【2022-23プレミアリーグ前半戦総括】怪物ハーランドがプレミアを席巻! 躍進アーセナルはインビンシブルズを超える?!
2023.01.24 19:35 Tue
◆アーセナルが優勝へ邁進! ビッグサプライズのニューカッスル躍進はどこまで続くか
リバプールやマンチェスター・シティが覇権を争ったここ数年の傾向からは異なる様相を呈したのが今季のプレミアリーグ。前半戦の王者はリバプールでもシティでもなく、ミケル・アルテタ体制4年目を迎えるアーセナルだった。
ここしばらくは基盤作りのための我慢の3年間だったアーセナルがようやく本領を発揮。開幕直後から新加入のガブリエウ・ジェズスが攻撃を牽引し、14試合で5ゴール6アシストをマークする活躍を見せた。だが、カタール・ワールドカップで右膝を負傷し長期離脱へ。ここから勢いが衰えるかに思われたが、サカ、マルティネッリ、エンケティアら前線のアタッカー陣がもれなく躍動する形で好調をキープ。シーズン半分の19試合を消化した時点でわずか1敗という好成績を収めた。
そのアーセナルに続いたシティでは、新戦力のハーランドが大暴れ。プレミアリーグ初挑戦ながら開幕のウェストハム戦から2ゴールを挙げると、第3節から第10節にかけては7試合連続ゴールで、おまけに3度のハットトリックを記録。前半戦に積み重ねたゴールは25点に達し、16得点のケインを大きく突き放して得点ランクを独走している。ただ、チームとしてはアストン・ビラやエバートンなど下位相手に勝ち点を取りこぼしており、すでにアーセナルとはかなりのポイント差をつけられている。
そんなアーセナルやシティに続く上位に食い込んだのは意外にもニューカッスルだ。名将エディ・ハウに率いられるマグパイズは、サウジアラビアファンドをバックに持ちながらも、ポープやボトマンら現実的な補強でチーム力を底上げ。その二人が見事にフィットし、それぞれ前半戦におけるキーマンに。また、前線ではアルミロンが9ゴールの活躍で攻撃を牽引。加入2年目のギマランイスはハウ監督の下で大きく化けた一人で、攻守において欠かせない選手に成長した。全体的に上手くバランスの取れたチームは、第12節から第17節にかけてトッテナムやチェルシーを破りながら6連勝を達成。今季のプレミアに旋風を巻き起こしている。
4位のマンチェスター・ユナイテッドは開幕当初こそ連敗スタートとなったが、以降は大崩れすることなくコンスタントに勝ち点を重ねた。プレシーズンはカゼミロをはじめ、エリクセンやアントニー、リサンドロ・マルティネスなど大枚を叩いて大物を獲得したが、どの選手も一定のパフォーマンスを披露。その中で大きな輝きを放ったのは生え抜きの25歳、ラッシュフォードだった。前半戦はチーム最多の9ゴールをマークしたが、特筆すべきはW杯後の成績で、カップ戦を含めると公式戦7試合連続ゴール。次期キャプテンに推す声も多く、今後の活躍にも期待がかかる。
その不調は開幕から見てとられ、9-0と歴史的な勝利を収めた第4節のボーンマス戦まで白星を待つことに。この大勝から勢いをつけたいところだったが、その後も低空飛行が続き、第11節でシティに勝利も、その後はノッティンガム・フォレストやリーズなど下位相手に黒星を並べ、早くも首位のアーセナルとは20ポイント以上の差。すでに目標は優勝からトップ4入りに切り替えられている。
チェルシーもまた大苦戦。新オーナーの下でスタートした今季だったが、早々にトーマス・トゥヘル監督を成績不振で解任し、ブライトンからポッター監督を引き抜く大胆な手を敢行。夏の移籍市場ではスターリングにクリバリ、ククレジャにオーバメヤンなど錚々たる実力者を獲得したが、これが秩序の乱れに繋がり、統制の取れないチームとなってしまった。挽回を期す後半戦に向けては、ジョアン・フェリックスやムドリク、バディアシルが加入。果たして功を奏すだろうか。
また、今季のプレミアリーグにおいて、我らが誇る三笘薫の活躍を見過ごすわけにはいかない。ベルギーでの武者修行を経て、ブライトンで本格デビューとなった今シーズン、序盤戦は途中出場がメインながら随所で光るプレーを見せていたが、カタールW杯後はさらに一皮剥けて大活躍。アーセナル戦とエバートン戦で連続ゴールを決めると、極めつきはレスター戦。左サイドからカットインし、ボックス手前から右足でゴール右上に突き刺したシュートは世界を驚かせる一発だった。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

