今季プレミア最初の降格はノリッジ…昨季2部優勝で1年での復帰も再び1年での降格に

2022.05.01 06:30 Sun
Getty Images
ノリッジ・シティが1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となった。

ノリッジは4月30日に本拠地キャロウ・ロードで行われたプレミアリーグ第35節のアストン・ビラ戦に0-2で敗戦。この結果、同時刻開催の一戦で勝利したバーンリーとの勝ち点差が13ポイントに広がり、残り4節での17位以上の可能性が消滅した。

昨シーズンのチャンピオンシップを優勝して1年でのプレミアリーグ復帰を果たしたカナリーズは、開幕前にDFオザン・カバクや、MFビリー・ギルモア、FWミロト・ラシツァ、FWジョシュ・サージェントらを補強。MFエミリアーノ・ブエンディアら一部主力が引き抜かれたものの、継続路線でシーズンに臨んだ。
しかし、ダニエル・ファルケ率いるチームはリバプール、マンチェスター・シティ、アーセナルといった強豪との連戦が続いた序盤戦で開幕6連敗を含む、10戦未勝利と泥沼の状況に。その後、第11節のブレントフォード戦で待望の初勝利を挙げたが、その試合後にファルケ監督を解任。直前にアストン・ビラの指揮官を解任されていたディーン・スミス監督を新指揮官に据えた。

だが、この監督交代によって状況が改善されることはなく、以降2度の6連敗を喫したチームは5勝6分け23敗の厳しい戦績で最下位が定位置となり、わずか1年での降格が決定した。
降格決定のビラ戦後、スミス監督はこの試合のパフォーマンスを含め、今季のチームがプレミアリーグに留まるための水準に達していなかったと語った。クラブ公式サイトが伝えている。

「オーナー、サポーター、そしてこのクラブに関係するすべての人など、多くの人々に申し訳ないと思っている」

「私はこのクラブを残留させるためにここに来たので責任を負っている。残念ながら、我々は十分なことをできなかった。それは今日のパフォーマンスのことだけではない」

「残念ながら、今シーズンの多くの重要なゲームにおいて、必要なレベルに完全には到達していなかった」

「ファンは素晴らしかった。人々は我々のフットボールクラブに無関心という言葉を使うが、それは真実から遠く離れたものだ。今日、サポーターがこのクラブを応援している姿を見たし、プレーヤーたちが最後まで戦っている姿も見た」

「ただ、結局のところ、我々は十分に良くなく、プレミアリーグにとどまるためのチームの質も十分ではなかった。そこから学ぶ必要がある。残り4試合、そして次のシーズンに向けて、より強くなって戻ってくる必要がある」

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