【CL準決勝プレビュー】死闘演じた昨季準決勝再現カード! 悲劇味わったシチズンズはリベンジに燃える《レアル・マドリーvsマンチェスター・シティ》
2023.05.09 12:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、レアル・マドリーvsマンチェスター・シティが、日本時間9日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。昨季セミファイナルで死闘を演じた両雄が1年ぶりに対峙する、事実上のファイナルとも評されるビッグマッチ初戦だ。大会連覇を目指すマドリーは、ラウンド16でリバプールを2戦合計6-2、準々決勝でチェルシーを2戦合計4-0といずれも大差を付けて危なげなくベスト4進出を決定。今ラウンドではイングランド勢3連戦を締めくくる相手として、昨季準決勝で激闘を演じた因縁の相手との1年ぶりの再戦が決まった。
宿敵バルセロナの独走によってラ・リーガ2連覇の可能性が早い段階で消滅したことで、チームは先月からCL連覇とコパ・デル・レイの2つのコンペティションを優先した戦い方へ完全にシフト。これにより、主力を温存したリーグ戦のアウェイゲームでは不甲斐ない内容での敗戦もあったが、主力起用のホームゲームではきっちり結果を残す。さらに、直近のコパ決勝ではオサスナに苦戦を強いられたものの、決勝での圧倒的な勝負強さは健在で、FWロドリゴのドブレーテの活躍によって2-1の勝利。2013-14シーズン以来、9シーズンぶりの同タイトル獲得と共に、昨季のアンチェロッティ就任以降で獲得可能なクラブタイトル総なめにする偉業を達成。一部主力の復帰を含め最高の状態でこのセミファイナル初戦を迎えることになった。
対するシティはラウンド16でRBライプツィヒを2戦合計8-1、準々決勝でバイエルンを2戦合計4-1で撃破。ドイツ勢に圧倒的な力の差を見せて連破し、昨季敗れた前大会王者への挑戦権を手にした。
対戦相手とは異なり、3連覇を狙うプレミアリーグでは1試合消化が多い、2位のアーセナルとの1ポイント差の熾烈な優勝争いが続く。ただ、シーズン最終盤の圧倒的な強さは今季も健在で、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行しながらも、目下リーグ10連勝と絶好調だ。完全に本気モードで戦ったアーセナルとの頂上決戦以降の3試合では格下相手にやや苦戦も見受けられたが、十分な余力を残して勝利しており、最高の状態で敵地へ乗り込む形となった。
そして、両者の精神状態が色濃く反映された延長戦ではエースFWベンゼマのPKによるゴールで勝ち越したエル・ブランコが、これぞ“ベルナベウ劇場”という圧巻のレモンターダでファイナル進出を決定。そして、リバプールとの決勝で最多優勝記録を14回に更新している。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:クルトワ
DF:カルバハル、リュディガー、アラバ、カマヴィンガ
MF:バルベルデ、クロース、モドリッチ
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFメンディ
出場停止者:DFミリトン(1/1)
累積警告で1試合停止のミリトンが欠場となる。負傷者に関してはアラバとモドリッチの復帰によって、メンディを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関してはミリトンの代役にリュディガーが入る以外、前述のベストメンバーが起用される見込みだ。その他のオプションではナチョを左サイドバックで起用し、カマヴィンガをアンカーに置く形、バルベルデを右ウイングに置きチュアメニをアンカーに配置する形も考えられる。
◆マンチェスター・シティ◆
【3-2-4-1】
▽予想スタメン

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ
MF:ストーンズ、ロドリ
MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ
FW:ハーランド
