【セリエA注目プレビュー】新指揮官対峙のデルビー・デッラ・カピターレ!
2024.04.06 12:00 Sat
イタリア首都決戦は6日25時KO
セリエA第31節、ローマvsラツィオが、日本時間6日25:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。共にシーズン途中の監督交代に踏み切ったジャッロロッシとビアンコセレスティによる今季リーグ2度目の首都決戦だ。今年1月にモウリーニョ前監督を解任し、クラブのレジェンドであるデ・ロッシを暫定指揮官に招へいしたローマ(勝ち点52)。その新体制移行後はセリエAで7勝2分け1敗と完全復調し、4位ボローニャと5ポイント差の5位に浮上。就任後ワーストと指揮官が語った前節は下位のレッチェに圧倒された末の0-0のドローで辛くも勝ち点1を拾う形となったが、少なくない負傷者、前体制のリアクションスタイルからより攻撃的なアグレッシブなスタイルへの大幅な転換を図る中、結果・内容共に明確な改善を示す。
そういった中、今月は週明けに行われるミランとのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、ボローニャとのシックスポインター、ナポリとのデルビー・デル・ソーレとシーズンを左右するビッグマッチが組まれており、その口火を切る宿敵との一戦では弾みを付ける勝利が必須だ。
一方、先月にサッリ前監督が電撃辞任した7位のラツィオ(勝ち点46)は、前マルセイユ指揮官のトゥドール新監督を招へい。その初陣となった前節はクロアチア人指揮官の古巣ユベントス相手にマルシッチの後半ラストプレー弾でウノゼロ勝利を収め、最高の再スタートを切った。ただ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグでは同じユベントスに0-2の完敗を喫し、新体制での公式戦初黒星を喫することになった。
このコッパでの敗戦によって逆転での決勝進出はかなり厳しい状況となっており、チームとしては今後のセリエAの戦いで勝ち点3を積み重ねてELあるいはカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したいところ。その上で今回のデルビーに勝利してリーグ3連勝を達成したい。
◆ローマ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:スヴィラール
DF:チェリク、マンチーニ、ジョレンテ、スピナッツォーラ
MF:クリスタンテ、パレデス、ペッレグリーニ
FW:ディバラ、ルカク、エル・シャーラウィ
負傷者:DFクリステンセン、FWアズムン
出場停止者:DFエンディカ(1/1)
累積警告のエンディカが1試合の停止で不在となる。負傷者に関してはアズムンの欠場が確定し、クリステンセンとマッチフィットネスに問題を抱えるエイブラハムの復帰も時期尚早とみられる。
スタメンはサスペンション明けのペッレグリーニ、負傷明けのスピナッツォーラが復帰し、現状のベストメンバーが起用される見込み。ただ、両サイドバックに関してはカルスドルプ、アンヘリーニョの起用も十分に想定されるところだ。
◆ラツィオ◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

GK:マンダス
DF:カザーレ、ロマニョーリ、マリオ・ヒラ
MF:マルシッチ、ゲンドゥージ、カタルディ、フェリペ・アンデルソン
FW:鎌田大地、カステジャノス、ルイス・アルベルト
負傷者:GKプロベデル、DFラッツァーリ、FWザッカーニ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神プロベデルに加え、直近のユベントス戦で負傷したザッカーニが欠場となる。
システムは変則的な[3-4-2-1]の採用が濃厚。スタメンはトゥドール新監督就任後の2試合で複数のメンバーを起用しているが、前述の11名を予想。ただ、パトリックやヒサイ、ベシーノ、イサクソン、インモービレらの起用も十二分に考えられる。
★注目選手
◆ローマ:MFロレンツォ・ペッレグリーニ

偉大な先輩にデルビー初勝利を捧げられるか。ローマの注目プレーヤーはローマ生まれローマ育ちのカピターノだ。モウリーニョ体制2年目の昨季、今季の前半戦は度重なるケガの影響もあって思うようなパフォーマンスを見せられず、ポルトガル人指揮官解任の際にはオーナーへの進言を行ったとの誤解から批判にも晒された。
