キケ・ガルシア圧巻ハットのエイバルが17戦ぶりの白星! 乾&武藤も途中出場で奇跡の逆転残留へ大きな勝ち点3《ラ・リーガ》
2021.05.01 22:51 Sat
ラ・リーガ第34節、エイバルvsアラベスが1日にイプルーアで行われ、ホームのエイバルが3-0で勝利した。なお、エイバルのMF乾貴士、FW武藤嘉紀は共に82分から途中出場した。
5連敗で16戦未勝利の最下位エイバル(勝ち点23)が、16位のアラベス(勝ち点31)との残留争い直接対決に挑んだバスク自治州ダービー。
前節、武藤が7戦ぶりの戦列復帰を果たすもレアル・ソシエダに0-1で敗れた泥沼のエイバル。逆転での残留に向けて勝ち点3必須の一戦では乾、武藤共にベンチスタートとなった。
この試合、キケ・ガルシアとセルジ・エンリクを最前線に並べた[4-4-2]で臨んだエイバルは開始早々にゴールをこじ開ける。相手陣内右サイド深くでのロングスローを繋ぎ、ブライアン・ヒルのヘディングパスに反応したゴール前のキケ・ガルシアがうまく収めて右足で流し込んだ。
幸先よく先制に成功したエイバルはここで引くことなく前から圧力をかけて主導権を握りにかかる。押し込む形を作り出した中でディオプが良い形でミドルシュートを放つなど、追加点を期待させる攻撃を見せた。
しかし、後半も頼れるエースがチームに強力な追い風をもたらす。立ち上がりの50分、ロングボールをセルジ・エンリクが収めて左サイドに流れたエスポジトに短く繋ぐと、エスポジトの鋭いクロスをニアに飛び込んだキケ・ガルシアが難度の高い右足ボレーで合わせ、ドブレーテを達成した。
さらに、止まらないエイバルのベテランストライカーは59分、ショートカウンターからボックス左でラファ・ソアレスからのパスを足元で受け、角度のないところから見事な右足のシュートをゴール右上隅に流し込み、ハットトリックを達成した。
今季最多3ゴールを奪い余裕の展開となったエイバルはやや後方に重心を置き、相手の前がかりな攻撃を受け止めながらカウンターから4点目を目指す戦い方にシフト。
その後、82分には殊勲のキケ・ガルシアとブライアン・ヒルを下げて武藤と乾を同時投入。両者に攻撃面で見せ場は訪れぬも、前線からの強度の高い守備できっちり逃げ切りに貢献した。
そして、残留争いのライバル相手に会心の勝利を収めたエイバルは連敗を「5」でストップすると共に、今年1月3日のグラナダ戦以来、17戦ぶりの白星を奪取。奇跡の逆転残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。
5連敗で16戦未勝利の最下位エイバル(勝ち点23)が、16位のアラベス(勝ち点31)との残留争い直接対決に挑んだバスク自治州ダービー。
前節、武藤が7戦ぶりの戦列復帰を果たすもレアル・ソシエダに0-1で敗れた泥沼のエイバル。逆転での残留に向けて勝ち点3必須の一戦では乾、武藤共にベンチスタートとなった。
幸先よく先制に成功したエイバルはここで引くことなく前から圧力をかけて主導権を握りにかかる。押し込む形を作り出した中でディオプが良い形でミドルシュートを放つなど、追加点を期待させる攻撃を見せた。
前半30分過ぎからはビハインドのアラベスが押し込む状況が続くが、エイバルもきっちり中央を締めてゴール前では自由を与えない。逆に、カウンターアタックから36分にエドゥ・エスポジト、40分にはブライアン・ヒルに決定機が訪れるが、いずれもフィニッシュの質を欠き前半の内に2点目を奪い切るまでには至らなかった。
しかし、後半も頼れるエースがチームに強力な追い風をもたらす。立ち上がりの50分、ロングボールをセルジ・エンリクが収めて左サイドに流れたエスポジトに短く繋ぐと、エスポジトの鋭いクロスをニアに飛び込んだキケ・ガルシアが難度の高い右足ボレーで合わせ、ドブレーテを達成した。
さらに、止まらないエイバルのベテランストライカーは59分、ショートカウンターからボックス左でラファ・ソアレスからのパスを足元で受け、角度のないところから見事な右足のシュートをゴール右上隅に流し込み、ハットトリックを達成した。
今季最多3ゴールを奪い余裕の展開となったエイバルはやや後方に重心を置き、相手の前がかりな攻撃を受け止めながらカウンターから4点目を目指す戦い方にシフト。
