リシャルリソンが数週間離脱へ…ハムストリング負傷もクロアチア戦に強行出場

2022.12.13 22:25 Tue
Getty Images
トッテナムブラジル代表FWリシャルリソンが、ハムストリングのケガでしばしの戦線離脱となる見込みだ。イギリス『The Athletic』が報じている。

リシャルリソンは今回のカタール・ワールドカップで4試合に出場し、3ゴールを記録する活躍を見せた。ただ、準々決勝のクロアチア代表戦前のウォームアップ中にハムストリングを負傷。そのケガを抱えながらも84分までプレーを継続したが、チームはPK戦の末に無念のベスト8敗退となっていた。
現在、ロンドンに帰還したリシャルリソンは負傷箇所の更なる検査を受けて結果を待っている状況だが、少なくとも数週間から1カ月程度の戦線離脱を強いられる見込みだという。

今夏、エバートンから加入したリシャルリソンはここまで公式戦15試合に出場し2ゴールを記録。中断前はふくらはぎのケガで7試合を欠場していた。

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【プレミアリーグ シーズンプレビュー】5連覇狙うシティと2季連続2位アーセナルの2強軸に激戦必死のタイトルレース

2024-25シーズンのプレミアリーグが8月16日(金)に開幕を迎える。2023-24シーズンは2シーズン連続でアーセナルとの一騎打ちとなったタイトルレースを制したマンチェスター・シティが前人未踏の4連覇を達成。新シーズンは5連覇を狙うシティを軸に、継続路線を歩むガナーズ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド。新体制のリバプールとチェルシー、アストン・ビラとニューカッスル辺りが熾烈な優勝争いを繰り広げることになる。(選手のIN&OUTは2024年8月16日時点) ◆継続路線で5連覇へ~マンチェスター・シティ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 最終節までもつれ込んだアーセナルとの熾烈な一騎打ちを制して前人未踏の4連覇を達成した王者シティが、今季もタイトルレースを牽引する大本命だ。リーグ開幕1週間前に行われたコミュニティ・シールドではユーロ、コパ・アメリカに主力が参戦した影響で多くの主力を各陣容も、土壇場で同点に追いついてPK戦に持ち込んだ結果、FAカップ決勝で苦杯を舐めたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを制し、新シーズンに弾みを付ける初タイトル獲得に成功した。 今夏の移籍市場ではFWアルバレスのアトレティコ・マドリー流出は痛恨も、サウジアラビア行きが取り沙汰された守護神エデルソン、司令塔デ・ブライネの残留が確定。さらに、昨季ジローナの躍進を支えた“サビーニョ”の愛称で知られる左利きのドリブラーであるFWサヴィオを獲得。しばしの離脱となる生え抜きFWボブと共に個での打開が期待できるオプションを手に入れた。生え抜きのMFマカティー、MFオライリーらの台頭で中盤の厚みは増したが、MFロドリ、FWハーランドのバックアップ問題は依然として不安材料であり、残りの移籍期間での補強か、戦術家グアルディオラのコンバートや異なる戦い方が必要となる。 とはいえ、加入2年目組のDFグヴァルディオル、FWドクらのフィット、凄み増すMFフォーデンのさらなる活躍が見込める新シーズンに向けて大きな死角はなく、その傑出した勝負強さを含めて優勝候補大本命だ。 ◆補強難航も対抗馬最有力~アーセナル~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> その王者に着実に迫りつつある、2季連続2位チームが今季も対抗馬の最有力だ。昨季はその王者と競合したMFライス、MFハヴァーツ、GKラヤとセンターラインを中心にピンポイント補強を敢行。伸びしろ十分な若手と、勝負師として進化を続けるアルテタ監督の下でチームとしての総合力を増した。 今夏の移籍市場ではDF冨安健洋の慢性的な負傷、長期離脱明けのDFティンバーの状態も考慮に入れつつ、鉄板センターバックコンビのバックアップ役も担えるDFカラフィオーリを獲得。ボローニャとイタリア代表で存在感を放った左利きDFは左サイドバックの主力や3バックのオプション導入の際には重要な戦力となりそうだ。一方で、余剰人員の整理がいまひとつ進まず、中盤とセンターフォワードの補強は難航中。中盤では指揮官の古巣レアル・ソシエダのMFメリーノ獲得に目途が立ちつつあるが、センターフォワードは獲得候補の名前は挙がるものの、具体的な交渉には発展せず。