【CLグループ最終節プレビュー②】崖っぷちバルセロナは敵地バイエルン戦! グループGは全チームに突破可能性
2021.12.08 18:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節が12月7日と8日に開催される。ここではグループステージ最終節2日目となるグループE~Hの戦いを展望を紹介していく。
◆崖っぷちバルサがバイエルン撃破狙う~グループE~

グループEでは前節終了時点でバイエルン(勝ち点15)の首位通過、ディナモ・キエフ(勝ち点1)の最下位での敗退が確定。この最終節では2位のバルセロナ(勝ち点7)と、3位のベンフィカ(勝ち点5)がそれぞれ2位通過を懸けた運命の一戦に臨む。
バルセロナは前節、ホームでベンフィカとの直接対決に臨み、自力で2位通過を決められるチャンスがあったものの、相手の堅守をこじ開けられずに0-0のドローに終わった。この結果、2位の座は維持したが、最終節で勝利を逃した場合、当該成績で上回るベンフィカに抜かれる可能性が出てきた。そして、運命の最終節では直近3戦全敗と圧倒的な力の差を見せつけられているバイエルンとアウェイで対戦することになった。
チャビ新体制ではエスパニョール、ビジャレアル相手に連勝を飾るなど復調の気配を見せてきたが、直近のベティス戦ではホームで0-1の敗戦を喫し、新体制初黒星を喫した。ただ、そのベティス戦において脳震とうの疑いで負傷交代したMFガビはその後の検査で異常が確認されなかったことで、直近数試合でキレを見せるFWデンベレらと共に無事遠征メンバー入りした点は朗報だ。
一方、対戦相手のバイエルンは直近のドルトムントとのデア・クラシカーを物議を醸す判定がありながらも3-2で勝利し、リーグ首位キープに成功している。今回の一戦に向けては新型コロナウイルス感染や負傷によってMFキミッヒ、MFゴレツカ、FWニャブリら6選手の欠場が確定しており、ナーゲルスマン監督は前日会見で一部ポジションで若手の起用を示唆。また、ドイツ国内でコロナウイルス感染拡大が続く影響から無観客開催への変更が決定しており、全勝突破に向けてタフな戦いを強いられる見込みだ。
【グループE】
▽12/8(水)
《29:00》
ベンフィカ vs ディナモ・キエフ
バイエルン vs バルセロナ
◆2位通過を懸けた直接対決~グループF~

三つ巴の争いが繰り広げられたグループFでは前節、ビジャレアル(勝ち点7)との首位攻防戦を制したマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点10)が首位通過を確定。また、最下位のヤング・ボーイズ(勝ち点4)は3位フィニッシュの可能性は残ったものの、最終節を前に敗退が決定している。そして、この最終節では3位のアタランタ(勝ち点6)と、2位のビジャレアルが2位通過を懸けた運命の直接対決に臨む。
この大一番をホームで戦うアタランタは前節、ヤング・ボーイズとの激しい打ち合いを3-3のドローで終え、2位浮上のチャンスを逃した。それでも、リーグ戦ではユベントス、ナポリを撃破するなど、直近5連勝と好調を維持。今季CLでは不用意な形での失点が目立っているものの、多彩な攻撃は健在となっており、決定力に問題を抱えるビジャレアルを攻め立てて早い時間帯のゴールによってプレッシャーをかけていきたい。
対するビジャレアルは前節、試合内容では首位チームを圧倒したものの、再三の決定機を決め切れず、逆にミス絡みで2失点を喫する今季序盤戦を象徴するような拙い試合運びで敗戦。それでも、敵地で戦う今回の一戦では引き分けでも突破を決められる優位な立場にある。ただ、直近のリーグ戦ではFWジェラール・モレノの戦列復帰は朗報も、セビージャに0-1で競り負けており、攻守に不安を抱える中での戦いとなる。
また、キャリック暫定体制の下、見事に首位通過を果たしたユナイテッドは、この試合後にラルフ・ラングニック暫定監督就任が決定。今節ではその新指揮官の下でのCL初陣となる。ラングニック監督のリーグ初陣となったクリスタル・パレス戦では持ち味のプレッシングゲームがいきなり披露されチームとして躍動感が際立った一方、攻撃面は創造性や連動性を欠き、伏兵フレッジのファインゴールによる1-0の辛勝となった。前回対戦で屈辱の敗戦を喫したスイス王者とのリベンジマッチでは幾つかのポジションでのターンオーバーが見込まれる中、新スタイルの浸透と控え選手のアピールに期待したいところだ。
【グループF】
▽12/8(水)
《29:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs ビジャレアル
◆全チームに突破、敗退の可能性~グループG~