しかし、下部組織時代、ファーストチームで常に背中を追い続けた先輩であるデ・ロッシ新監督就任後は公式戦13試合6ゴール3アシストと完全復活。ELフェイエノールト戦、リーグ前々節のサッスオーロ戦では圧巻のゴールを決めてチームを勝利に導くなど、カピターノとしての存在感を示している。
前節のレッチェ戦をサスペンションで欠場しており、個人としては休養十分で臨むデルビーだけに攻守両面でしっかりと戦いながら、高精度のプレースキックを含めチャンスメーク、フィニッシュの両局面でチームを勝利に導く活躍を見せたい。
◆ラツィオ:MF鎌田大地

監督交代で得たチャンスをモノにできるか。昨夏、紆余曲折を経てフランクフルトからラツィオに加入したが、チーム合流への遅れから“サッリボール”と評される前指揮官の難解な戦術への順応、極端にメンバーを固定する傾向にある用兵の煽りを受け、思うように出場機会を得られず。苦しい日々が続いた。
しかし、先月にトゥドール新監督が招へいされると、フラットなメンバー選考、フランクフルト時代に躍動した[3-4-2-1]へのシステム変更という追い風によって新体制の初陣となったユベントス戦ではセリエAで11試合ぶりのスタメン出場を果たした。その試合ではボランチの一角でプレーし、目に見える結果は残せなかったものの、ビルドアップの起点を担うなど攻守両面でハードワークをみせ、1-0の勝利に貢献した。
直近のコッパでは2試合連続スタメンとはならなかったが、就任時や今回のデルビーまでの会見で「あらゆる観点から見て、レベルが高い、完璧な選手」と新指揮官から称賛の言葉を受けるなど、明らかに状況は好転している。
とはいえ、不振からの脱却を図るルイス・アルベルトらポジション争いのライバルは多く、指揮官の信頼を確固たるものとする上で目に見える貢献が必要だ。そういった意味で、今回のデルビーでは難敵相手にチームを勝利に導く仕事を果たしたい。
そういった中、今月は週明けに行われるミランとのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、ボローニャとのシックスポインター、ナポリとのデルビー・デル・ソーレとシーズンを左右するビッグマッチが組まれており、その口火を切る宿敵との一戦では弾みを付ける勝利が必須だ。
このコッパでの敗戦によって逆転での決勝進出はかなり厳しい状況となっており、チームとしては今後のセリエAの戦いで勝ち点3を積み重ねてELあるいはカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したいところ。その上で今回のデルビーに勝利してリーグ3連勝を達成したい。
なお、両者は今季の公式戦で2度対戦しており、リーグ戦での前回対戦は0-0のドローも、直近の1月に行われたコッパ準々決勝ではザッカーニのPKによるゴールでラツィオがウノゼロ勝利を収めている。ちなみに指揮官としてデルビー初采配となるデ・ロッシ監督は、現役時代に通算31試合に出場し、14勝7分け10敗の戦績を残していた。
◆ローマ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

©︎超ワールドサッカー
GK:スヴィラール
DF:チェリク、マンチーニ、ジョレンテ、スピナッツォーラ
MF:クリスタンテ、パレデス、ペッレグリーニ
FW:ディバラ、ルカク、エル・シャーラウィ
負傷者:DFクリステンセン、FWアズムン
出場停止者:DFエンディカ(1/1)
累積警告のエンディカが1試合の停止で不在となる。負傷者に関してはアズムンの欠場が確定し、クリステンセンとマッチフィットネスに問題を抱えるエイブラハムの復帰も時期尚早とみられる。
スタメンはサスペンション明けのペッレグリーニ、負傷明けのスピナッツォーラが復帰し、現状のベストメンバーが起用される見込み。ただ、両サイドバックに関してはカルスドルプ、アンヘリーニョの起用も十分に想定されるところだ。
◆ラツィオ◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

©︎超ワールドサッカー
GK:マンダス
DF:カザーレ、ロマニョーリ、マリオ・ヒラ
MF:マルシッチ、ゲンドゥージ、カタルディ、フェリペ・アンデルソン