引き続きFWガブリエウ・ジェズス、FWトロサールといった選手に頼ることになるかもしれない。 安定した守備、ボール保持、切り替えにセットプレーの精度とチームとしての骨格はしっかりとしており、替えが利かないFWサカ、DFサリバ、ライスら主力に長期離脱などの問題が生じなければ、悲願のリーグタイトル獲得は十分可能だ。 ◆指揮官続投もスカッドにテコ入れ~マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 頭一つ抜けた2強を追う第2集団では継続路線、新体制発足と異なるアプローチで各クラブがその差を埋めようとしている。トップ4圏外のマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムはメンバーの入れ替えを図りながらも継続路線を選択している。 プレミアリーグではワーストとなる8位で昨季を終えるも、FAカップ優勝にヨーロッパリーグ(EL)出場権確保でテン・ハグ体制続投が決定したユナイテッド。昨季はクラブ売却問題で新戦力補強で後手を踏んだが、サー・ジム・ラトクリフ主導の新たな上層部の下で今夏は積極補強を敢行。ディフェンスラインに指揮官のアヤックス時代の教え子であるDFデ・リフトとDFマズラウィ、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマンとの競合を制して逸材DFヨロを獲得。懸念の前線には同じく人気銘柄だったFWザークツィーを獲得した。 MFアムラバト退団に加え、MFカゼミロの去就が不透明なホールディングMFにもう1枚加えたいところだが、伸びしろ豊かなMFメイヌー、FWガルナチョ、FWアマドらの存在を含め、間違いなく昨季以上のスカッドを作り上げてきた。近年課題となる負傷者の問題を解決できれば、トップ4返り咲きは十分に可能だ。 一方、昨季前半戦は主役を担うも、度重なる離脱者、選手層の問題で失速した5位のトッテナムはポステコグルー体制2年目で捲土重来を期す。今夏の移籍市場では指揮官のスタイルに合わないMFホイビュア、DFエメルソン・ロイヤルと2人の準主力を放出。大エースのFWケイン退団以降は不在が続いたセンターフォワードに昨季ボーンマスで19ゴールを挙げたFWソランケを獲得し、サウジアラビア行きを固辞したFWリシャルリソンと共に2人のストライカーを揃えた。また、MFベリヴァルの正式加入に多才なMFアーチー・グレイ、今冬加入のFWヤン・ミンヒョクと18歳の逸材3人を獲得し、将来への投資も行った。 ただ、今季はELとの二足の草鞋を履くなか、センターバック、サイドバックのバックアップ、主力クラスのセントラルMF、ウイングとオーストラリア人指揮官がリクエストする補強は実現しておらず、選手層の問題は大きな懸念材料だ。とはいえ、タフな交渉人として知られるレヴィ会長、前アストン・ビラのランゲTDが市場閉幕までに陣容を整えてくるはずだ。 ◆新体制で捲土重来期す~リバプール、チェルシー~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前述の2チームとは異なり、新指揮官を招へいしたのは、リバプールとチェルシーの2チームだ。 長期政権を築いたクロップ前監督の退任に伴い、大きな変革のシーズンに臨む新生レッズ。前任者に比べポゼッション志向が強いフェイエノールトのスロット新監督を招へいしたチームでは、体制変更によるチーム刷新も想定されたが、MFチアゴ・アルカンタラの現役引退に第3GKアドリアン、DFマティプのベテラン2人の退団を除き退団選手はなく、新戦力補強に至っては開幕を迎える次点でゼロと異例の状況だ。去就が不透明なGKのポゼッションにバレンシア守護神ママルダシュヴィリを迎え入れる噂はあるが、ソシエダMFスビメンディに拒否されたアンカー、セントラルMF補強は振り出しに。新指揮官の下で序列低下が伝えられるMF遠藤航の去就含め、今月末までにまだまだ大きな動きが想定される。 ただ、プレシーズンではユナイテッド、アーセナルにセビージャ、レアル・ベティスのアンダルシア勢相手にいずれも勝利を収めるなど、チームとしての仕上がりは上々。昨季は多くの負傷者に悩まされたが、ここまでは目立った離脱者もなく前体制の遺産を活かしながらスタートダッシュを飾れれば、オランダ人指揮官の下でのマイナーチェンジと新戦力補強によって、より安定した戦いが期待できそうだ。 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スパーズの新エースFW候補が早くも離脱…指揮官がエバートン戦欠場を明かす