本命不在となったグループGは今グループステージで唯一最終節までに全チームの順位がひとつも確定していない、近年稀に見る大混戦となっている。
そして、この最終節では最下位のヴォルフスブルク(勝ち点5)と、首位のリール(勝ち点8)。2位のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)と、3位のセビージャ(勝ち点6)が運命の大一番に臨む。
ファン・ボメルからコーフェルトへの監督交代を経て公式戦3連勝と復調の兆しを見せたヴォルフスブルクだが、CL前節のセビージャ戦での敗戦から公式戦3連敗と再び苦境に陥る。とりわけ、その3試合では1得点8失点とパフォーマンス内容も低調だ。それでも、今回の一戦でフランス王者に勝利できれば、最下位から逆転での2位通過が可能だ。また、ドイツ国内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、ライプツィヒとバイエルンが無観客開催を余儀なくされた中、少人数の観客の入場が認められた点はチームにとって小さくない後押しとなるはずだ。
対するリールは第3節まで未勝利が続いたが、セビージャ、ザルツブルク相手の連勝によってこの最終節を首位で迎えることに。今節では他会場の結果に関わらず、引き分け以上で少なくとも決勝トーナメント進出を決められる。ドイツ同様に感染拡大が続くフランス国内においてクラブの事務方スタッフのクラスターが深刻化しているが、チーム自体はリーグ連勝と好調を維持している。
オーストリア勢史上初の決勝トーナメント進出に向けて2勝1分けの好スタートを切ったザルツブルクだが、若手中心のスカッドは自力突破の可能性を有して臨んだ直近の2試合でまさかの連敗。前節のリール戦での敗戦の結果、グループ2位に転落して最終節を迎えることになった。今回の最終節は初戦で3度のPKを獲得しながらも、2度の失敗によって最終的に1-1のドローに持ち込まれたスペイン屈指の強豪との再戦となる。この大一番では前回対戦で3本のPKを獲得したFWアデイェミのチャンスメイクに加え、決め切る力に期待したいところだ。なお、ザルツブルクは最下位ヴォルフスブルクとの当該成績によって引き分けでも突破を決められる。
一方、グループ本命に挙げられながらも4戦未勝利で一時最下位に転落したセビージャだが、前節はヴォルフスブルク相手に2-0の完勝を収めて今季初勝利。自力での逆転突破の可能性を残して最終節を迎えた。直近の国内リーグではレアル・マドリーに競り負けるなど、2戦未勝利だったが、直近のビジャレアルとの強豪対決ではらしいウノセロの勝利で3試合ぶりの白星を奪取。今回のアウェイゲームに大きな弾みを付けている。
【グループG】
▽12/8(水)
《29:00》
ザルツブルク vs セビージャ
ヴォルフスブルク vs リール
◆首位通過を決めるのは?~グループH~

2強2弱の前評判通り、グループHでは前節で首位チェルシー(勝ち点12)と、2位ユベントス(勝ち点12)の決勝トーナメント進出、ゼニト(勝ち点4)の3位フィニッシュ、マルメ(勝ち点1)の最下位が確定。そして、この最終節では同勝ち点で並ぶチェルシーとユベントスが、それぞれ首位通過を懸けてゼニト、マルメと対戦する。
チェルシーは前節、ユベントス相手に大量4ゴールを奪っての4-0の圧勝で決勝トーナメント進出と共に当該成績で上回り、グループ首位に浮上した。ただ、直近のリーグ戦ではウェストハムとのダービーで今季リーグ最多3失点を喫して公式戦13試合ぶりの敗戦を喫することになった。その敗戦からのバウンスバックを図るチームだが、今後の国内リーグの超過密日程を考えると、極寒ロシアでのアウェイゲームでの更なる負傷者は避けたいところだ。おそらく、トゥヘル監督は若手や控え中心のスカッドで臨む可能性が高く、ホームで意地を見せたいゼニト相手に難しい戦いを強いられるかもしれない。そういった中、自慢のアカデミーの若手やリーグ戦のパフォーマンスで酷評続きのMFサウールの奮起に期待したい。
そのチェルシーから首位奪還を目指すユベントスは、敵地での前回対戦で3-0の完勝を収めたマルメ相手に勝利を目指す。チェルシー戦の完敗に加え、その直後に行われたアタランタ戦でも敗戦を喫した悩めるビアンコネロだが、直近のセリエAではサレルニターナ、ジェノアと下位に低迷する格下相手に2試合連続で2-0の快勝。エースFWディバラに2戦連続ゴールが生まれている点もプラス材料だ。今回の一戦では積極的なターンオーバーが見込まれているが、直近2試合の戦いぶりを見れば、ホームで勝ち点を取りこぼす可能性は低いはずだ。
【グループH】
▽12/8(水)
《26:45》
ユベントス vs マルメ
ゼニト vs チェルシー
◆崖っぷちバルサがバイエルン撃破狙う~グループE~

