名古屋が後期黒星スタート 前期上位陣は苦戦《Fリーグ2013/2014》

2013.11.04 21:15 Mon
▽Fリーグ2013/2014 powerd by ウイダー in ゼリー第19節が、11月2日、3日、4日に全国各地で行われた。今節から後期リーグが開幕。前期1位の名古屋はアウェイで府中と対戦し、先制するも3-4で逆転負けを喫した。前期2位の大阪はアウェイで町田と対戦し、ヴィニシウスのハットトリックで同点に持ち込んでいる。前期3位の浦安はホームに神戸を迎え、一度は逆転するも2-3で敗戦。前期4位の湘南はアウェイの北海道戦で3-8と大敗を喫した。前期5位の大分はホームで浜松と対戦し、新加入の芝野創太が4ゴールを奪う活躍を見せて5-2と快勝している。第19節の結果は以下の通り。

◆北海道(前期8位)vs湘南(前期4位)
▽真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた一戦は、開始早々の2分に高山剛寛のゴールで北海道が先制する。その40秒後にはまたも高山がネットを揺らして北海道がリードを広げて前半を終えた。後半に入っても北海道がゴールを重ねる。21分に高山がゴールを奪いハットトリックを達成し、26分には湘南の金井智之のゴールで1点を返されるも、失点からわずか11秒後に高山がこの日4点目となるゴールを奪う。流れを変えたい湘南は、現役高校生プレーヤー、植松晃都を投入。植松は15歳とは思えない堂々としたプレーを見せるも、湘南は流れを掴みきれない。31分には水上玄太のゴールが決まりスコアは5-1となる。すると湘南は33分から安藤良平をGKとしてパワープレーを開始すると、この作戦が功を奏し、34分に今井翔がゴールを奪う。しかし、35分、36分と鈴木裕太郎がパワープレー返しを決める。36分に再び今井がゴールを奪った湘南だったが、38分には吉田順省にパワープレー返しを決められて勝負あり。北海道が8-3で湘南を下した。

◆府中(前期6位)vs名古屋(前期1位)
▽府中市総合体育館で行われた一戦は、立ち見の観客が出るほどの大観衆が見つめる中で行われた。先手を奪ったのは前期1位の名古屋。左サイドのキックインから最後はシンビーニャがネットを揺らして幸先良く得点を奪う。その後も名古屋がボールを持つ展開となったが、前期最少失点の府中ディフェンスをこじ開けることはできない。すると12分、カウンターからソロカーバがゴールを奪い、府中が同点とする。さらに17分、ショートパスを繋ぎ最後は三井健がネットを揺らして、府中が前半のうちに逆転する。追いかける名古屋は後半の立ち上がりからさらに攻勢を強めていく。しかし25分、相手の裏を取った岡山洋介が冷静にシュートを沈めて府中がワンチャンスをものにした。2点のリードを得た府中だったが、28分にシンビーニャの決定機を阻止した皆本晃がレッドカードを受けて退場処分となってしまう。2分間の数的不利となった府中は体を張ったブロックで名古屋の攻撃を水際で防ぐ。しかし30分にシンビーニャにゴールを許しスコアは3-2に。1点差に詰め寄った名古屋は37分からペドロコスタをGKとしてパワープレーを開始する。押し込まれる府中だったが、37分に小山剛史のゴールが決まる。39分に北原亘にゴールを奪われた府中だったが、そのまま逃げ切り絶対王者名古屋から貴重な勝ち点3を奪った。

◆大分(前期5位)vs浜松(前期10位)
▽ビーコンプラザで行われた一戦は、大分の新戦力が大活躍を見せる。中断期間中に大阪から移籍してきた芝野創太がメンバー入りした大分は序盤から浜松のゴールマウスにシュートを浴びせていく。すると5分に北嶋佑一のゴールで大分が先制すると、6分には芝野の移籍後初ゴールが生まれ序盤に2点のリードを得た。12分に曽根田盛将のゴールで1点差に詰め寄られた大分だったが、14分に芝野のゴールで前半を3-1として、試合を折り返した。後半開始早々の28秒には、またも芝野がゴールを奪いハットトリックを達成。22分には芝野がこの日4点目となるゴールで試合の大勢を決めた。その後27分に蓮池紳吾にゴールを許した大分は追加点こそ奪えないものの、これ以上の失点を許さず、浜松に5-2と快勝した。

◆浦安(前期3位)vs神戸(前期9位)
▽浦安市総合体育館で行われた一戦は、両チームともに攻守の切り替えが早いしまった展開となった。そんな中、5分に浦安ゴール前で混戦となり、最後はプレスに行った西谷良介にボールが当たってネットに収まり、神戸がラッキーな形から先制した。そこからは両チームともに決定機を作り出すオープンな展開となるも得点は生まれず後半を迎えた。すると26分神戸のパスミスから最後は稲葉洸太郎がゴールを奪い、浦安が同点とする。さらに28分には星翔太の落としたボールを小倉勇が蹴り込んで、浦安が逆転に成功した。ところがその20秒後、相井忍のシュートパスに滑り込みながらブロックに入った小倉が、手でボールをはじき出してしまい退場に。このプレーでPKを獲得した神戸は、キッカーの須藤慎一が冷静に決めて2-2とスコアをタイに戻した。追いついたことで勢いが増した神戸は34分に西谷がこの日2点目となるゴールを奪い逆転に成功。浦安は36分から高橋健介をGKとしてパワープレーを行うもゴールを奪えず試合は終了。神戸が浦安との接戦をものにしている。

◆町田(前期7位)vs大阪(前期2位)
▽町田市総合体育館で行われた試合は、ホームの町田が主導権を握って試合を進めていく。すると11分、GK清家大葵が前線に送ろうとしたボールを本田真琉虎洲がブロック。浮き球をそのままバイシクルシュートで叩き込み町田が先制した。16分には横江怜が放ったシュートのこぼれ球を自分で押し込んで町田がリードを広げる。対する大阪は、17分にエース・ヴィニシウスが豪快なミドルシュートを沈めて1-2と1点差に詰め寄って前半を終えた。迎えた後半も町田が先にスコアを動かす。22分に細かくパスを繋ぐと最後は本田がこの日2点目となるゴールを奪った。追いかける大阪は34分から一木秀之をGKとしてパワープレーを開始。すると直後に林浩平のパスを受けたヴィニシウスがネットを揺らして1点差に詰め寄る。その後、町田に危ない場面を作られる大阪だったが、町田のシュート精度が低く事なきを得る。試合終了間際の39分にはボックス内でボールを受けたヴィニシウスがゴールを奪いハットトリックを達成。土壇場で大阪が試合を振り出しに戻した。町田は失点直後から滝田学をGKとしてパワープレーを開始するも決勝点を奪う事ことはできず、大阪に2点差を追いつかれて勝ち点2を失った。

《後期順位表》
[第19節終了時点]
1位 北海道 勝点3(+5)
2位 大分 勝点3(+3)
3位 府中 勝点3(+1)
※総得点4
4位 神戸 勝点3(+1)
※総得点3
5位 大阪 勝点1(0)
5位 町田 勝点1(0)
7位 名古屋 勝点0(-1)
※総得点3
8位 浦安 勝点0(-1)
※総得点2
9位 浜松 勝点0(-3)
10位 湘南 勝点0(-5)

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