トッテナムの新エースストライカー候補が早くも戦列を離れることになった。 2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節で昇格組レスター・シティ相手に1-1のドロースタートとなったトッテナム。24日に行われるホーム開幕戦ではエバートン相手に初白星を目指す。 アンジェ・ポステコグルー監督はその第2節を前にした公式会見に出席し、最新のチームニュースを提供。レスター戦で新天地デビューを飾ったFWドミニク・ソランケが足首のケガで欠場となることを明かした。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。 「ドミニクは前回の試合で打撲を負い、試合は乗り切ったが、翌日に悪化し、明日は欠場する」 なお、昨シーズンのボーンマスではリーグ戦全試合に出場していたソランケだが、軽傷ではあるものの新天地ではいきなりの欠場となった。 また、オーストラリア人指揮官は同じくレスター戦にて脳震とう疑いで負傷交代したMFロドリゴ・ベンタンクールの欠場も明言している。 「脳震とうのプロトコルに関係なく、私の観点からは、頭部のケガに対しては常により慎重にならなければいけない。彼は非常に順調に回復し、すべての検査を受け、体調も良好だが、ロドリゴを再び出場させる前に、完全に100%の状態であることを確認するために時間をかけて対応するつもりだ」 これで2選手を欠くことが決定した一方、同じくレスター戦の終盤で足を痛めた様子を見せていたDFペドロ・ポロに加え、笑気ガスの一件でクラブ独自の出場停止処分を科されたMFイヴ・ビスマ、バーンリーからの新加入で登録が完了したFWウィルソン・オドベールの3選手が起用可能であると明かした。 「ビスは出場可能だが、他に選択肢がる。ペドロは大丈夫だ。彼は今週トレーニングをしており、他に懸念事項はない」 なお、ソランケ不在の1トップに関してはFWリシャルリソン、FWソン・フンミンを代役に据えるか、プレシーズンでも採用していたMFデヤン・クルゼフスキの偽CF起用で乗り切る構えだ。 2024.08.23 23:02 Fri
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「チームが見せた貢献」早々に連続ゴールも後半は苦しんだトッテナム、ポステコグルー監督は反省「相手が戻ることを許してしまった」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、エバートン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 23日、プレミアリーグ第18節でトッテナムはホームにエバートンを迎えた。 首位を走っていたトッテナムだが、11月に3連敗を喫するなど5戦未勝利で転落。それでも12月に入り2連勝と持ち直していた。 試合は開始9分にリシャルリソン、18分にソン・フンミンと連続ゴールを記録しリードを広げるも、その後が続かず。後半に入りエバートンが持ち直すと、82分にアンドレ・ゴメスに1点を返されてしまう。 しかし、このリードをなんとか守り2-1で勝利。3連勝を収めることに成功した。 試合後、ポステコグルー監督は入りが良かったものの、とどめをさせないことで相手を復活させてしまったとコメント。ただ、なんとか勝利できたことを振り返った。 「我々にとっては厳しい試合だった。試合の入りはとても良かったし、ゴールもそうだった。サッカーも良かったが、その後にボールを少し自由にさせてしまい、相手が試合に戻ることを許してしまった」 「彼らは良いチームで、調子も良く、自信を持っており、我々を苦しめた。後半は試合の主導権を握ることができなかった。彼らを勢いづけることを許してしまったが、その面で相手に主導権を握られると大変になる」 「カウンターでは良い場面もあったが、素晴らしい選択をしなかった。それが彼らを試合に留まらせることになった」 「彼らは素晴らしい成績を収めているチームであり、自信を持って試合に残るはずだ。そしてそれを実現してきた。違うやり方をする必要があったが、満足しているのはそれをやり遂げられたからだ」 「我々は盛り返す力を示す必要があり、これまで多くの試合で行う必要がない守備も見せなければならなかった。ヴィク(グリエルモ・ヴィカーリオ)も素晴らしいセーブをいくつか見せていた。重要な勝ち点3獲得となるチームが見せた貢献だった」 2023.12.24 13:20 Sun
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アルテタ監督が全力ダッシュ! ジャカの乱闘参加を阻止 「少なくとも2人の人命が救われた」

