デパイ土壇場PK失敗のオランダの連勝ストップ…ポーランドに2点差追いつくも勝ち切れず《UEFAネーションズリーグ》
2022.06.12 05:58 Sun
UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAグループ4第3節、オランダ代表vsポーランド代表が11日に行われ、2-2のドローに終わった。
前節、ウェールズ代表とのアウェイゲームをヴェグホルストの後半アディショナルタイムのゴールによって2-1で競り勝ったオランダ。3連勝を目指して臨んだホームゲームでは、GKフレッケンとデ・フライを除く先発9人を変更。その2人を除き初戦のベルギー戦と同じメンバーを起用し、ベルフワインとデパイが2トップを組んだ。
一方、初戦を白星スタートも前節はベルギー代表に1-6の大敗を喫したポーランド。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では、負傷などで主砲レヴァンドフスキら一部主力がメンバーを外れ、ピョンテクが1トップに入った。
ホームのオランダがボールを握って押し込む入りを見せる。ダンフリースとブリントの両ウイングバックも高い位置を取って攻撃に絡んでいく中、7分にはデパイのお膳立てからクラーセンが際どいシュートを放つ。
一方、レヴァンドフスキ不在の影響もあり、なかなか前線の中央で起点を作れないポーランドだが、サイドを起点にカウンターから攻め手を窺う。すると、18分には左サイドのザレフスキから絶妙なサイドチェンジを受けた右サイドバックのキャッシュがボックス右角で対面のDFブリントを抜き切らずに右足のシュート。これがゴール左下隅の完璧なコースに決まり、イングランドから国籍変更した24歳が待望の初ゴールを挙げた。
ポーランドの1点リードで折り返した試合は後半立ち上がりに大きく動く。まずは49分、ハーフウェイライン付近でボールを収めたピョンテクからのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したフランコフスキがボックス内でGKと一対一となった中、左を並走するジエリンスキにプレゼントパス。これをナポリMFが難なく流し込んだ。当初、オフサイド判定となったが、VARのレビューの結果、ゴールが認められた。
バックラインの軽率な対応によって痛恨の2失点目を喫したオランダだったが、これで目が覚めたのか、畳みかける攻めで一気に試合を振り出しに戻す。
51分、相手陣内左サイドでブリントが正確なクロスを入れると、ニアでDFが頭で触ってゴール前に流れたところをクラーセンがワンタッチで押し込む。続く54分にはアケのフィードにオフサイドぎりぎりで抜け出したベルフワインのボックス付近でのマイナスの落としをデパイがボックス右のスペースに流すと、これをダンフリースが右足でシュート。相手DFにディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。ここでもオフサイドの判定が出たが、VARのレビューの結果、ゴールが認められた。
この連続ゴールで完全に流れを引き寄せたホームチームは、気落ちが見えるアウェイチームを押し込んで3点目に迫っていく。さらに、64分には3枚替えを敢行し、ガクポ、コープマイネルスと攻撃的なカードを切っていく。69分にはボックス左のブリントがファーポストを狙った鋭いシュートを放つが、これは惜しくも枠の右へ外れる。
その後は完全にオープンな展開となった中、ポーランドはロングカウンター、オランダは手数をかけた攻撃で試合を決める3点目を狙う。
すると、87分にはオランダに絶好機。ボックス右でガクポが丁寧に折り返したボールをゴール前のデパイがワンタッチで合わせるが、この至近距離からのシュートはGKスコルプスキの好守に遭う。これでチャンスが潰えたかに思われたが、VARの介入によってスコルプスキがはじいたボールをDFキャッシュが手で触ったとの判定でPKが与えられる。
ここで名手デパイがキッカーを務めるが、右隅を狙ったシュートがポストの外側を掠めて痛恨の失敗に。さらに、直後には名誉挽回を図るエースにゴール前でのビッグチャンスが訪れるが、ガクポのクロスに合わせたヘディングシュートはGKスコルプスキの好守に阻まれた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2-2のドロー決着となった。
なお、2点差を追いつくも3連勝を逃したオランダは14日にウェールズ戦、敵地で勝ち点1を拾ったポーランドはベルギーと今月最後の一戦を戦う。
前節、ウェールズ代表とのアウェイゲームをヴェグホルストの後半アディショナルタイムのゴールによって2-1で競り勝ったオランダ。3連勝を目指して臨んだホームゲームでは、GKフレッケンとデ・フライを除く先発9人を変更。その2人を除き初戦のベルギー戦と同じメンバーを起用し、ベルフワインとデパイが2トップを組んだ。
一方、初戦を白星スタートも前節はベルギー代表に1-6の大敗を喫したポーランド。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では、負傷などで主砲レヴァンドフスキら一部主力がメンバーを外れ、ピョンテクが1トップに入った。
一方、レヴァンドフスキ不在の影響もあり、なかなか前線の中央で起点を作れないポーランドだが、サイドを起点にカウンターから攻め手を窺う。すると、18分には左サイドのザレフスキから絶妙なサイドチェンジを受けた右サイドバックのキャッシュがボックス右角で対面のDFブリントを抜き切らずに右足のシュート。これがゴール左下隅の完璧なコースに決まり、イングランドから国籍変更した24歳が待望の初ゴールを挙げた。
相手のファーストチャンスで屈したホームチームは、すぐさま反撃を開始。前半半ばから終盤にかけては相手を完全に押し込む形を作り出し、2列目、3列目の選手が積極的に足を振っていく。さらに、相手が攻撃に出た際には2トップをバックラインの背後へ走らせるシンプルな攻めも見せたが、最後の精度を欠いた。
ポーランドの1点リードで折り返した試合は後半立ち上がりに大きく動く。まずは49分、ハーフウェイライン付近でボールを収めたピョンテクからのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したフランコフスキがボックス内でGKと一対一となった中、左を並走するジエリンスキにプレゼントパス。これをナポリMFが難なく流し込んだ。当初、オフサイド判定となったが、VARのレビューの結果、ゴールが認められた。
バックラインの軽率な対応によって痛恨の2失点目を喫したオランダだったが、これで目が覚めたのか、畳みかける攻めで一気に試合を振り出しに戻す。
51分、相手陣内左サイドでブリントが正確なクロスを入れると、ニアでDFが頭で触ってゴール前に流れたところをクラーセンがワンタッチで押し込む。続く54分にはアケのフィードにオフサイドぎりぎりで抜け出したベルフワインのボックス付近でのマイナスの落としをデパイがボックス右のスペースに流すと、これをダンフリースが右足でシュート。相手DFにディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。ここでもオフサイドの判定が出たが、VARのレビューの結果、ゴールが認められた。
この連続ゴールで完全に流れを引き寄せたホームチームは、気落ちが見えるアウェイチームを押し込んで3点目に迫っていく。さらに、64分には3枚替えを敢行し、ガクポ、コープマイネルスと攻撃的なカードを切っていく。69分にはボックス左のブリントがファーポストを狙った鋭いシュートを放つが、これは惜しくも枠の右へ外れる。
その後は完全にオープンな展開となった中、ポーランドはロングカウンター、オランダは手数をかけた攻撃で試合を決める3点目を狙う。
すると、87分にはオランダに絶好機。ボックス右でガクポが丁寧に折り返したボールをゴール前のデパイがワンタッチで合わせるが、この至近距離からのシュートはGKスコルプスキの好守に遭う。これでチャンスが潰えたかに思われたが、VARの介入によってスコルプスキがはじいたボールをDFキャッシュが手で触ったとの判定でPKが与えられる。
ここで名手デパイがキッカーを務めるが、右隅を狙ったシュートがポストの外側を掠めて痛恨の失敗に。さらに、直後には名誉挽回を図るエースにゴール前でのビッグチャンスが訪れるが、ガクポのクロスに合わせたヘディングシュートはGKスコルプスキの好守に阻まれた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2-2のドロー決着となった。
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