フィオレンティーナが3選手の退団を発表! ボナヴェントゥーラやダンカンら今季の主力が契約満了に

2024.07.01 07:00 Mon
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フィオレンティーナは6月30日、契約満了による3選手の退団を発表した。

クラブとの契約が満了を迎えるのは、イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ(34)、元ガーナ代表MFアルフレッド・ダンカン(31)、元イタリア代表MFガエターノ・カストロヴィッリ(27)の3人となる。
ボナヴェントゥーラは、2020年の夏にミランを退団しフリーで加入。4シーズンを過ごし、公式戦162試合で22ゴール22アシストを記録。2023-24シーズンもセリエAで31試合8ゴール3アシストを記録するなど、主軸としてプレーした。なお、代理人のエンツォ・ライオラ氏によれば、国外クラブへからオファーがあるとのことだ。

ダンカンは2020年1月にサッスオーロから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。4シーズンの在籍で公式戦126試合に出場し6ゴール9アシスト。2023-24シーズンもセリエAで30試合2ゴール5アシストを記録するなど、セントラルMFの主力として活躍していた。

カストロヴィッリは2017年2月にバーリから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。加入初年度はプリマヴェーラでプレーし、2017-18シーズンから2年間はクレモネーゼへ武者修行に出された。
その後、2019年の夏にフィオレンティーナに復帰。トップチームでは在籍5年間で公式戦131試合に出場し14ゴール10アシスト。2023-24シーズンは、2022年4月に痛めて手術した左ヒザの再手術を実施した影響でシーズンの大半を棒に振ると、4月22日のサレルニターナ戦で戦列に復帰したが、セリエA7試合の出場にとどまっていた。