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督の全力ダッシュが反響を呼んでいる。イギリス『サン』が伝えた。 アーセナルは15日に行われたプレミアリーグ第20節でトッテナムとのノースロンドン・ダービーに臨み、2-0で勝利。2位マンチェスター・シティを8ポイント差に突き放す大きな勝利となった。 一方、この一戦はトッテナム選手とのいざこざも話題に。なかでも、トッテナムFWリシャルリソンは試合中にピッチ脇でDF冨安健洋の手を払い除ける行動に始まり、試合後にもGKアーロン・ラムズデールと揉み合い、終始冷静さを欠いた。 他にもラムズデールが観客席付近でトッテナムファンから蹴りを入れられるなど一触即発が続いたが、アルテタ監督は自らの選手が乱闘に加わらないよう必死に駆け回っていたようだ。 ラムズデールを乱闘の輪から引きずり出したかと思えば、今度は頭に血が上りやすいことでお馴染みのMFグラニト・ジャカがその輪の方向へ。これに気づくや否や、即座に猛ダッシュで引き返し、ジャカの肩を強引に掴んで阻止した。 ツイッターに投稿されたこの時の様子には、「ジャカを引き止め、少なくとも2人の人命が救われた」や「アルテタがジャカをインターセプト」、「パパのようだ」といったコメントが寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】アルテタ監督がジャカをインターセプト? 乱闘参加を全力で阻止</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tl" dir="ltr">Arteta saw Xhaka and sprinted <br><br> <a href="https://t.co/11BnVy56Iu">pic.twitter.com/11BnVy56Iu</a></p>&mdash; Aaron Catterson-Reid (@ReidTheGame) <a href="https://twitter.com/ReidTheGame/status/1614696439078162436?ref_src=twsrc%5Etfw">January 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.16 17:58 Mon

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オランダ代表でメンバー変更…ファン・デ・フェン辞退でファン・ヘッケが追加招集

オランダサッカー協会(KNVB)は1日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むオランダ代表メンバーの変更を発表した。 先日に23名に絞られたメンバーに名を連ねていたトッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェンが負傷を理由に外れ、35名の候補メンバーに入っていたブライトンのDFヤン・ポール・ファン・ヘッケが追加招集となった。 なお、ファン・デ・フェンに関しては先日のエバートン戦で痛めた右ヒザに軽度の問題を抱えており、大事を取っての招集辞退に。 一方、ブライトンの主力として活動するファン・ヘッケは今回のインターナショナルマッチウィークでA代表デビューを狙う。 オランダはリーグA・グループ3に属しており、ハンガリー代表、ドイツ代表、ボルニア・ヘルツェゴビナ代表と同居。7日にホームでボスニア・ヘルツェゴビナ、10日にホームでドイツと対戦する。 2024.09.02 07:30 Mon
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スパーズがビッグクラブ関心示す米代表MFの優先交渉権を確保…ベティス会長が買取OP認める