負傷者:DFアケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者は直近のリーズ戦で負傷交代したアケが遠征メンバーを外れており、唯一の欠場者となる。
ヴィニシウスへの対策を含め先日のアーセナル戦で使った[4-2-3-1]の可能性もあるが、マドリーのプレッシング能力を考慮して後半戦のメインシステムである可変式の[3-2-4-1]の採用を予想する。
スタメンは前述の11人を起用する可能性が非常に高いが、マフレズやフォーデンとワイドのポジションを入れ替える可能性はありそうだ。
★注目選手
◆レアル・マドリー:FWロドリゴ・ゴエス

驚異の勝負強さで再びシティに悪夢を見せるか。世界屈指のタレントが対峙するビッグマッチにおいて、マドリーではベンゼマとヴィニシウスの両エースに、司令塔モドリッチ、ミリトン不在のディフェンスラインと注目プレーヤーは枚挙にいとまがない。しかし、前回対戦で主役を演じた22歳のプレーに注目したい。
昨季、4シーズンぶりのビッグイヤー獲得を果たしたマドリーにおいて、大会得点王のベンゼマと守護神クルトワの活躍が光ったが、準々決勝と準決勝の劇的逆転突破に繋がる3ゴールを挙げた若武者の活躍は非常に重要だった。とりわけ、前述の前回対戦でのブラジル代表FWのドブレーテは、まさに神がかりな所業と言えた。
今季ここまで51試合16ゴール11アシストとキャリアハイを更新するロドリゴは、前ラウンドのチェルシー戦でも2ndレグで相手の息の根を止めるドブレーテ、コパ決勝のオサスナ戦でもチームを優勝に導くドブレーテを記録。勝負強さにおいては両エースに全く引けを取らない。また、イングランド勢を完全にカモにするベンゼマには及ばないものの、通算13試合で5ゴールとイングランド勢を得意としている。
今回の対戦では相手にボールを持たれる展開の中で守備面のタスク、カウンター時の起点となるプレーも重要となるが、再び決定的な仕事を果たし、ペップ率いるチームにベルナベウでの悪夢を見せられるか。
◆マンチェスター・シティ:FWアーリング・ハーランド

来年夏の移籍も噂されるエル・ブランコとの初対戦。昨夏、幾つかのメガクラブが獲得に乗り出した中、シティを新天地に選んだ怪物FWは、デ・ブライネら世界屈指のチャンスメーカーの恩恵もあり、ここまで公式戦46試合51ゴールと驚異的なペースでゴールを量産。クラブのシーズン最多ゴール記録に加え、先日のウェストハム戦ではプレミアリーグのシーズン最多ゴール新記録(35ゴール)を樹立している。
そのノルウェー代表FWに関しては以前から獲得に強い関心を示すマドリーが、ベンゼマの後釜として2024年夏の獲得に乗り出すとの噂も報じられており、今回の初対決ではその一挙手一投足に注目が集まるところだ。
この初対戦では対人守備に関して世界屈指と評されるDFミリトンがサスペンションで不在となり、同じく対人に自信を持つDFリュディガーが代役を担うとはいえ、シティとしてはディフェンスラインとのマッチアップで優位性をもたらせるエースストライカーのパフォーマンスが難所攻略のカギを握るはずだ。とりわけ、ここ最近の試合でマドリーは被カウンター時の対応や、背後のケアに問題を抱えており、駆け引きの巧さと驚異のスプリント能力という自身の特長を遺憾なく発揮したいところだ。
宿敵バルセロナの独走によってラ・リーガ2連覇の可能性が早い段階で消滅したことで、チームは先月からCL連覇とコパ・デル・レイの2つのコンペティションを優先した戦い方へ完全にシフト。これにより、主力を温存したリーグ戦のアウェイゲームでは不甲斐ない内容での敗戦もあったが、主力起用のホームゲームではきっちり結果を残す。さらに、直近のコパ決勝ではオサスナに苦戦を強いられたものの、決勝での圧倒的な勝負強さは健在で、FWロドリゴのドブレーテの活躍によって2-1の勝利。2013-14シーズン以来、9シーズンぶりの同タイトル獲得と共に、昨季のアンチェロッティ就任以降で獲得可能なクラブタイトル総なめにする偉業を達成。一部主力の復帰を含め最高の状態でこのセミファイナル初戦を迎えることになった。
対戦相手とは異なり、3連覇を狙うプレミアリーグでは1試合消化が多い、2位のアーセナルとの1ポイント差の熾烈な優勝争いが続く。ただ、シーズン最終盤の圧倒的な強さは今季も健在で、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行しながらも、目下リーグ10連勝と絶好調だ。完全に本気モードで戦ったアーセナルとの頂上決戦以降の3試合では格下相手にやや苦戦も見受けられたが、十分な余力を残して勝利しており、最高の状態で敵地へ乗り込む形となった。