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フィオレンティーナが3日、アルゼンチン代表DFルーカス・マルティネス・クアルタ(28)との契約延長を発表した。 クアルタはアルゼンチン代表通算12キャップのセンターバック。リーベル・プレートからフィオレンティーナへ移籍という、母国の名DFダニエル・パサレラ氏と同じコースを歩み、ヴィオラの最終ラインを束ねている。 ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)2年連続準優勝という失意を味わった今季は、公式戦全体で42試合に出場し、セットプレーなどから8ゴール。MFジャコモ・ボナヴェントゥーラと並び、チーム3位タイの得点数だ。 契約が2025年夏までということもあり、今夏での移籍が多少なりとも視野に入っていたようで、一部ではナポリが関心との噂も。ただ、最終的に3日、契約は2028年6月まで延長されたことが発表された。 2024.06.03 21:35 Mon
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のオリンピアコスvsフィオレンティーナが、日本時間29日28:00にAEKアレーナでキックオフされる。母国開催での優勝目指すギリシャの雄と、2年連続進出のファイナルで悲願達成期すイタリアの名門による初優勝懸けた初対決だ。 ヨーロッパリーグ(EL)3位敗退組として決勝トーナメント・プレーオフから参戦となったオリンピアコスは、フェレンツヴァーロシュ、マッカビ・テル・アビブを順当に連破。準々決勝では今大会出場チーム屈指のタレントを誇るフェネルバフチェをPK戦の末に退けてベスト4進出。さらに、準決勝ではUEFAカップ戦マイスターの異名を持つウナイ・エメリ監督率いる、今季プレミアリーグ4位のアストン・ビラを2戦合計6-2の大勝で撃破し、アテネ開催のファイナル進出を決めた。 国内リーグではディエゴ・マルティネス、カルバリャルの解任を経て今季3人目の指揮官として招へいされたメンディリバル新監督の下で復調したものの、最終的にはPAOK、AEKアテネの後塵を拝して3位フィニッシュとなったが、ECLの快進撃同様に戦い方が整理された印象だ。直近のパナシナイコス戦は2-2のドローで弾みを付けるには至らなかったが、中9日と休養十分でこの大一番に臨む。なお、メンディリバル監督は昨季途中就任のセビージャでEL制覇を成し遂げており、今年2月に途中就任のオリンピアコスでもその再現を狙うことになる。 一方、昨季ファイナルでウェストハムに敗れたフィオレンティーナは、2シーズン連続で予選プレーオフから参戦。グループステージを無敗で首位通過し、決勝トーナメントでもマッカビ・ハイファ、ビクトリア・プルゼニに競り勝ってベスト4進出を決定。準決勝でもクラブ・ブルージュを2戦合計4-3と退けてリベンジの舞台に到達した。 国内リーグでは一時チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにも絡んだが、後半戦の不振によってその争いから一歩後退。それでも、アタランタとの延期分1試合を残してECL出場圏内の8位を確定。今回の一戦では1960-61シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来の欧州タイトルと共に、来季EL出場権獲得を目指す。 ◆オリンピアコス◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:ツォラキス DF:ロジネイ、レトソス、カルモ、オルテガ MF:イボーラ、エッセ MF:フォルトゥニス、シキーニョ、ポデンセ FW:エル・カービ 負傷者:DFオルテガ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては約1カ月の戦線離脱から復帰したオルテガのコンディションに不安があるものの、ほぼ全主力が起用可能だ。 スタメンは前述の11名を予想。オルテガの代役候補のキニやオルタ、ノトイ、ヨルゴス・マスラス辺りにもチャンスがありそうだ。 ◆フィオレンティーナ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:テラッチアーノ DF:ドゥドゥ、ミレンコビッチ、クアルタ、ビラーギ MF:アルトゥール、マンドラゴラ MF:ニコラス・ゴンサレス、ボナヴェントゥーラ、クアメ FW:ベロッティ 負傷者:MFソッティル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者では肩を痛めているソッティルが不在となる。 スタメンは前述の11名を予想。ボナヴェントゥーラの起用法が注目ポイントで、2セントラルMFの一角に置くか一列前のトップ下に配置するかで指揮官の試合の入りへのメッセージとなる。控え選手ではラニエリ、ベルトラン、エヌゾラ、イコネのスタメン起用もオプションとしてある。 ★注目選手 ◆オリンピアコス:FWアユブ・エル・カービ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新加入でゴール量産のエースストライカー。モロッコを代表するストライカーの一人ながら、ここまでヨーロッパではトルコのハタイスポル以外ではプレーしておらず、無名のストライカーと目された30歳FW。 しかし、カタールのアル・サッドから加入した今季のオリンピアコスではアフリカ・ネーションズカップ参戦による離脱期間があった中、15ゴールを挙げてプレーオフラウンドを除くレギュラーシーズンではリーグ得点王を獲得。さらに、ECLでもプレーオフ参戦ながら8試合10ゴールで得点王をほぼ手中に収めるなど、今季公式戦49試合32ゴールと圧巻の活躍を見せた。 182㎝とセンターフォワードとしてはサイズに恵まれていないものの、安定した足元の技術、レンジを問わない高精度の左足を兼備。加えてオフ・ザ・ボールの質が非常に高く、裏抜けやボックス内でフリーとなる技術が最大の持ち味だ。また、アクロバティックなボレーというゴールパターンも持っており、今回の大一番ではヴィオラの堅守攻略のカギを握る存在となるはずだ。 ◆フィオレンティーナ:MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 経験豊富な司令塔が初のメジャータイトル奪取狙う。フィオレンティーナでは昨季ファイナル経験者が多数在籍しているが、その年齢を考えればメジャータイトル獲得の最後のチャンスとなりそうなのが、カピターノのビラーギと8月に35歳となるベテランMFだ。 ミランやイタリア代表でプレーする実力者だが、ここまでのキャリアで大舞台やメジャータイトルとは縁がなく、昨季のリベンジを期す今回の一戦には並々ならぬ決意を持って臨むはずだ。 今季はここまで細かい負傷がありながらも、公式戦42試合8ゴール4アシストとほぼフル稼働。トップ下やインサイドハーフ、セントラルMFを主戦場にボールの経由点、チャンスメーカー、時にボックス内へ飛び込んでのフィニッシャーと持ち味の戦術眼と攻撃センスを遺憾なく発揮し、攻撃のキーマンの一人として存在感を示す。 オリンピアコス戦ではトップ下、セントラルMFの双方での起用の可能性がある中、戦況に応じた的確なプレーでチームを落ち着かせながら、ゴールに絡む決定的な仕事を期待したい。 2024.05.29 18:00 Wed
イタリアサッカー連盟(FIGC)は15日、国際親善試合に臨むイタリア代表メンバー28名を発表した。 ルチアーノ・スパレッティ監督率いるイタリア代表。アメリカにてベネズエラ代表、エクアドル代表と2試合を行う。 今回のメンバーには、DFラウル・ベッラノーバ(トリノ)、MFマイケル・フォロルンショ(エラス・ヴェローナ)、FWロレンツォ・ルッカ(ウディネーゼ)の3名が初招集を受けている。 その他、GKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)、DFフランチェスコ・アチェルビ(インテル)、MFジョルジーニョ(アーセナル)、FWフェデリコ・キエーザ(ユベントス)など順当に選ばれている。 ベネズエラとはインテル・マイアミの本拠地であるチェイス・スタジアムで21日に対戦。エクアドルとはニューヨーク・レッドブルずの本拠地であるレッドブル・アリーナで対戦する。今回発表されたイタリア代表メンバーは以下の通り。 ◆イタリア代表メンバー GK ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス) アレックス・メレト(ナポリ) グリエルモ・ヴィカーリオ(トッテナム/イングランド) マルコ・カルネセッキ(アタランタ) DF ラウル・ベッラノーバ(トリノ) アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ) ジョルジョ・スカルヴィーニ(アタランタ) ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ) アンドレア・カンビアーゾ(ユベントス) フランチェスコ・アチェルビ(インテル) アレッサンドロ・バストーニ(インテル) マッテオ・ダルミアン(インテル) フェデリコ・ディマルコ(インテル) デスティニー・ウドジェ(トッテナム/イングランド) MF マイケル・フォロルンショ(エラス・ヴェローナ) ジャコモ・ボナヴェントゥーラ(フィオレンティーナ) ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ) マヌエル・ロカテッリ(ユベントス) ダビデ・フラッテージ(インテル) ニコロ・バレッラ(インテル) ジョルジーニョ(アーセナル/イングランド) FW ニコロ・ザニオーロ(アストン・ビラ/イングランド) フェデリコ・キエーザ(ユベントス) ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ) マテオ・レテギ(ジェノア) マッティア・ザッカーニ(ラツィオ) リッカルド・オルソリーニ(ボローニャ) ロレンツォ・ルッカ(ウディネーゼ) 2024.03.16 21:50 Sat
トリノは4日、セルビア代表MFイバン・イリッチが負傷したことを発表した。 イリッチは2日に行われたセリエA第27節のフィオレンティーナ戦に先発出場したが、試合序盤に相手のMFジャコモ・ボナヴェントゥーラと接触した際に左足を負傷。9分にMFサムエレ・リッチとの交代を余儀なくされた。 クラブの発表によれば、検査を受けたイリッチは左ヒザの内側側副じん帯損傷と診断されたとのこと。なお、離脱期間は明かされていないが、数週間のうちに再検査を行う予定とのことだ。 昨年の冬にエラス・ヴェローナからトリノへレンタル移籍したイリッチ。昨夏に完全移籍を果たすと、今季はここまでセントラルMFの主力として公式戦27試合に出場し3ゴール2アシストを記録していた。 2024.03.05 01:30 Tue

