浦和の天皇杯参加資格が剥奪に/六川亨の日本サッカー見聞録

2023.09.21 20:00 Thu
©超ワールドサッカー
さて浦和である。JFA(日本サッカー協会)は19日の規律委員会で、8月2日の天皇杯4回戦の名古屋戦後、浦和サポーターによる管理規定違反行為(相手サポーターへの暴力・威嚇など)があったとして、浦和の24年度の天皇杯の参加資格剥奪とけん責(始末書の提出)という懲罰を決定した。

過去の天皇杯で、選手が出場停止処分を受けたことは何回もある。しかしチームが参加資格を剥奪されるのは初めてのことであり、前代未聞の出来事だろう。

かねてより、浦和の来年度の参加資格剥奪は噂されていた。なぜなら今年度はすでに敗退しているからだ。もしも勝ち進んでいたら、今年度に起きた不祥事だけに、出場資格の剥奪ということでケリをつけることができたかもしれない。しかし敗退しているし、ペナルティーをリーグ戦に持ち込むわけにはいかない。“落としどころ”として来年度の参加資格剥奪が浮上した。
ただ、以前にこのコラムでも書いたが、問題を起こしたのはサポーターであり、事前の警備体制と事後報告の認識が甘かったクラブスタッフの不手際であって、選手に罪はない。来シーズンは新たに移籍してくる選手もいることだろう。そうした選手の出場機会を奪うことにもなる参加資格剥奪ではなく、“無観客試合”を提案した。

しかしJFA規律委員会の下した判断はかなり厳しいものだった。その理由をHPで次のように解説している。
「これまでにも、対象者(注:浦和)のサポーターが引き起こした問題行動による懲罰事案は、Jリーグ及び天皇杯を含めて2000年以降だけでも11件にも上る。サポーターの問題行動が起こるたびに、対象者が、再発防止に向け、様々な取組みを行ってきたことは一定程度評価するものの、残念ながら、そのような取組みにもかかわらず、対象者のサポーターによる問題行動は繰り返され、それらの問題行動は改善を見せるどころか、本件のような集団的に暴徒化するという許されざる暴挙にまで至っている。このような実態を直視すると、対象者による取組みは十分ではなかったといわざるを得ず、対象者にさらなる猛省と実効性のある再発防止策の策定及び実施を促すには、これまでと同様に罰金の処分を重ねたとしても、十分な効果は得られないと考えられる。

さらに、対象者のサポーターによる問題行動に係るJリーグによる直近の懲罰事案(2022年7月)においては、対象者は、罰金2000万円の懲罰を科されるとともに、『対象者が再びサポーターの行為に起因する懲罰事案を発生させた場合、無観客試合の開催又は勝点減といった懲罰を諮問する可能性がある』と強い警告を受けていた。本件はこの警告にもかかわらず発生したものである」

簡単に言えば、「サポーターの問題行動に対して効果的な取り組み・改善がなされていない」と浦和の処罰や再発防止策にJFAは“ノー”を突きつけたことになる。

JFAの処分を受けて、浦和は19日付けのリリース『浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)』の■再発防止策2.で次のように報告している。

「発生した違反事案の内容に応じ、処分および処分解除決定の運用プロセスとして、クラブ内のコンプライアンス委員会(新設)および社外有識者による検討プロセスを追加いたします。新たな処分基準と同様、2023年10月までにコンプライアンス委員会構成メンバーおよび外部有識者の選定を行います」

この文章を読む限り、これまでは「処分および処分解除決定」は誰が運用してきたのか不明である。こうした責任の曖昧さが、ビッククラブゆえの腰の重さとも相まって、クラブとしての判断に“緩み”が出たのではないだろうか。

浦和には、JFAの「同じことを何度も繰り返すな」という警告をしっかりと受け止めて、実効性のある再発防止策の策定に取り組んで欲しい。

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浦和に逆転勝ちの東京Vが悲願のJ1残留確定! 綱島悠斗がJ1初ゴール含む殊勲の2発【明治安田J1第34節】

明治安田J1リーグ第34節の東京ヴェルディvs浦和レッズが19日に味の素スタジアムで行われ、ホームの東京Vが2-1で逆転勝利した。 東京Vは前節、湘南ベルマーレとのホームゲームに0-2で敗れて7戦ぶりの敗戦。6位から8位に転落した。インターナショナルマッチウィークの中断期間を経てバウンスバックを図ったホームゲームでは先発2人を変更。山田楓喜、山見大登に代わって山田剛綺、見木友哉を起用し、2シャドーを入れ替えた。 一方、前節はセレッソ大阪に0-1で敗れて3試合連続無得点且つ今シーズンワーストの3連敗となった13位の浦和。同じく中断期間にテコ入れを図った中、この一戦では先発3人を変更。佐藤瑶大、大久保智明、チアゴ・サンタナに代えて負傷明けのマリウス・ホイブラーテン、石原広教、小泉佳穂を起用。1トップに松尾佑介を配置する変化を加えてきた。 互いに想定通りの並びで入った中、序盤は攻守の切り替えが激しいオープンな展開となる。開始6分にはDF谷口栄斗の見事なカバーリングから仕掛けたカウンター返しで左サイドの翁長聖が絶妙なアーリークロス。これをゴール前に飛び込んだ山田剛が見事なダイビングヘッドで合わすが、この決定的なシュートはクロスバーを叩く。 ファーストチャンスは逃すも、このプレーをきっかけにリズムを掴んだホームチームは切り替え、セカンドボールへの反応で相手を上回ると、相手陣内で押し込む展開に持ち込む。10分にはボックス左ライン際で木村勇大が折り返したボールに再び山田剛が飛び込むが、ここはDFのゴールカバーに阻まれてゴールには至らず。 一方、立ち上がりの失点は回避した浦和だが、以降も防戦一方の展開に。人とボールが効果的に動く東京Vの攻撃に対して守備が嵌らず、ボールを持ってもビルドアップが機能不全に。この流れを受け、浦和ベンチは早くも大久保投入の準備をしていたが、このタイミングでゴールが生まれた。 27分、前線に入れたロングボールの流れからボックス手前右で齋藤功佑を潰した渡邊凌磨が左斜めにボールを運びながら左足を一閃。この鋭いミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、守勢の中で4試合ぶりのゴールが生まれた。この先制点を受けてスコルジャ監督は大久保の投入をひとまず取りやめた。 一瞬の隙を突かれて先制を許した東京Vだが、試合の流れ自体は渡さず。引き続きボールを握って押し込んでサイドからのクロス、ボックス付近でのコンビネーションプレーを駆使して際どいシーンを作り出した。 その後は右サイドの守備のテコ入れか、小泉を下げて大久保を投入した浦和が東京Vの攻撃を凌ぎ切って1点リードで試合を折り返す。 迎えた後半、ビハインドを追うホームチームは山田剛を下げて山見をハーフタイム明けに投入。その快足アタッカーは開始直後にファーストシュート、ボックス付近での仕掛けと攻撃に絡んでいく。 後半も押し込む展開が続きながらも最後のところで粘る浦和の堅守に手を焼くが、相手の一瞬の隙を突いてゴールをこじ開ける。59分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でクイックリスタート。右サイド深くに抜け出した谷口のグラウンダークロスが撥ね返されるも、ペナルティアーク付近でこぼれに反応した綱島悠斗の強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さった。 綱島のJ1初ゴールで追いついた東京Vは俄然勢いを増すスタジアムの後押しを追い風に、畳みかける攻めを見せる。だが、齋藤のミドルシュートは枠を捉え切れない。 後半半ばを過ぎて両ベンチが動く。東京Vは齋藤を下げてストライカーの染野唯月を、浦和も原口元気、関根貴大を下げてチアゴ・サンタナ、ブライアン・リンセンと2人のストライカーを同時投入。互いに勝ち越しゴール、勝ち点3を狙う強いメッセージをピッチに届ける。 すると、この交代後にスコアが動く。76分、右CKの場面でキッカーの山見が右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、中央でフリーとなった綱島がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、初ゴールに続く大仕事で逆転に導いた。 課題のセットプレーからまたしても失点を喫した浦和は失点直後に松尾と大畑歩夢を下げて、負傷明けのサミュエル・グスタフソンを長沼洋一と共にピッチに送り出し、すべての交代カードを使い切った。 緊迫感のある1点差で突入した後半最終盤。東京Vは山見をIN&OUTの形でより守備的な稲見哲行を投入するなど完全に逃げ切り態勢に入ると、土壇場のPK献上で追いつかれた前回対戦の教訓を活かして冷静に相手の反撃を凌ぎ切った。 この結果、浦和に会心の逆転勝利を収めた東京Vが4節を残して今季最大の目標だったJ1残留を確定した。敗れた浦和は4戦ぶり得点も泥沼の4連敗となった。 東京ヴェルディ 2-1 浦和レッズ 【東京V】 綱島悠斗(後14、後31) 【浦和】 渡邊凌磨(前27) <span class="paragraph-title">【動画】綱島悠斗の大きなJ1初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B6%B1%E5%B3%B6%E6%82%A0%E6%96%97?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#綱島悠斗</a> 綱島 悠斗(東京V)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/BEO8nEalWq">pic.twitter.com/BEO8nEalWq</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1847581052224880711?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.19 19:03 Sat

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