堂々の首位で折り返したアーセナルの選手たちも見事だったが、前半戦に限ればハーランドがMVPだろう。昨季王者に鳴り物入りした22歳は、開幕のウェストハム戦でいきなり2ゴールを挙げると、第3節から7試合連続ゴールという離れ業をやってのけ、そのうち3試合でハットトリック。第4節のクリスタル・パレス戦と第5節のノッティンガム・フォレスト戦で3得点を記録した8月は、ノルウェー人選手として初めて月間最優秀選手賞を受賞した。
★最優秀監督
◆ミケル・アルテタ(アーセナル)
【期待以上】
★チーム
◆ニューカッスル
群雄割拠のプレミアリーグにおいて、ここ数年ボトムハーフに甘んじていたニューカッスルが前半戦を3位で折り返したのは驚異的なことだ。ハウ監督の就任以降はその兆しを見せたはいたが、この順位を予想するものは極めて少なかっただろう。チームによって消化試合数は多少のばらつきがあるが、マグパイズは19試合で10勝8分け1敗。序盤戦は引き分けが多かったが、第6節以降は無敗を続けており、その中でトッテナムやチェルシーを下し、首位のアーセナルとは引き分けを演じるなど堂々たる戦績を収めている。
★選手
◆ガブリエウ・ジェズス(アーセナル)
ニューカッスルのアルミロンやボトマン、ギマランイスの活躍も見事だが、シーズン前半におけるアーセナル躍進の立役者を忘れてはならない。プレシーズンにシティから4500万ポンドの移籍金で加入したブラジル代表FWは、前線であらゆる攻撃を組み立て、14試合で5ゴール6アシストを記録。カタールW杯で無念の負傷となったが、重要なシーズン終盤に向けて追い風を吹かせるに違いない。
【期待外れ】
★チーム
◆リバプール
リバプールより下の順位に位置するチェルシーも大きく期待を下回ったが、リバプールの近年の成功と、チェルシーの内部改変を加味すると、より予想外だったのはレッズの不振だろう。戦力としてはマネの退団を除けば昨季から大きな違いはないが、中盤の高齢化、選手層の薄さ、何より全体的な選手個々の不調が現在の低迷たらしめる所以だ。ただ、シティ戦やスパーズ戦、ひいてはチャンピオンズリーグのナポリ戦など、強豪との戦いでは本来の姿を見せており、クロップ監督も指摘する通り「基本に立ち返らなければならない」のかもしれない。
★選手
◆ラヒーム・スターリング(チェルシー)
シーズン前に同じくシティからアーセナルに移籍したジェズスとは明暗がはっきり分かれる格好となったスターリング。シティでの実績も踏まえて攻撃を牽引する働きを期待していたが、蓋を開けると周囲との息が合わず、スターリングの所で攻撃が止まってしまうシーンが散見された。移籍金はジェズスより若干高い5000万ポンドだったが、ここまでのコスパは相当の大差がついてしまっている。
リバプールやマンチェスター・シティが覇権を争ったここ数年の傾向からは異なる様相を呈したのが今季のプレミアリーグ。前半戦の王者はリバプールでもシティでもなく、ミケル・アルテタ体制4年目を迎えるアーセナルだった。
ここしばらくは基盤作りのための我慢の3年間だったアーセナルがようやく本領を発揮。開幕直後から新加入のガブリエウ・ジェズスが攻撃を牽引し、14試合で5ゴール6アシストをマークする活躍を見せた。だが、カタール・ワールドカップで右膝を負傷し長期離脱へ。ここから勢いが衰えるかに思われたが、サカ、マルティネッリ、エンケティアら前線のアタッカー陣がもれなく躍動する形で好調をキープ。シーズン半分の19試合を消化した時点でわずか1敗という好成績を収めた。
そのアーセナルに続いたシティでは、新戦力のハーランドが大暴れ。プレミアリーグ初挑戦ながら開幕のウェストハム戦から2ゴールを挙げると、第3節から第10節にかけては7試合連続ゴールで、おまけに3度のハットトリックを記録。前半戦に積み重ねたゴールは25点に達し、16得点のケインを大きく突き放して得点ランクを独走している。ただ、チームとしてはアストン・ビラやエバートンなど下位相手に勝ち点を取りこぼしており、すでにアーセナルとはかなりのポイント差をつけられている。
4位のマンチェスター・ユナイテッドは開幕当初こそ連敗スタートとなったが、以降は大崩れすることなくコンスタントに勝ち点を重ねた。プレシーズンはカゼミロをはじめ、エリクセンやアントニー、リサンドロ・マルティネスなど大枚を叩いて大物を獲得したが、どの選手も一定のパフォーマンスを披露。その中で大きな輝きを放ったのは生え抜きの25歳、ラッシュフォードだった。前半戦はチーム最多の9ゴールをマークしたが、特筆すべきはW杯後の成績で、カップ戦を含めると公式戦7試合連続ゴール。次期キャプテンに推す声も多く、今後の活躍にも期待がかかる。
ここにトッテナムや三笘薫のブライトンらを含めたトップ4争い、ひいては優勝争いがシーズンが進むにつれて加熱していくだろうが、一方でここまで残念なシーズンを送るビッグクラブが。上述のように、ここ数年はシティと熾烈な優勝争いを繰り広げてきたリバプールだが、今季は思わぬ不調に陥っている。
その不調は開幕から見てとられ、9-0と歴史的な勝利を収めた第4節のボーンマス戦まで白星を待つことに。この大勝から勢いをつけたいところだったが、その後も低空飛行が続き、第11節でシティに勝利も、その後はノッティンガム・フォレストやリーズなど下位相手に黒星を並べ、早くも首位のアーセナルとは20ポイント以上の差。すでに目標は優勝からトップ4入りに切り替えられている。
チェルシーもまた大苦戦。新オーナーの下でスタートした今季だったが、早々にトーマス・トゥヘル監督を成績不振で解任し、ブライトンからポッター監督を引き抜く大胆な手を敢行。夏の移籍市場ではスターリングにクリバリ、ククレジャにオーバメヤンなど錚々たる実力者を獲得したが、これが秩序の乱れに繋がり、統制の取れないチームとなってしまった。挽回を期す後半戦に向けては、ジョアン・フェリックスやムドリク、バディアシルが加入。果たして功を奏すだろうか。
また、今季のプレミアリーグにおいて、我らが誇る三笘薫の活躍を見過ごすわけにはいかない。ベルギーでの武者修行を経て、ブライトンで本格デビューとなった今シーズン、序盤戦は途中出場がメインながら随所で光るプレーを見せていたが、カタールW杯後はさらに一皮剥けて大活躍。アーセナル戦とエバートン戦で連続ゴールを決めると、極めつきはレスター戦。左サイドからカットインし、ボックス手前から右足でゴール右上に突き刺したシュートは世界を驚かせる一発だった。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

Getty Images
堂々の首位で折り返したアーセナルの選手たちも見事だったが、前半戦に限ればハーランドがMVPだろう。昨季王者に鳴り物入りした22歳は、開幕のウェストハム戦でいきなり2ゴールを挙げると、第3節から7試合連続ゴールという離れ業をやってのけ、そのうち3試合でハットトリック。第4節のクリスタル・パレス戦と第5節のノッティンガム・フォレスト戦で3得点を記録した8月は、ノルウェー人選手として初めて月間最優秀選手賞を受賞した。
★最優秀監督
◆ミケル・アルテタ(アーセナル)

Getty Images
アーセナルが18試合を消化した時点で15勝2分け1敗の成績を収め、早くも優勝を視界に捉えるほどの大躍進に導いたアルテタ監督が前半戦の最優秀監督だ。積み上げた勝ち点47は、あのインビンシブルを凌ぐペース。なお、11・12月度の月間MVPは、同監督とウーデゴールが受賞しており、アーセナルではヴェンゲル&ジルー以来7年ぶりのW受賞となった。【期待以上】
★チーム
◆ニューカッスル

Getty Images
群雄割拠のプレミアリーグにおいて、ここ数年ボトムハーフに甘んじていたニューカッスルが前半戦を3位で折り返したのは驚異的なことだ。ハウ監督の就任以降はその兆しを見せたはいたが、この順位を予想するものは極めて少なかっただろう。チームによって消化試合数は多少のばらつきがあるが、マグパイズは19試合で10勝8分け1敗。序盤戦は引き分けが多かったが、第6節以降は無敗を続けており、その中でトッテナムやチェルシーを下し、首位のアーセナルとは引き分けを演じるなど堂々たる戦績を収めている。
★選手
◆ガブリエウ・ジェズス(アーセナル)

Getty Images
ニューカッスルのアルミロンやボトマン、ギマランイスの活躍も見事だが、シーズン前半におけるアーセナル躍進の立役者を忘れてはならない。プレシーズンにシティから4500万ポンドの移籍金で加入したブラジル代表FWは、前線であらゆる攻撃を組み立て、14試合で5ゴール6アシストを記録。カタールW杯で無念の負傷となったが、重要なシーズン終盤に向けて追い風を吹かせるに違いない。
【期待外れ】
★チーム
◆リバプール

Getty Images
リバプールより下の順位に位置するチェルシーも大きく期待を下回ったが、リバプールの近年の成功と、チェルシーの内部改変を加味すると、より予想外だったのはレッズの不振だろう。戦力としてはマネの退団を除けば昨季から大きな違いはないが、中盤の高齢化、選手層の薄さ、何より全体的な選手個々の不調が現在の低迷たらしめる所以だ。ただ、シティ戦やスパーズ戦、ひいてはチャンピオンズリーグのナポリ戦など、強豪との戦いでは本来の姿を見せており、クロップ監督も指摘する通り「基本に立ち返らなければならない」のかもしれない。
★選手
◆ラヒーム・スターリング(チェルシー)

Getty Images
シーズン前に同じくシティからアーセナルに移籍したジェズスとは明暗がはっきり分かれる格好となったスターリング。シティでの実績も踏まえて攻撃を牽引する働きを期待していたが、蓋を開けると周囲との息が合わず、スターリングの所で攻撃が止まってしまうシーンが散見された。移籍金はジェズスより若干高い5000万ポンドだったが、ここまでのコスパは相当の大差がついてしまっている。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「絶対に謝らない」ハーランド父に復讐したロイ・キーンが“報復”タックルを否定
マンチェスター・ユナイテッドのOBであるロイ・キーン氏が現役時代にアルフ=インゲ・ハーランド氏を負傷させたタックルについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 キーン氏は、ハーランド氏がリーズ・ユナイテッドに在籍していた1997年にタックルを受けて前十字じん帯損傷の大ケガを負っていた。 しかし4年後、2001年4月21日に行われたマンチェスター・シティとの試合で、ハーランド氏の右ヒザに悪質なタックルを敢行。レッドカードが提示された後にファウルが意図的だったとコメントしたため、5試合の出場停止処分を受けていた。 なお、ハーランド氏はドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの実の父親だが、このタックルの影響もあり2年後の2003年に31歳で現役を引退している。 『スカイ・スポーツ』の番組内で、シティにも在籍した元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏が、キーン氏に現役時代の後悔について質問。話の流れの中で、この件に言及した。 「言わせてもらっていいかな? サッカーのピッチでやったことで後悔したことは一度もない。一度もだ」 「聞いてほしい。私は退場になりチームを失望させた。私は人々と戦っていた。私はピッチの真ん中にいたんだ」 リチャーズ氏が「ハーランド氏を傷づけようとしたわけではないでしょう」と尋ねるとキーン氏はさらに続けた。 「違う。当然だ。だが選手を傷つけようとしたかと言われればそうだ」 「それについては絶対に謝らない。そして人々は私を痛めつけてきた。私は人生で選手をケガさせようとしたことはないが、選手を傷つけようとしたことはある」 「ピッチの真ん中でボールを取りに行けば、誰かが傷つくこと可能性は大いにある」 そう話したキーン氏は、最後に「(君は)私の精神科医みたいだ。胸のつかえが降りたよ」と語っている。 キーン氏は、ハーランド氏個人ではなく対戦相手の“選手”を狙ってのタックルであり、それについての後悔はないと考えているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ロイ・キーンがハーランド父に繰り出した“悪質”タックル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2001: Roy Keane committed a horror challenge when he studded Alf-Inge Haaland's knee.<a href="https://t.co/eX85rW9hhV">pic.twitter.com/eX85rW9hhV</a></p>— The Sportsman (@TheSportsman) <a href="https://twitter.com/TheSportsman/status/1252565333577269248?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.06.11 07:05 Fri2
「ついに叶ったんだ」…デ・リフトが念願のユナイテッド移籍で決意 「次なる歴史の一翼に」
マンチェスター・ユナイテッドの新センターバックが加入後のインタビューでクラブ史に名を刻む活躍を誓った。 この夏はセンターバックのポジション強化が最優先事項だったユナイテッド。フランスの若き才能、レニー・ヨロに続いて、射止めたのがバイエルンの人員整理で売却候補に浮上していたマタイス・デ・リフトだった。 関心が明るみとなってから早々に個人合意の報も飛び出した後、クラブ間で綱引きが続いたが、基本金4500万ユーロ+アドオン500万ユーロの総額5000万ユーロ(約81億7000万円)で決着。13日に移籍が正式決定した。 この移籍を決意した理由は何だったのか。アヤックス時代に師事したエリク・テン・ハグ監督と再会できるのが1つの魅力だったことだろうが、プロジェクト面に共感したのもあったようだ。 「このプロジェクトを本当に気に入っている。どこかに行って、自分が新しいプロジェクトの一部であり、何かしら新しいものの一部であるを感じられるのはいつだって良いこととだ」 「僕だけじゃなく、この夏にやってくる選手たちもマンチェスター・ユナイテッドの次なる歴史の素晴らしいピースとなり、クラブが本来いるべき場所、つまりトップに戻せたらと思う」 「その上、アメージングなクラブだし、世界でも指折りのビッグクラブ。素晴らしい歴史に多くの素晴らしい選手、素晴らしいDFがいる」 「本当にワクワクするよ。実のところ、長いこと待っていた! 休暇中もずっと契約成立のメッセージを待っていたし、ついにそれが叶ったんだ。だから、スタートを切るのが楽しみだ」 また、クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、同胞のエドウィン・ファン・デル・サールらを挙げながら、クラブの歴史を振り返りつつ、自身にとっても挑戦となるこの移籍に高揚した。 「イングランドで、世界有数のビッグクラブで、世界最大のリーグで、こういう可能性があるのは素晴らしい挑戦になる。僕にとって、新しい挑戦が原動力だし、チャレンジが好きなんだ」 「このチャンスをもらって、このレベルでプレーし、トロフィーに貢献できるなんて素晴らしいことだ。マンチェスター・ユナイテッドの次なる歴史の一翼を担えたらと思う」 アヤックスを出てから、ユベントス、バイエルンを渡り歩き、このたびからユナイテッドに舞台を移したデ・リフト。アヤックスから移籍後はやや伸び悩みの印象もあるキャリアだが、ユナイテッドで地位を築き、それも払拭したいところだ。 <span class="paragraph-title">【動画】デ・リフトが同じく新加入のマズラウィとともにユナイテッドのトレーニングに合流</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WW5O8pkXprQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.16 14:05 Fri3
ラウンド16でポルトと激突のC・ロナウド、11年前に決めたCL史上最高のゴールに脚光
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の組み合わせ抽選会が14日に行われた。 バルセロナvsパリ・サンジェルマンというビッグマッチに注目が集まっているが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するユベントスは、日本代表FW中島翔哉も所属するポルトとの対戦が決定。 <div id="cws_ad">◆【ベストゴール集】ユベントス100試合出場のC・ロナウドが決めたここまでのベストゴール(ポルト戦のスーパーゴールは記事下部)<div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ2NXR1dUdmeiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> このカードが決まったことを受け、CLの公式ツイッター(@ChampionsLeague)はC・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドに在籍していた時にポルトと対戦した試合で決めたゴールの動画を公開。懐かしのスーパーゴールに多くの反響が集まった。 C・ロナウドがスーパーゴールを決めた試合は、2009年の4月15日に行われたポルトvsユナイテッドのCL準々決勝2ndレグ。ホームで行われた1stレグを2-2で終え、ポルトにアウェイゴールを2点奪われた不利な状態でこの一戦を迎えたユナイテッドだったが、C・ロナウドが試合開始早々にやってみせる。 6分、ゴールから約37メートルの位置でアンデルソンからパスを受けたC・ロナウドは、相手のマークが甘いとみるや、シュート体勢に入る。そして、そのまま迷いなく右足を振り抜くと、ボールは一直線にゴールへ。弾丸ライナー、レーザービームのように真っ直ぐにゴールネットへと向かったボールは、ゴール左隅へ突き刺さる。卓越したキック力、見事なシュート精度、常人離れした思い切りの良さが、見るもの全てを唖然とさせるゴールを生んだ。 この試合では、C・ロナウドはゴール以外でも大活躍。後方からのロングボールをダイレクトヒールで正確にチームメイトにパスしたり、得意のドリブルで相手DFのファウルを誘発したり…。結局、最後までスコアは変わらなかったものの、ユナイテッドは2戦合計3-2として、準決勝進出を果たしていた。 さらに、この得点はただスーパーゴールと評価されるにとどまらず。2009年末には、この年からFIFAが創設した、年間を通じて最も優れたゴールに贈られる賞「プスカシュ賞」が贈られるなど、CL史上最高のゴールとも言われるほど、素晴らしい評価を得ている。C・ロナウド本人も「どうやって決めたかわからない」と語るほどのゴール。奇跡としか言えない見事なゴールだった。 ラウンド16の日程は、1stレグは2月16日・17日および23日・24日、2ndレグは3月9日・10日および16日・17日とかなり先の予定だが、決勝トーナメントでもスーパーゴールが生まれるのか。今から楽しみで仕方がない。 <div id="cws_ad">◆C・ロナウドのスーパーミドル<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Ronaldo against Porto = <a href="https://twitter.com/hashtag/UCLdraw?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UCLdraw</a> | <a href="https://twitter.com/juventusfcen?ref_src=twsrc%5Etfw">@juventusfcen</a> <a href="https://t.co/HJ4PysyDuK">pic.twitter.com/HJ4PysyDuK</a></p>— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1338450358822195200?ref_src=twsrc%5Etfw">December 14, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2020.12.15 21:12 Tue4
シティ加入のハーランド、マンチェスターにあるポグバ邸を新たな住まいに?
今夏にマンチェスター・シティへ移籍したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドだが、現在は家探しに奔走中のようだ。イギリス『サン』が伝えている。 5月にドルトムントからの加入が発表されたハーランド。シティが契約解除金満額となる7500万ユーロ(約105億円)を支払う形で移籍が実現した。 世界屈指の点取り屋がどこまでプレミアリーグで通用するのか注目が高まる中、その前にハーランドがクリアしなければのが住まい探しだ。 潤沢な資産を持つサッカー選手。よりどりみどりだろうが、ハーランドに紹介されているのは、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバの豪邸だ。 ポグバと言えば、今季限りでユナイテッドを退団し、ユベントス復帰が決定的な状況。今後、イングランドに復帰する可能性も低いことから、マンチェスターにある自宅がフリーになるという。 かつてポグバが300万ポンドで購入したその家は、サウナやジム、プールは当たり前のように完備されているが、一番の見どころは『P.P.アリーナ』の名づけられた屋内サッカー場だ。LED照明や電子スコアボードで装飾されており、センターサークルには、ポグバのロゴの絵が描かれているようだ。 ある情報筋によれば、その豪邸を売却したい考えのポグバだが、賃貸物件として貸すこともやぶさかではない模様。ハーランドは月額3万ポンドで借りることができるようだ。 2022.06.25 16:30 Sat5