なお、両者の通算対戦成績は3勝2分け3敗の全くの五分。前述した昨季準決勝ではシティがホームでの初戦を4-3で先勝し、アウェイでの第2戦も73分にFWマフレズのゴールで先制に成功。この時点で2シーズン連続のファイナル進出を疑う者は誰一人いなかったが、マドリーが試合終了間際の90分からのロドリゴのドブレーテによって土壇場で追いつく驚異的な粘りを見せた。
そして、両者の精神状態が色濃く反映された延長戦ではエースFWベンゼマのPKによるゴールで勝ち越したエル・ブランコが、これぞ“ベルナベウ劇場”という圧巻のレモンターダでファイナル進出を決定。そして、リバプールとの決勝で最多優勝記録を14回に更新している。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:カルバハル、リュディガー、アラバ、カマヴィンガ
MF:バルベルデ、クロース、モドリッチ
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFメンディ
出場停止者:DFミリトン(1/1)
累積警告で1試合停止のミリトンが欠場となる。負傷者に関してはアラバとモドリッチの復帰によって、メンディを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関してはミリトンの代役にリュディガーが入る以外、前述のベストメンバーが起用される見込みだ。その他のオプションではナチョを左サイドバックで起用し、カマヴィンガをアンカーに置く形、バルベルデを右ウイングに置きチュアメニをアンカーに配置する形も考えられる。
◆マンチェスター・シティ◆
【3-2-4-1】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ
MF:ストーンズ、ロドリ
MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ
FW:ハーランド
負傷者:DFアケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者は直近のリーズ戦で負傷交代したアケが遠征メンバーを外れており、唯一の欠場者となる。
ヴィニシウスへの対策を含め先日のアーセナル戦で使った[4-2-3-1]の可能性もあるが、マドリーのプレッシング能力を考慮して後半戦のメインシステムである可変式の[3-2-4-1]の採用を予想する。
スタメンは前述の11人を起用する可能性が非常に高いが、マフレズやフォーデンとワイドのポジションを入れ替える可能性はありそうだ。
★注目選手
◆レアル・マドリー:FWロドリゴ・ゴエス

Getty Images
驚異の勝負強さで再びシティに悪夢を見せるか。世界屈指のタレントが対峙するビッグマッチにおいて、マドリーではベンゼマとヴィニシウスの両エースに、司令塔モドリッチ、ミリトン不在のディフェンスラインと注目プレーヤーは枚挙にいとまがない。しかし、前回対戦で主役を演じた22歳のプレーに注目したい。
昨季、4シーズンぶりのビッグイヤー獲得を果たしたマドリーにおいて、大会得点王のベンゼマと守護神クルトワの活躍が光ったが、準々決勝と準決勝の劇的逆転突破に繋がる3ゴールを挙げた若武者の活躍は非常に重要だった。とりわけ、前述の前回対戦でのブラジル代表FWのドブレーテは、まさに神がかりな所業と言えた。
今季ここまで51試合16ゴール11アシストとキャリアハイを更新するロドリゴは、前ラウンドのチェルシー戦でも2ndレグで相手の息の根を止めるドブレーテ、コパ決勝のオサスナ戦でもチームを優勝に導くドブレーテを記録。勝負強さにおいては両エースに全く引けを取らない。また、イングランド勢を完全にカモにするベンゼマには及ばないものの、通算13試合で5ゴールとイングランド勢を得意としている。
今回の対戦では相手にボールを持たれる展開の中で守備面のタスク、カウンター時の起点となるプレーも重要となるが、再び決定的な仕事を果たし、ペップ率いるチームにベルナベウでの悪夢を見せられるか。
