大宮が今季初の連勝でついに降格圏を脱出、栃木はFW豊田陽平の2ゴールで残留争う山口との一戦を制す【明治安田J2第28節】
2021.09.05 21:18 Sun
5日、明治安田生命J2リーグ第28節の3試合が行われた。
試合前の時点で最下位に位置する大宮アルディージャは、突然の監督交代となった東京ヴェルディをホームに迎えた。
前節は松本山雅FCにホームで5カ月ぶりに勝利した大宮が、立ち上がりから主導権を握って試合を進める。
まずは3分、大宮はボックス手前右でFKを獲得。これを馬渡が壁の外を巻いて直接狙ったが、GKマテウスが横っ飛びでセーブする。
高い位置からプレスをかける大宮に対し、東京Vはパスをつないでビルドアップを目指すが、微妙なパスのズレが目立ち、良い形で攻められない。
それでも11分に大宮がスコアを動かす。左サイドを奥抜がドリブルで運ぶと、中央へパス。これをハーフスペースの菊地がスルーすると、ボックス中央でパスを受けた河田が落ち着いて蹴り込み、大宮が先制する。
19分には左サイドからの河面の低いクロスに、飛び込んだ河田がニアサイドで合わせるが、薄く当たりすぎてシュートは枠に飛ばない。
東京Vは推進力を持って大宮ゴールに迫る。左サイドバックの山口が積極的に攻め上がると、多くのCKを獲得。しかし、なかなか決定機を作ることができない。
さらに29分には大宮がビッグチャンス。河田がプレスバックでボールを奪うと、小島から左サイドの奥抜へ展開。その奥抜はドリブルを仕掛けてカットインからシュート。しかし、ブロックされる。東京Vはその後のプレーで積極性を見せていた山口にアクシデント。ハムストリングを痛めプレー続行不可能となる。
大宮は32分にもビッグチャンス。奥抜が左サイドから右足アウトサイドでクロス。これに対して黒川がファーサイドで飛び込むが、わずかに届かない。
東京Vは裏を狙ってゴールに迫る回数を増やす中、大宮はしっかりと対応。すると38分、右サイドでボールを持った黒川が小島へとパス。小島は絶妙なタイミングで裏に抜ける菊地へと浮き球のパスを通すと、菊地は巧みなトラップからシュート。GKマテウスはセーブするが、奥抜がこぼれ球を蹴り込み、大宮が追加点を奪う。
大宮の2点リードで迎えた後半。両チーム選手交代はないまま迎えたが、東京Vが先にスコアを動かす。48分、山下のダイレクトパスを受けた端戸がスルーパス。これに反応した梶川がパスを選択。フリーで走り込んだ杉本が蹴り込み、東京Vが1点を返す。
1点を返された大宮は52分にアクシデント。河面が足を痛めてピッチを去り、山田を起用する。東京Vも同点ゴールの杉本、アシストの梶川を下げ、小池と新井を投入。攻撃陣を入れ替え、同点ゴールを目指していく。
東京Vが終始押し込み続けて大宮ゴールに迫る展開が続く後半。大宮は守備を固め、サイドからのクロスに対してしっかりと対応していく。
長い時間押し込んでいく東京Vは、GKマテウスもハーフウェイライン付近まで上がって全員で攻撃。ラストプレーではボックス内左から新井がDFをかわしてシュート。これは枠に飛ぶが、クロスバーに嫌われてゴールならず。その流れから最後まで攻め込むがGK南がキャッチ。そのまま試合は終了し、大宮が2-1で勝利。今シーズン初の連勝で、降格圏を脱出した。
また17位の栃木SCはホームに14位のレノファ山口FCを迎えた一戦。この試合では、途中加入の元日本代表FW豊田陽平が躍動する。
立ち上がりからホームの栃木が攻め込むと4分に先制する。谷内田のスルーパスに反応した有馬がシュート。GK関が飛び出てセーブ。これがこぼれ球になると西谷が浮き球のボールを前線へ。これを豊田が無人のゴールにバックヘッドで決め、栃木が先制する。
なお、このプレーで痛めたGK関はその後プレーを再開するも、10分にプレー続行不可能となり、吉満と交代する。
先制を許した山口だったが、25分に1点を返す。石川からのロングフィードに反応した草野が背中でトラップ。これを蹴り込み、山口が同点に追いつく。
追いついた山口は48分、抜け出した草野がボックス内からシュート。しかし、これは枠を外れる。後半立ち上がりに押し込まれた栃木は55分、石川がカットインからクロスを上げると、ファーサイドで谷内田がヘディングシュート。これが決まり、栃木が勝ち越しに成功する。
さらに73分には柳が豪快なシュート。ロングスローの流れからこぼれ球を拾いボックス手前から右足一閃。これが右隅に決まり、リードを広げる。
山口は86分に相手の守備対応のミスを突いた河野が豪快に蹴り込み1点差に。しかし、山口の反撃はここまで。栃木が栃木が連勝を収めた。
12位のファジアーノ岡山と21位の愛媛FCは互いに決め手がなく0-0のゴールレスドローとなった。
▽9/5(日)
栃木SC 3-1 レノファ山口FC
ファジアーノ岡山 0-0 愛媛FC
大宮アルディージャ 2-1 東京ヴェルディ
▽9/4(土)
ブラウブリッツ秋田 1-0 ザスパクサツ群馬
SC相模原 1-0 ジェフユナイテッド千葉
ヴァンフォーレ甲府 3-0 京都サンガF.C.
