元日本代表FW工藤壮人が“らしい”移籍後初ゴールを記録、ブリスベン・ロアーのチームメイトも大喜び
2021.04.30 11:55 Fri
ブリスベン・ロアーの元日本代表FW工藤壮人が、移籍後初ゴールを記録した。工藤は柏レイソルの下部組織出身で、2009年にトップチーム昇格。2016年にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍すると、2017年から サンフレッチェ広島でプレーしていた。
2019年はレノファ山口FCへと期限付き移籍。オーストリア2部のSKアウストリア・クラーゲンフルトやポーランド2部のザグウェンビエ・ソスノビエツなど、海外移籍を模索するもトライアルで不合格。広島でもプレーしていなかったが、2020年12月にブリスベン・ロアーに完全移籍で加入していた。
その工藤は、今シーズンのAリーグでここまで途中出場がメインながら7試合に出場。そして迎えた28日に行われた第18節のセントラルコースト・マリナーズ戦でついにゴールを決める。
0-2で迎えた84分に北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍している檀崎竜孔と交代でピッチに立つと、0-3となった後半アディショナルタイム3分にその瞬間が訪れる。
工藤らしい的確なポジションに飛び込む形でのゴールとなったが、本人もインスタグラムで喜びをあらわにした。
「First A-league goal & great win last night」
「オーストラリア移籍後、自分らしい形で初ゴールを決めることができました。たくさんの祝福コメントありがとうございました。最後は記念に」
このゴールにはチームメイトも駆けつけ、工藤のゴールを祝福。0-4と大勝している中での喜び具合は、チームメイトにとっても嬉しいものとなったようだ。
2019年はレノファ山口FCへと期限付き移籍。オーストリア2部のSKアウストリア・クラーゲンフルトやポーランド2部のザグウェンビエ・ソスノビエツなど、海外移籍を模索するもトライアルで不合格。広島でもプレーしていなかったが、2020年12月にブリスベン・ロアーに完全移籍で加入していた。
0-2で迎えた84分に北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍している檀崎竜孔と交代でピッチに立つと、0-3となった後半アディショナルタイム3分にその瞬間が訪れる。
ブリスベン・ロアーがカウンターを仕掛けると、スルーパスに抜け出したスコット・ネビルがボックス右からグラウンダーのクロス。これに対し、ニアサイドに飛び込んだ工藤がダイレクトで蹴り込み、嬉しい初ゴールを記録した。
工藤らしい的確なポジションに飛び込む形でのゴールとなったが、本人もインスタグラムで喜びをあらわにした。
「First A-league goal & great win last night」
「オーストラリア移籍後、自分らしい形で初ゴールを決めることができました。たくさんの祝福コメントありがとうございました。最後は記念に」
このゴールにはチームメイトも駆けつけ、工藤のゴールを祝福。0-4と大勝している中での喜び具合は、チームメイトにとっても嬉しいものとなったようだ。
1
2
工藤壮人の関連記事
Aリーグ・メンの関連記事
記事をさがす
|
工藤壮人の人気記事ランキング
1
「工藤さんやったよ」前日に急逝した先輩・工藤壮人へ広島GK大迫敬介が優勝を報告…ユニフォームにメダルを添える
YBCルヴァンカップで奇跡的な逆転での初優勝を果たしたサンフレッチェ広島。守護神としてピッチに立った日本代表GK大迫敬介が、急逝した元チームメイトに優勝を報告した。 22日、広島はルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪と対戦した。 1週間前の天皇杯決勝では、先制を許すも追いつくと、延長終了間際に獲得したPKを失敗。その後、PK戦でヴァンフォーレ甲府に敗れ、天皇杯優勝を逃していた。 そして1週間が経過し今度はリーグカップの決勝。国立競技場に舞台を移した中、この試合でも先制を許す。 C大阪のペースで試合は進み、天皇杯同様に攻撃面で苦しみ続ける広島。初優勝をまたしても逃すことになるかと思われたが、C大阪は79分にマテイ・ヨニッチが退場。さらに後半アディショナルタイム4分にはオンフィールド・レビューにより相手のハンドが認められPKを獲得すると、ピエロス・ソティリウがしっかりと決めて土壇場で追いつく。 