◆マンチェスター・シティ:FWアーリング・ハーランド

Getty Images
来年夏の移籍も噂されるエル・ブランコとの初対戦。昨夏、幾つかのメガクラブが獲得に乗り出した中、シティを新天地に選んだ怪物FWは、デ・ブライネら世界屈指のチャンスメーカーの恩恵もあり、ここまで公式戦46試合51ゴールと驚異的なペースでゴールを量産。クラブのシーズン最多ゴール記録に加え、先日のウェストハム戦ではプレミアリーグのシーズン最多ゴール新記録(35ゴール)を樹立している。
そのノルウェー代表FWに関しては以前から獲得に強い関心を示すマドリーが、ベンゼマの後釜として2024年夏の獲得に乗り出すとの噂も報じられており、今回の初対決ではその一挙手一投足に注目が集まるところだ。
この初対戦では対人守備に関して世界屈指と評されるDFミリトンがサスペンションで不在となり、同じく対人に自信を持つDFリュディガーが代役を担うとはいえ、シティとしてはディフェンスラインとのマッチアップで優位性をもたらせるエースストライカーのパフォーマンスが難所攻略のカギを握るはずだ。とりわけ、ここ最近の試合でマドリーは被カウンター時の対応や、背後のケアに問題を抱えており、駆け引きの巧さと驚異のスプリント能力という自身の特長を遺憾なく発揮したいところだ。
レアル・マドリーの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed2
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材確保! バルサ&マドリーも関心示した小兵アタッカー
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材の確保に成功したようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 名門ベレス・サルスフィエルドでプレーするアルゼンチン人FWジャンルカ・プレスティアーニ(17)は、アルゼンチン国内で将来を嘱望される小兵のアタッカーだ。 現時点で166cmと体格には恵まれていないものの、卓越したアジリティとフットサルで培った圧倒的なボールスキルを駆使したドリブルを最大の特長とする右利きのアタッカーは、10代前半から将来を嘱望される若手として認知されてきた。 そして、昨年5月に行われたコパ・リベルタドーレスのエストゥディアンテス戦で16歳でのファーストチームデビューを果たすと、左右のウイングを主戦場にベレスではここまで公式戦39試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。また、U-17アルゼンチン代表としても6試合に出場していた。 戦術理解度やメンタル面のコントロール、当たり負けしないフィジカル作りと、同年代の多くの逸材と同様の改善点を残すが、密集地帯、オープンスペースに関わらず、キレだけでなく駆け引きでも優位に立てるドリブル、パンチ力のあるシュートはすぐにでも通用するはずだ。 その逸材に対してはバルセロナとレアル・マドリーなど錚々たるヨーロッパのビッグクラブが関心を示していたが、同じく早い段階から獲得への動きを見せていたベンフィカ行きがほぼ確実となっているようだ。 ベレスのファビアン・ベルランガ会長は、「ベンフィカからオファーがあり、もちろん我々はそれを分析している。我々はプレーヤーの売却をやめるつもりはない。なぜなら資金が必要だからだ」と、同選手のベンフィカ行きの可能性を認めた。 さらに、プレスティアーニが1月31日生まれということもあり、加入時期は今冬になるとの見通しを語っている。 「現時点で未成年であるため、彼はその日まで移籍できないが、(ベンフィカと)事前の合意がある。得た資金でチームのニーズを満たさなければならない」 なお、ベンフィカは800万ユーロ(約13億円)でプレスティアーニの85%の権利を買い取るオファーによって合意を取り付けた模様だ。 2023.11.18 06:00 Sat3
一番信用ならないチームは…/原ゆみこのマドリッド
