前回準優勝のクロアチアはモロッコの堅守を崩し切れず…初戦特有のノーリスクで互いにゴールレス《カタールW杯》
2022.11.23 20:56 Wed
カタール・ワールドカップ(W杯)のグループF第1節、モロッコ代表vsクロアチア代表が23日に行われ、ゴールレスドローに終わった。
本大会へ導いたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督を8月に解任し、ワリド・レグラギ体制で臨むアトラスの獅子・モロッコ。最後尾にはセビージャの守護神GKボノが君臨し、[4-3-3]のアンカーにはS・アムラバトが。指揮官交代で代表へ復帰したエースのツィエクは右のウイングを務めた。
前回大会のファイナリスト・クロアチアも[4-3-3]のシステムを採用した。ベテランのロブレンと20歳のグヴァルディオルがセンターバックを組み、中盤はブロゾビッチ、コバチッチ、モドリッチが黄金のトライアングルを形成。最前線にはクラマリッチが入った。
クロアチアがボールを握りながら機をうかがう展開の中で、先にGKへ仕事をさせたのはモロッコ。13分にハキミの仕掛けからのクロスがソサに当たってゴール方向へ飛び、GKリヴァコビッチが処理した。
対してクロアチアは直後にモドリッチが魅せた。ボックス左でまたぎフェイントから縦へ仕掛け、得意の右足アウトサイドでのクロスで会場を沸かせる。さらに、相手の不用意な横パスをカットしたペリシッチがミドルで迫った。
得点の気配に乏しい雰囲気の中で、前半最大のチャンスはアディショナルタイムに訪れた。クロアチアはスルーパスに反応して左ポケットを取ったソサのグラウンダークロスに、ヴラシッチがワンタッチで合わせる。だが、ここはGKボノが立ちはだかり、直後のモドリッチの左足も枠を外れ、ゴールレスで前半を終えた。
ハーフタイムに動いたのはクロアチア。前半終了間際に右足ふくらはぎを気にしていたヴラシッチに代え、パシャリッチを投入した。
後半はモロッコが先に決定機を迎える。ブファルのシュートがブロックされ、ボックス左にこぼれると、上がっていたマズラウィがこれに頭から飛び込んだ。
だが、左サイドバックは着地の際に右の体側部を負傷したようだ。一度はプレーに復帰したものの、しばらくしてピッチに座り込み、自ら交代を要求。60分にアティヤト・アラーとの交代を余儀なくされた。
65分のモロッコはボックス手前左でFKを獲得すると、ツィエクが横へ小さく出してハキミの右足。強烈なミドルでGKリヴァコビッチにセーブを強いる。一方、相手ブロックの内側へくさびを打ち込めないクロアチアは、ボックス右角付近でのFK獲得を契機にクラマリッチからリバヤへスイッチ。立て続けのCKでも高さを生かそうと試みる。
残り10分では交代カードを駆使してアクセントを加えようとはしたものの、互いに極端なリスクは冒さず。最後まで目立った決定機は生まれないまま、ゴールレスドローで勝ち点1を分け合った。
モロッコ 0-0 クロアチア
本大会へ導いたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督を8月に解任し、ワリド・レグラギ体制で臨むアトラスの獅子・モロッコ。最後尾にはセビージャの守護神GKボノが君臨し、[4-3-3]のアンカーにはS・アムラバトが。指揮官交代で代表へ復帰したエースのツィエクは右のウイングを務めた。
前回大会のファイナリスト・クロアチアも[4-3-3]のシステムを採用した。ベテランのロブレンと20歳のグヴァルディオルがセンターバックを組み、中盤はブロゾビッチ、コバチッチ、モドリッチが黄金のトライアングルを形成。最前線にはクラマリッチが入った。
対してクロアチアは直後にモドリッチが魅せた。ボックス左でまたぎフェイントから縦へ仕掛け、得意の右足アウトサイドでのクロスで会場を沸かせる。さらに、相手の不用意な横パスをカットしたペリシッチがミドルで迫った。
両サイドバックを押し上げて相手を押し込むクロアチアが、次第にポゼッションの時間を伸ばすものの、モロッコは安定した守備でチャンスらしいチャンスを作らせない。ただ、モロッコもボール奪取後に前線で収めることができず、両チームともに攻撃の糸口をつかめぬまま膠着状態に。
得点の気配に乏しい雰囲気の中で、前半最大のチャンスはアディショナルタイムに訪れた。クロアチアはスルーパスに反応して左ポケットを取ったソサのグラウンダークロスに、ヴラシッチがワンタッチで合わせる。だが、ここはGKボノが立ちはだかり、直後のモドリッチの左足も枠を外れ、ゴールレスで前半を終えた。
ハーフタイムに動いたのはクロアチア。前半終了間際に右足ふくらはぎを気にしていたヴラシッチに代え、パシャリッチを投入した。
後半はモロッコが先に決定機を迎える。ブファルのシュートがブロックされ、ボックス左にこぼれると、上がっていたマズラウィがこれに頭から飛び込んだ。
だが、左サイドバックは着地の際に右の体側部を負傷したようだ。一度はプレーに復帰したものの、しばらくしてピッチに座り込み、自ら交代を要求。60分にアティヤト・アラーとの交代を余儀なくされた。
