アーセナルFWラカゼット、反人種差別&2ゴールに加え、仲間を想うパフォーマンスが話題

2021.04.17 12:22 Sat
Getty Images
アーセナルのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットと、コートジボワール代表FWニコラ・ぺぺが見せたパフォーマンスが心温まるものだった。アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグですらビア・プラハと対戦。1stレグをホームで1-1で終えており、敗退の可能性もあった中で出色のパフォーマンスを見せた。

1年半ホームで負けていなかったスラビア・プラハに対し、アーセナルは前半だけで3ゴールを奪うと、後半もラカゼットが追加点を奪い、0-4で快勝。2戦合計1-5としてベスト4に駒を進めた。
この試合では、ラカゼットを筆頭としたアーセナルの選手たちが見せた反人種差別のパフォーマンスも大きな話題となったが、試合中に見せたパフォーマンスも話題となっている。

それは後半にラカゼットがゴールを決めたシーン。ボックス内でパスを受けたラカゼットが相手DF2人を振り切りニアサイドを撃ち抜いた。
その後、ゴールを喜ぶラカゼットの元にぺぺが。すると、2人は手を挙げながら不思議なポーズをとって喜んでいた。

このパフォーマンスは、実はマラリアに感染して欠場していたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンに捧げたもの。2人が挙げた手をよく見ると、「A」が作られており、オーバメヤン(Aubameyang)の頭文字を示していたのだ。

ラカゼットは現在去就が騒がしく、アーセナルに留まるのか、移籍するのかが話題となっているが、反人種差別の行動、そして2ゴールに加え、3つ目のパフォーマンスでもチームを支えた。

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アーセナル選手の映像流出で物議…笑気ガス使用がパフォーマンスに影響?

▽専門家が、プロフットボーラーの“ヒッピークラック”に警笛を鳴らしている。イギリス『スカイ・スポーツ』が、インタビューを掲載している。 ▽イギリスで社会問題となっている“ヒッピークラック”。本来は医療目的で使用される亜酸化窒素(笑気ガス)をバルーンに入れて吸い、麻酔効果や陶酔効果による多幸感を得ることが若者の間で流行している。 ▽先日、アーセナルのメスト・エジル、ピエール・エメリク・オーバメヤン、アレクサンドル・ラカゼット、マッテオ・グエンドウジらが、今年8月上旬に亜酸化窒素を吸い込んでいる様子の映像が流出。違法ではないものの常習者から死亡者が出るなど危険な行為としても認識されており、スポーツ選手たちの使用は問題視されている。 ▽『スカイ・スポーツ』は、セント・メアリー大学の応用スポーツ学教授のジョン・ブルーアー氏を招き、スポーツ選手の“ヒッピークラック”が与えるパフォーマンス面への影響を聞いた。 「長期間の使用により、体内のビタミンB12レベルが低下する可能性がある。ビタミンB12は神経機能にとって不可欠なものだ」 「したがって、スキルフルな動きや効果的なパスをしようと試みるトップレベルのフットボーラーであれば、どのような形でも神経を損傷させようとしてはいけない。動きを感知するには末梢(神経)の機能が必要だからだ」 「長期間の使用が貧血の原因となることも分かっている。ヘモグロビンレベルも低下させるからだ。血中のヘモグロビンは肺から動作する筋肉へ酸素を運ぶ。その能力が低ければ、持久力や回復力、そして短期の瞬発的な行動に影響が出てくる」 「つまり、私たちがプロフェッショナルフットボーラーを観る時に期待する仕事には、役に立たないものなんだ」 ▽ウナイ・エメリ新監督の下で今シーズンをスタートさせているアーセナル。公式戦20試合無敗を継続し、プレミアリーグでも上位争いに食い込んでいるが、もし主力選手が安価な娯楽から手を引けばさらにパフォーマンスを向上させることとなりそうだ。 2018.12.08 14:15 Sat
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ラカゼットはアーセナル退団を後悔? 元同僚がやりとり明かす 「他では芝生が緑とは限らない」

元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットはアーセナル退団を後悔しているのかもしれない。イギリス『サン』が伝えている。 2017年夏にアーセナルの一員となったラカゼット。昨季まで5年間在籍し、公式戦通算206試合で71得点36アシストという成績を残した一方、最後のシーズンでは主将の大役も担った。 現在は古巣リヨンに戻り、今季のリーグ・アン17試合で10得点4アシストと活躍中。ゲーム主将も務め、充実の日々を送っているように思われる。 だが、アーセナルとの契約延長に至らなかった事実を後悔しているのではとの憶測が。アーセナルのDFロブ・ホールディングが昨年末にクラブ公式サイト上でラカゼットとのやりとりを明かしていた。 「数週間前にラカ(ラカゼット)と会って、リヨンでのことを教えてくれたよ。彼にとってリヨンはホームだけど、どれほどアーセナルでの時間を愛していたかもたくさん話してくれた」 「それよりちょっと前には彼から『アーセナルでの時間を楽しめ。他の場所では芝生が緑とは限らない。できればクラブにとどまってほしい』というメッセージも来てた。僕に他クラブから話が来ていたから、本当にタイミングが良かったと言えるね」 ラカゼットにとって、アーセナルは下部組織時代から過ごすリヨンと同じくらい大切なクラブになっていたようだ。 2023.01.07 17:26 Sat
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伊東純也の同僚FWバログン、ムバッペ超えで注目集まる中アーセナルはプレミアリーグのルールに頭を抱えることに?

