サカイ弾で名古屋が逆転勝利《Fリーグ2013/2014》

2013.11.17 21:48 Sun
▽Fリーグ2013/2014 powered by ウィダー in ゼリー第21節が11月15日から17日に全国各地で行われた。

▽後期3位に位置する町田は、後期5位の名古屋をホームに迎え、1-2と逆転負けを喫した。後期1位の大分は、2位の神戸をホームに迎え、こちらも1-2と逆転負け。北海道vs府中は、終盤に決勝ゴールが生まれて府中が4-3で勝利している。浜松vs大阪はホームの浜松が先制するもヴィニシウスの2ゴールなどで大阪が3-2と逆転勝ち。浦安vs湘南は、浦安が2点のビハインドを追いついて2-2のドローで試合を終えている。

◆北海道(4位)vs府中(7位)
▽北海きたえーるで行われた一戦は、前節に敗戦を喫した両チームの対戦となった。10分まではお互いに堅守を見せて大きなチャンスがないまま時間が経過。しかし11分、一瞬の隙をついたソロカーバが3戦連発となるゴールを奪い、府中が先制に成功。前半はそのまま府中が1点リードで終えた。後半は、開始直後から北海道が積極的に攻勢を仕掛けてシュートを浴びせていく。すると23分、阿部恭也のパスに鈴木裕太郎が合わせて北海道が同点に追いつく。ところがその1分後、皆本晃がネットを揺らして、府中がすかさず勝ち越しに成功する。再び追いかける北海道は、主導権を握って試合を進めていくも、28分に上福元俊哉にゴールを許してしまい、1-3と2点ビハインドとなってしまう。それでも35分、36分と立て続けに水上玄太がゴールを奪い、北海道が意地を見せて同点に持ち込む。その後は得点が生まれず時間が経過していくが、このまま終了かと思われた残り35秒、小檜山譲が値千金の勝ち越しゴール。直後に北海道は鎌塚聖哉をGKとしてパワープレーを開始するも、ゴールを奪えずに試合終了。府中が小檜山弾により土壇場で勝ち点3を獲得している。

◆浜松(9位)vs大阪(10位)
▽浜松アリーナで行われた一戦は、2敗の浜松と1分1敗の大阪という後期に入り白星がない両者の対決となった。試合は5分、浜松の先制ゴールで幕を開ける。萩原洪拓のパスを受けた松本行令がシュートを放つと、GK宮竹晴紀がブロック。しかし、こぼれ球を蓮池紳吾が押し込んでネットを揺らした。追いかける大阪は、8分過ぎから宮竹がハーフウェイラインを超えてパス回しに参加するなど、パワープレーのような形で主導権を握る。すると9分、ゴール前の混戦から最後はヴィニシウスが左足でねじ込んで同点とする。さらに15分には小林高之の縦突破が相手のオウンゴールを誘発し、大阪が逆転に成功する。しかし19分、浜松は左サイドの萩原が入れたボールを向島佑介が体で押し込んで同点に追いつき、2-2で試合を折り返す。迎えた後半は一進一退の攻防が続くも、ゴールが生まれず時間が経過。しかし、36分にまたもヴィニシウスがネットを揺らして大阪が勝ち越しに成功する。リードした大阪は、緩急自在なパス回しで時間を上手く消費させ、試合はそのまま終了。大阪が未勝利対決を制した。

