名古屋が苦しみながらも府中を下す!!《Fリーグ2013/2014》

2013.08.18 22:23 Sun
▽Fリーグ2013/2014 powers by ウイダーinゼリーの第11節が、18日に各地で行われた。リーグ中断前の一戦、AFCアジアフットサル選手権に出場する名古屋は、府中と対戦し苦戦の末に勝利。その名古屋を追いかける大阪も、終盤の2ゴールで町田に辛勝を収めた。大阪と勝ち点で並ぶ湘南は、北海道と対戦し快勝。同じく浦安も神戸を相手に序盤の大量得点で逃げ切った。また、大分vs浜松はシーソーゲームとなった末に、大分が勝ち越している。全5試合の結果は以下の通り。

◆府中(9位)vs名古屋(1位)
▽Fリーグオーシャンアリーナカップ2013決勝と同一カードとなった一戦。試合は、積極的な入りを見せた名古屋が、序盤にスコアを動かす。1分、前鈍内マティアスエルナンのクロスをファーサイドで森岡薫が合わせて先制。さらに5分には、相手のミスからボールを奪うとペドロコスタがゴールを奪ってリードを広げた。2失点を喫した府中だったが、素早いプレスから次々とチャンスを作り出していくと、13分に左サイドをドリブルで突破した江口学がカットインからシュート。これがネットを揺らして府中が1点を返し、前半を終える。迎えた後半も、府中ペースで試合は進む。しかし、時間ばかりが経過しゴールを奪うことがでない。残り2分43秒からパワープレーを開始するも、GK川原永光の守るゴールマウスをこじ開けることはできずに試合終了。府中は終始主導権を握るも、名古屋が勝ち点3を獲得した。

◆町田(7位)vs大阪(3位)
▽Fリーグオーシャンアリーナカップ2013で3位入賞を果たした大阪が積極的な入りを見せた試合だったが、時間の経過とともに町田が大阪を押し込んでいく。大阪はミスが目立ち、町田がそのミスを突く展開が続くも得点を奪うことはできず。互いに無得点のまま試合を折り返す。後半も同様の展開で試合が進むも、やはりゴールは生まれず。業を煮やした大阪は、残り2分45秒から松宮充義をGKに置いてパワープレーを敢行。すると、試合終了57秒前にその松宮がネットを揺らし、劣勢だった大阪が先制点を奪う。一方の町田は、失点直後から藤井健太をGKに置いてパワープレーを開始。しかし残り7秒、江口孝一にパワープレー返しを決められてしまい万事休す。大阪が終了間際の2ゴールで勝ち点3をもぎ取った。

◆大分(8位)vs浜松(10位)
▽下位の2チームによる対戦は、壮絶な打ち合いとなった。最初にスコアを動かしたのは大分。2分に中村友亮のゴールで幸先良く先制する。8分に田中にゴールを許して浜松に追いつかれた大分だったが、13分に小曽戸允哉のゴールで再び勝ち越す。追いつきたい浜松は、失点直後の14分にPKを獲得した浜松は、これを蓮池紳吾が冷静に決めて同点として試合を折り返す。迎えた後半も大分が先にゴールを奪う。27分にディドゥダのゴールが決まり再び大分がリードする。しかし、ここから浜松が反撃を開始。31分に曽根田盛将が同点ゴールを奪うと、33分には蓮池がこの試合2点目となるゴールを奪い逆転に成功する。ところが大分は34分に、昨シーズンまで浜松でプレーした石野潤が同点ゴールを奪うと、35分には仁部屋和弘が勝ち越しゴール。試合終盤の39分には中村のこの試合2点目のゴールが決まり、終盤に突き放した大分が6-4で勝利した。

◆浦安(4位)vs神戸(5位)
▽首位・名古屋を追走するためには勝ち点3が欲しい両チームの一戦。試合は時間の経過とともに浦安が主導権を握ると、7分に完山徹一のボレーシュートが決まって先制する。攻撃の手を緩めない浦安は、江藤正博の退場で得たFKの流れから最後は岩本昌樹が押し込んでリードを広げる。さらに浦安は、12分に田中智基のシュートも決まり、前半を3-0とリードして後半を迎える。すると後半も得点を重ねたのは浦安だった。22分にはリズミカルなパスワークから稲葉洸太郎が加点。さらに24分には高橋健介、28分にはまたも稲葉がネットを揺らす。6点差を追いかける神戸は、29分から須藤慎一をGKとしてパワープレーを開始すると、29分にオウンゴール、33分に渡井博之、38分に稲田瑞穂がネットを揺らして3点差に詰め寄る。しかし、39分稲葉にハットトリックとなるゴールを奪われて万事休す。神戸の追い上げもむなしく、浦安が7-3で勝利を収めて2連勝を飾った。

◆湘南(2位)vs北海道(6位)
▽前節、約1年ぶりとなるホーム白星を挙げた湘南は、序盤からポゼッションを高めて試合の主導権を握る。すると3分には左サイドを突破した内村俊太のシュートが決まって、湘南が勢いのままに先制した。その後もペースを握る湘南は9分にボラの強烈なミドルシュートが炸裂してリードを2点とする。反撃に出たい北海道だったが、15分には、またもボラにゴールを許してしまい、湘南が3点をリードして前半を終えた。続く後半も湘南が主導権を握る。24分には、右サイドを駆け上がった内村の鋭いクロスをファーに走りこんだ小野大輔が合わせて4点目を奪取。その後は北海道の時間帯もあったが、湘南の粘り強い守備を突破することはできずにゴールを奪えない。すると30分、カウンターで抜け出したボラが技ありのヒールリフトでこの日3点目となるゴールを奪い試合終了。5-0と快勝した湘南が2位をキープした。

《順位表》
[第11節 終了時点]
1位 名古屋 勝点29(+26)
2位 湘南 勝点22(+11)
3位 大阪 勝点22(7)
4位 浦安 勝点22(1)
5位 神戸 勝点14(0)
6位 大分 勝点13(+5)
7位 北海道 勝点12(-11)
8位 町田 勝点12(-8)
9位 府中 勝点9(-2)
10位 浜松 勝点3(-23)

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