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「何か得ていてもおかしくなかった」 トッテナムが支配しながら今季初黒星…指揮官「扉を叩き続けなければ」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が敗戦を悔やんだ。クラブ公式サイトが伝えた。 プレミアリーグ前節のエバートン戦で初勝利を挙げたトッテナムは、1日の第3節でニューカッスルと対戦。連勝を懸け、敵地に乗り込んだ。 徐々に流れを掴んだトッテナムだったが、こじ開けられないなか37分に失点。しかし、56分にはウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンがシュートのこぼれ球に反応し、ニューカッスルのオウンゴールを誘う。 トッテナムは勢いに乗るも、78分にワンチャンスからの得点を許し、再びビハインド。2度目の同点ゴールは奪えず、今シーズン初黒星を喫した。 ポステコグルー監督は多数作ったチャンスを活かしきれなかった点を試合後に反省。セント・ジェームズ・パークの難しさも語っている。 「最初のアウェイゲーム(1-1でドローのレスター・シティ戦)と似ている。試合からもっと多くのものを得るべきだったのは確かだ。繰り返しになるが、試合の大部分を支配し、多くのチャンスを作りながら、アドバンテージを得られないという物語だった」 「ここは簡単な場所ではない。サポーターがホームチームのために力強い雰囲気を作り出すから、その流れに乗らなければならない。そして私はそれができたと思っている。包囲されていると感じた瞬間はほとんどなく、相手の陣地で試合を展開した」 「言っているように、あれだけのチャンスを作れば、何かを得ていてもおかしくなかった。20本のシュートだけでなく、もっともっとゴールキーパーを試すチャンスがあった」 「今シーズンのこれまでの戦いはちょっとした物語のようなものだったが、良いパフォーマンスは見られた。良いサッカーだったし、個人のパフォーマンスも力強かった。我々はその扉を叩き続けなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】一時同点も…ニューカッスルvsトッテナム ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="O89To9LsITk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.02 14:40 Mon
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スパーズの逸材MFディヴァインがウェステルローへレンタル移籍

KVCウェステルローは5日、トッテナムからU-20イングランド代表MFアルフィー・ディヴァイン(20)をレンタル移籍で獲得した。なお、背番号は「10」を着用する。 ウィガンのアカデミー出身のディヴァインは2020年にトッテナムのユースチームに加入。2021年1月に行われたFAカップ3回戦のマリン戦では16歳と163日でのクラブ史上最年少でのトップチームデビュー。さらに、同試合ではデビュー戦ゴールを記録し、クラブ史上最年少ゴール記録まで樹立していた。 昨シーズンはEFLリーグ1(イングランド3部)のポート・ヴェイルに半年武者修行に出されると、セントラルMFや攻撃的MFを主戦場に公式戦26試合に出場し3ゴール3アシストを記録したが、半年間で契約を解消。 今冬からはよりレベルの高いチャンピオンシップ(イングランド2部)のプリマス・アーガイルへ活躍の場を移すと、ここでも主力として公式戦15試合に出場した。 圧倒的な足元の技術を生かしたドリブル突破、視野の広さと高精度のキックを武器に決定機を作り出すプレーメイカーのディヴァインは、各年代のイングランド代表にも選出されており、2022年6月に行われたU-19欧州選手権では、主力として優勝に貢献。 2023年3月にデビューしたU-20イングランド代表でも、2023年6月に行われたU-20ワールドカップに全4試合にフル出場するなど主力として活躍している。 2024.09.06 08:00 Fri
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【プレミアリーグ第3節プレビュー】アーセナルvsブライトンの連勝対決に、同胞指揮官激突のユナイテッドvsリバプール

