実戦復帰のナスリ、復調に自信「フットボールは自転車に乗るようなもの」

2019.01.11 19:00 Fri
Getty Images
ウェストハムに所属する元フランス代表MFサミル・ナスリが復帰の喜びを語っている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

ナスリは、昨年12月31日にウェストハムに加入。2017年夏に加入したアンタルヤシュポル時代にドーピングによる18カ月間の出場停止処分を受けて契約解消となり、それ以降は無所属の期間が続いていた。しかし、マンチェスター・シティ時代の恩師でもあるウェストハム指揮官、マヌエル・ペジェグリーニ監督と4年ぶりの再会を果たし、処分期間終了の今年1月1日からトップリーグのクラブに参加できることとなった。

5日のFAカップ3回戦バーミンガム戦(2-0でウェストハム勝利)で実戦復帰も果たしたナスリは、以下のように一連の騒動を振り返っている。
「(規制されている)物質を全く摂取していなかったから、まだがっかりしているよ」

「ビタミン剤は適量丁度だったけど、それが多すぎた。2日間摂取できるものを1日で摂取した。僕は病気だったしそれを後悔している。医師の処方を受けたけど、まだ受け入れられない」
「そうして僕はキャリアの中で1年間を失った。ある時点では4年間の出場停止も議論されていたよ。多くのことが頭を過って、僕のキャリアは終わったんだと思ったよ。だから今回の2度目のチャンスに恵まれて幸せだ」

「あの経験はキャリアの中で最悪だった。この世界で最悪な気分だったよ」

「僕は自信家だし、フットボールは自転車に乗るようなものだ。一度やり方が分かればいつだってできる」

「唯一のすべきことは体力を取り戻すことだね。でも、僕は自分自身に何かを証明したいという考え方をしているし、戻ってきたということを証明したい」

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