レスターがチェルシー撃破で初優勝! ティーレマンスのスーパーミドルにシュマイケルが圧巻のセーブ!《FAカップ》
2021.05.16 03:23 Sun
FAカップ決勝、チェルシーvsレスター・シティが15日にウェンブリー・スタジアムで行われ、1-0で勝利したレスターがクラブ史上初のFAカップ制覇を成し遂げた。
準決勝でマンチェスター・シティのクアドルプルを阻んで2シーズン連続のファイナル進出を果たしたチェルシー。トゥヘル体制初タイトルにもなる、3シーズンぶり通算9度目となるFAカップ制覇に向けては0-1で敗れた直近のアーセナル戦から先発5人を変更。ズマとチルウェル、ギルモア、プリシッチ、ハヴァーツに代えてリュディガー、マルコス・アロンソ、カンテ、ツィエク、ヴェルナーを起用した。
一方、サウサンプトンを退けて1968-69シーズン以来、約50年ぶりのファイナル到達となったレスター。対戦相手同様にロジャーズ体制で初となるクラブ史上初の同タイトル獲得を目指す大一番に向けては2-1で競り勝ったマンチェスター・ユナイテッド戦からオルブライトンに代えて負傷明けのエバンスを起用した以外、同じメンバーを継続。ただ、並びを[4-4-2]から[3-4-1-2]に戻した。
3日後にリーグ戦でもトップ4フィニッシュを懸けたシックスポインターを控える4位チェルシーと3位レスターによる運命のファイナルは、2万人超を集めた聖地ウェンブリーでスタート。スタンドの熱狂的な雰囲気に呼応するように互いに前から相手のビルドアップに強い制限をかけるアグレッシブな入りを見せる中、レスターが普段通りの戦いを見せたのに対して、チェルシーはアスピリクエタを右ウイングバック、リース・ジェームズを3バックの右に配置する相手を意識した戦い方を選択した。
序盤は右に流れるヴェルナーとマウントのコンビでチェルシーが相手の背後を突く良い仕掛けを見せたが、相手の堅守を脅かすまでには至らず。逆に、レスターはボールを握られる展開が続くも、16分にはティーレマンスの浮き球パスに抜け出したカスターニュの際どい折り返しからゴール前のヴァーディが右足のダイレクトシュートを放つ。しかし、これはR・ジェームズのブロックに阻まれた。
その後、ケガをおしての先発となったエバンスが古傷の再発かプレー続行不可能になると、33分にオルブライトンが緊急投入される。これに伴い、カスターニュが3バックの右、オルブライトンが右のウイングバックにポジションを取った。
以降も膠着状態が続く中、前半終了間際にはオルブライトンの不用意なバックパスを奪ってカウンターに持ち込んだヴェルナー、ティーレマンスの絶妙なフィードに抜け出したヴァーディと両エースに決定機が訪れるが、いずれも決め切ることはできず。白熱のファイナルはゴールレスでの折り返しとなった。
選手交代なしで臨んだ後半も一進一退の攻防が続く。互いに幾度か相手陣内の深い位置まで侵攻するものの、集中した相手の守備を上回ることができず。
しかし、60分過ぎにはFAカップ史において語り継がれるであろうスーパーなゴールが均衡を破った。63分、最後尾のリース・ジェームズの不用意な縦パスをアジョセ・ペレスが身体を張ったブロックで引っかけると、こぼれ球を回収したトーマスがボックス手前のスペースで浮いたティーレマンスに繋ぐ。そのままボックス手前まで持ち上がったティーレマンスが右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
ベルギー代表MFのファインゴールで待望のリードを手にしたレスターは後半序盤の段階から準備していたマディソンをイヘアナチョに代えて投入。一方、ビハインドを負ったチェルシーはマルコス・アロンソ、ツィエクに代えてチルウェル、プリシッチを同時投入。さらに、75分にはアスピリクエタとジョルジーニョを下げてハヴァーツ、ハドソン=オドイの投入で前がかる。
すると、リスクを冒して攻め込むチェルシーは78分、セットプレーの二次攻撃からボックス右でカンテが上げたクロスを古巣対戦のチルウェルがドンピシャのヘディングシュート。これが枠の左に向かうが、GKシュマイケルが圧巻のワンハンドセーブではじき出す。
その後もチェルシーが猛攻を仕掛ける展開の中で82分にはヴェルナーに代えてジルーを投入し、よりパワープレーを意識した戦い方にシフト。これに対してレスターは重鎮モーガンを最終ラインに入れて応対。87分にはジルーの競ったこぼれ球に反応したマウントが枠の右を捉えた強烈なシュートを放つが、これもレスターの守護神が驚異的な反応ではじき出し、チェルシーの前に立ちはだかった。
その後、89分にはチェルシーに最大の見せ場が訪れる。89分、チアゴ・シウバのフィードに抜け出したチルウェルがボックス左で折り返しを入れると、ソユンク、モーガンと2人のDFに当たったボールがゴールネットを揺らした。土壇場での劇的同点ゴールかに思われたが、、VARのレビューの結果、チルウェルの抜け出しの場面でオフサイドの判定が下されてゴールは取り消しとなった。