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フィオレンティーナが3選手の退団を発表! ボナヴェントゥーラやダンカンら今季の主力が契約満了に

フィオレンティーナは6月30日、契約満了による3選手の退団を発表した。 クラブとの契約が満了を迎えるのは、イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ(34)、元ガーナ代表MFアルフレッド・ダンカン(31)、元イタリア代表MFガエターノ・カストロヴィッリ(27)の3人となる。 ボナヴェントゥーラは、2020年の夏にミランを退団しフリーで加入。4シーズンを過ごし、公式戦162試合で22ゴール22アシストを記録。2023-24シーズンもセリエAで31試合8ゴール3アシストを記録するなど、主軸としてプレーした。なお、代理人のエンツォ・ライオラ氏によれば、国外クラブへからオファーがあるとのことだ。 ダンカンは2020年1月にサッスオーロから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。4シーズンの在籍で公式戦126試合に出場し6ゴール9アシスト。2023-24シーズンもセリエAで30試合2ゴール5アシストを記録するなど、セントラルMFの主力として活躍していた。 カストロヴィッリは2017年2月にバーリから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。加入初年度はプリマヴェーラでプレーし、2017-18シーズンから2年間はクレモネーゼへ武者修行に出された。 その後、2019年の夏にフィオレンティーナに復帰。トップチームでは在籍5年間で公式戦131試合に出場し14ゴール10アシスト。2023-24シーズンは、2022年4月に痛めて手術した左ヒザの再手術を実施した影響でシーズンの大半を棒に振ると、4月22日のサレルニターナ戦で戦列に復帰したが、セリエA7試合の出場にとどまっていた。 2024.07.01 07:00 Mon
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34歳ボナベントゥーラがキャリア初の国外移籍もあり得る? 代理人が去就にヒント

イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ(34)がキャリア初の国外移籍も選択肢か。 カルチョで逞しく生きるベテランミッドフィールダー、ボナベントゥーラ。34歳で迎えた今季は3年ぶりにイタリア代表へ復帰…ユーロ2024行きを逃すも健在ぶりが証明された。 経歴を振り返ると、アタランタでプロデビュー後、ベルガモの地で通算7年、ミランで6年、フィオレンティーナに来て今季で4年と、自クラブを大切にし、クラブからも大切にされてきたのが印象的。若き日の武者修行を除き、一貫してセリエAでプレーする。 そんななか、ヴィオラとの契約は今季限りとなっており、今月末でフリーエージェントに。代理人のエンツォ・ライオラ氏がイタリア『カルチョメルカート』で去就にヒントを与える。 “今年1月にユベントス移籍が近づいていたのは本当ですか?” 「ああ、あと少しだった。当時ユーベはマッシミリアーノ・アッレグリ(前監督)が自分たちのサッカーができないと苦しんでいて、助け舟に指名したのがボナヴェントゥーラだった」 「フィオレンティーナがヨーロッパの大会を戦っていなければ交渉成立だっただろう。3つのコンペディションを並行しながら、ボナベントゥーラのような主力を放出するのは賢明ではないしね。仕方ない」 “ボナベントゥーラの今後は?” 「近々フィオレンティーナと会議する。今日現在だと、今後も一緒に進む(=契約更新)方向性だと言えるが、何が起こるか様子を見るべきなのは今回も同じだ。ボナベントゥーラには国外のクラブからお声がかかっているからね」 2024.06.20 14:00 Thu
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衰え知らずの34歳! 元ミランのボナヴェントゥーラ獲得へユベントスがオファー! しかし…

ユベントスがフィオレンティーナのイタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ(34)に接触中だという。 2014〜20年にかけ、ミランで通算184試合35得点30アシストという数字を積み上げたボナヴェントゥーラ。非常に苦しい時代のミランとあって主要タイトルこそ獲得できなかったが、功労者であることは間違いない。 ミランを契約満了後は現所属のフィオレンティーナへ加入し、2020-21シーズンから3年連続でセリエA30試合以上に出場。今季もここまで19試合で6得点2アシスト…34歳とベテランの域に入っても目立った衰えは見られない。今なおイタリア代表にも名を連ねている。 イタリア『カルチョメルカート』によると、そんな健在ボナヴェントゥーラに対してユベントスがここ数日でコンタクトをとっており、「今季終了までの5カ月契約+チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得で契約1年延長」というオファーを提示したという。 ただ、ボナヴェントゥーラとの契約が今季までとなっているフィオレンティーナも強気で、このタイミングで34歳の売却に2500万ユーロ(約39億8000万円)を突きつけたとみられている。ユベントスが鵜呑みにできる金額ではないことは、もはや説明不要だ。 そもそもフィオレンティーナからユベントスへ移籍…というもの自体が過去の苦い記憶を継承し続けるフィレンツェ人にとって受け入れ難いことでもあり、「移籍の実現性はほぼない」とのこと。健在ぶりを発揮するボナヴェントゥーラは、非常に強いフィレンツェ愛の持ち主だという。 2024.01.30 17:20 Tue
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ECL準優勝フィオレンティーナが28歳クアルタとの契約延長を発表…DFながらチーム3位タイの8ゴール

