋と後期首位の神戸が激突した。試合は3分にラファエルサカイが豪快に蹴り込んで名古屋が先制に成功する。その後は名古屋が主導権を握る展開となるも、17分に左サイドを突破した稲田瑞穂のシュートのこぼれ球に森洸が詰めて、神戸が同点として前半を終えた。迎えた後半も先に名古屋がスコアを動かす。22分に右CKの流れから室田祐希がネットを揺らして神戸を引き離す。さらに29分には吉川智貴が左サイドの角度のない位置から強引にシュートを放つと、これがネットに突き刺さって、名古屋が3-1とリードを広げた。食い下がる神戸は31分に森が右サイドからまたもやこぼれ球を押し込んで1点差に詰め寄る。すると32分には森がハットトリックとなる3点目を奪い、神戸がまたも同点に追いついた。しかし、直後にラファエルサカイがゴールを奪って、名古屋が勝ち越しに成功する。38分には神戸のオウンゴールにより名古屋が5-3とする。試合が決まったかに思われたが、40分には名古屋ゴール前の混戦から須藤慎一が押し込んで神戸が粘りを見せる。直後に江藤博正をGKとしてパワープレーを開始した神戸だったが、逆にラファエルサカイにパワープレーを決められてしまい試合は終了。打ち合いとなった一戦はラファエルサカイのハットトリックなどで、名古屋が神戸に打ち勝っている。

◆府中(4位)vs浜松(10位)
▽名古屋セントラル初日の最終試合は、開始30秒に右サイドから田中充彦がシュートを放つなど、浜松が積極的な入りを見せる。しかし、徐々に府中が主導権を握り始めると、2分に相手陣内でのパス回しから最後は皆本晃がミドルシュートを突き刺して、府中が先制する。その後も府中が試合のペースを握るも、チャンスを決めきれず。一方の浜松もカウンターからチャンスを作り出したが、こちらも決めきれずに前半を終えた。迎えた後半は、浜松がボールを回しながら主導権を握っていく。しかし、前半同様にチャンスを決めきれないでいると、29分に府中のカウンターを浴びてしまい最後は三井健にゴールを奪われてしまった。33分には萩原洪拓のミドルシュートがクロスバーを叩くなど、ゴールが遠い浜松。逆に府中は、35分にカウンターから田村研人がループシュートを沈めて3点目を奪う。さらに37分にはGK田中俊則のクリアランスを受けた小山剛史がネットを揺らして、4-0と試合を決定づけた。なんとか1点が欲しい浜松だったが、府中の強固な守備を崩すことはできずにタイムアップを迎え、府中が浜松に快勝を収めた。

《後期順位表》
[第22節終了時点]
1位 大分 勝点9(+8)
2位 名古屋 勝点9(+5)
3位 神戸 勝点9(+4)
4位 府中 勝点9(+2)
5位 浦安 勝点7(+2)
6位 町田 勝点4(-1)
7位 湘南 勝点4(-3)
8位 大阪 勝点4(-4)
9位 北海道 勝点3(-1)
10位 浜松 勝点0(-12)

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