注目の上位対決は名古屋が王者の意地を見せる!!《Fリーグ2013/2014》

2013.10.06 19:04 Sun
▽Fリーグ2013/2014 powers by ウイダーinゼリーの第17節が4日と6日に全国各地で開催された。前節、前期優勝を決めた名古屋はアウェイで2位の大阪と対戦。4-2と大阪がリードして迎えた試合終了間際に、名古屋はパワープレーから2点を連取し4-4の引き分けに終わった。3位の湘南はアウェイで5位大分と対戦し0-1で敗戦。4位の浦安はホームで7位の町田と対戦し、1-1の引き分けに持ち込んでいる。6位の府中はアウェイで9位の神戸と対戦し、4-3で勝利。8位・北海道はアウェイで10位の浜松と対戦し、3-1と快勝した。全5試合の結果は以下の通り。

◆浦安(4位)vs町田(7位)
▽1つでも多くのポイントを得るためには勝ち点3が必要な両チームの対戦は、立ち上がりから激しい展開を見せる。開始1分に左からのキックインを右サイドで待ち構えた篠崎隆樹がダイレクトシュート。ゴール前で森谷優太が詰めるも、GK藤原潤がセーブする。対する浦安は3分にカウンターから完山徹一が決定的なシュートを放つも、GKイゴールにセーブされてしまった。試合が動きを見せたのは10分、CKを得た町田は、篠崎の折り返しに滝田学がダイレクトミドルを放つとこれがポストに当たってネットを揺らし、先制に成功する。その後は浦安が、町田を押し込んで試合を進めるもイゴールの牙城を崩せず試合を折り返した。迎えた後半、町田がカウンターからチャンスを迎えるも決めきれず点差を広げられない。すると28分、右サイドでボールを持った中島孝のシュートをセグンドに詰めた田中智基が押し込んで浦安が同点に追いついた。同点となったことで激しさを増す一戦だったが、チャンスを作りながらも両守護神の好守に阻まれてスコアは動かず。さらに、町田が残り1分11秒から滝田をGKとしてパワープレーを開始するも、ゴールは奪えずに試合は終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。

◆浜松(10位)vs北海道(8位)
▽今季初となるさんりーな掛川での試合となった浜松は、立ち上がりから積極的な姿勢を見せる。2分に曽根田盛将がシュートを放てば、4分には自陣からのロングボールを収めた蓮池紳吾が左サイドからシュートを狙っていく。対する北海道も水上玄太や鈴木裕太郎がパス回しの流れからシュートまで持ち込むも、GK赤窄孝がブロック。浜松が押し気味に進めていく展開だったが、前半にゴールは生まれず後半を迎えた。すると24分、相手のミスをついた鈴木がドリブルで持ち上がってゴール正面からシュート。浜松ディフェンダーがブラインドとなり、赤窄の股を抜けてゴールネットに収まった。追いかける浜松は、33分に右サイドでボールを受けた蓮池が右足を一閃。これがゴールマウスの右上を捉えて、同点に追いついた。しかし36分、ゴール前の混戦から神敬治が押し込んで北海道がすぐさま勝ち越しに成功。浜松は38分から曽根田をGKとしてパワープレーを開始するも、試合終了間際、鈴木にパワープレー返しを決められて1-3で試合は終了。北海道が敵地で勝ち点3を獲得している。

◆大分(5位)vs湘南(3位)
▽プレーオフ進出のために、前期で少しでも順位を上げたい大分が、ホームに勝ち点5差で3位に位置する湘南を迎えた。試合は立ち上がりからホームの大分が攻勢に出る。特に仁部屋和弘は前半だけで3本のシュートを放つなど攻撃を牽引。チームも8本のシュートを湘南ゴールに浴びせていった。対する湘南は得点ランキングトップに立つボラが獅子奮迅の活躍を見せるも、得点を奪えず、前半はゴールレスで終えた。迎えた後半も大分が湘南陣内に攻め込むと28分、田村龍太郎がネットを揺らして、勢いのままに先制する。その後は追いかける湘南が主導権を握るもGK青柳佳祐の牙城を崩せない。残り3分からはパワープレーを開始した湘南だったが、最後まで大分ゴールをこじ開けることはできずに試合は終了。田村のゴールを守りきった大分が、順位争いのライバルである湘南から勝ち点3を奪った。

◆大阪(2位)vs名古屋(1位)
▽2位の大阪が、ホームに前節で前期1位を決めた名古屋を迎えた。試合は、序盤から互いに激しくぶつかり合う展開となる。しかし、両チームとも集中した守備を見せたためなかなか決定機が生まれない。ゴールが生まれないこう着状態が続いたが9分、室田祐希の縦パスを渡邉知晃が技ありヒールで合わせて、名古屋が先制する。先制ゴールを許した大阪は13分、片山堅仁が右サイドの瀬戸彬仁へとボールを出すと、これを瀬戸が中央にダイレクトで折り返し、最後は本田拓磨が決めて同点に追いついた。さらにその直後には、右サイドに抜け出した本田がシュート。これがそのまま決まり、大阪が逆転に成功した。迎えた後半も序盤は名古屋がペースを握るも、シュートはことごとくGK宮竹晴紀にセーブされゴールを奪えない。すると26分、大阪はセットプレーの流れから最後は江口孝一が押し込んでゴール。大阪が3-1とリードを2点に広げた。追いかける名古屋は残り5分でペドロコスタをGKとしてパワープレーを開始。すると36分、吉川智貴の折り返しを白方秀和が合わせて1点を返すが、37分には宮竹にパワープレー返しを決められ再び2点差に。しかし、ここから名古屋が強さを見せる。残り16秒で、前鈍内マティアスエルナンがペドロコスタのパスを蹴りこんで1点差とすると、残り4秒には、キックインの流れから最後は吉川が豪快に叩き込み名古屋が土壇場で追いついて試合は終了。名古屋が驚異的な粘りを見せ、引き分けに持ち込んだ。

◆神戸(9位)vs府中(6位)
▽試合は、前期最後のホームゲームを白星で飾りたい神戸が開始早々にチャンスを迎える。キックインからのボールを受けた鈴村拓也が中央からシュートを放つと、ボールはポストを直撃。一方の府中は9分に得たチャンスを三井健がしっかりとものにして先制に成功する。そのまま府中がリードして試合を折り返すかと思われた前半終了1秒前、原田浩平からのパスを受けた西谷良介がゴールを奪い、神戸が1-1の同点に追いついた。後半に入り、先にチャンスを迎えたのは神戸だった。26分、鈴村の放ったシュートがゴールマウスに吸い込まれ逆転。会場は鈴村の復帰後初ゴールで沸く。しかし直後、三井が2点目を決めて、スコアは再びタイとなる。34分には右サイドからカットインした皆本晃のシュートがポストの内側に当たってネットを揺らし、府中が勝ち越しに成功。する35分に西谷をGKとしてパワープレーを開始した神戸は、37分に原田が同点弾を叩き込む。しかし直後に皆本のこの日2点目となるゴールで府中が3-4とリード。結局試合はそのまま終了のホイッスルが吹かれ、府中が神戸との打ち合いを制した。

《順位表》
[第17節 終了時点]
1位 名古屋 勝点40(+37)
2位 大阪 勝点33(+19)
3位 湘南 勝点27(+6)
4位 浦安 勝点27(-2)
5位 大分 勝点25(+9)
6位 府中 勝点24(+12)
7位 町田 勝点22(-5)
8位 北海道 勝点23(-19)
9位 神戸 勝点18(-7)
10位 浜松 勝点3(-50)

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