【CLプレビュー】ホーム優位も実力拮抗! オランダ王者のゲーム支配にポルトガル名門が堅守速攻で応戦《アヤックスvsベンフィカ》

2022.03.15 17:30 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグ、アヤックスvsベンフィカが、日本時間15日29:00にヨハン・クライフ・アレーナでキックオフされる。ホームチーム優位もイーブンな状況で迎えた8強懸けた運命の第2戦。先月23日にエスタディオ・ダ・ルスで行われた1stレグは試合を通してアウェイチームが主導権を握ったが、最終的に2-2のドローでの決着となった。ボールを握って試合をコントロールしたアヤックスは前半の18分にFWタディッチのゴール、同29分にFWアラーのゴールと2度に渡ってリードを奪ったが、ベンフィカも26分にオウンゴール、後半半ばの72分にFWヤレムチュクが奪ったゴールによって2度追いつき、イーブンな状況で敵地へ乗り込むことになった。

試合を通したパフォーマンスはまずまずだったが、守備面で見せた幾つかの綻びによって先勝に失敗したアヤックスは、今季CLでの連勝がストップ。その直後に行われたエールディビジでは格下ゴー・アヘッド・イーグルスに1-2で敗戦する屈辱を味わったが、以降のKNVBカップではAZを退けて決勝進出を果たしたほか、RKCワールワイク戦、カンブール戦では、格下に競り勝ってリーグ連勝と、きっちりバウンスバックを果たした。
1stレグの試合内容、直近の戦績を考えれば、ホームアドバンテージを含めてベスト8進出の本命と言える。だが、今季正GKのパスフェールの負傷離脱、守備陣の主力数選手がコンディションに問題を抱えている点は、ここ数試合の失点増に繋がっており、前線に質の高いタレントを擁するベンフィカを相手に守備面の改善が重要となる。

一方、下馬評では苦戦必至と見られたベンフィカだが、グループステージでのバイエルン、バルセロナとの対戦経験が生きたか、粘り強い守備と相手の背後を狙うカウンターがまずまず嵌り、2度追いついてのドローというポジティブな形で初戦を終えた。
以降のリーグ戦ではヴィトーリア・ギマランイス、ポルティモネンセを相手に複数得点を奪って連勝を飾ったが、直近のヴィゼラ戦では前半序盤のMFターラブトの一発退場が大きく響き、格下相手に追いついての1-1のドローに持ち込むのが精いっぱいという微妙な結果に終わった。今回の一戦に向けては互いに中3日での試合となるが、ほぼ10人で90分を戦った消耗度は気がかりだ。

◆アヤックス◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:オナナ
DF:マズラウィ、ティンバー、リサンドロ・マルティネス、ブリント
MF:アルバレス、グラフェンベルフ
MF:アントニー、ベルフハイス、タディッチ
FW:アラー

負傷者:GKステケレンブルフ、パスフェール、DFクライベル、MFイハッターレン
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては1stレグに出場した正GKのパスフェールが負傷によって欠場。その一方で、欠場の可能性が伝えられたティンバー、アルバレス、マズラウィの3選手が起用可能となった。

したがって、前回対戦からのスタメンの変更はパスフェールに代わって第3GKのオナナが起用されるのみとなりそうだ。仮に、前述のアルバレス、ティンバー、マズラウィの起用が難しい場合、クラーセンやスフールス、レンシュが代役を担う。

◆ベンフィカ◆
【4-4-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ヴラチョディモス
DF:ジウベルト、オタメンディ、ヴェルトンゲン、グリマルド
MF:ラファ・シウバ、ターラブト、ヴァイグル、エヴェルトン
FW:ゴンサロ・ラモス、ダルウィン・ヌネス

負傷者:FWセフェロビッチ、ロドリゴ・ピーニョ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても1stレグからの変化はなく、主力全選手が起用可能な状況だ。

スタメンに関しても1stレグと同じメンバーの起用が見込まれているが、右サイドバックにラザロ、ヴァイグルの相棒にジョアン・マリオ、ヌネスの相棒にヤレムチュクを起用する可能性も少なからずありそうだ。

★注目選手
◆アヤックス:FWセバスティアン・アラー
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チームをベスト8に導くCL8戦連発を狙う。前所属先のウェストハムでの苦しい時期を経て、昨シーズンに加入したアヤックスでフランクフルト時代を上回るペースでゴールを量産する27歳のコートジボワール代表FWは、今シーズンここまで公式戦33試合32ゴールとキャリアハイを更新する爆発を見せている。

とりわけ、自身初参戦のCLではデビュー戦となったスポルティング・リスボン戦で1試合4ゴールの離れ業をやってのけると、ベンフィカとの前回対戦を含め7試合連続を含む11ゴールを奪取。先週に行われたザルツブルク戦でハットトリックを記録したバイエルンFWレヴァンドフスキ(12ゴール)に得点ランキング首位を譲ったものの、レアル・マドリーFWベンゼマやリバプールFWサラーの8ゴールを抑えて2位に入るサプライズを起こしている。

