CLでの退場判定に激怒するガスペリーニ「ファウルの区別もつかないなら別の仕事をしろ」

2021.02.25 11:14 Thu
Getty Images
アタランタジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が主審の判定に対して猛烈な怒りを見せた。イタリア『スカイ』が伝えている。

アタランタは24日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでレアル・マドリーと対戦。17分にMFレモ・フロイラーが一発退場となったことで、防戦一方になった試合は終了間際に失点を喫し、0-1のスコアで敗れた。

この結果、3月16日に行われる2ndレグでは敵地での勝利が最低条件となっている。ガスペリーニ監督はフロイラーが退場となった判定に激怒しており、試合後は審判を痛烈に批判した。
「待ち望んでいた試合で、思うようにプレーできなかった苦い思いが残っている。台無しにされた。11対11でも結果がどうなったかは分からないが、違う種類の試合にはなっただろう。我々は守備をする必要があり、そこはよくやったと思う。しかし、試合はあるエピソードによって台無しだ」

「11人の選手がいれば、もっとオープンなプレーができた。我々は良いスタートを切ったのだから。残念ながら、サッカーをプレーした経験がない審判は、それがファウルなのか、単なるぶつかり合いなのかの区別がついていない。区別がつかないなら、別の仕事をさせるべきだ。そして、サッカー経験のある審判に笛を吹かせればいい」
「審判は試合において非常に重要な要素だ。彼らはVARにより映像を見ながら判断する手段も持っているが、それでもしっかりとした判定を下せない。そして、これは我々のリーグにも当てはまる」

審判を猛批判したガスペリーニだが、2ndレグに向けての質問に対しては笑顔で対応。マドリー相手に、アウェイの地で勝利を目指したいと意気込んだ。

「ベスト8進出が危うくなったと言うが、私はマドリーの地で勝てれば十分だ。目指す結果は一つしかないとわかっており、それ以外については考えない。我々は偉業を成し遂げる必要がある」

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セリエAの放映権収入が明らかに、優勝のインテルは31億円超を獲得

今シーズンのセリエAのTV放映権分配金が明らかになった。イタリア『Calcio e Finanza』が報じた。 ユベントスが9連覇していたセリエAだが、2020-21シーズンはインテルが11年ぶり19度目の優勝を果たしている。 そのセリエAだが、2020-21シーズンのテレビ放映権料は約11億ユーロ(約1464億円)になるとのこと。半分が20チームで均等に分配され、残りの20%はクラブのサポーターベースに応じて分配。残りの30%はパフォーマンスに基づいて分配される仕組みとなっている。 なお、30%のうち、15%が今シーズンの成績、残りの15%は1946年からの総じた成績に左右される。 優勝したインテルは、2340万ユーロ(約31億1400万円)を受け取ることとなり、2位は1940万ユーロ(約25億8200万円)、3位は1680万ユーロ(約22億3500万円)、4位は1420万ユーロ(約18億9000万円)と続いている。 来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いはインテルとアタランタが確定しており、残り2枠が未定。ナポリ、ミラン、ユベントスの3チームが最終節で争うこととなる。 ◆セリエA TV放映権分配金 1位:2340万ユーロ(約31億1400万円) 2位:1940万ユーロ(約25億8200万円) 3位:1680万ユーロ(約22億3500万円) 4位:1420万ユーロ(約18億9000万円) 5位:1250万ユーロ(約16億6300万円) 6位:1090万ユーロ(約14億5000万円) 7位:930万ユーロ(約12億3800万円) 8位:830万ユーロ(約11億500万円) 9位:740万ユーロ(約9億8500万円) 10位:630万ユーロ(約8億3800万円) 11位:550万ユーロ(約7億3200万円) 12位:500万ユーロ(約6億6500万円) 13位:460万ユーロ(約6億1200万円) 14位:410万ユーロ(約5億4500万円) 15位:360万ユーロ(約4億8000万円) 16位:320万ユーロ(約4億2600万円) 17位:280万ユーロ(約3億7300万円) 18位:220万ユーロ(約2億9300万円) 19位:160万ユーロ(約2億1300万円) 20位:90万ユーロ(約1億2000万円) 2021.05.18 18:05 Tue

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