その後、82分には殊勲のキケ・ガルシアとブライアン・ヒルを下げて武藤と乾を同時投入。両者に攻撃面で見せ場は訪れぬも、前線からの強度の高い守備できっちり逃げ切りに貢献した。
そして、残留争いのライバル相手に会心の勝利を収めたエイバルは連敗を「5」でストップすると共に、今年1月3日のグラナダ戦以来、17戦ぶりの白星を奪取。奇跡の逆転残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。
エイバルの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
エイバルの人気記事ランキング
1
乾&武藤の同僚FWらがセックステープを巡る問題で懲役刑か、2016年のエイバルで発生
乾貴士、武藤嘉紀が所属するエイバルで、猥褻な映像をめぐるトラブルが発生。元所属選手らが裁判所に召喚される事態となっていた。スペイン『マルカ』が伝えた。 この事件は、4年前に撮影されたセックステープが流出してしまったというもの。現在もエイバルに所属するFWセルジ・エンリクに加え、元エイバル所属のDFアントニオ・ルナ(ジローナ)、MFエディ・シルベストレ(アルバセテ)が出廷した。 『マルカ』によると、このビデオは映像に映っている女性の意思に反して撮影されたとされており、被害女性も証言している。 問題の映像は3選手がチームメイトとしてエイバルで過ごしていた2016年10月に撮影されたというもの。スマートフォンで撮影されたとされている。なお、当時は乾もエイバルに所属しており、当時のチームメイトが事件を起こしたこととなる。 『マルカ』によれば、3選手は14日にサン・セバスチャンの刑事裁判所に出廷し、エンリクとルナに対しては懲役5年が求刑されたとのこと。刑法197条に定められたプライバシーに対する犯罪と関連しているとのことだ。 エンリクは証言の場で事実を認めたものの、「ビデオを送ったのはエディ(・シルベストレ)だけだと100%確信している」とコメント。多くの人に映像を広めてはいないと主張した。 そのシルベストレはSNS上で映像が流出し、広まる原因を作ったとして起訴されている。また、女性の同意がなかったことを知っていながら広めたとし、1年〜3年の休憩がなされたということだ また、ルナは証言の途中で崩れ落ち、涙を流しながら起こったことに対して後悔していたとのことだ。 なお、シルベストレは映像を拡散させたことを断固否定。ガールフレンドと一緒にいたために削除し、映像を全て見たわけではないとした。 この裁判には、3人に加えてペドロ・レオンやダニ・ガルシア、アンデル・カパ、シャビ・イルレタ、ミケル・アルアバレナなど、2016年にエイバルに所属していた一部の選手も召喚されていたとのこと。証言は前述の3名だけが行ったとされている。 最終的な判決はまだ出ていないものの、3選手には懲役刑に加え、被害女性が被った道徳的損害賠償金も要求されるとのことだ。 2020.10.14 23:20 Wed2
乾貴士所属のエイバル、昇格目指しかつて3部から1部に引き上げたガリターノ氏を招へい
エイバルは7日、新指揮官にガイスカ・ガリターノ氏(45)を招へいしたことを発表した。契約期間は2年間となる。 ガリターノ氏は、現役時代にはアスレティック・ビルバオやエイバル、レアル・ソシエダ、アラベスでプレー。引退後はエイバルで指導者のキャリアをスタートさせた。 2009年7月にアシスタントコーチに就任すると、2010年7月にはBチームの監督に就任。2012年6月にファーストチームの監督に就任すると、2015年6月まで指揮。その後、レアル・バジャドリー、デポルティボ・ラ・コルーニャ、アスレティックのBチームで監督を務め、2018年12月にアスレティックのファーストチームの監督に就任した。 2021年1月までアスレティックで指揮を執ったが解任されていた。 エイバルに戻るのは6年ぶり。かつて指揮した時は135試合で57勝37分け41敗。当時セグンダB(スペイン3部)に所属していたエイバルを、2年で1部にまで昇格させた手腕を見せていた。 2021.06.08 20:20 Tue3