松本山雅FC 0-4 ジュビロ磐田
アルビレックス新潟 0-0 ギラヴァンツ北九州
モンテディオ山形 0-1 水戸ホーリーホック
ツエーゲン金沢 0-4 FC町田ゼルビア
V・ファーレン長崎 3-1 FC琉球
試合前の時点で最下位に位置する大宮アルディージャは、突然の監督交代となった東京ヴェルディをホームに迎えた。
前節は松本山雅FCにホームで5カ月ぶりに勝利した大宮が、立ち上がりから主導権を握って試合を進める。
高い位置からプレスをかける大宮に対し、東京Vはパスをつないでビルドアップを目指すが、微妙なパスのズレが目立ち、良い形で攻められない。
10分にも大宮がチャンス。大きなサイドチェンジから黒川が出したパスに反応した馬渡がボックス右からクロス。これに菊地が合わせに行くが、わずかに届かない。
それでも11分に大宮がスコアを動かす。左サイドを奥抜がドリブルで運ぶと、中央へパス。これをハーフスペースの菊地がスルーすると、ボックス中央でパスを受けた河田が落ち着いて蹴り込み、大宮が先制する。
19分には左サイドからの河面の低いクロスに、飛び込んだ河田がニアサイドで合わせるが、薄く当たりすぎてシュートは枠に飛ばない。
東京Vは推進力を持って大宮ゴールに迫る。左サイドバックの山口が積極的に攻め上がると、多くのCKを獲得。しかし、なかなか決定機を作ることができない。
さらに29分には大宮がビッグチャンス。河田がプレスバックでボールを奪うと、小島から左サイドの奥抜へ展開。その奥抜はドリブルを仕掛けてカットインからシュート。しかし、ブロックされる。東京Vはその後のプレーで積極性を見せていた山口にアクシデント。ハムストリングを痛めプレー続行不可能となる。
大宮は32分にもビッグチャンス。奥抜が左サイドから右足アウトサイドでクロス。これに対して黒川がファーサイドで飛び込むが、わずかに届かない。
東京Vは裏を狙ってゴールに迫る回数を増やす中、大宮はしっかりと対応。すると38分、右サイドでボールを持った黒川が小島へとパス。小島は絶妙なタイミングで裏に抜ける菊地へと浮き球のパスを通すと、菊地は巧みなトラップからシュート。GKマテウスはセーブするが、奥抜がこぼれ球を蹴り込み、大宮が追加点を奪う。
大宮の2点リードで迎えた後半。両チーム選手交代はないまま迎えたが、東京Vが先にスコアを動かす。48分、山下のダイレクトパスを受けた端戸がスルーパス。これに反応した梶川がパスを選択。フリーで走り込んだ杉本が蹴り込み、東京Vが1点を返す。
1点を返された大宮は52分にアクシデント。河面が足を痛めてピッチを去り、山田を起用する。東京Vも同点ゴールの杉本、アシストの梶川を下げ、小池と新井を投入。攻撃陣を入れ替え、同点ゴールを目指していく。
東京Vが終始押し込み続けて大宮ゴールに迫る展開が続く後半。大宮は守備を固め、サイドからのクロスに対してしっかりと対応していく。
長い時間押し込んでいく東京Vは、GKマテウスもハーフウェイライン付近まで上がって全員で攻撃。ラストプレーではボックス内左から新井がDFをかわしてシュート。これは枠に飛ぶが、クロスバーに嫌われてゴールならず。その流れから最後まで攻め込むがGK南がキャッチ。そのまま試合は終了し、大宮が2-1で勝利。今シーズン初の連勝で、降格圏を脱出した。
また17位の栃木SCはホームに14位のレノファ山口FCを迎えた一戦。この試合では、途中加入の元日本代表FW豊田陽平が躍動する。
立ち上がりからホームの栃木が攻め込むと4分に先制する。谷内田のスルーパスに反応した有馬がシュート。GK関が飛び出てセーブ。これがこぼれ球になると西谷が浮き球のボールを前線へ。これを豊田が無人のゴールにバックヘッドで決め、栃木が先制する。
なお、このプレーで痛めたGK関はその後プレーを再開するも、10分にプレー続行不可能となり、吉満と交代する。
先制を許した山口だったが、25分に1点を返す。石川からのロングフィードに反応した草野が背中でトラップ。これを蹴り込み、山口が同点に追いつく。
追いついた山口は48分、抜け出した草野がボックス内からシュート。しかし、これは枠を外れる。後半立ち上がりに押し込まれた栃木は55分、石川がカットインからクロスを上げると、ファーサイドで谷内田がヘディングシュート。これが決まり、栃木が勝ち越しに成功する。
さらに73分には柳が豪快なシュート。ロングスローの流れからこぼれ球を拾いボックス手前から右足一閃。これが右隅に決まり、リードを広げる。
山口は86分に相手の守備対応のミスを突いた河野が豪快に蹴り込み1点差に。しかし、山口の反撃はここまで。栃木が栃木が連勝を収めた。
12位のファジアーノ岡山と21位の愛媛FCは互いに決め手がなく0-0のゴールレスドローとなった。
▽9/5(日)
栃木SC 3-1 レノファ山口FC
ファジアーノ岡山 0-0 愛媛FC
大宮アルディージャ 2-1 東京ヴェルディ
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