65分のモロッコはボックス手前左でFKを獲得すると、ツィエクが横へ小さく出してハキミの右足。強烈なミドルでGKリヴァコビッチにセーブを強いる。一方、相手ブロックの内側へくさびを打ち込めないクロアチアは、ボックス右角付近でのFK獲得を契機にクラマリッチからリバヤへスイッチ。立て続けのCKでも高さを生かそうと試みる。
残り10分では交代カードを駆使してアクセントを加えようとはしたものの、互いに極端なリスクは冒さず。最後まで目立った決定機は生まれないまま、ゴールレスドローで勝ち点1を分け合った。
モロッコ 0-0 クロアチア
モロッコの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
モロッコの人気記事ランキング
1
モロッコ代表FWがジャンプ力でC・ロナウド超え!?ポルトガル戦でゴールより高く跳ぶ2.78mのヘディング弾
モロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリが素晴らしい身体能力を発揮した。 10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でポルトガル代表と対戦したモロッコ。自慢の堅守で相手の攻撃を防ぐと、42分に左サイドからのクロスにエン=ネシリがヘッドで合わせ、1-0で勝利。アフリカ勢史上初のベスト4進出を決めた。 この時のエン=ネシリは、最高到達点278センチメートルを記録したとされているが、これがポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウドの過去の記録を更新したかもしれない。 イギリス『SPORTBIBLE』は、同様にその高さで注目を集めたC・ロナウドのゴールと比較。2019年12月に行われたセリエA第17節サンプドリア戦で、当時ユベントスに所属していたC・ロナウドは最高到達点256cmを記録していた。 だが、スペイン『アス』によると、当時レアル・マドリーのC・ロナウドは2013年2月に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16のマンチェスター・ユナイテッド戦で最高到達点293cmのヘディングシュートを決めていたといい、その場合だとC・ロナウドの記録は破られていないことになる。 データを取っているのが別々の場所のため、純粋な比較はできないかもしれないが、2人とも尋常ではない跳躍力だ。 なお、身長は2人とも188cmだ。 <span class="paragraph-title">【写真】サッカーゴールより高い!エン・ネシリが最高到達点2.78mのヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/En-Nesyri.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【動画】C・ロナウドが記録した最高到達点256cmの衝撃ゴール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ6ZXBVazFtdyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 2022.12.13 11:52 Tue2
モロッコ代表デビュー戦で好パフォーマンス、ブラヒム・ディアスが居心地の良さ語る「とても愛されていると感じた」
レアル・マドリーのMFブラヒム・ディアスがモロッコ代表デビューの感想を語った。スペイン『Relevo』が伝えた。 モロッコ人の父親とスペイン人の母親の元に生まれ、スペインで生まれ育ったディアス。2021年6月に行われたリトアニア代表との親善試合でスペイン代表デビューを飾ったが、以来ラ・ロハからは遠ざかっていた。 クラブでの活躍ぶりから、今回の代表ウィークでのスペイン代表再招集も噂されていたが、モロッコの政府高官クラスがかねてからディアスを勧誘。この誘いをついに受け入れた24歳は、アンゴラ代表、モーリタニア代表との親善試合に臨むモロッコ代表に初招集された。 10番を背負い、22日のアンゴラ戦でさっそく先発したディアスは、87分までプレー。中盤で精力的に動き回り、多くのチャンスを演出するなど攻撃のタクトを振った。 モロッコ代表デビューを1-0の勝利で終えたディアスは、「特別な1日だった」とコメント。積極的にボールを預けてくれた新たな仲間たちへの感謝も述べた。 「チームメイトとはとても良い感じだったし、彼らは僕を探し、ボールをくれた。とても幸せだ。とても愛されていると感じたし、今はこの瞬間を楽しむ時だ」 「ここで彼らが、どれだけ僕を愛してくれるのかがわかった。チームメイトはたくさん僕をサポートしてくれた。とても良かった。非常に良い気分だし、自分が経験したことにとても満足している。非常に愛されていると感じる。僕が感じているのは幸せだ。それしか言えない」 また、次のモーリタニア戦に向けては「とても良い感触だったし、次はゴールを決めるよ」と意気込んでおり、さらなる好パフォーマンスが期待される。 2024.03.23 20:56 Sat3