先週末に行われた第2節では王者マンチェスター・シティ、アーセナルの2強に加えてリバプール、ブライトンが開幕連勝を達成。一方、MF鎌田大地、DF菅原由勢を擁するクリスタル・パレス、サウサンプトンは厳しい連敗スタートとなった。 多くの取引が土壇場で成立した今夏の移籍市場最終日を経て、インターナショナルマッチウィーク前の最後となる今節は、各チームの新戦力のデビューにも注目が集まるところだが、その中でもアーセナルvsブライトン、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールの2カードが最注目カードとなる。 アーセナルは前節、昨シーズンにシーズンダブルを喫した因縁のアストン・ビラと対戦。難所ビラ・パークでの一戦は相手により多くの決定機を作られる難しい戦いを強いられたが、途中投入のFWトロサールの値千金の決勝点に、MFトーマスのミドルシュートで続けてゴールネットを揺らし、2-0の勝利。昨季からのさらなる成長を窺わせる勝負強さで開幕連勝を達成した。 今夏の移籍市場最終盤にはGKラムズデールらとの別れがあった一方、MFメリーノ、GKネト、FWスターリングを補強。目玉補強だったメリーノは練習中のケガでしばしの離脱を強いられ、残りの2選手もこの試合での登録は間に合わないと思われるが、チーム全体にいい刺激が与えられた。31歳の青年指揮官の下で公式戦3連勝スタートを見せる難敵相手に既存戦力で臨む中で完成度の差を示してリーグ3連勝を飾りたい。なお、DF冨安健洋は引き続き欠場となる見込みだ。 一方、ブライトンは前節、マンチェスター・ユナイテッドと対戦し2-1の勝利を収めた。MF三笘薫の今季初アシストで先制に成功すると、一度は追いつかれたものの、後半アディショナルタイムにFWジョアン・ペドロが決めた勝ち越しゴールによって劇的な形でホーム開幕戦を飾った。また、三笘ら主力温存となったミッドウィークのEFLカップ2回戦では新戦力のMFオライリーの負傷は痛手も、格下相手に4-0の完勝。最高の状態で昨季2位チームのホームに乗り込む。開幕から好調を維持する三笘には開幕2戦連続クリーンシートのガナーズの堅守を攻略する仕掛けを期待したいところだ。 前節、そのブライトンに敗れて今季初黒星を喫したユナイテッドは赤の名門同士の一戦でバウンスバックの白星を狙う。ブライトン戦では敗れたものの、試合自体はほぼイーブンでFWザークツィーが不運な形でオフサイドを取られた決定機が決まっていれば、結果は逆になっていてもおかしくはなかった。また、移籍市場最終日にはMFウガルテと意中のホールディングMFの獲得が土壇場で決まり、タイプは異なるものの負傷離脱したMFマウントの穴をいきなり埋める活躍も期待されるところだ。今季はクラブからしっかりとしたバックアップを受ける3年目のテン・ハグ監督としてはホームで同胞の新任指揮官との対決を制し、自身の立場をより盤石なものとしたい。 一方、スロット新体制で盤石とはいえないものの、開幕2試合連続2-0の勝利で連勝スタートを飾ったリバプール。前節は鮮やかなカウンターでFWルイス・ディアスが先制点を決めた後はブレントフォードに粘られるも、FWサラーの2試合連続ゴールで突き放した。DFアレクサンダー=アーノルドと指揮官の緊張関係はやや懸念材料も上々の序盤戦を過ごす。 また、移籍市場終了間際にはGKママルダシュヴィリの来季加入に、前線の新たなオプションとなるFWキエーザの獲得に成功。テコ入れを行わなかった守備的MFやセンターバックの補強の可否は今後分析されることになるが、十分に優勝を争える陣容を整えた。ここまでは試合中のプラン変更など期待通りの手腕を発揮するスロット監督だが、自身初のビッグマッチでもチームを勝利に導く采配を見せられるか。 ライバルの取りこぼしを期待しつつ、開幕3連勝を狙う王者マンチェスター・シティはウェストハムとのタフなアウェイゲームに臨む。