レーティング:マンチェスター・シティ 3-3 トッテナム【プレミアリーグ】
2023.12.04 03:50 Mon
プレミアリーグ第14節、マンチェスター・シティvsトッテナムが3日にエティハド・スタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽マンチェスター・シティ採点

GK
31 エデルソン 5.5
失点はいずれも責任なし。目立ったセーブはなかったが、堅実なゴールキーピングと安定した球出しを見せた
DF
2 ウォーカー 6.0
結果的にチームは3失点を喫したが、前半に見せた再三の好守に加えて後半も個人としては攻守に安定していた
25 アカンジ 5.5
攻撃時は中盤、守備時はセンターバックでプレー。直近のライプツィヒ戦から立て直してどちらの役割においても及第点の出来
3 ルベン・ディアス 5.5
直近のライプツィヒ戦から改善したものの、本調子に比べると際の部分で無理が効かない印象
未だシティの左サイドバックでのプレーに試行錯誤。全体的に小さくまとまった印象で守備でも圧倒的なフィジカルを発揮し切れず。あわや退場というハードチャージも
(→アケ -)
MF
47 フォーデン 6.5
見事な動き出しからの正確なシュートで1ゴールを記録。前半は攻撃の起点として機能したが、後半はやや連戦の疲労を窺わせた
(→リコ・ルイス 6.0)
チーム全体に活力を与えつつ、アタッキングサードでも賢いプレー選択で相手を揺さぶった
20 ベルナルド・シウバ 6.5
ゴールやアシストはなかったが、チームで最も多くのタスクをほぼ完ぺきにこなした。鋭いミドルシュートはGKヴィカーリオに阻まれた
19 アルバレス 6.0
正確なプレースキックとフォーデンへのアシストで前半の2点に関与。ただ、後半はプレー判断、精度の部分でややトーンダウン
(→コバチッチ -)
16 ロドリ 6.5
前線からのフィルターが低下した後半は運動量の低下もあってやや難しい展開に。それでも、前半の安定感抜群のプレーに加え、後半はグリーリッシュのゴールの起点に
11 ドク 6.5
アイソレーションに近い形で質的優位を生む。逆転ゴールの起点に加え、ゴラッソ未遂の見事なシュートも披露。筋肉系の違和感か、後半立ち上がりに交代
(→グリーリッシュ 6.5)
ヒーローにはなれなかったが、冷静なフィニッシュで1ゴール。途中出場できっちりマルチタスクをこなした
FW
9 ハーランド 5.5
1アシストを記録したが、幾つかの決定機でシュートを枠に飛ばせず。急造センターバックコンビ相手に違いを生めず
監督
グアルディオラ 5.5
終盤のテコ入れ実らず、3試合連続逃げ切り失敗…。満身創痍の相手に手痛い取りこぼしとなり、次節ではロドリとグリーリッシュが累積警告で不在となる泣きっ面に蜂
▽トッテナム採点

GK
13 ヴィカーリオ 5.5
3失点共に自身に責任はなし。後半立ち上がりのベルナルド・シウバの決定的なシュートを阻止。ビルドアップはやや窮屈だった
DF
23 ペドロ・ポロ 6.5
前半はドク、後半はグリーリッシュと異なる特徴のアタッカーに粘り強く対応。ビルドアップの局面でも周囲をうまくサポート
12 エメルソン 5.0
慣れないセンターバックでのプレーを強く批判できないが、序盤の不用意なロストや守備時のポジショニング、判断の部分でやはり厳しい
33 ベン・デイビス 5.5
急造ディフェンスラインでリーダーシップを取りながら奮闘。ただ、ビルドアップや局面での対応はやや物足りなかった
38 ウドジェ 5.5
前半にやや不用意な形でカードをもらったが、チェルシー戦の反省を活かして後半はしたたかにプレー。攻撃面でも良いアクセントに
MF
22 ブレナン・ジョンソン 6.5
左右のウイングで持ち味のスピードを活かしたプレーで相手の脅威に。正確なクロスで土壇場の同点ゴールをアシスト
(→ドンリー -)