このまま延長戦に入るかと思われたが、ドラマは最後に。後半アディショナルタイム11分、右CKを広島が獲得すると、満田誠がクロス。これをボックス中央でピエロス・ソティリウがボレー。これが決まり、広島が奇跡の逆転。そのまま逃げ切り、1-2で勝利し、初のルヴァンカップ制覇を果たした。 劇的すぎる幕切れとなった決勝戦。広島は初優勝を果たしたが、ピッチ上では背番号「50」と「9」のユニフォームが掲げられることに。これは、21日に急逝した元日本代表FW工藤壮人(享年32歳)が広島時代に着用していたユニフォームだった。 水頭症と診断され、そのまま手術を受けるも容態が悪化。ICU(集中治療室)での治療が続いていたことが18日に報告されたが、21日に帰らぬ人に。回復を願っていた中、突然の別れとなってしまった。 試合前日に届いた訃報。その想いを胸に戦い、見事優勝した大迫は、自身のツイッターで「工藤さんやったよ」と投稿。背番号「50」と「9」の2つの工藤のユニフォームを飾り、メダル、トロフィー、パネルにスパイクと、工藤へ初優勝を捧げた。 これにはファンも「最高の優勝をありがとう」、「きっと工藤選手も見てくれていると思います」、「すげー喜んでるはず!」、「工藤選手絶対見にきてます」、「素晴らしい試合をありがとう」とコメント。工藤が見守ってくれた末の劇的ドラマでの優勝となったという声が集まった。 <span class="paragraph-title">【写真】広島の守護神・大迫敬介が天国の工藤壮人へ優勝を報告</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">工藤さんやったよ <a href="https://t.co/4eE3sWqZgP">pic.twitter.com/4eE3sWqZgP</a></p>— 大迫 敬介 / Keisuke Osako (@keisuke_0728) <a href="https://twitter.com/keisuke_0728/status/1583740613014740994?ref_src=twsrc%5Etfw">October 22, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.10.22 18:42 Sat2
ICUで治療中の工藤壮人にサッカー界から多くのエール、古巣クラブや元同僚らが回復願う
ICU(集中治療室)での治療に専念していると発表されたテゲバジャーロ宮崎の元日本代表FW工藤壮人に多くのエールが届いている。 宮崎は18日、工藤の体調について報告。クラブによれば、工藤は2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関の検査で水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を受けて療養中だったが、容態が悪化。17日からICUにて治療に専念しているとのことだ。 水頭症とは、「脳室に髄液が過剰に溜まってしまったために脳を圧迫し、さまざまな症状を引き起こしてしまう疾患」とされており、くも膜下出血や脳出血、頭部外傷、髄膜炎などの頭蓋内疾患に引き続いて起こってしまうものもあるという。 ショッキングな報告には、宮崎やこれまで所属した柏レイソル、サンフレッチェ広島、レノファ山口FCのファンのファンや、その他のファンも心配の声を寄せている。 また、古巣の3クラブもツイッターを通じて激励のメッセージを送っている。 ・柏レイソル 「柏からクドーの回復を心から祈っています。」 ・サンフレッチェ広島 「現在テゲバジャーロ宮崎に所属している工藤壮人選手が体調を崩し入院されているそうです。クラブ一同、工藤選手の一日も早い回復を心より願っています」 ・レノファ山口FC 「クラブ一同、工藤選手の回復を心から願っています。」 その他、選手たちからもメッセージ。柏時代の先輩や同僚、その他の関係者からも多くのコメントが寄せられている。 ・大谷秀和(柏レイソル) 「心から回復を願っています。」 ・南雄太(大宮アルディージャ/柏時代の同僚) 「工藤頑張れ!回復を心から願ってる!!」 ・茨田陽生(湘南ベルマーレ/柏時代の同僚) 「お願いします」 ・近藤直也(元柏レイソル) 「状況がわからないけど、工藤の回復を心から願っています。」 ・秋野央樹(V・ファーレン長崎/柏時代の同僚) 「工藤くん、待ってます。」 ・北嶋秀朗(大宮アルディージャ コーチ/柏時代の同僚) 「心の底から回復を祈る」 ・水野晃樹(柏時代の同僚) 「頼む!サッカーの神様がいるのなら救ってくれ!」 ・福西崇史 「えっ、1日も早く回復する事を願ってます」 ・畑尾大翔(ザスパクサツ群馬) 「アカデミー時代からマッチアップでバチバチやってきた工藤。回復を心から祈っております。」 ・浮田健誠(SC相模原/柏下部組織出身) 「ずっと憧れのヒーロー。早く良くなられることを祈ります!」 ・原博実(大宮アルディージャ フットボール本部長) 「えっ。壮人の回復を心から信じています」 ・齋藤学(水原三星ブルーウィングス/日本代表で同僚) 「工藤。頑張れ.頑張れ.元気になって、また会える日楽しみにしてるぞ。みんな待ってるぞ.」 2022.10.18 20:50 Tue3