今回の対戦では持ち味であるフィジカル能力、ストライカーの嗅覚を武器に、DFオタメンディ、DFヴェルトンゲンという百戦錬磨のセンターバックコンビを出し抜き、チームをベスト8に導くゴールを決めたい。

◆ベンフィカ:MFラファ・シウバ
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主砲ダルウィン・ヌネスと共に攻撃をけん引できるか。ホームでの前回対戦ではチームとして苦境を強いられた中、個人としては右サイドやカウンターシチュエーションで再三の鋭い仕掛けをみせ、存在感を放った28歳のポルトガル代表MF。今回の一戦ではヌネス、ヤレムチュク、ゴンサロ・ラモスら前線の選手にいかにチャンスを供給できるかがベンフィカの勝敗を分けることになるはずだ。

爆発的なスピードと高い足元の技術を持つドリブラーは、右利きながらも縦だけでなく、右サイドから中に仕掛けるドリブルを得意としており、その正確なクロスやラストパスを生かして今季の国内リーグでは25試合7ゴール16アシストと圧巻の数字を記録。

ただ、今季のCLでは7試合で1ゴール0アシストと目立った数字を残せておらず、今回の一戦ではカウンターの担い手、攻撃の突破口という仕事に留まらず、チームの勝利に直結する決定的な仕事を求めたい。

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フェイエノールトとアヤックスの“デ・クラシケル”が行われた中、レジェンドが集結。元日本代表MF小野伸二氏も現地に登場し、歓迎を受けた。 7日、エールディビジ第29節でフェイエノールトはホームにアヤックスを迎えた。 日本代表FW上田綺世はベンチスタートとなった試合。その試合前には小野氏が本拠地“デ・カイプ”に登場した。 小野は浦和レッズから加入した2001-02シーズンにいきなりレギュラーとなると、UEFAカップ(現:ヨーロッパリーグ)で見事に優勝。オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイ・ドンク、デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソンらと共に、チームの中心として活躍した。 小野氏はアヤックス戦を前にUEFAカップのトロフィーを掲げる写真が投稿された中、試合会場にも登場。そこには、当時のチームメイトであるファン・ホーイ・ドンク氏が笑顔で出迎えることとなった。 また、スタンドには鉢巻を巻いた小野をモチーフにした弾幕も登場。現役を引退し、レジェンドとして歓迎を受けることとなった。 ファンは「懐かしい2ショット!」、「ファン・ホーイ・ドンクがいる」、「この再会は熱い」、「これはエモいわ」、「トマソンも欲しい」とコメントが集まり、懐かしさを感じる再会となった。 なお、試合はフェイエノールトの攻撃陣が爆発。前後半それぞれ3点ずつを奪い、6-0で圧勝する結果となった。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】小野伸二氏がフェイエノールト帰還!懐かしのチームメイトと笑顔で再会、後ろで写真を撮る娘も</span> <span data-other-div="movie"></span><blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C5dcv2Js2XA/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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アヤックスがブロビー買取に成功! ライプツィヒCEOが合意認める

アヤックスがRBライプツィヒのU-21オランダ代表FWブライアン・ブロビー(20)の獲得に成功した。 今夏にアヤックスが完全移籍で買い取ることが既定路線と見られていた中、ライプツィヒでCEOを務めるオリバー・ミンツラフ氏はオーストリア『Servus TV』でブロビーに関する交渉が完了したことを認めた。 「今日、アヤックスと合意に達し、ブライアン・ブロビーは残念ながら我々の元を去ることになったと言うことができる。もちろん、彼は非常に才能のあるプレーヤーだが、我々は攻撃面で非常に優れたチームを持っている」 なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は1700万ユーロ(約23億8000万円)+アドオン。また、ブロビーはアヤックスと2027年までの5年契約にサインする見込みだという。 アヤックスのアカデミー出身のブロビーは、昨夏にクラブとの契約延長を固辞し、ライプツィヒへ2025年までの契約でフリー加入。だが、ブンデスリーガ、新クラブに適応できず、半年でアムステルダムに帰還していた。 慣れ親しんだ古巣では半年に満たないプレー期間ながらも、リーグ戦11試合7ゴール1アシストの数字を残していた。 今夏の移籍市場ではアヤックスで同選手を指導したエリク・テン・ハグ監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドからの関心も伝えられたが、爆発的なスピードと強靭なフィジカルを特長とする逸材アタッカーは、多くの主力が今夏に旅立った古巣の主力としてプレーする決断を下した。 2022.07.22 16:40 Fri

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