◆浦安(6位)vs湘南(10位)
▽浦安市総合体育館では、前節大阪を敗った浦安が、後期2連敗中の湘南を迎えた。立ち上がりから積極的にプレスを仕掛ける浦安は、湘南に自由を与えず主導権を握って試合を進めていく。なかなかボールを繋げない湘南は、GKクロモトがボックスを飛び出して攻撃に参加。さらに、14分には浦安に決定機を作られるもクロモトが好セーブを披露。ゴールマウスに鍵をかける。すると湘南は、クロモトのプレーに呼応するように、徐々にチャンスを創出。16分には浦安ゴール前で混戦となると、相手にディフレクトしたボールを拾った市原誉昭が押し込み、湘南が先制。続く19分には右サイドからのボールを中村猛が顔面で押し込んで、湘南が2点のリードを得て試合を折り返した。迎えた後半は、追いかける浦安がより攻撃的に試合を進めていく。すると29分、カウンターから中島孝がネットを揺らして1点差に詰め寄る。その後、湘南もリードを広げようと前掛かりとなったため、試合はオープンな展開に。37分には、浦安が稲葉洸太郎をGKとしてパワープレーを開始。すると38分、右サイドでパスを繋ぎながら湘南を揺さぶると、最後は中島がセグンドに詰めてネットを揺らし、土壇場で浦安が同点として試合終了。浦安が2点差を追いつき、湘南から勝ち点1をもぎ取った。

◆大分(1位)vs神戸(2位)
▽大分県立総合体育館では、2連勝同士が激突した。試合は上位対決らしく、序盤からお互いにシュートを浴びせていく。しかし、なかなかゴールは奪えずに時間が経過。すると9分、小曽戸允哉がゴールネットを揺らし、試合の均衡を破る。試合が動いたことでより激しさを増していくと、大分は5ファウルに達する。しかし、6つ目のファウルを犯すことなく、前半は大分が1点リードで終えた。迎えた後半も互いにシュートまで持っていくなど、攻撃的な展開となった。すると、29分に森洸がネットを揺らして神戸が同点とする。前半同様に激しい展開で推移していく試合は、お互いにファウルを重ねてしまい5ファウルとなる。すると30分、神戸が第2PKを獲得すると、これを須藤慎一がしっかりと沈めて神戸が逆転に成功。追いかける大分は、最後まで攻勢をかけたが同点弾を奪えずに試合終了。神戸が大分との首位決戦を制し、後期3連勝で単独1位に躍り出た。

◆町田(3位)vs名古屋(5位)
▽町田市立総合体育館では、町田が前期王者の名古屋を迎えた。この試合は開始1分、滝田学の左CKが直接右ポストを叩くと、こぼれ球を金山友紀がすかさず押し込んで町田が先制する。追いかける名古屋はポゼッションを高めて攻撃を展開。対する町田もカウンターから追加点を虎視眈々と狙っていった。しかし、時間の経過とともに名古屋がさらに圧力を強めていく。GKイゴールの好セーブにより、水際で失点を防いでいた町田だったが、15分に失点。左サイドの森岡薫が浮き球のパスをゴール前に入れると、シンビーニャがダイレクトボレー。これがイゴールの左手をかすめてネットに収まり、名古屋が同点として前半が終了した。迎えた後半、名古屋が最初のチャンスをものにする。高い位置からプレスを仕掛けたラファエルサカイが金山のボールロストを誘うと、そのままボールを拾ってシュート。これが決まり、名古屋が逆転に成功する。優位に立った名古屋だったが、28分にシンビーニャが永島俊のドリブル突破を手で止めてしまい、レッドカードを受ける。1人少なくなった名古屋は、町田の猛攻に晒されるも、2分間を耐え凌いで事なきを得た。追いかける町田は32分にはイゴールがハーフウェイラインまで持ち上がってシュートを放つなど、名古屋ゴールをこじ開けにかかる。36分からは滝田をGKとしてパワープレーを開始した町田だったが、最後までゴールを奪うことができず。名古屋が逆転勝利を収めている。

《後期順位表》
[第21節終了時点]
1位 神戸 勝点9(+6)
2位 大分 勝点6(+6)
3位 名古屋 勝点6(+3)
4位 府中 勝点6(-2)
5位 町田 勝点4(+1)
6位 大阪 勝点4(0)
※総得点9
7位 浦安 勝点4(0)
※総得点8
8位 北海道 勝点3(+1)
9位 湘南 勝点1(-7)
10位 浜松 勝点6(-8)

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