「次に試合があるというこの幸せをしっかりと噛み締めて」甲府の吉田達磨監督、柏時代の教え子・工藤壮人を想い感極まる「遠くの空に届けたいこともあって」
ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督が、試合後のインタビューで思わず込み上げてくるものがあった。 甲府は19日、明治安田生命J2リーグ第41節のFC町田ゼルビア戦を迎えた。 16日に天皇杯決勝でサンフレッチェ広島をPK戦の末に下し、J1勢を5連破しての戴冠。クラブ史上初のメジャータイトル獲得となった。 そこから中2日で迎えた延期戦。甲府は先行しながらも追いつかれ、勝利が難しかと思われたが、土壇場でウィリアン・リラがネットを揺らし、勝利を収めた。 試合前には町田からガード・オブ・オナーで迎えられ、天皇杯制覇を祝福された中、試合後に12試合ぶりの勝利を収めた甲府。試合後のインタビューに臨んだ吉田監督は、今季での退任が決まっている中、インタビュー中に感極まる姿が話題となった。 「本当に全員でこの前日本一になったばかりですけど、天皇杯で勝ったのは全員の力ですし、それを今日は示そうとピッチに立って、全員で示せて、本当に嬉しく思います」 「僕自身も遠くの空に届けたいこともあって、本当にこの試合で勝ちで終われて良かったです」 吉田監督が感極まった理由は、自身の教え子であり現在はテゲバジャーロ宮崎でプレーする元日本代表FW工藤壮人。工藤は2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関の検査で水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を受けて療養中だったが、容態が悪化。17日からICUにて治療に専念していることが発表されていた。 吉田監督は柏レイソルの下部組織、そしてトップチームで監督を務めており、工藤は同時期に所属する教え子。その教え子の回復を願っての涙となった。 その吉田監督は天皇杯を優勝しながらも1年での退任が決定。次節がラストマッチとなる。ファンにしっかりとしたサッカーを見せるとともに、常に全力で戦う必要があるとした。 「僕たちは勝っても負けても、サッカー選手として次に試合があるというこの幸せをしっかりと噛み締めて、いつそれが無くなるか分からない。いつもこの試合が最後だと、この日が最後だと思って、全員で戦いたいと思います」 2022.10.20 12:10 Thu4
京都2度目退団のFW宮吉拓実、新天地はJ2山口に「大好きな工藤壮人さんがプレーした山口でプレーさせていただけることを幸せに思います」
レノファ山口FCは30日、京都サンガF.C.との契約満了が発表されていたFW宮吉拓実(32)の完全移籍加入を発表した。 宮吉は滋賀県出身で、京都の下部組織育ち。2008年にトップチームデビューし、カターレ富山への期限付き移籍もありつつ2015年まで在籍した。 2016年にサンフレッチェ広島、2018年に北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍。2019年に京都に復帰した。 今シーズンは明治安田J1リーグで8試合1得点を記録し、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で2試合プレー。11月末に契約満了が発表され、プロとして通算14シーズン過ごしたクラブと2度目の別れとなった。 新天地はJ2の山口に決まった宮吉。クラブを通じてコメントしている。 「レノファ山口FCのファン、サポーター、パートナー企業の皆様、京都サンガF.C.より加入させていただきます宮吉拓実です。僕の大好きな工藤壮人さんがプレーしたレノファ山口FCでプレーさせていただけることを幸せに思います。このご縁に感謝して、精一杯がんばりますので、よろしくお願いいたします」 2024.12.30 16:30 Mon5