今季3度目の境川決戦は町田に軍配!!《Fリーグ2013/2014》

2013.11.10 18:29 Sun
▽Fリーグ2013/2014 powerd by ウイダー in ゼリー第20節が、11月9日、10日に全国各地で行われた。今節は、南足柄市体育センターで湘南vs町田の“境川決戦"が開催。今季3度目の対戦は町田が3-1で勝利した。前節、名古屋に勝利した府中はホームで大分と対戦し、2-6で敗戦。またグリーンアリーナ神戸では大阪と神戸の共同開催が行われ、第一試合は大阪が3-4で浦安に敗れ、第二試合は神戸が浜松に7-3と快勝した。後期開幕戦で躓いた名古屋は、ホームで北海道に5-2で勝利し、後期初勝利を挙げている。第20節の結果は以下の通り。

◆府中(3位)vs大分(2位)
▽前節、名古屋に競り勝った府中と浜松に快勝した大分が、府中市立総合体育館で激突した。2連勝をかけた試合は、開始30秒に動きを見せる。自陣左サイドから小曽戸允哉が対角にロングボールを送ると、これを受けた仁部屋和弘がダイレクトでシュート。これがネットを揺らして大分が先制に成功する。さらに大分は5分、芝野創太の落としから仁部屋がまたもゴールを奪い、あっという間に2点差とした。試合の入り方に失敗した府中だったが、12分には高い位置でボールを拾ったソロカーバが左サイドからカットインして右足を一閃。これのシュートがゴールマウスの右上段に突き刺さり1点を返す。しかし、13分には仁部屋が左CKの流れからゴールを決めてハットトリックを達成。16分にはオウンゴールで再び1点差に詰め寄った府中だったが、前半終了間際には左サイドでドリブルを仕掛けた芝野が起点となり、田村龍太郎にネットを揺らされて、前半は4-2と大分がリードして終えた。迎えた後半はスコアが動かずに時間が経過していく。すると、追いかける府中は31分から小檜山譲をGKとしてパワープレーを開始。しかし、GK青柳佳祐の牙城を崩すことはできず、逆に40分に青柳、蒲原旭にパワープレー返しを決められて試合は終了した。

◆大阪(5位)vs浦安(8位)
▽大阪、神戸の共同開催の第一試合は前期をプレーオフ圏内で終えた大阪と浦安の対戦。後期開幕戦で白星を逃しているだけに負けられない一戦となった。試合は5分、完山徹一が自陣でボールを奪って持ち上がり、最後はGK宮竹晴紀との一対一を制して、浦安が先制する。対する大阪は、その後、持ち味の固い守備を見せるも攻撃の形を作り出せず。それでも少ないチャンスの中、17分に林浩平が左サイドから放ったシュートがネットを揺らして同点とする。さらに18分には江口学からのパスをセグンドにつめたヴィニシウスが決めて、大阪が2-1と逆転に成功して後半を迎える。追いかける浦安は21分、完山が左サイドからはなったシュートがGKの股を抜いてゴールとなり、24分には星翔太もネットを揺らして、後半の早い時間帯で再びリードする。しかし大阪も食い下がり、27分には林がこの日2点目となるゴールを奪い同点とする。しかし、37分には加藤竜馬に逆転ゴールを許してしまい、大阪はその直後に一木秀之をGKとしてパワープレーを開始するもゴールを奪えず試合は終了。浦安がシーソーゲームをものにし、後期初勝利を挙げた。

◆湘南(10位)vs町田(5位)
▽今季3度目の“境川決戦"が南足柄市体育センターで開催された。試合は序盤から激しいぶつかり合いとなった。しかし、お互いにゴール付近までボールを運ぶも、集中した守備を見せて決定機を作らせない。激しい展開が続くにつれてファウルがかさみ、13分には湘南は5ファウルとなってしまう。すると1分後には6つ目のファウルを犯してしまい、町田が第2PKを獲得。先制のチャンスを得た町田だったが、キッカーの横江怜はシュートを右ポストに当ててしまう。17分には湘南のファウルから再び第2PKを獲得した町田だったが、横江のシュートはGKクロモトにセーブされてしまい、ゴールレスで試合を折り返した。迎えた後半もなかなか動きが見られない試合となったが、28分に安藤がGKイゴールとの一対一を沈めて湘南が先制に成功する。その1分後には篠崎隆樹の落としから滝田学がネットを揺らして町田がすぐさま同点とした。34分には藤井健太が右サイドからクロスを入れると、最後は金山友紀が押し込んで町田が逆転。追いかける湘南は35分にボラが一発退場となってしまう。しかし2分間の1人少ない状況を乗り切ると38分からはパワープレーを開始。しかし試合終了間際には大地悟にゴールを許して試合は終了した。