8 ビスマ 5.0
攻撃面ではなんでも自分でやろうとするきらいがあり、3失点目に繋がる痛恨のボールロスト。攻守両面で安定感を身に付けたい
(→リシャルリソン -)
21 クルゼフスキ 7.0
相性が良いシティ相手に1ゴール1アシスト。攻守両面で多くの仕事をこなした
18 ロ・チェルソ 6.5
2試合連発となる鮮烈なミドルシュートを決めた。継続起用でコンディション、周囲との連携面を向上させており、アルゼンチン代表で見せるような存在感を示し始める
(→スキップ 5.5)
途中出場でバイタリティをもたらし同点ゴールの場面でもクルゼフスキを活かす形に
11 ブライアン・ヒル 5.5
先制点の場面では見事なターンで起点に。ただ、アタッキングサードでの判断ミスや球際でのひ弱さも露呈した
(→ホイビュア 6.5)
途中出場で守備の強度を上げつつ、堅実なプレーでビルドアップをスムーズにさせた
FW
7 ソン・フンミン 6.5
不運な形でオウンゴール記録も1ゴール1アシスト。周囲の判断が良ければ、それ以外にも仕留めるチャンスはあった
監督
ポステコグルー 6.0
戦前には大敗の可能性も想定されたが、敵地で自分たちの戦いを貫いて勝ち点1を持ち帰る。徐々に控え組も存在感を示しており、指導力の高さは素晴らしい
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
クルゼフスキ(トッテナム)
価千金の同点ゴールを含む1ゴール1アシストで文句なしのMOM。マディソンら主力の相次ぐ離脱によって、随所にリーダーとしての責任感を窺わせるプレーが目立ち攻守両面で、より重厚なプレーヤーに成長している。
マンチェスター・シティ 3-3 トッテナム
【マンチェスター・シティ】
OG(前9)
フォーデン(前31)
グリーリッシュ(後36)
【トッテナム】
ソン・フンミン(前6)
ロ・チェルソ(後24)
クルゼフスキ(後45)
▽マンチェスター・シティ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
31 エデルソン 5.5
失点はいずれも責任なし。目立ったセーブはなかったが、堅実なゴールキーピングと安定した球出しを見せた
DF
2 ウォーカー 6.0
結果的にチームは3失点を喫したが、前半に見せた再三の好守に加えて後半も個人としては攻守に安定していた
攻撃時は中盤、守備時はセンターバックでプレー。直近のライプツィヒ戦から立て直してどちらの役割においても及第点の出来
3 ルベン・ディアス 5.5
直近のライプツィヒ戦から改善したものの、本調子に比べると際の部分で無理が効かない印象
24 グヴァルディオル 5.5
未だシティの左サイドバックでのプレーに試行錯誤。全体的に小さくまとまった印象で守備でも圧倒的なフィジカルを発揮し切れず。あわや退場というハードチャージも
(→アケ -)
MF
47 フォーデン 6.5
見事な動き出しからの正確なシュートで1ゴールを記録。前半は攻撃の起点として機能したが、後半はやや連戦の疲労を窺わせた
(→リコ・ルイス 6.0)
チーム全体に活力を与えつつ、アタッキングサードでも賢いプレー選択で相手を揺さぶった
20 ベルナルド・シウバ 6.5
ゴールやアシストはなかったが、チームで最も多くのタスクをほぼ完ぺきにこなした。鋭いミドルシュートはGKヴィカーリオに阻まれた
19 アルバレス 6.0
正確なプレースキックとフォーデンへのアシストで前半の2点に関与。ただ、後半はプレー判断、精度の部分でややトーンダウン
(→コバチッチ -)
16 ロドリ 6.5
前線からのフィルターが低下した後半は運動量の低下もあってやや難しい展開に。それでも、前半の安定感抜群のプレーに加え、後半はグリーリッシュのゴールの起点に
11 ドク 6.5
アイソレーションに近い形で質的優位を生む。逆転ゴールの起点に加え、ゴラッソ未遂の見事なシュートも披露。筋肉系の違和感か、後半立ち上がりに交代
(→グリーリッシュ 6.5)
ヒーローにはなれなかったが、冷静なフィニッシュで1ゴール。途中出場できっちりマルチタスクをこなした
FW
9 ハーランド 5.5
1アシストを記録したが、幾つかの決定機でシュートを枠に飛ばせず。急造センターバックコンビ相手に違いを生めず
監督
グアルディオラ 5.5
終盤のテコ入れ実らず、3試合連続逃げ切り失敗…。満身創痍の相手に手痛い取りこぼしとなり、次節ではロドリとグリーリッシュが累積警告で不在となる泣きっ面に蜂
▽トッテナム採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
13 ヴィカーリオ 5.5
3失点共に自身に責任はなし。後半立ち上がりのベルナルド・シウバの決定的なシュートを阻止。ビルドアップはやや窮屈だった
DF
23 ペドロ・ポロ 6.5
前半はドク、後半はグリーリッシュと異なる特徴のアタッカーに粘り強く対応。ビルドアップの局面でも周囲をうまくサポート
12 エメルソン 5.0
慣れないセンターバックでのプレーを強く批判できないが、序盤の不用意なロストや守備時のポジショニング、判断の部分でやはり厳しい
33 ベン・デイビス 5.5
急造ディフェンスラインでリーダーシップを取りながら奮闘。ただ、ビルドアップや局面での対応はやや物足りなかった
38 ウドジェ 5.5
前半にやや不用意な形でカードをもらったが、チェルシー戦の反省を活かして後半はしたたかにプレー。攻撃面でも良いアクセントに
MF
22 ブレナン・ジョンソン 6.5
左右のウイングで持ち味のスピードを活かしたプレーで相手の脅威に。正確なクロスで土壇場の同点ゴールをアシスト
(→ドンリー -)
8 ビスマ 5.0
攻撃面ではなんでも自分でやろうとするきらいがあり、3失点目に繋がる痛恨のボールロスト。攻守両面で安定感を身に付けたい
(→リシャルリソン -)
21 クルゼフスキ 7.0
相性が良いシティ相手に1ゴール1アシスト。攻守両面で多くの仕事をこなした
18 ロ・チェルソ 6.5
2試合連発となる鮮烈なミドルシュートを決めた。継続起用でコンディション、周囲との連携面を向上させており、アルゼンチン代表で見せるような存在感を示し始める
(→スキップ 5.5)
途中出場でバイタリティをもたらし同点ゴールの場面でもクルゼフスキを活かす形に
11 ブライアン・ヒル 5.5
先制点の場面では見事なターンで起点に。ただ、アタッキングサードでの判断ミスや球際でのひ弱さも露呈した
(→ホイビュア 6.5)
途中出場で守備の強度を上げつつ、堅実なプレーでビルドアップをスムーズにさせた
FW
7 ソン・フンミン 6.5
不運な形でオウンゴール記録も1ゴール1アシスト。周囲の判断が良ければ、それ以外にも仕留めるチャンスはあった
監督
ポステコグルー 6.0
戦前には大敗の可能性も想定されたが、敵地で自分たちの戦いを貫いて勝ち点1を持ち帰る。徐々に控え組も存在感を示しており、指導力の高さは素晴らしい
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
クルゼフスキ(トッテナム)
価千金の同点ゴールを含む1ゴール1アシストで文句なしのMOM。マディソンら主力の相次ぐ離脱によって、随所にリーダーとしての責任感を窺わせるプレーが目立ち攻守両面で、より重厚なプレーヤーに成長している。
マンチェスター・シティ 3-3 トッテナム
【マンチェスター・シティ】
OG(前9)
フォーデン(前31)
グリーリッシュ(後36)
【トッテナム】
ソン・フンミン(前6)
ロ・チェルソ(後24)
クルゼフスキ(後45)
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