セビージャ撃破のザルツブルクが初の決勝T進出! 3連勝リールが首位通過《CL》
2021.12.09 07:18 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループG最終節の2試合が8日に行われ、リールとレッドブル・ザルツブルクが決勝トーナメント進出を決めた。
本命不在となったグループGは今グループステージで唯一最終節までに全チームの順位がひとつも確定していない、近年稀に見る大混戦に。
そして、この最終節では最下位のヴォルフスブルク(勝ち点5)と、首位のリール(勝ち点8)。2位のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)と、3位のセビージャ(勝ち点6)が運命の大一番に臨んだ。
レッドブル・アレーナで行われたザルツブルクvsセビージャは、ホームのザルツブルクが1-0で勝利した。
オーストリア勢史上初の決勝トーナメント進出を目指したザルツブルクと、グループ本命に挙げられながらも苦戦続きだったセビージャによる直接対決。
それでも、迎えた後半立ち上がりにはセビージャにビッグチャンス。48分、右サイドからのクロスをボックス内のラキティッチがヘディングでコースを変えると、これをゴール前のムニルがダイビングヘッドで合わすが、惜しくもクロスバーを叩いた。
このピンチを凌いだザルツブルクは逆にこの試合最初の決定機をゴールに結びつける。50分、カウンターからボックス左に抜け出したアデイェミが高速のグラウンダークロスを入れると、ゴール前にタイミング良く走り込んできたオカフォルがワンタッチで蹴り込んだ。
拙い試合運びで逆転突破には2点が必要となったセビージャだが、ターゲットマンのラファ・ミルをムニルに代えて反撃に打って出た中でアクシデントが発生。64分、すでに1枚カードをもらっていたジョルダンがアデイェミのカウンターをファウルで止めて2枚目のカードを受け、無念の退場となった。
これでビハインドに数的不利まで背負ったセビージャは積極的に交代カードを切っていくが、完全に逃げ切り態勢に入ったホームチームを前にゴールをこじ開けることができなかった。
この結果、本命セビージャとの直接対決を制したザルツブルクがクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
また、フォルクスワーゲン・アレーナで行われたヴォルフスブルクvsリールは、アウェイのリールが1-3で勝利した。
グループ最下位からの逆転突破を図ったヴォルフスブルクと、引き分け以上で突破が決まる首位のリールによる一戦。
試合はリールが早い時間帯にスコアを動かす。相手CKのロングカウンターから右サイドをドリブルで独走したイコネがボックス内にフリーで走り込む味方へ丁寧なラストパスを送ると、これを主砲ブラク・ユルマズがきっちりゴールネットへ流し込んだ。
以降はホームチームの反撃に晒されるも1点リードで試合を折り返したリールは、68分に投入したアンヘル・ゴメスの投入が完璧に嵌る。まずは72分、ペナルティアーク付近で味方から足元にパスを受けた元ユナイテッドMFは冷静にワンタッチでゴール前に走り込むデイビッドに繋ぐと、若きエースが右ポストの内側を叩くシュートを流し込んで追加点を奪取。さらに、アンヘル・ゴメスは78分にもオナナの高い位置でのボール奪取からイコネを経由したボールをボックス内で冷静に流し込み、トドメの3点目を奪って見せた。
その後、後半終了間際にシュテフェンに1点を返されたが、2点差を維持して逃げ切ったリールが3連勝での首位通過を決めている。
本命不在となったグループGは今グループステージで唯一最終節までに全チームの順位がひとつも確定していない、近年稀に見る大混戦に。
そして、この最終節では最下位のヴォルフスブルク(勝ち点5)と、首位のリール(勝ち点8)。2位のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)と、3位のセビージャ(勝ち点6)が運命の大一番に臨んだ。
オーストリア勢史上初の決勝トーナメント進出を目指したザルツブルクと、グループ本命に挙げられながらも苦戦続きだったセビージャによる直接対決。
試合は引き分けでも勝ち抜けるホームチームが慎重な入りを見せたことで、ボールを握るセビージャが攻勢を仕掛ける展開に。ザルツブルクの集中した守備を前に流れの中で攻撃の糸口を見つけられないセビージャは、セットプレーに活路を見いだすが、クンデのヘディングシュートが枠を外れるなど、前半の内にゴールをこじ開けられない。