モロッコの国家的プロジェクト…ブラヒム&16歳ヤマルに政府高官が接触、自国にルーツの海外出身選手でA代表強化へ
モロッコ国王が、自国にルーツを持つ2選手のA代表招集を指示しているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 カタール・ワールドカップ(W杯)で4位入賞を果たしたモロッコ代表。20世紀前半にフランスの植民地だった同国の代表チームにはフランス生まれの選手が多く、他にもスペインやオランダなど欧州を中心とした海外出身の選手が非常に多いのが特徴的だ。 フランス生まれのワリド・レグラギ監督が率いる現チームでは、キャプテンのDFロマン・サイスもフランス生まれ。DFアクラフ・ハキミはスペイン、MFハキム・ツィエクとDFヌサイル・マズラウィとMFソフィアン・アムラバトはオランダ、GKボノはカナダなどなど中心選手の大半が海外出身だ。 かつて移民として国を離れた者たち。その子孫を集めることが代表チーム強化に繋がっているわけだが、現在はラ・リーガでプレーするモロッコ系プレーヤー2人の呼び戻しに注力。レアル・マドリーのMFブラヒム・ディアス(24)、バルセロナのFWラミン・ヤマル(16)を招集したい考えがあるようだ。 2人とも、生まれも育ちもスペインで、父親がモロッコ人。16歳ヤマルが今シーズンのラ・リーガ序盤戦で旋風を巻き起こしていることもあってか、モロッコ国内では2人の勧誘に関する議論が活発化しており、もはやスポーツの枠組みを越え、国家的なプロジェクトになっているという。 また、国王であり、国家元首でもあるムハンマド6世の命を受けた政府高官ら数人が「ブラヒム&ヤマルをモロッコ代表に」作戦を進めており、2人と電話で接触。モロッコは2030年のW杯招致に立候補していることもあって、本気で2人の囲い込みに動いているようだ。 ブラヒムはA代表の変更手続きが容易な国際親善試合とはいえ、2021年にスペイン代表として1試合に出場した経験が。ただ、現時点でモロッコ代表入りには応じずも、プライベートで頻繁にモロッコを訪れており、スペイン代表から遠ざかるなか、どこかで決断する可能性も捨てきれないとみられている。 その一方、ヤマルの説得は現実的ではない。こちらは9月の代表ウィークでスペイン代表に初招集されることが確実視され、カンテラの先輩MFガビが保有する17歳62日という最年少出場記録を塗り替えるものと考えられている。もう時間が残されていない。 可能性があるとすればブラヒムの方であることは想像に難くない。レグラギ監督はブラヒムから「イエス」が届けば、即座に招集する方針とのことだ。 2023.08.29 17:51 Tue4
モロッコ代表GKボノ、PKストップの極意を伝授「普段からよく…」
セビージャのモロッコ代表GKボノ(31)が、スペイン『Relevo』のインタビューで選手キャリアを振り返った。 カタール・ワールドカップ(W杯)で好セーブを連発し、モロッコを、ひいてはアフリカ諸国として史上初のベスト4に導いたボノ。この活躍を受け、長期離脱したマヌエル・ノイアーの代役を探すバイエルンからの関心が伝えられるなど、去就が注目されている。 インタビューではカナダでの出生から現在に至るまでを回想。21歳で欧州初挑戦の地として選択したアトレティコ・マドリー時代では、加入からしばらくホームシックにかかっていたと明かす。 「最初は大変だった。モロッコが恋しくなり、毎日泣いていたよ。転機は2年目の終わりかな。ティボー・クルトワ(現レアル・マドリー)がチームを去り、ポジションを争う決心をした。結局はヤン・オブラクが来て、僕はローンに出されたけどね」 また、PK戦の末に勝利したカタールW杯のスペイン代表戦について問われると、「対スペイン」のPK戦の準備はしていなかったと語り、GKたちの参考になるようなエピソードも披露している。 「PK戦の準備? 特段何もしてなかったよ。普段からよくチームで練習の最後にチームメイトとPK対決をするんだ。キッカーには5回蹴ってもらって、1回でも外せば僕とコーチに500ユーロだ(笑)」 「PK戦で難しいのは、試合中ならキッカーじゃない選手との対戦だ。ブスケッツのキックを止めたとき、僕はバルサと対戦したときの彼が印象にあった。彼はいつも相手の動きを見てボールを蹴るよね」 「あの時のPK戦でも、彼は僕が先に動くのを待っていた。でも動じなかったよ。止められるかどうかは運も必要だけどね」 セルヒオ・ブスケッツのPKの傾向はデータがなかったとしつつ、普段のプレースタイルから大事な部分を抽出した格好のボノ。PK戦の極意を披露したが、お金の「賭け」だけは真似しないでほしい。 2023.01.12 20:50 Thu5
