カズ「横浜FCと一緒に勝てたら一番良い」

▽日本代表の三浦知良選手(横浜FC)が10日、11日のフットサルW杯決勝トーナメント1回戦のウクライナ代表戦を前にコメントを残した。日本代表はこの日、バンコク市内の体育館で予定していた練習を中止し、ホテルで1時間ほど軽めの調整を行った。三浦選手のコメントは以下の通り。

◆三浦知良選手(横浜FC)
――急遽練習が中止になったが
「今日のような日程の時は、自分は(自由行動の)午前中にも体を動かしている。今日は18時くらいからみんなで軽くレクリエーションをして十分に汗をかいた。1時間かけて体育館に向かって、1時間半くらいしか練習できないのであれば、合理的ではないと思う」

――試合前日の練習が中止になることに対して驚きはなかったのか
「フットサルとサッカーの調整の仕方は違う。ここまで十分に試合もこなしている。自分が足りない部分を補うために5､6時間も練習するわけにはもういかない。与えられた時間でやるしかない」
――決勝トーナメントに入るが
「グループリーグでは3連敗してもおかしくない厳しいグループで、トーナメントのような気持ちで戦ってきた。だから、気持ち的には同じ」

――監督の起用法に関して
「代々木(で行われたブラジル戦)の時からそうだが、監督は時間帯だったり、試合の流れだったり、時間の制限だったりを考慮して、僕を一番良い形で起用してくれている。みんなより一回一回出場する時間は短いとは思うが、その中で自分が精一杯やるだけ。その状況の中で攻撃でも守備でもチャンスを狙っていくしかない。日本のために協力したい」――前回のウクライナ戦の前半のビデオをチーム全体で観たようだが
「監督は、前半の守備が非常に良かったと言っていた。良いディフェンスから4､5本ボールをつなげられた時は良いチャンスをつくれていることを強調していた」

――明日は横浜FCがJ2最終節を迎えるが
「頑張ってほしい。他の結果次第でまだ2位の可能性がある。そうなれば一番良い結果。ただ、プレーオフのためにも有利な状況をつくっておきたいと思っているはず。一緒に勝てたら一番良い」

――そろそろゴールが欲しいのでは
「(出場時間が)少ない中でチャンスをうかがっていかなければいけない。チームが自分のゴールで勝ってくれれば一番良いし、そうでなくてもチームが勝ってくれれば嬉しい。一つひとつのプレーを大事にしたい」

――前回のウクライナ戦ではゴールを決めているが
「でも、あれしか仕事はしていない(笑)。全体的に見ればプレー時間は短いので、そこまでたくさんのプレーができるわけではない。でも、それが現在の監督の起用法。その中でやるだけ。数分の出場時間で何度もチャンスが来るわけではない。相手の守備もしっかりとしているし。もちろん、もう少しプレー時間が増えれば、可能性も高くなると思う」