「やっと平常モードに戻ったわね」そんな風に私が懐かしさを覚えていたのは月曜日。レアル・マドリーがリスボンに到着する映像をお昼のニュースで見た時のことでした。ここ2週間、スペインサッカー界のミッドウィークはコパ・デル・レイ開催だったため、マドリッド勢で試合があったのはアトレティコだけでした。対照的に16強対決でアルバセテ(2部)に敗退したお隣さんは平日中、みっちりバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングに明け暮れていたんですが、それだとやっぱり、話題があまりなくて……。 ようやく今週になって、火曜日午後9時(日本時間翌午前5時)にベンフィカとのCLノックアウトステージプレーオフ1stレグがやって来たため、週2試合ペースに戻ったんですが、怖いのは来週水曜日にベルナベウで開催される2ndレグで万が一、敗退するようだと、マドリーの今季はもうリーガだけ、シーズン終了まで週1試合ペースが続くことになります。 1月28日のCLリーグフェーズ最終節でそのマドリーに4-2で勝利。しかも後半アディショナルタイムの全員攻撃でGKトゥルビンが決めたヘッドのおかげで、プレーオフ出場圏の末席に滑り込めたベンフィカのモウリーニョ監督は、「Me gustaría mucho eliminar al Madrid, y que Arbeloa gane la Liga/メ・グスタリア・ムーチョ・エリミナール・アル・マドリッド、イ・ケ・アルベロア・ガネ・ラ・リーガ(私はマドリーを敗退させたい。そしてアルベロアはリーガ優勝するように)」と言っていたんですけどね。 でもCL早期敗敗退となると、アルベロア監督の来季続投が怪しくなってきて……。当人は試合前日記者会見で否定していたんですけどね。あと1年ベンフィカと契約がありながら、違約金を払わず退団できる条項が付いているため、モウリーニョ監督がマドリーに戻って来る可能性もあるなんて話も出て来たりするんですが、それは勘弁。グアルディオラ監督時代のバルサとのあんな刺々しい雰囲気はもう味わいたくないですって。 ちなみにマドリーのこの試合の欠場者はリハビリ中のミリトン、ベリンガム、そして前回のダ・ルス訪問で退場処分を受けたロドリゴとアセンシオ。それでも土曜日のリーガでリュディガー、トレントが先発復帰、カルバハルも途中出場したため、バルベルデが右SBから中盤に戻る今回はきっと、あんなザル守備にはならないと思いますが……。 CLはちょっと脇に置いておくことにして、先に週末にあったリーガ24節のマドリッド勢がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは前節、ようやく8試合ぶりに白星を挙げた弟分のヘタフェで、コリセウムに上位のビジャレアルを迎えたんですが、やっぱり勝利は選手たちの自信になるんですかね。この日は前半終盤にベイガにエリア内で倒されてサトリアーノがPKを獲得すると、アランバリが決めて先制。53分にも冬の市場で一緒に来たFWの同僚、もう2得点しているルイス・バスケス(アンデルレヒトから移籍))に遅れをとっていたサトリアーノ(同オリンピック・リヨン)が、ファン・イグレシアスのクロスをヘッドで決め、ヘタフェを2点リードに導くと、反撃を75分のミカウターゼの一発だけに抑えて、2-1で勝っているんですから、嬉しいじゃないですか。 これには直近のセルタ戦でスコアレスドローだった時は、pito(ピト/ブーイング)まで聞こえるようになっていたコリセウムのファンも大満足したはずですが、ヘタフェに来るレベルですし、新しいFWたちは決してゴール量産タイプではないんですけどね。ボルダラス監督によると、「Son chicos que venían de tener pocos minutos en sus equipos y poco protagonismo/ソン・チコス・ケ・ベニアン・デ・テネール・ポコス・ミヌートス・エン・スス・エキポス・イ・ポコ・プロタゴニスモ(前のチームではプレー時間も、主役を張る機会もあまりなかった選手たち)だが、やる気は満々だ」そうで、それってゴール不足で苦しんいたヘタフェは補強に成功したと言っていい? おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu4
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue5