それでも、迎えた後半立ち上がりにはセビージャにビッグチャンス。48分、右サイドからのクロスをボックス内のラキティッチがヘディングでコースを変えると、これをゴール前のムニルがダイビングヘッドで合わすが、惜しくもクロスバーを叩いた。
このピンチを凌いだザルツブルクは逆にこの試合最初の決定機をゴールに結びつける。50分、カウンターからボックス左に抜け出したアデイェミが高速のグラウンダークロスを入れると、ゴール前にタイミング良く走り込んできたオカフォルがワンタッチで蹴り込んだ。
拙い試合運びで逆転突破には2点が必要となったセビージャだが、ターゲットマンのラファ・ミルをムニルに代えて反撃に打って出た中でアクシデントが発生。64分、すでに1枚カードをもらっていたジョルダンがアデイェミのカウンターをファウルで止めて2枚目のカードを受け、無念の退場となった。
これでビハインドに数的不利まで背負ったセビージャは積極的に交代カードを切っていくが、完全に逃げ切り態勢に入ったホームチームを前にゴールをこじ開けることができなかった。
この結果、本命セビージャとの直接対決を制したザルツブルクがクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
また、フォルクスワーゲン・アレーナで行われたヴォルフスブルクvsリールは、アウェイのリールが1-3で勝利した。
グループ最下位からの逆転突破を図ったヴォルフスブルクと、引き分け以上で突破が決まる首位のリールによる一戦。
試合はリールが早い時間帯にスコアを動かす。相手CKのロングカウンターから右サイドをドリブルで独走したイコネがボックス内にフリーで走り込む味方へ丁寧なラストパスを送ると、これを主砲ブラク・ユルマズがきっちりゴールネットへ流し込んだ。
以降はホームチームの反撃に晒されるも1点リードで試合を折り返したリールは、68分に投入したアンヘル・ゴメスの投入が完璧に嵌る。まずは72分、ペナルティアーク付近で味方から足元にパスを受けた元ユナイテッドMFは冷静にワンタッチでゴール前に走り込むデイビッドに繋ぐと、若きエースが右ポストの内側を叩くシュートを流し込んで追加点を奪取。さらに、アンヘル・ゴメスは78分にもオナナの高い位置でのボール奪取からイコネを経由したボールをボックス内で冷静に流し込み、トドメの3点目を奪って見せた。
その後、後半終了間際にシュテフェンに1点を返されたが、2点差を維持して逃げ切ったリールが3連勝での首位通過を決めている。
ザルツブルクの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
ザルツブルクの人気記事ランキング
1
リーズ行きも噂された元ドイツ代表MFヴァイグル、ザルツブルクへ移籍か? レッドブル・グループが関心
ボルシアMGの元ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル(29)だが、オーストリアに行く可能性が浮上している。オーストリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ヴァイグルは1860ミュンヘン、ドルトムント、ベンフィカでプレー。2022年9月にボルシアMGにレンタル移籍で加入すると、2023年7月に完全移籍に切り替わった。 ボルシアMGでは公式戦通算89試合で3ゴール6アシスト。今シーズンはキャプテンも務め、ブンデスリーガで28試合に出場し2アシストを記録している。 日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドへの移籍も報じられた中、ヴァイグルはこの数日オーストリアを訪問。レッドブルグループのグローバルサッカーの責任者を務めるユルゲン・クロップ氏、レッドブル・ザルツブルクのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルベン・シュレーダー氏と会談していたという。 シュレーダー氏とクロップ氏は新シーズンに向けて経験豊富な中盤の選手の補強を検討しているとのこと。その中で、ヴァイグルも候補にあがっていたという。 2028年夏までボルシアMGとの契約が残っているヴァイグルだが、年俸は約300〜350万ユーロ(約4億8500〜5億6500万円)とのこと。ボルシアMGで最も稼いでいる選手の1人となっている。 噂に上がっていたリーズもレッドブルが投資しているクラブの1つ。いずれにしても、レッドブル傘下のクラブに移籍となる可能性が高まっていそうだ。 2025.04.17 23:20 Thu2
ライプツィヒ、姉妹クラブのザルツブルクからマリ代表MFハイダラを獲得! ナビ・ケイタの後釜として期待