FW:鎌田大地、カステジャノス、ルイス・アルベルト
負傷者:GKプロベデル、DFラッツァーリ、FWザッカーニ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神プロベデルに加え、直近のユベントス戦で負傷したザッカーニが欠場となる。
システムは変則的な[3-4-2-1]の採用が濃厚。スタメンはトゥドール新監督就任後の2試合で複数のメンバーを起用しているが、前述の11名を予想。ただ、パトリックやヒサイ、ベシーノ、イサクソン、インモービレらの起用も十二分に考えられる。
★注目選手
◆ローマ:MFロレンツォ・ペッレグリーニ

Getty Images
偉大な先輩にデルビー初勝利を捧げられるか。ローマの注目プレーヤーはローマ生まれローマ育ちのカピターノだ。モウリーニョ体制2年目の昨季、今季の前半戦は度重なるケガの影響もあって思うようなパフォーマンスを見せられず、ポルトガル人指揮官解任の際にはオーナーへの進言を行ったとの誤解から批判にも晒された。
しかし、下部組織時代、ファーストチームで常に背中を追い続けた先輩であるデ・ロッシ新監督就任後は公式戦13試合6ゴール3アシストと完全復活。ELフェイエノールト戦、リーグ前々節のサッスオーロ戦では圧巻のゴールを決めてチームを勝利に導くなど、カピターノとしての存在感を示している。
前節のレッチェ戦をサスペンションで欠場しており、個人としては休養十分で臨むデルビーだけに攻守両面でしっかりと戦いながら、高精度のプレースキックを含めチャンスメーク、フィニッシュの両局面でチームを勝利に導く活躍を見せたい。
◆ラツィオ:MF鎌田大地

Getty Images
監督交代で得たチャンスをモノにできるか。昨夏、紆余曲折を経てフランクフルトからラツィオに加入したが、チーム合流への遅れから“サッリボール”と評される前指揮官の難解な戦術への順応、極端にメンバーを固定する傾向にある用兵の煽りを受け、思うように出場機会を得られず。苦しい日々が続いた。
しかし、先月にトゥドール新監督が招へいされると、フラットなメンバー選考、フランクフルト時代に躍動した[3-4-2-1]へのシステム変更という追い風によって新体制の初陣となったユベントス戦ではセリエAで11試合ぶりのスタメン出場を果たした。その試合ではボランチの一角でプレーし、目に見える結果は残せなかったものの、ビルドアップの起点を担うなど攻守両面でハードワークをみせ、1-0の勝利に貢献した。
直近のコッパでは2試合連続スタメンとはならなかったが、就任時や今回のデルビーまでの会見で「あらゆる観点から見て、レベルが高い、完璧な選手」と新指揮官から称賛の言葉を受けるなど、明らかに状況は好転している。
とはいえ、不振からの脱却を図るルイス・アルベルトらポジション争いのライバルは多く、指揮官の信頼を確固たるものとする上で目に見える貢献が必要だ。そういった意味で、今回のデルビーでは難敵相手にチームを勝利に導く仕事を果たしたい。
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ローマ、守護神との契約延長交渉が大詰めに! 複数強豪が関心も合意へ前向き
ローマとセルビア代表GKミレ・スヴィラル(25)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。イタリア『Il Messaggero』が報じている。 2022年夏のローマ加入以降は当時の守護神であるポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(現アタランタ)のバックアッパーに甘んじてきたスヴィラル。 しかし、ダニエレ・デ・ロッシ前監督の下で正GKに昇格すると、現指揮官であるクラウディオ・ラニエリ監督の下では絶対的な存在となり、セリエA屈指の守護神としての評価を確立している。 現行契約は2027年まで残っているが、今シーズンの鮮烈な活躍を受けてバイエルンやマンチェスター・シティといった国外のビッグクラブの関心も集めており、クラブは条件面を大幅に改善した新契約締結に動いている。 報道によれば、ローマでスポーツディレクターを務めるフローラン・ギゾルフィ氏はスヴィラルの代理人と数日以内に会談を行う予定だという。そして、クラブはすでに300万ユーロ(約4億9000万円)+ボーナスという好条件のオファーを掲示しているという。 なお、スヴィラルサイドは新契約に契約解除条項を盛り込むことを求めているようで、ローマサイドはそれに前向きではないものの慎重に検討している段階にある模様。 それもあって最終合意に至っていないものの、明るい見通しは示されているようだ。 2025.05.04 18:00 Sun2
守護神スヴィラル躍動のローマが3戦連続ウノゼロ勝ち! 19戦無敗で暫定4位に浮上【セリエA】
セリエA第35節、ローマvsフィオレンティーナが4日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。 前節、アウェイで行われたインテルとの強豪対決を1-0で制し、リーグ連勝とともにリーグ18戦無敗とした6位のローマ。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内と2ポイント差に迫るなか、今回のホームゲームでは1ポイント差で8位に位置するフィオレンティーナと対戦した。 レアル・ベティスとのカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグに1-2で敗れたアウェイチームに対して、ラニエリ監督はインテルと全く同じスタメンで臨んだ。 ホームアドバンテージとコンディション面の優位性を活かしたローマが、立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。ただ、序盤はアタッキングサードでの判断や連携のミスが目立ってフィニッシュまで持ち込めない。 すると、時間の経過とともにエンジンがかかってきたフィオレンティーナも相手陣内でのプレータイムを増やすと、好調を継続するエースがチャンスに絡む。まずは27分、ボックス手前でDFを振り切ったケアンが鋭いシュートを放つが、ここは絶妙に間合いを潰したGKスヴィラルのビッグセーブに遭う。続く30分にはDFマンチーニを引きずりながらボックス右に持ち込んで右足を振るが、ややパワー不足のシュートはスヴィラルに再び阻まれた。 守護神の連続セーブで失点を回避したローマも30分過ぎにようやく最初の決定機。押し込んだ流れからボックス右でスーレのスルーパスに反応したチェリクが右足対角シュートを枠に飛ばしたが、ここはGKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれた。 その後も一進一退の攻防が続くまま前半終盤に入ると、好調のローマが押し切った。前半アディショナルタイム50分、直前にショムロドフの左足ボレーシュートで2度目の決定機を作ると、このプレーで得た右CKの二次攻撃からアンヘリーニョの丁寧なクロスをボックス右のショムロドフが頭で折り返すと、ファーでフリーのドフビクがダイビングヘッドで押し込んだ。 前半ラストプレーの先制点によってホームチームの1点リードで折り返した後半。ローマはペッレグリーニに代えてピジッリを、フィオレンティーナはゴセンスに代えてファジョーリをハーフタイム明けに投入した。 ローマが前半に引き続き良い入りを見せたが、フィオレンティーナも徐々に押し返して試合は膠着状態に陥る。65分にはアウェイチームが波状攻撃からマンドラゴラが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、GKスヴィラルの見事な反応にはじき出された。 後半半ばを過ぎても睨み合いの構図が続くなか、ローマはグルナ=ドゥアトやバルダンツィを起点に幾度か鋭いカウンターを仕掛けていく。しかし、最後の局面での判断・精度を欠いてトドメを刺すことができない。 それでも、83分にマンドラゴラのワンタッチスルーパスに抜け出したケアンの決定機をGKスヴィラルのビッグセーブで凌いだジャッロロッシは、最後まで集中した守備でヴィオラの反撃を凌ぎ切った。 そして、ドフビクが奪った虎の子の1点を圧巻のセルビア人守護神の再三の好守で守り抜いたローマが3試合連続のウノゼロ勝利で、リーグ無敗を「19」に更新。暫定ながらCL出場圏内の4位に浮上した。 ローマ 1-0 フィオレンティーナ 【ローマ】 アルテム・ドフビク(前50) 2025.05.05 03:05 Mon3
直近3試合出番なしのローマMFパレデス、序列低下の理由はパフォーマンスにあらず?
