【ラ・リーガ最終節プレビュー】上位争い&残留争い決着…個人賞にスポットライト当たる今季最終戦に

2024.05.24 19:00 Fri
久保建英はアトレティコとの最終戦
Getty Images
久保建英はアトレティコとの最終戦
先週末に行われた第37節の結果、2位争いやヨーロッパ出場権争い、カディスの降格決定で残留争いも完全決着。最終節を前にリーグテーブルの大枠の争いが決着し、この最終戦は個人賞の争いや退団が発表されているレジェンドとの別れにスポットが当たる。

来週末にドルトムントとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝を控えるレアル・マドリーは、その大一番に向けた調整試合として7位のベティスと対戦。また、この試合はユーロ2024での現役引退を発表したMFクロース、今季限りでの退団が決定したカピタンのDFナチョのホーム最終戦という意味合いがある。前節はビジャレアル相手に一時3点差を付けながらも追いつかれて4-4のドローに終わっており、主力を起用する中で守備面の修正を図りたい。トップと4ゴール差のMFベリンガムのピチーチ獲得は厳しいが、個人賞も意識しつつ良い形で決戦の地ウェンブリーに向かいたい。
前節、MFペドリのドブレーテの活躍によって2位を確定させたバルセロナ。ただ、今週に入ってクラブ内ではチャビ監督解任が濃厚となり、すでに後任としてハンジ・フリック氏との合意も報じられている。そのため、サンチェス・ピスフアンに乗り込む13位セビージャとの一戦が現体制でのラストマッチとなる。また、DFカンセロやFWフェリックスといったレンタル組を含め数人の選手が去る可能性が高く、そういった選手たちのラストダンスにも注目だ。

カード的にビッグマッチとなるのは、6位のレアル・ソシエダと、4位のアトレティコ・マドリーの上位対決だ。ソシエダは前節、ベティスとの直接対決を2-0で制してヨーロッパリーグ(EL)出場権確保に成功した。ただ、MF久保建英は9試合ぶりに出場なしに終わった。これで目標のひとつに挙がっていたリーグ2桁ゴール到達には、最終節で3ゴールが必要と厳しい状況だ。週明けにはチームと共に日本へ帰還となる中、今季最終戦では難敵相手のホームゲームで見せ場を作れるか。

対するアトレティコはシーズン最終盤で最大の目標だったトップ4フィニッシュを確定。だが、ホーム最終戦となった前節は格下オサスナ相手に1-4の惨敗。せっかくの良いムードに水を差す形となった。その大敗からのバウンスバックを図る最終戦ではDFエルモソやFWデパイ、FWモラタといった退団の可能性が報じられる選手のプレーにも注目したい。
個人賞で最も大きな注目が集まるピチーチ賞では、レアル・マドリー戦でポーケルを達成する活躍で一気にトップに躍り出たビジャレアルFWセルロートが23ゴールで初タイトルに近づく。それを2ゴール差で追うジローナFWドフビク、前述のベリンガム辺りまでチャンスがありそうだ。

また、スペイン人最多得点者に与えられるサラ賞は、長期離脱中のヘタフェFWマジョラル、直近のベティス戦でゴールを挙げたアトレティコFWモラタが15ゴールで並び、その下の14ゴールにアスレティックFWグルセタ、13ゴールのバレンシアFWウーゴ・ドゥロといった選手がこの最終節で争うことになる。

サモラ賞争いはアスレティックGKウナイ・シモン(0.94)、ソシエダGKレミロ(0.97)が僅差で争う中、指揮官の起用法を含めてバスクの両雄の守護神のパフォーマンスに注目だ。

その他ではこれがプリメーラ最後の戦いとなる降格組、アスレティックのカピタンのMFムニアインといった各クラブレジェンドのラストダンスも必見だ。

《ラ・リーガ最終節》
▽5/24(金)
《28:00》
ジローナ vs グラナダ

▽5/25(土)
《21:00》
オサスナ vs ビジャレアル
《23:15》
レアル・ソシエダ vs アトレティコ・マドリー
《25:30》
アルメリア vs カディス
ラージョ vs アスレティック・ビルバオ
《28:00》
レアル・マドリー vs ベティス

▽5/26(日)
《21:00》
ヘタフェ vs マジョルカ
《23:15》
セルタ vs バレンシア
ラス・パルマス vs アラベス
《28:00》
セビージャ vs バルセロナ

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スペイン代表FWアジョセ・ペレス(30)がバルセロナ入りか。 アジョセ・ペレスはニューカッスルとレスター・シティに所属したイングランド歴が長く、昨年1月からレアル・ベティスでプレー。今季の好調ぶりが評価され、今月30歳にしてA代表デビュー…ユーロ2024へのサプライズ招集を勝ち取った。 スペイン『ムンド・デポルティボ』いわく、2027年6月までとなっているベティスとの契約には、400万ユーロ(約6.7億円)のリリース条項があり、これに財政難のバルセロナが目をつけたとのこと。 30歳マルチアタッカーの獲得に必ずしも本腰というわけでもなさそうだが、「この額を支払う用意があります」と、すでにベティス側へ通達済みであることが確認されたという。 アジョセ・ペレスの現年俸は200万ユーロ(約3.4億円)。バルセロナはヴィトール・ロッキなどを売らざるを得なくなる可能性が取り沙汰されており、そういった事態に備えているようだ。 同選手は攻撃的ポジションならどこでもこなすマルチロールで、本職は左ウイング。今季ベティスでは公式戦38試合11得点をマークした。5日の国際親善試合・アンドラ代表戦で初キャップ初ゴールを記録し、今季1年の勢いそのままにユーロ2024へ羽ばたく。 2024.06.14 13:35 Fri

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レバークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポン(23)が去就に関する噂に反応した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 2021年1月にセルティックからレバークーゼンへ移籍し、今シーズンはチームのブンデスリーガ無敗優勝などに大きく貢献したフリンポン。攻撃的な右ウイングバックとして公式戦47試合で14ゴール12アシストの成績を残した。 レバークーゼンとの契約は2028年6月まで残すが、今夏のステップアップが噂に。クラブは残留を望む一方、有効期限は不明瞭なものの、4000万ユーロ(約67億5000万円)の契約解除条項が存在するともいわれている。 プレミアリーグをはじめ、数々のビッグクラブからの関心が取り沙汰されるなか、バルセロナが獲得に動いているとの報道も。しかし、フリンポンはこの話題を自らの言葉で一蹴した。 「バルサからの関心? それらは単なる噂だ…噂(の記事)なんて読まない!」 「噂は噂でしかないし、誰でも何とでも言える」 オランダ代表の一員としてユーロ2024の初戦を間近に控えるフリンポンは、6日に行われたカナダ代表との国際親善試合でウイングとしてプレーし、1ゴール1アシストを記録。ユーロ本番でも活躍が期待される。 2024.06.15 13:52 Sat

CL控えるジローナ、チェコ代表CBクレイチを獲得

ジローナは14日、スパルタ・プラハのチェコ代表DFラディスラフ・クレイチ(25)の獲得を発表した。契約期間は2029年6月までの5年間。移籍金はスペイン『アス』によると1200万ユーロ(約20億2000万円)でジローナ史上最高額になるという。 チェコ代表として10キャップを刻む左利きセンターバックのクレイチは2019年夏からスパルタ・プラハでプレー。これまで公式戦148試合に出場し44ゴール12アシストを記録している。 2022-23シーズンより主将を務め、今季は公式戦39試合出場で11得点7アシストとFW顔負けの貢献を披露し、チームをチェコ1部優勝に導いていた。 ジローナでは新シーズン、クラブ史上初のチャンピオンズリーグに臨むにあたって戦力の拡充が最優先となっている。 2024.06.15 07:30 Sat

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