日本代表MF伊東純也のチームメイトであり、リーグ・アンで脚光を浴びているスタッド・ランスのFWフォラリン・バログン(21)だが、アーセナルはプレミアリーグのルールに悩まされることになりそうだ。 アーセナルのアカデミー出身のバログン、ミドルズブラへのレンタル移籍を経験。今シーズンからスタッド・ランスへとレンタル移籍している。 アーセナルでの出番が限られると考えられ、武者修行に出たバログンだったが、リーグ・アンでは21試合で14ゴール2アシストを記録。クープ・ドゥ・フランスでも1試合で1ゴールを記録しており一気に飛躍。リーグの得点ランキングでもパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマール、リヨンの元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットらを上回り、トップに立っている。 この活躍を受ければ、アーセナルが来シーズンに向けて呼び戻すことは確実。アカデミー育ちの若きストライカーをミケル・アルテタ監督も迎え入れるはずだ。 しかし、そのアーセナルには悩ましいプレミアリーグのルールがあるという。イギリス『フットボール・ロンドン』が指摘した。 プレミアリーグでは25名のスカッドを組む場合、海外の選手は17名、8名がホームグロウンというルールがある。現在のアーセナルでは、ベン・ホワイト、エミール・スミス・ロウ、エディ・エンケティア、ロブ・ホールディング、アーロン・ラムズデール、リース・ネルソンの6名。また、マシュー・スミスもリストに入っているため、7名となっている。 しかし、アーセナルは現在22名しか登録しておらず、GKカール・ハイン、DFウィリアム・サリバ、FWブカヨ・サカ、FWガブリエウ・マルティネッリは21歳以下のために別のリストに登録されている。 ただ、サリバ、サカ、マルティネッリは22歳になってしまうため、今のメンバーのまま行くと25名を登録することとなり、枠が埋まる状況。そして、バログンも来シーズンには22歳となるため、ホームグロウンの選手としてプレミアリーグに登録しなければいけない。 夏の移籍市場でどのような動きがあるかは現時点では不明だが、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスを獲得するという話もある。 バログンに関しては、再びレンタルに出すのか、それともチームのストライカー陣の1人となるのか。または他クラブのオファーを受けて完全移籍で手放すのか。バログン自身は「アーセナルは僕の家族だ。僕にとって、クラブは兄弟愛と団結を表している。苦労することがいくつかあることに気づいたけど、それは良いことだと思う」とシーズン前に語っており、アーセナルに戻る気は当然ある状況。果たしてどういう結末になるのか、残りシーズンのバログンの活躍にも目を向ける必要がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナルの希望となる?バログンの圧巻ハットトリック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xzo2HLdiCTc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.08 21:20 Wed

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中村俊輔に憧れたティアニー、古巣セルティックの日本人について冨安健洋から情報収集「トミと話をして、一緒に試合を観るけど…」

アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>&mdash; Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu
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バレンシア、ビッグクラブが関心の逸材DFガシオロフスキと2027年まで契約延長

バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て2023年10月に行われたマジョルカ戦でトップチームデビュー。 これまでトップチームでは、公式戦34試合に出場しており、今季もラ・リーガ14試合を含む公式戦18試合に出場している。また、U-19スペイン代表の主力としても活躍しており、昨夏に行われたU-19欧州選手権では優勝に大きく貢献した。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのトップチームではセンターバック、左サイドバックの両方でプレーしている。恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭いアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 以前にはアーセナルやトッテナム、ユベントス、インテルといったビッグクラブからの関心が報じられていたガシオロフスキだが、かねてより残留の意向を示しており、自身を育ててくれたクラブとの新契約を決断した。 2025.02.27 12:30 Thu
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun
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ウィリアム・サリバ、チームメイトの自慰行為が映った過去の動画が流出…FFFが調査開始

アーセナルからニースにレンタル移籍中のフランス人DFウィリアム・サリバが、ある容疑で調査対象に挙がっているようだ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 同選手にかけれらている容疑とは、同選手の3年前に録ったある動画が最近流出してしまった件。動画には、アンダー世代のフランス代表のジャージを着て笑うサリバの姿とともに、おそらくホテルで同部屋となったチームメイトの自慰行為が一部映ってしまっていたようだ。 この動画がどのようにネット上に流出してしまったかは不明だが、場合によっては、サリバにはわいせつ物頒布や公然わいせつなどの罪が課せられる可能性がある。 『RMC Sport』によると、これを受けてフランスサッカー連盟(FFF)が調査を開始することを決定。同連盟は「連盟とサッカー全体に有害なイメージを与えるもの」として、懲戒委員会を開くようだ。 2019年夏にサンテチェンヌからの加入が内定していたサリバは、昨季はレンタルという形でサンテチェンヌで戦い、今季からアーセナルに本格合流。しかし、ミケル・アルテタ監督の下で全く出番を得られず、ベンチ入りもEFLカップ(カラバオカップ)の1試合のみ。セカンドチームでのプレーがメインという状況が続くと、今冬にニースへのレンタルを決断した。 2021.02.10 15:09 Wed
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今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon

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