レドナップ氏、大不振の古巣に「CL出場権は逃してはいけない」

2019.11.15 21:00 Fri
Getty Images
2008年から2012年までトッテナムを率いたハリー・レドナップ氏が低迷を続ける古巣についてコメントしている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

トッテナムは今シーズン、プレミアリーグここまで3勝5分け4敗で14位と低迷。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である4位まで11ポイント離されており、昨シーズンのCL準優勝チームとは思えない成績となっている。

このような状況のスパーズにレドナップ氏は首をかしげ、CL出場権を逃せば大きな痛手となると話している。
「不思議なことだ。物事が上手くいっていないときは何か理由がある。今シーズンはリバプールとマンチェスター・シティに近づき、タイトル争いに加わると思っていた」

「しかし、4位以内を確保することに苦労しているのが現状だ」
「トレーニング場やスタジアムに投じた資金を考えると、CL出場権を獲得しなければ大きな痛手だ。貧しいシーズンを送ることになる」

だが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の進退には影響していないと同氏は語る。それでも現スカッドの質からすると、何かしらのタイトルは必須だと説いている。

「次のウェストハム戦は難しい試合になるだろう。だが、私はポチェッティーノ監督が当落線上にあるとは思えない」

「私はポチェッティーノ監督の大ファンだ。彼は素晴らしい監督でサッカーをよく理解している。しかし、このチームでは何かタイトルを獲得しなければならない」

「リーグ優勝は恐らく無理だろう。CL優勝も今シーズンは相応しいとは思えない。リーグカップもすでに敗退している。あとはFAカップだ。彼らなら可能性はあると思う」

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