北海道セントラルが開幕《Fリーグ2013/2014》

2013.09.15 00:39 Sun
▽Fリーグ2013/2014 powers by ウイダーinゼリーの第13節が14日に北海きたえーるで一斉開催された。第1試合の湘南vs浜松は、浜松が先制するも湘南が意地を見せて逆転勝利。第2試合、大阪vs神戸の“関西ダービー”は3点ビハインドを跳ね返した大阪が勝利した。第3試合の北海道vs大分は、地元で初めてのセントラルを迎えた北海道が快勝。第4試合の名古屋vs浦安の上位対決は打ち合いの末に名古屋に軍配が上がった。第5試合の町田vs府中の“東京ダービー”は、町田が快勝している。全5試合の結果は以下の通り

◆湘南(4位)vs浜松(10位)
▽北海道セントラル1日目第1試合は、浜松がカウンターから湘南に襲いかかり試合の主導権を握る。すると、2分に湘南のバックパスでゴール前の間接FKを獲得した浜松は、これを笠井が蹴り込んで先制点を奪う。勢いに乗る浜松は、9分に曽根田のヒールパスを受けた向島がドリブルからネットを揺らして湘南を突き離した。対する湘南は、失点後のタイムアウトを取り、最初のプレーで刈込がゴールを奪いスコアは1-2となる。15分には内野にゴールを許して再び2点差とされた湘南だったが、18分に現在得点王のボラがゴールを奪い、2-3で試合を折り返した。後半は湘南が主導権を握る展開となると、30分に森のミドルシュートが決まって湘南が同点に追いつくと、40秒後には右CKにボレーで合わせたボラがこの日2点目を奪い4-3と湘南が逆転に成功。36分には刈込が鮮やかなループシュートを沈めて浜松を引き離した。追いかける浜松は、残り2分30秒から曽根田をGKとしてパワープレーを開始すると、残り29秒で松本がネットを揺らし1点差に。しかし、浜松の反撃も虚しく試合は5-4で湘南が勝利した。

◆大阪(2位)vs神戸(6位)
▽第2試合は、大阪vs神戸の“関西ダービー”が行われた。神戸が主導権を握って進んでいった試合は、3分に得たFKから稲田のパスを受けた相井のゴールで神戸が先制する。失点を喫した大阪が攻勢に出たためオープンな展開になると、16分にまたも稲田のアシストから清水がネットを揺らして、神戸が前半を2点リードで終えた。後半も神戸の勢いは止まらず、21分には稲田の放ったシュートのこぼれ球を岡崎チアゴが豪快に蹴り込んで、神戸が3-0とした。劣勢が続く大阪だったが22分にヴィニシウスが反撃の狼煙となるゴールを奪う。すると24分には一木にゴールが生まれ、31分にはヴィニシウスのゴールで、大阪が同点に。試合のペースを完全に握った大阪は35分に間接FKの流れからヴィニシウスがハットトリックとなるゴールを決めた。逆転を許した神戸は残り4分半からパワープレーを開始するも、36分にはGK宮竹に無人のゴールを陥れられ万事休す。結局そのまま試合は終了し、北海道での“関西ダービー”は大阪が5-3と見事な逆転勝利を収めた。

◆北海道(8位)vs大分(5位)
▽第3試合は、地元で初めてのセントラルを迎えた北海道と、前節に名古屋の無敗記録を止めた大分が対戦した。立ち上がりから拮抗した展開で進んでいった試合は、11分に堀米[写真左]がドリブルからシュートを放つとこれがネットに突き刺さり、北海道が先制する。両チームともにチャンスを作り出していったが、前半はそのまま1-0と北海道がリードして終えた。早く追いつきたい大分だったが、22分にディドゥダが一発退場となってしまうと、このファウルで与えたFKを鈴木に決められてしまう。31分には高山が放ったシュートのこぼれ球を神が押し込み、北海道が3点目を奪う。さらに勢いを増した北海道は35分に鎌塚のFリーグ初ゴールが生まれて4-0に。大分はパワープレーを試みると、試合終了間際に中村がゴールを奪うも反撃もここまで。4-1で勝利した北海道が地元開催のセントラルで連敗を3で止めた。

