【プレミア注目プレビュー】4連勝アーセナルと10連勝シティが激突する2022年元日決戦
2022.01.01 12:00 Sat
プレミアリーグ第21節、アーセナルvsマンチェスター・シティが、日本時間1月1日21:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。2022年のプレミアリーグ初陣となるビッグマッチだ。開幕3連敗スタートからの8戦無敗、リバプール戦の惨敗、マンチェスター・ユナイテッド、エバートン相手の連敗と、浮き沈みの激しいシーズンを送るアーセナル(勝ち点35)。現在は難敵ウェストハムを破るなど、内容の伴った4連勝で4位に浮上している。
だが、今節からは昨季王者シティ、アントニオ・コンテの下で復調気配を見せるトッテナムとの重要な連戦を控えており、ここで再び沈み込むようだと、悲願のトップ4フィニッシュが大きく遠のくことになる。
前回対戦で0-5の屈辱的な大敗を喫した相手とのリベンジマッチに向けては、複数の選手と共に新型コロナウイルス感染が発覚したアルテタ監督がベンチ入り不可となり、暫定指揮官スタイフェンベルフ氏の下での戦いとなる。しかし、直前のリーズ戦の開催延期によって中5日で臨める点は、大きなアドバンテージとなるはずだ。
一方、直近のブレントフォード戦を1-0で競り勝った首位のシティ(勝ち点50)は、破竹の10連勝を飾ると共に、2021年のプレミアリーグで歴代最多の36勝を達成。ここに来て取りこぼしが目立ち始めたチェルシー、リバプールとの三つ巴の優勝争いで頭一つ抜け出している。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ
MF:サカ、ウーデゴール、スミス・ロウ
FW:ラカゼット
負傷者:DFコラシナツ
コロナ陽性者:DF冨安健洋
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者はコラシナツ一人だが、コロナウイルス陽性の冨安健洋に関しても引き続き欠場となる可能性が高い。また、構想外とされるオーバメヤンは、すでにアフリカ・ネーションズカップ参戦のためガボン代表に早期合流し、起用不可だ。
スタメンに関しては直近のノリッジ戦をベースに、冨安が起用可能な場合、ホールディングに代わってバックラインに戻り、守勢の試合展開を考慮し、左ウイングにはマルティネッリではなくスミス・ロウが起用される見込みだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シウバ
FW:マフレズ、フォーデン、スターリング
負傷者:DFストーンズ、ウォーカー、MFロドリ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるストーンズ、ロドリに欠場の可能性がある一方、コンディション不良で直近4試合を欠場していたウォーカーに復帰の可能性が高まっている。
アーセナルと異なり、中2日での3連戦となるため、幾つかのポジションでのターンオーバーが見込まれる。直近のブレントフォード戦からは3試合連続フル出場のベテランMFフェルナンジーニョをベンチに置き、ギュンドアン(ロドリ)が代役を担う他、ガブリエウ・ジェズス、グリーリッシュの両ウイングをマフレズ、スターリングに入れ替える見込みだ。
なお、先月30日に自宅で強盗に遭遇し、家族を守るため顔面にケガを負ったカンセロに関してはメディカルスタッフの診断、選手本人のプレー希望の意思を確認し、遠征メンバーに入ったが、起用可能かどうかは微妙なところだ。
★注目選手
◆アーセナル:GKアーロン・ラムズデール

進境著しいガナーズの新守護神。昨夏、レノのポジション争いのライバルとして加入した23歳のイングランド代表GKは、奇しくもチームがシティ戦で0-5の大敗によって開幕3連敗を喫した翌節からリーグ戦でスタメンの座を与えられると、以降16試合連続でスタメンを継続。その間に9度のクリーンシートを記録するなど、冨安やホワイトらと共に新生ガナーズの堅守を牽引する活躍を見せている。
的確なポジショニング、傑出したアスリート能力を生かした無類のショットストップの強さに加え、飛び出しの判断やハイボールの処理も安定と、23歳ながらGKとしての総合力の高さが際立つ。さらに、現イングランド人GKでは随一の足元の技術を武器に、スペイン人指揮官が求めるビルドアップの局面での貢献度も絶大だ。
アーセナルの守護神として初めて戦うシティ戦では、これまでのビッグマッチ同様、普段以上に多くのセービング機会が訪れるはずだ。その中でいかに相手の決定機を阻止し、イーブンの時間帯を維持できるかが勝利のカギを握る。また、相手の猛烈なハイプレスに対して、ビルドアップの苦戦が予想される中、12人目のフィールドプレーヤーとして味方の逃げどころとなると共に、相手のハイラインの背後を一発で突く好フィードでカウンターチャンスを演出したい。
◆マンチェスター・シティ:FWラヒーム・スターリング