◆神戸(4位)vs浜松(9位)
▽大阪、神戸の共同開催第二試合は、前期9位の神戸と前期10位の浜松が激突した。後期のホーム開幕戦で白星を飾りたい神戸は、立ち上がりから積極的に攻めていく。すると6分、江藤正洋博が放ったシュートのこぼれ球を西谷良介が押し込んで神戸が先制する。続く9分にも西谷が同じような形からゴールを奪い、14分にはFKを岡崎チアゴが決めて3-0と浜松を突き放す。しかし、神戸は攻撃の手を緩めず、16分には西谷がハットトリックを達成。その30秒後には渡井博之にもゴールが生まれ、前半は5-0と神戸が大きくリードした。迎えた後半も、24分に稲田瑞穂がゴールを奪い、神戸が先手を取る。苦しい状況となった浜松は、34分に内野脩麻がゴールを奪うと、36分には蓮池紳吾が第2PKを決める。さらに37分には蓮池のシュートが神戸のオウンゴールを誘発し、浜松が一気に3得点を奪い、追い上げ体勢に入る。ところが直後に日永田祐作のゴールで神戸が浜松を突き放し、試合はそのまま終了を迎えた。

◆名古屋(7位)vs北海道(1位)
▽前期首位ながら後期開幕戦で府中に敗れた名古屋が、北海道をホームに迎えた。試合は開始1分ペドロコスタの落としから、ゴール前でボールを受けた前鈍内マティアスエルナンがシュートを決める。その後も名古屋がボールを保持しながら試合を進めていくも、北海道もカウンターからゴールを虎視眈々と狙う。決定機を作りながら決めきれない両チームだったが12分、左サイドでボールを受けた前鈍内がゴール前にパスを通すと、これをファーサイドから走り込んだペドロコスタが合わせて名古屋が追加点を奪う。さらに18分には北海道陣内でのパス回しから、右サイドの白方がゴール前に入れたボールをセグンドにつめたラファエルサカイが押し込んで、前半は名古屋が3点リードで終える。迎えた後半は、立ち上がりから両チームともゴールに迫るも得点は生まれない。すると時間の経過とともに北海道がよりゴールに迫っていく。そんな中31分、相手の裏を取った鎌塚聖哉が、飛び出したGK篠田龍馬の頭上を越すループシュートを沈める。さらに34分には名古屋のゴール前で混戦となると、最後は水上玄太が押し込んで北海道が2点を連取する。あと1点が欲しい北海道は残り3分から神敬治をGKとしてパワープレーを開始。ところが38分、39分とミスからボールを奪われ、シンビーニャと森岡薫にゴールを許してしまい、試合はそのまま終了。北海道の粘りを振り切った名古屋が、後期初勝利を挙げた。
《後期順位表》
[第20節終了時点]
1位 大分 勝点6(+7)
2位 神戸 勝点6(+5)
3位 町田 勝点4(+2)
4位 北海道 勝点3(+2)
※総得点10
5位 名古屋 勝点3(+2)
※総得点8
6位 浦安 勝点3(0)
7位 府中 勝点3(-3)
8位 大阪 勝点1(-1)
9位 浜松 勝点0(-7)
※総得点5
10位 湘南 勝点0(-7)
※総得点4


PR

Fリーグ ディビジョン1の関連記事

10日にサッカー元日本代表MF松井大輔(40)とサッカーミャンマー代表GKピエリアン・アウン(26)との契約締結を発表したY.S.C.C.横浜フットサル。クラブは14日、両選手の入団記者会見を行った。 今回、選手ごとに2部制で行われたこの会見。1部ではピエリアン・アウンが登場し、2部で松井がお披露目。今回がプロフ 2021.09.14 20:20 Tue
▽DUARIG Fリーグは17日、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏(45)の試合出場を発表した。 ▽ロベルト・カルロス氏は、9月7~9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜の選手としてヴォスクオーレ仙台戦(9 2018.08.17 15:30 Fri
▽元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏(45)が日本最高峰のフットサルリーグに降臨する。 ▽DUARIG Fリーグは17日、ロベルト・カルロス氏の試合出場を発表。9月7〜9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜 2018.08.17 14:00 Fri
thumb ▽16日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でDUARIG Fリーグ2018/2019が開幕した。 ◆ヴォスクオーレ仙台 vs バサジィ大分 ▽昨シーズン9位で終わった仙台と、最下位と苦しいシーズンを送った大分の一戦。試合は2分、デウソン神戸から加入したFP森洸のゴールで大分が先制する。さらに8分、 2018.06.16 22:31 Sat
▽Fリーグのバサジィ大分は9日、フットサル日本代表FP仁部屋和弘(30)の活動休止を発表した。 ▽クラブの発表によると、休止理由は家庭の事情とのこと。休止期間については未定となっている。 ▽大分県出身の仁部屋は、2006年にバサジィ大分に入団。2008年2月にはフットサル日本代表候補に初選出され、2014年 2018.05.09 23:00 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly