スパーズ、FIFAのパラティチ氏への処分発表を受けて声明発表

2023.03.30 05:30 Thu
Getty Images
トッテナムは29日、マネージング・ディレクター(MD)を務めるファビオ・パラティチ氏に対する処分を受け、公式声明を発表した。

パラティチ氏は、イタリアサッカー連盟(FIGC)などが調査し、ユベントスに浮上した不正会計疑惑で処分を受けた幹部の1人。2年半の活動禁止処分を受けていた。

ユベントスは処分が不服だとして上訴するとされていた中、FIFAは29日に声明を発表し、パラティチ氏に対して30カ月の活動禁止処分の延長を発表した。
元々、処分が与えられていたのはイタリアサッカー界での活動であり、すでにトッテナムのMDに就任していたパラティチ氏に影響はなかった。

しかし、今回の発表により、処分の範囲が世界に広がったこともあり、トッテナムを含むあらゆる場所での活動が禁止に。
この処分によって退団の可能性も取りざたされるパラティチ氏に関して、トッテナムは公式声明を発表した。

「本日、FIFA規律委員会が、2023年1月20日にFIGC連邦控訴裁判所がファビオ・パラティチに科した制裁を全世界に拡大することを決定したとの報道を受け、当クラブはFIFAに緊急問い合わせを行いました」

「そして本日午後、FIFAより、懲戒委員会がFIGCの制裁を全世界に拡大する決定を下したことを文書で回答がありましたのでお知らせいたします」

「この委員会の審議は、関係者に何の事前通知もなく行われたものです。私たちは、この延長の詳細とFIGCの制裁との差異について、FIFAからさらなる明確化を緊急に求めています」

「昨日、ファビオがクラブチャンネルでインタビューを受けた際、彼もクラブも、FIGCの制裁が2023年1月20日に下され、2023年4月19日に上訴されるという事実に基づいて、FIFAがこの決定を下したとは全く知らなかったことを明確にしておきたいと考えています」

「この件に関しては、追ってご報告いたします」

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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu

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