Getty Images
グループEでは前節終了時点でバイエルン(勝ち点15)の首位通過、ディナモ・キエフ(勝ち点1)の最下位での敗退が確定。この最終節では2位のバルセロナ(勝ち点7)と、3位のベンフィカ(勝ち点5)がそれぞれ2位通過を懸けた運命の一戦に臨む。
バルセロナは前節、ホームでベンフィカとの直接対決に臨み、自力で2位通過を決められるチャンスがあったものの、相手の堅守をこじ開けられずに0-0のドローに終わった。この結果、2位の座は維持したが、最終節で勝利を逃した場合、当該成績で上回るベンフィカに抜かれる可能性が出てきた。そして、運命の最終節では直近3戦全敗と圧倒的な力の差を見せつけられているバイエルンとアウェイで対戦することになった。
一方、対戦相手のバイエルンは直近のドルトムントとのデア・クラシカーを物議を醸す判定がありながらも3-2で勝利し、リーグ首位キープに成功している。今回の一戦に向けては新型コロナウイルス感染や負傷によってMFキミッヒ、MFゴレツカ、FWニャブリら6選手の欠場が確定しており、ナーゲルスマン監督は前日会見で一部ポジションで若手の起用を示唆。また、ドイツ国内でコロナウイルス感染拡大が続く影響から無観客開催への変更が決定しており、全勝突破に向けてタフな戦いを強いられる見込みだ。
バイエルンの力を借りつつ逆転での2位通過を目指すベンフィカは、最下位のディナモ・キエフと対戦。すでに敗退が決まっている格下相手のホームゲームということもあり、勝ち点3を手にできるチャンスは大きいが、直近のリーグ戦ではそのホームでスポルティング・リスボンに1-3の完敗を喫しており、勝利必須の一戦に向け不安材料となっている。なお、ディナモ・キエフとの前回対戦は非常に拮抗した攻防が続いた中、0-0のドローに終わっていた。
【グループE】
▽12/8(水)
《29:00》
ベンフィカ vs ディナモ・キエフ
バイエルン vs バルセロナ
◆2位通過を懸けた直接対決~グループF~

Getty Images
三つ巴の争いが繰り広げられたグループFでは前節、ビジャレアル(勝ち点7)との首位攻防戦を制したマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点10)が首位通過を確定。また、最下位のヤング・ボーイズ(勝ち点4)は3位フィニッシュの可能性は残ったものの、最終節を前に敗退が決定している。そして、この最終節では3位のアタランタ(勝ち点6)と、2位のビジャレアルが2位通過を懸けた運命の直接対決に臨む。
この大一番をホームで戦うアタランタは前節、ヤング・ボーイズとの激しい打ち合いを3-3のドローで終え、2位浮上のチャンスを逃した。それでも、リーグ戦ではユベントス、ナポリを撃破するなど、直近5連勝と好調を維持。今季CLでは不用意な形での失点が目立っているものの、多彩な攻撃は健在となっており、決定力に問題を抱えるビジャレアルを攻め立てて早い時間帯のゴールによってプレッシャーをかけていきたい。
対するビジャレアルは前節、試合内容では首位チームを圧倒したものの、再三の決定機を決め切れず、逆にミス絡みで2失点を喫する今季序盤戦を象徴するような拙い試合運びで敗戦。それでも、敵地で戦う今回の一戦では引き分けでも突破を決められる優位な立場にある。ただ、直近のリーグ戦ではFWジェラール・モレノの戦列復帰は朗報も、セビージャに0-1で競り負けており、攻守に不安を抱える中での戦いとなる。
また、キャリック暫定体制の下、見事に首位通過を果たしたユナイテッドは、この試合後にラルフ・ラングニック暫定監督就任が決定。今節ではその新指揮官の下でのCL初陣となる。ラングニック監督のリーグ初陣となったクリスタル・パレス戦では持ち味のプレッシングゲームがいきなり披露されチームとして躍動感が際立った一方、攻撃面は創造性や連動性を欠き、伏兵フレッジのファインゴールによる1-0の辛勝となった。前回対戦で屈辱の敗戦を喫したスイス王者とのリベンジマッチでは幾つかのポジションでのターンオーバーが見込まれる中、新スタイルの浸透と控え選手のアピールに期待したいところだ。
【グループF】
▽12/8(水)
《29:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs ビジャレアル
◆全チームに突破、敗退の可能性~グループG~

Getty Images
本命不在となったグループGは今グループステージで唯一最終節までに全チームの順位がひとつも確定していない、近年稀に見る大混戦となっている。
そして、この最終節では最下位のヴォルフスブルク(勝ち点5)と、首位のリール(勝ち点8)。2位のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)と、3位のセビージャ(勝ち点6)が運命の大一番に臨む。
ファン・ボメルからコーフェルトへの監督交代を経て公式戦3連勝と復調の兆しを見せたヴォルフスブルクだが、CL前節のセビージャ戦での敗戦から公式戦3連敗と再び苦境に陥る。とりわけ、その3試合では1得点8失点とパフォーマンス内容も低調だ。それでも、今回の一戦でフランス王者に勝利できれば、最下位から逆転での2位通過が可能だ。また、ドイツ国内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、ライプツィヒとバイエルンが無観客開催を余儀なくされた中、少人数の観客の入場が認められた点はチームにとって小さくない後押しとなるはずだ。
対するリールは第3節まで未勝利が続いたが、セビージャ、ザルツブルク相手の連勝によってこの最終節を首位で迎えることに。今節では他会場の結果に関わらず、引き分け以上で少なくとも決勝トーナメント進出を決められる。ドイツ同様に感染拡大が続くフランス国内においてクラブの事務方スタッフのクラスターが深刻化しているが、チーム自体はリーグ連勝と好調を維持している。
オーストリア勢史上初の決勝トーナメント進出に向けて2勝1分けの好スタートを切ったザルツブルクだが、若手中心のスカッドは自力突破の可能性を有して臨んだ直近の2試合でまさかの連敗。前節のリール戦での敗戦の結果、グループ2位に転落して最終節を迎えることになった。今回の最終節は初戦で3度のPKを獲得しながらも、2度の失敗によって最終的に1-1のドローに持ち込まれたスペイン屈指の強豪との再戦となる。この大一番では前回対戦で3本のPKを獲得したFWアデイェミのチャンスメイクに加え、決め切る力に期待したいところだ。なお、ザルツブルクは最下位ヴォルフスブルクとの当該成績によって引き分けでも突破を決められる。
一方、グループ本命に挙げられながらも4戦未勝利で一時最下位に転落したセビージャだが、前節はヴォルフスブルク相手に2-0の完勝を収めて今季初勝利。自力での逆転突破の可能性を残して最終節を迎えた。直近の国内リーグではレアル・マドリーに競り負けるなど、2戦未勝利だったが、直近のビジャレアルとの強豪対決ではらしいウノセロの勝利で3試合ぶりの白星を奪取。今回のアウェイゲームに大きな弾みを付けている。
【グループG】
▽12/8(水)
《29:00》
ザルツブルク vs セビージャ
ヴォルフスブルク vs リール
◆首位通過を決めるのは?~グループH~

Getty Images
2強2弱の前評判通り、グループHでは前節で首位チェルシー(勝ち点12)と、2位ユベントス(勝ち点12)の決勝トーナメント進出、ゼニト(勝ち点4)の3位フィニッシュ、マルメ(勝ち点1)の最下位が確定。そして、この最終節では同勝ち点で並ぶチェルシーとユベントスが、それぞれ首位通過を懸けてゼニト、マルメと対戦する。
チェルシーは前節、ユベントス相手に大量4ゴールを奪っての4-0の圧勝で決勝トーナメント進出と共に当該成績で上回り、グループ首位に浮上した。ただ、直近のリーグ戦ではウェストハムとのダービーで今季リーグ最多3失点を喫して公式戦13試合ぶりの敗戦を喫することになった。その敗戦からのバウンスバックを図るチームだが、今後の国内リーグの超過密日程を考えると、極寒ロシアでのアウェイゲームでの更なる負傷者は避けたいところだ。おそらく、トゥヘル監督は若手や控え中心のスカッドで臨む可能性が高く、ホームで意地を見せたいゼニト相手に難しい戦いを強いられるかもしれない。そういった中、自慢のアカデミーの若手やリーグ戦のパフォーマンスで酷評続きのMFサウールの奮起に期待したい。
そのチェルシーから首位奪還を目指すユベントスは、敵地での前回対戦で3-0の完勝を収めたマルメ相手に勝利を目指す。チェルシー戦の完敗に加え、その直後に行われたアタランタ戦でも敗戦を喫した悩めるビアンコネロだが、直近のセリエAではサレルニターナ、ジェノアと下位に低迷する格下相手に2試合連続で2-0の快勝。エースFWディバラに2戦連続ゴールが生まれている点もプラス材料だ。今回の一戦では積極的なターンオーバーが見込まれているが、直近2試合の戦いぶりを見れば、ホームで勝ち点を取りこぼす可能性は低いはずだ。
【グループH】
▽12/8(水)
《26:45》
ユベントス vs マルメ
ゼニト vs チェルシー
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