そして、VARに救われて窮地を凌いだレスターが今度こそ試合をクローズし、1-0の勝利。この結果、5度目の挑戦で鬼門ファイナルを制したレスターがクラブ史上初のFAカップ制覇を成し遂げた。
一方、2年連続ファイナル敗退となったチェルシーは公式戦2連敗で、3日後のリーグ戦でレスターへのリベンジを誓うことになった。
準決勝でマンチェスター・シティのクアドルプルを阻んで2シーズン連続のファイナル進出を果たしたチェルシー。トゥヘル体制初タイトルにもなる、3シーズンぶり通算9度目となるFAカップ制覇に向けては0-1で敗れた直近のアーセナル戦から先発5人を変更。ズマとチルウェル、ギルモア、プリシッチ、ハヴァーツに代えてリュディガー、マルコス・アロンソ、カンテ、ツィエク、ヴェルナーを起用した。
一方、サウサンプトンを退けて1968-69シーズン以来、約50年ぶりのファイナル到達となったレスター。対戦相手同様にロジャーズ体制で初となるクラブ史上初の同タイトル獲得を目指す大一番に向けては2-1で競り勝ったマンチェスター・ユナイテッド戦からオルブライトンに代えて負傷明けのエバンスを起用した以外、同じメンバーを継続。ただ、並びを[4-4-2]から[3-4-1-2]に戻した。
序盤は右に流れるヴェルナーとマウントのコンビでチェルシーが相手の背後を突く良い仕掛けを見せたが、相手の堅守を脅かすまでには至らず。逆に、レスターはボールを握られる展開が続くも、16分にはティーレマンスの浮き球パスに抜け出したカスターニュの際どい折り返しからゴール前のヴァーディが右足のダイレクトシュートを放つ。しかし、これはR・ジェームズのブロックに阻まれた。
互いにリスクを回避しつつ相手の守備のズレを狙う緊迫感のある攻防が繰り広げられていく。よりフィニッシュの場面を創出するチェルシーは29分、右CKの場面でショートコーナーからマウントがボックス右で上げたクロスをリュディガーとチアゴ・シウバのセンターバックコンビで繋ぎ、最後はゴール右で浮いたアスピリクエタにチャンスも、手前でヴェルナーが触ったことでうまく合わせ切れない。
その後、ケガをおしての先発となったエバンスが古傷の再発かプレー続行不可能になると、33分にオルブライトンが緊急投入される。これに伴い、カスターニュが3バックの右、オルブライトンが右のウイングバックにポジションを取った。
以降も膠着状態が続く中、前半終了間際にはオルブライトンの不用意なバックパスを奪ってカウンターに持ち込んだヴェルナー、ティーレマンスの絶妙なフィードに抜け出したヴァーディと両エースに決定機が訪れるが、いずれも決め切ることはできず。白熱のファイナルはゴールレスでの折り返しとなった。
選手交代なしで臨んだ後半も一進一退の攻防が続く。互いに幾度か相手陣内の深い位置まで侵攻するものの、集中した相手の守備を上回ることができず。
しかし、60分過ぎにはFAカップ史において語り継がれるであろうスーパーなゴールが均衡を破った。63分、最後尾のリース・ジェームズの不用意な縦パスをアジョセ・ペレスが身体を張ったブロックで引っかけると、こぼれ球を回収したトーマスがボックス手前のスペースで浮いたティーレマンスに繋ぐ。そのままボックス手前まで持ち上がったティーレマンスが右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
ベルギー代表MFのファインゴールで待望のリードを手にしたレスターは後半序盤の段階から準備していたマディソンをイヘアナチョに代えて投入。一方、ビハインドを負ったチェルシーはマルコス・アロンソ、ツィエクに代えてチルウェル、プリシッチを同時投入。さらに、75分にはアスピリクエタとジョルジーニョを下げてハヴァーツ、ハドソン=オドイの投入で前がかる。
すると、リスクを冒して攻め込むチェルシーは78分、セットプレーの二次攻撃からボックス右でカンテが上げたクロスを古巣対戦のチルウェルがドンピシャのヘディングシュート。これが枠の左に向かうが、GKシュマイケルが圧巻のワンハンドセーブではじき出す。
その後もチェルシーが猛攻を仕掛ける展開の中で82分にはヴェルナーに代えてジルーを投入し、よりパワープレーを意識した戦い方にシフト。これに対してレスターは重鎮モーガンを最終ラインに入れて応対。87分にはジルーの競ったこぼれ球に反応したマウントが枠の右を捉えた強烈なシュートを放つが、これもレスターの守護神が驚異的な反応ではじき出し、チェルシーの前に立ちはだかった。
その後、89分にはチェルシーに最大の見せ場が訪れる。89分、チアゴ・シウバのフィードに抜け出したチルウェルがボックス左で折り返しを入れると、ソユンク、モーガンと2人のDFに当たったボールがゴールネットを揺らした。土壇場での劇的同点ゴールかに思われたが、、VARのレビューの結果、チルウェルの抜け出しの場面でオフサイドの判定が下されてゴールは取り消しとなった。
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