放出候補から一転、得点源として存在感。昨シーズンからパフォーマンスを落とし、昨夏には有力な放出候補に挙がっていたスターリングだが、MFベルナルド・シウバやDFラポルテに続くように自らの力でグアルディオラ監督の信頼を再び勝ち得ることに成功した。
シーズン序盤は再三の決定機逸に加え、アタッキングサードでの判断ミス、一対一での個的優位性をもたらせずに苦しんだが、11月に入った辺りから一気にパフォーマンスレベルを向上。シティにおいてもイングランド代表で見せているような決定的な仕事を見せ、直近のリーグ戦では4試合連続を含む5ゴールと傑出した数字を残している。
チーム同様に絶好調の状態で臨む今回の一戦では、シティ加入後のリーグ戦12試合6ゴール2アシストという相性の良さを生かしたい。途中出場となった前回対戦では決定的な仕事はできなかったが、それ以前に先発出場した6試合では全試合でゴールかアシストを記録中だ。冨安欠場濃厚な中、ホワイトとのマッチアップが予想されるが、同胞DF相手に個的優位をもたらし、チームの突破口となりたい。
だが、今節からは昨季王者シティ、アントニオ・コンテの下で復調気配を見せるトッテナムとの重要な連戦を控えており、ここで再び沈み込むようだと、悲願のトップ4フィニッシュが大きく遠のくことになる。
一方、直近のブレントフォード戦を1-0で競り勝った首位のシティ(勝ち点50)は、破竹の10連勝を飾ると共に、2021年のプレミアリーグで歴代最多の36勝を達成。ここに来て取りこぼしが目立ち始めたチェルシー、リバプールとの三つ巴の優勝争いで頭一つ抜け出している。
今節にそのチェルシーとリバプールが直接対決で潰し合う中、さらに勝ち点差を広げる格好のチャンスとなる今回の一戦では、目下プレミアリーグで9連勝中とカモにしているアーセナルを相手に11連勝と、新年白星スタートを狙う。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ
MF:サカ、ウーデゴール、スミス・ロウ
FW:ラカゼット
負傷者:DFコラシナツ
コロナ陽性者:DF冨安健洋
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者はコラシナツ一人だが、コロナウイルス陽性の冨安健洋に関しても引き続き欠場となる可能性が高い。また、構想外とされるオーバメヤンは、すでにアフリカ・ネーションズカップ参戦のためガボン代表に早期合流し、起用不可だ。
スタメンに関しては直近のノリッジ戦をベースに、冨安が起用可能な場合、ホールディングに代わってバックラインに戻り、守勢の試合展開を考慮し、左ウイングにはマルティネッリではなくスミス・ロウが起用される見込みだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シウバ
FW:マフレズ、フォーデン、スターリング
負傷者:DFストーンズ、ウォーカー、MFロドリ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるストーンズ、ロドリに欠場の可能性がある一方、コンディション不良で直近4試合を欠場していたウォーカーに復帰の可能性が高まっている。
アーセナルと異なり、中2日での3連戦となるため、幾つかのポジションでのターンオーバーが見込まれる。直近のブレントフォード戦からは3試合連続フル出場のベテランMFフェルナンジーニョをベンチに置き、ギュンドアン(ロドリ)が代役を担う他、ガブリエウ・ジェズス、グリーリッシュの両ウイングをマフレズ、スターリングに入れ替える見込みだ。
なお、先月30日に自宅で強盗に遭遇し、家族を守るため顔面にケガを負ったカンセロに関してはメディカルスタッフの診断、選手本人のプレー希望の意思を確認し、遠征メンバーに入ったが、起用可能かどうかは微妙なところだ。
★注目選手
◆アーセナル:GKアーロン・ラムズデール

Getty Images
進境著しいガナーズの新守護神。昨夏、レノのポジション争いのライバルとして加入した23歳のイングランド代表GKは、奇しくもチームがシティ戦で0-5の大敗によって開幕3連敗を喫した翌節からリーグ戦でスタメンの座を与えられると、以降16試合連続でスタメンを継続。その間に9度のクリーンシートを記録するなど、冨安やホワイトらと共に新生ガナーズの堅守を牽引する活躍を見せている。
的確なポジショニング、傑出したアスリート能力を生かした無類のショットストップの強さに加え、飛び出しの判断やハイボールの処理も安定と、23歳ながらGKとしての総合力の高さが際立つ。さらに、現イングランド人GKでは随一の足元の技術を武器に、スペイン人指揮官が求めるビルドアップの局面での貢献度も絶大だ。
アーセナルの守護神として初めて戦うシティ戦では、これまでのビッグマッチ同様、普段以上に多くのセービング機会が訪れるはずだ。その中でいかに相手の決定機を阻止し、イーブンの時間帯を維持できるかが勝利のカギを握る。また、相手の猛烈なハイプレスに対して、ビルドアップの苦戦が予想される中、12人目のフィールドプレーヤーとして味方の逃げどころとなると共に、相手のハイラインの背後を一発で突く好フィードでカウンターチャンスを演出したい。
◆マンチェスター・シティ:FWラヒーム・スターリング

Getty Images
放出候補から一転、得点源として存在感。昨シーズンからパフォーマンスを落とし、昨夏には有力な放出候補に挙がっていたスターリングだが、MFベルナルド・シウバやDFラポルテに続くように自らの力でグアルディオラ監督の信頼を再び勝ち得ることに成功した。
シーズン序盤は再三の決定機逸に加え、アタッキングサードでの判断ミス、一対一での個的優位性をもたらせずに苦しんだが、11月に入った辺りから一気にパフォーマンスレベルを向上。シティにおいてもイングランド代表で見せているような決定的な仕事を見せ、直近のリーグ戦では4試合連続を含む5ゴールと傑出した数字を残している。
チーム同様に絶好調の状態で臨む今回の一戦では、シティ加入後のリーグ戦12試合6ゴール2アシストという相性の良さを生かしたい。途中出場となった前回対戦では決定的な仕事はできなかったが、それ以前に先発出場した6試合では全試合でゴールかアシストを記録中だ。冨安欠場濃厚な中、ホワイトとのマッチアップが予想されるが、同胞DF相手に個的優位をもたらし、チームの突破口となりたい。
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現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon5