直近3試合で出場機会がないアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(30)だが、ここにきての序列低下の理由はパフォーマンスの問題ではないという。 ジョゼ・モウリーニョ体制だった2023年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から6年ぶりに古巣復帰を果たしたパレデス。以降はイバン・ユリッチ体制で一時序列が低下したものの、クラウディオ・ラニエリ監督の就任後は主力に返り咲くとともに、リーダーグループの一人として厚い信頼を獲得。今年3月には1年の契約延長にサインしている。 ただ、直近のエラス・ヴェローナ、インテル、フィオレンティーナの3試合ではいずれもベンチに入ったものの、出番なしに終わっていた。 一部では契約延長時に復帰を熱望するボカ・ジュニアーズ移籍への契約解除条項を盛り込んだ影響によって、将来的な退団を見込んで若手の起用に切り替えたとの見方もあった。だが、実際にはクラブサイドの金銭的な事情が影響しているという。 イタリア『カルチョメルカート』によれば、パレデスがPSGからローマに加入した際に80試合出場達成時のアドオン200万ユーロ(約3億2500万円)という条項が盛り込まれていたという。 そして、パレデスはここまで通算79試合に出場しており、ローマは同条項が有効となる2025年6月30日までの起用を見送ることで、200万ユーロの支払いを回避する意向だという。 現在、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位ユベントスと同勝ち点の5位に位置するローマは、残り3試合でアタランタ、ミラン、トリノとタフな相手との試合を残している。だが、中盤の主力が相次いで離脱することがない限り、パレデスを残り試合で起用する可能性は低いようだ。 2025.05.07 16:32 Wed4
難敵フィオレンティーナに辛勝で4位ユーベに並んだローマ、ラニエリ監督は「苦難に満ちた素晴らしい試合」とウノゼロ勝利を誇る
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が4日にホームで行われ、1-0で勝利したセリエA第35節フィオレンティーナ戦後にコメントした。 前節インテルを撃破したローマが、1ポイント差のフィオレンティーナをホームに迎えたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決。守護神ミレ・スヴィラルが好守を見せる中、前半追加タイムのFWアルテム・ドフビクのゴールを守り抜いたローマがウノゼロ勝利とし、4位ユベントスに勝ち点で並んだ。 フィオレンティーナ戦を振り返ったラニエリ監督は「我々は非常に強いチームと対戦した。彼らは技術的に優れていた。高い位置からプレッシャーをかけたかったが、ボールをうまく動かされてできなかった。苦難に満ちた素晴らしい試合だった。それが私にとって一番の誇りだ。私が期待するパフォーマンスをローマはいつもしてくれる」と辛勝ながらも勝ち切った試合を誇った。 また、ラニエリ監督就任後、V字復調のローマはこれで第16節以降負けなしと快進撃が続き、自身就任時には程遠かったCL出場権獲得が手に届く位置にある。 「ここからどこへ向かえばいいのかわからない」と言葉を濁しつつ、「私は常に選手たちには最大限の努力を払うよう求めている。この夏、ビーチで過ごしている時に後悔や自責の念を抱くべきではないと伝えている。達成できたことに満足しなければならない」と常にベストを尽くすことを求めた。 ローマは次節アタランタと対戦する。 2025.05.05 10:30 Mon5