▽ライプツィヒは23日、ザルツブルクのマリ代表MFアマドゥ・ハイダラ(20)を獲得したことを発表した。契約期間は2023年6月30日までで背番号は8を着用する。 ▽2016年にザルツブルクへ加入したハイダラは、ダイナミズムと身体能力を武器とするセントラルMF。機動力を生かした守備範囲の広さに加えて、一発でボールを奪い切る球際の強さ、強烈なミドルシュートも兼備する。欧州のビッグクラブも注目を集める逸材だ。 ▽ハイダラの獲得についてチームを率いるラングニック監督は、以下のようにコメントしている。 「アマドゥと上手く契約出来たことをうれしく思っているよ。ザルツブルクでの飛躍は当然チェックしていた、彼の世代であれほどのポテンシャルをもった選手というのもそういない。いまはケガの影響でプレーできないけど、近いうちにフルフィットネスで戻ってくることを願っているよ」 ▽なお、ハイダラは11月に左ヒザのじん帯損傷の重傷を負っており、復帰は3月末となる見込みだ。 2018.12.24 05:35 Mon3
ライオラ、ハーランドがユナイテッドに行かなかったワケを語る
有名代理人として知られるミノ・ライオラ氏が顧客の1人であるノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(19)の移籍に言及した。イギリス『talkSPORT』が報じている。 今シーズンのザルツブルクでここまで公式戦22試合28ゴールの活躍をみせ、欧州有力クラブの視線を釘付けにしたハーランド。RBライプツィヒ、ユベントス、マンチェスター・ユナイテッドら複数クラブの関心を集めるなか、29日に推定1800ポンド(約25億6000万円)の移籍金により、2024年までの4年半契約でドルトムント入りが決定した。 それまでハーランドの移籍先筆頭に挙がり、モルデ時代の恩師であるオーレ・グンナー・スールシャール監督自らオーストリアで直接交渉を行った事実が明らかになったものの、逸材を逃したユナイテッド。その交渉に携わったライオラ氏はイギリス『テレグラフ』に対して、多くの注目を集めた今回の移籍劇をこう振り返っている。 「最も接触したクラブはマンチェスター・ユナイテッドだった。彼がオーレをよく知っているから、話す機会もかなりあった。だが、彼自身、このタイミング(でのユナイテッド移籍)は正しくないと感じたみたいだ。マンチェスター・ユナイテッドやオーレに対して、何か落ち度があったわけじゃない」 「彼がマンチェスター・ユナイテッドに行きたいなら、私はそれを実現させる義務があっただろうが、彼自身がそうじゃなかった。マンチェスター・ユナイテッドからのオファーは良いものだった。金銭面を除いてもね。だが、選手がこのキャリアの段階で選んだのがドルトムントだったというだけさ」 なお、ユナイテッドがハーランドの獲得に失敗した背景として、「将来的な移籍で発生する金銭の大部分を譲渡する条件」を嫌ったためだとする報道が飛び出しているが、ライオラ氏は「私とエド・ウッドワード(ユナイテッドの最高経営責任者)に仲違いなどない。至って普通の交渉で、選手が別の道を選択しただけ」と話している。 2019.12.31 08:45 Tue4
リバプールは長年クロップ監督に仕えたコーチも退任か 41歳リンダース氏に監督業挑戦の可能性
リバプールのアシスタントコーチ、ペピン・リンダース氏(41)が監督業に転身か。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 リンダース氏はオランダ国籍。プロ選手歴は一切なく、19歳の2002年にPSVで指導者キャリアを歩み出し、ポルトではU-18を含む育成年代を指導。2015年に32歳でリバプール入り(※)し、ブレンダン・ロジャーズ前監督、ユルゲン・クロップ監督の下でアシスタントを務めてきた。 (※)2018年1月にオランダ2部(当時)のNECナイメヘンでヘッドコーチ就任も、4カ月で解任され、その直後にリバプール復帰 そんなリンダース氏、長年仕えてきたクロップ監督との別れが近づくなか、自身も監督業挑戦を選んでリバプールを去るという選択肢がある模様。オーストリア1部のザルツブルクが招へいを望んでいるとのことだ。 長年オーストリア国内の覇権を欲しいままにしてきたザルツブルクだが、連覇は昨季の「10」でストップする可能性が。今季も佳境で首位をシュトゥルム・グラーツに譲っており、現在はオヌル・チネル氏が暫定指揮。正式な監督が不在という状況だ。 リバプールとの契約を2026年6月まで残すとされるリンダース氏だが、果たして。 2024.05.14 20:15 Tue5