フィオレンティーナが3日、アルゼンチン代表DFルーカス・マルティネス・クアルタ(28)との契約延長を発表した。 クアルタはアルゼンチン代表通算12キャップのセンターバック。リーベル・プレートからフィオレンティーナへ移籍という、母国の名DFダニエル・パサレラ氏と同じコースを歩み、ヴィオラの最終ラインを束ねている。 ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)2年連続準優勝という失意を味わった今季は、公式戦全体で42試合に出場し、セットプレーなどから8ゴール。MFジャコモ・ボナヴェントゥーラと並び、チーム3位タイの得点数だ。 契約が2025年夏までということもあり、今夏での移籍が多少なりとも視野に入っていたようで、一部ではナポリが関心との噂も。ただ、最終的に3日、契約は2028年6月まで延長されたことが発表された。 2024.06.03 21:35 Mon

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イタリア帰還望むザニオーロ、現時点では古巣復帰が有力な選択肢…

イタリア帰還が噂されるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)は、現時点で古巣復帰の可能性が高いようだ。 昨夏、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、公式戦39試合出場で2ゴール、プレミアリーグでの先発はわずか9試合にとどまった。 これにより、ビラは買い取りオプションを行使を見送り、2027年まで契約を残すガラタサライへの復帰が決定した。 ただ、ガラタサライとザニオーロの双方にイスタンブールでプレーを継続する意思はなく、イタリア帰還が有力な選択肢となっている。 そういった中、ここ最近ではアタランタ、フィオレンティーナが有力な新天地候補に挙がっているが、イタリア『スカイ・スポルト』によると、その獲得レースをリードしているのは、同選手が2010年から2016年まで下部組織でプレーしていたフィレンツェの名門だという。 現在、ガラタサライはザニオーロの売却条件を1900万ユーロ(約32億7000万円)に減額し、出場試合数に応じて買い取り義務が発生するレンタル移籍での売却を考慮しているという。 この条件をフィオレンティーナは受け入れる構えである一方、アタランタはやや消極的な構えを見せており、ザニオーロ個人の意思は別として、クラブ間の交渉においてはヴィオラがリードしている状況だ。 2024.06.30 17:15 Sun
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今季20試合0得点...ケアンの現実的な移籍先はサウジアラビア一択か

ユベントスのイタリア代表FWモイゼ・ケアン(24)。現実的な移籍先はサウジアラビア一択か。 今季公式戦20試合666分間で0得点。 いまひとつユベントスの重要な戦力になりきれないシーズンが続いてきたなか、とうとう年間ノーゴールで終わってしまった23-24シーズンのケアン。現地メディアで名前が上がるときは決まって、売却か実質的なトレード要員にされるという観測だ。 今回のイタリア『トゥット・スポルト』も同じ。ボローニャとフィオレンティーナが現実的な補強プランとしてケアンを掲げているそうだが、優先順位は低め。他のターゲットを複数断念して初めてケアン、だという。 一方で、サウジ・プロフェッショナルリーグと強い繋がりを持つ代理店が、ケアンとの接触でサウジアラビア行きを猛プッシュ。クラブ名への言及こそないが、状況的に関心を寄せるクラブがあるからこその接触であることは想像に難くない。 ケアンは1月のアトレティコ・マドリー移籍がケガにより破断したなか、現状、欧州でケアンを切に求めるクラブはない模様。ケアン本人もサウジ行きにさほど消極的ではないとのことだが、果たして。 2024.06.25 21:20 Tue
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ユベントスの2番手GKペリン、年俸2倍オファー含めた7つもの打診を全て拒否か

ユベントスの元イタリア代表GKマッティア・ペリン(31)が、手元に届いた打診全てを拒否したようだ。 ユベントスの2番手GKペリン。 時折、正GKヴォイチェフ・シュチェスニーとのローテーションで起用される元イタリア代表の実力者だが、そんななかでも今季は加入後最少となるセリエA出場3試合にとどまった。 そのためか、31歳とまだまだ若いペリンには各クラブが熱視線。イタリア『トゥット・スポルト』によると、アタランタ、モンツァ、フィオレンティーナ、コモ、パルマ、古巣ジェノアがユベントスに照会を依頼したという。 また、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪、ジョゼ・モウリーニョ新監督のフェネルバフチェは、年俸純額300万ユーロ(約5.1億円)をペリン側に提示。現年俸の2倍とされる額だ。 ただ、契約をあと1年残すペリンは全ての打診にお断り。ユベントスはクリスティアーノ・ジュントリSDが2年延長+オプション1年を調整しており、ペリンは今後のキャリアをこちらに一本化しているとのことだ。 2024.06.24 20:55 Mon
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