◆名古屋(1位)vs浦安(3位)
▽第4試合は首位の名古屋と、4ポイント差で追いかける浦安の上位対決となった。試合は立ち上がりから激しくスコアが動く展開となる。2分に森岡のパスを受けた吉川がネットを揺らして名古屋が先制すると、その20秒後には荒牧のゴールで浦安が同点に追いついた。その後一旦は落ち着いた試合となるも、名古屋が得意のセットプレーから11分には吉川、12分にはラファエルサカイが決めて3-1と浦安を突き離す。しかし食い下がる浦安は、14分にケガから復帰した星がネットを揺らせば、15分には岩本にもゴールが生まれて3-3の同点で試合を折り返した。迎えた後半、24分にFKを獲得した浦安はこれを田中が直接叩き込んで、この試合初めてのリードを奪う。しかし、25分に森岡にゴールが生まれて名古屋が同点に追いつくと、28分にはラファエルサカイのミドルシュートが決まって、5-4と名古屋が勝ち越す。ところが粘る浦安は、28分に小宮山がネットを揺らしてこの試合4度目のタイスコアに。すると36分、森岡のゴールが決まって名古屋が勝ち越し成功。浦安は直後にパワープレーを行うも、38分に北原にパワープレー返しを決められてしまい試合は7-5で終了。打ち合いを制した名古屋が上位対決で勝ち点3を獲得した。

◆府中(9位)vs町田(7位)
▽北海道セントラル1日目最後の試合は、府中vs町田の“東京ダービー”が行われた。立ち上がりから激しさを見せる試合は、4分に左サイドでボールを持った金山が中央へボールを出すと、走りこんだ本田真琉虎洲が合わせて町田が先制する。8分には、ボール奪取から本田が出したパスを後呂が流し込んで追加点を奪い、2-0で試合を折り返した。後半に入っても互いに攻め合う展開は続くが、スコアは動かずこう着状態が続く。しかし24分、左サイドからの甲斐の浮き球のパスを永島が頭で合わせて町田がリードを3点とした。追いかける府中は残り6分から山田ラファエルユウゴをGKとしてパワープレーを開始。37分に皆本が復帰ゴールを決め一矢報いるも、そのまま試合終了。町田が3得点を奪い、“東京ダービー”を制した。

《順位表》
[第13節 終了時点]
1位 名古屋 勝点32(+26)
2位 大阪 勝点28(+12)
3位 湘南 勝点25(+9)
4位 浦安 勝点25(+1)
5位 大分 勝点16(+4)
6位 町田 勝点16(-6)
7位 北海道 勝点16(-17)
8位 神戸 勝点15(-2)
9位 府中 勝点12(-1)
10位 浜松 勝点3(-26)

PR

Fリーグ ディビジョン1の関連記事

10日にサッカー元日本代表MF松井大輔(40)とサッカーミャンマー代表GKピエリアン・アウン(26)との契約締結を発表したY.S.C.C.横浜フットサル。クラブは14日、両選手の入団記者会見を行った。 今回、選手ごとに2部制で行われたこの会見。1部ではピエリアン・アウンが登場し、2部で松井がお披露目。今回がプロフ 2021.09.14 20:20 Tue
▽DUARIG Fリーグは17日、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏(45)の試合出場を発表した。 ▽ロベルト・カルロス氏は、9月7~9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜の選手としてヴォスクオーレ仙台戦(9 2018.08.17 15:30 Fri
▽元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏(45)が日本最高峰のフットサルリーグに降臨する。 ▽DUARIG Fリーグは17日、ロベルト・カルロス氏の試合出場を発表。9月7〜9日に丸善インテックアリーナ大阪で行われる6クラブの共同開催大阪ラウンド(第12節、第13節)にて、23歳以下の選手で構成されるFリーグ選抜 2018.08.17 14:00 Fri
thumb ▽16日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でDUARIG Fリーグ2018/2019が開幕した。 ◆ヴォスクオーレ仙台 vs バサジィ大分 ▽昨シーズン9位で終わった仙台と、最下位と苦しいシーズンを送った大分の一戦。試合は2分、デウソン神戸から加入したFP森洸のゴールで大分が先制する。さらに8分、 2018.06.16 22:31 Sat
▽Fリーグのバサジィ大分は9日、フットサル日本代表FP仁部屋和弘(30)の活動休止を発表した。 ▽クラブの発表によると、休止理由は家庭の事情とのこと。休止期間については未定となっている。 ▽大分県出身の仁部屋は、2006年にバサジィ大分に入団。2008年2月にはフットサル日本代表候補に初選出され、2014年 2018.05.09 23:00 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly