両エース不発も伏兵両WB躍動のスパーズがセインツに4発逆転勝利! 開幕白星で次節チェルシー戦へ《プレミアリーグ》
2022.08.07 01:01 Sun
2022-23シーズンのプレミアリーグ開幕節、トッテナムvsサウサンプトンが6日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが4-1で逆転勝利した。
昨シーズンはアントニオ・コンテ招へいによって逆転でのトップ4フィニッシュを決めたトッテナム。今夏の積極補強でマンチェスター・シティ、リバプールの2強への挑戦に意気込むノースロンドンのチームは、15位のサウサンプトンとのホームゲームで開幕白星発進を狙った。
注目の開幕スタメンは昨季終盤戦のレギュラーメンバーが並び、3トップはクルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミンのトリデンテに。新戦力ではペリシッチ、ラングレ、ビスマら5選手がベンチに入った。なお、リシャルリソンは昨季エバートンでのサスペンションによって欠場となった。
共に守備時には5バックの形でスタート。時間の経過と共に相手を押し込むトッテナムは、ピッチの幅を使いながら相手守備に揺さぶりをかけるが、決定機までは持ち込めない。
すると、昨季2度の対戦で1勝1分けの戦績を収めていたサウサンプトンが一瞬の隙を突いて先手を奪う。12分、右サイドからのクロスが流れたところを回収したジェネポがボックス左のゴールライン際で仕掛けてマイナスのクロスを供給。これが中央のホイビュルクの頭上を越えると、待ち構えていたウォード=プラウズが右足ボレー。うまくピッチに叩きつけたシュートがゴール左隅に決まった。
21分、右サイドのタッチライン際でボールを収めたクルゼフスキが左足に持ち替えて正確なクロスを供給。これにファーで反応した左ウイングバックのセセニョンがDFウォーカー=ピータースのマークを振り切り、頭でねじ込んだ。
自慢の両エースではなく伏兵セセニョンの今季チーム初ゴールでスコアをタイに戻したトッテナムは、ここから主導権を掌握。30分にはホイビュルクのミドルスルーパスに反応したソン・フンミンがボックス左に持ち込んで左足のシュートを放つが、これはGKバズヌの好守に阻まれる。
それでも、31分にはこのプレーで得た左CKの二次攻撃から左サイドのソン・フンミンが鋭い低弾道のクロスを入れると、攻め残っていたダイアーがニアサイドで巧みなヘディングシュート。これがゴール右隅に決まり、再び伏兵のゴールで逆転に成功した。
畳みかけるホームチームは、前がかる相手に対して得意のカウンターを繰り出すシチュエーションを作り出し、ベン・デイビスのミドルシュートやボックス内でソン・フンミン、ケインの両エースに決定機が訪れたが、前半の内にリードを広げることはできなかった。
迎えた後半、アウェイチームが2枚の交代カードを切って変化を見せるが、立ち上がりからトッテナムが優勢に試合を進めていく。
セセニョンに訪れた2度のチャンスはオフサイドなどで3点目に繋がらないが、ポジション争いで崖っぷちに立たされる右ウイングバックが仕事を果たした。
まずは61分、ロングカウンターからソン・フンミンのスルーパスに抜け出したエメルソンがボックス左からグラウンダーのクロスを入れると、これがDFサリスのクリアミスを誘ってオウンゴールに。続く63分には再びカウンターから右サイド深くに侵攻したエメルソンがゴールライン際から冷静に鋭角なプルバック。これを足元に収めたクルゼフスキが得意の左足のシュートをファーポストに突き刺した。
エメルソンの続けてのチャンスメークから2点を重ねて勝利を引き寄せたトッテナムは、ここからゲームコントロールを優先した試合運びにシフト。66分には殊勲のセセニョンを下げてペリシッチをデビューさせる。
後半半ばから終盤にかけてはサウサンプトンの攻勢を守護神ロリスを中心に凌ぎつつ、開幕戦でのゴールがほしい両エースが果敢にゴールを目指すが、この日はケイン、ソン・フンミン共に最後の精度を欠く。
それでも、試合終盤にビスマ、ラングレといった新戦力をデビューさせたコンテ率いるチームは、このまま4-1で試合をクローズ。ホームでの開幕戦を逆転勝利で飾ったトッテナムは、次節チェルシーとのダービーに向けて弾みを付けた。
昨シーズンはアントニオ・コンテ招へいによって逆転でのトップ4フィニッシュを決めたトッテナム。今夏の積極補強でマンチェスター・シティ、リバプールの2強への挑戦に意気込むノースロンドンのチームは、15位のサウサンプトンとのホームゲームで開幕白星発進を狙った。
注目の開幕スタメンは昨季終盤戦のレギュラーメンバーが並び、3トップはクルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミンのトリデンテに。新戦力ではペリシッチ、ラングレ、ビスマら5選手がベンチに入った。なお、リシャルリソンは昨季エバートンでのサスペンションによって欠場となった。
すると、昨季2度の対戦で1勝1分けの戦績を収めていたサウサンプトンが一瞬の隙を突いて先手を奪う。12分、右サイドからのクロスが流れたところを回収したジェネポがボックス左のゴールライン際で仕掛けてマイナスのクロスを供給。これが中央のホイビュルクの頭上を越えると、待ち構えていたウォード=プラウズが右足ボレー。うまくピッチに叩きつけたシュートがゴール左隅に決まった。
ホームでいきなりビハインドを背負う難しい入りを強いられたトッテナム。以降は攻守に集中力を増した相手の守備に苦戦を強いられるが、コンテスタイルの真骨頂であるウイングバックの攻撃参加が突破口となる。
21分、右サイドのタッチライン際でボールを収めたクルゼフスキが左足に持ち替えて正確なクロスを供給。これにファーで反応した左ウイングバックのセセニョンがDFウォーカー=ピータースのマークを振り切り、頭でねじ込んだ。
自慢の両エースではなく伏兵セセニョンの今季チーム初ゴールでスコアをタイに戻したトッテナムは、ここから主導権を掌握。30分にはホイビュルクのミドルスルーパスに反応したソン・フンミンがボックス左に持ち込んで左足のシュートを放つが、これはGKバズヌの好守に阻まれる。
それでも、31分にはこのプレーで得た左CKの二次攻撃から左サイドのソン・フンミンが鋭い低弾道のクロスを入れると、攻め残っていたダイアーがニアサイドで巧みなヘディングシュート。これがゴール右隅に決まり、再び伏兵のゴールで逆転に成功した。
畳みかけるホームチームは、前がかる相手に対して得意のカウンターを繰り出すシチュエーションを作り出し、ベン・デイビスのミドルシュートやボックス内でソン・フンミン、ケインの両エースに決定機が訪れたが、前半の内にリードを広げることはできなかった。
迎えた後半、アウェイチームが2枚の交代カードを切って変化を見せるが、立ち上がりからトッテナムが優勢に試合を進めていく。
セセニョンに訪れた2度のチャンスはオフサイドなどで3点目に繋がらないが、ポジション争いで崖っぷちに立たされる右ウイングバックが仕事を果たした。
まずは61分、ロングカウンターからソン・フンミンのスルーパスに抜け出したエメルソンがボックス左からグラウンダーのクロスを入れると、これがDFサリスのクリアミスを誘ってオウンゴールに。続く63分には再びカウンターから右サイド深くに侵攻したエメルソンがゴールライン際から冷静に鋭角なプルバック。これを足元に収めたクルゼフスキが得意の左足のシュートをファーポストに突き刺した。
エメルソンの続けてのチャンスメークから2点を重ねて勝利を引き寄せたトッテナムは、ここからゲームコントロールを優先した試合運びにシフト。66分には殊勲のセセニョンを下げてペリシッチをデビューさせる。
後半半ばから終盤にかけてはサウサンプトンの攻勢を守護神ロリスを中心に凌ぎつつ、開幕戦でのゴールがほしい両エースが果敢にゴールを目指すが、この日はケイン、ソン・フンミン共に最後の精度を欠く。
それでも、試合終盤にビスマ、ラングレといった新戦力をデビューさせたコンテ率いるチームは、このまま4-1で試合をクローズ。ホームでの開幕戦を逆転勝利で飾ったトッテナムは、次節チェルシーとのダービーに向けて弾みを付けた。
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