前節は昇格組イプスウィッチに先制を許す不穏な入りとなったが、FWハーランドの今季初のハットトリックにMFギュンドアンの再デビューと終わってみれば4-1の圧勝でホーム開幕戦を飾った。移籍市場ではFWアルバレスの抜けた穴を生めずに市場閉幕を迎えたが、現状では大きな問題にはならないと思われる。今回の一戦ではMFロドリの初出場にMFフォーデンらのスタメン復帰も期待されるなか、今夏積極補強を敢行したロペテギ率いる新生ハマーズにしっかりと勝ち切りたい。 前節、エバートンに4-0の完勝を収めて今季初勝利を挙げたトッテナムは、直近2シーズン大きな屈辱を味わったセント・ジェームズ・パークでニューカッスルとの強豪対決に挑む。今節はFWソランケに加え、FWリシャルリソンとセンターフォワード2枚を負傷で欠く厳しい状況となり、前節2ゴールのFWソン・フンミンや2列目の選手の活躍が必須だ。また、相手の高速カウンターアタックに対してディフェンスラインの奮闘が必須だ。 対するニューカッスルは前節、ボーンマス相手に1-1のドロー。退場者を出しながらも勝利した開幕節に続き自慢の攻撃陣がやや大人しいのは気がかりだ。ただ、PK戦で競り勝ったノッティンガム・フォレストとのEFLカップ2回戦では賭博違反によって約10カ月のサスペンションを経てMFトナーリが復帰。これにより、中盤はより厚みを増しており、今回の一戦では中盤の局地戦を制してのショートカウンターから多くのゴールを重ね、再びスパーズ相手に大勝といきたい。 前節、ウォルバーハンプトン相手にFWマドゥエケのハットトリックの活躍などで6-2の圧勝を飾ったチェルシーはマレスカ新体制でのリーグ戦初勝利を収めた。ただ、ミッドウィークのカンファレンスリーグでは最終的に勝ち抜けを決めたものの、格下セルヴェットに敗れており、安定感という部分で不安を残す。移籍市場最終日には前述のスターリングら余剰人員を整理しつつ、ユナイテッドで構想外のFWサンチョを補強。ナポリFWオシムヘンの獲得には失敗したが、前線はより多彩さを増している。今回のロンドン・ダービーでも自慢の攻撃力で押し切りたい。 一方、ブレントフォード、ウェストハムとのダービーで連敗のクリスタル・パレスは、3試合連続のダービーで今季リーグ戦初勝利を狙う。その中で鎌田の活躍が勝敗のカギを握りそうだ。途中投入となったウェストハム戦ではやや厳しい評価を現地メディアに下されたが、EFLカップのノリッジ戦では加入後初ゴールと初アシストを記録する圧巻のパフォーマンスを披露。公式戦初勝利の立役者となった。FWマテタやMFエゼら徐々に周囲との呼吸も合ってきており、今回のチェルシー戦ではノリッジ戦同様に決定的な仕事を期待したい。 その他では菅原のサウサンプトンが今季初勝利を目指すブレントフォード戦、アーセナル戦敗戦からのバウンスバックを図るアストン・ビラがレスター・シティと対峙する一戦にも注目したい。 《プレミアリーグ第3節》 ▽8/31(土) 《20:30》 アーセナル vs ブライトン 《23:00》 ブレントフォード vs サウサンプトン エバートン vs ボーンマス イプスウィッチ vs フルアム レスター・シティ vs アストン・ビラ ノッティンガム・フォレスト vs ウォルバーハンプトン 《25:30》 ウェストハム vs マンチェスター・シティ ▽9/1(日) 《21:30》 チェルシー vs クリスタル・パレス ニューカッスル vs トッテナム 《24:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs リバプール 2024.08.31 18:00 Sat

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