ソシエダがヘタフェに今季初白星献上…先発の久保建英は古巣相手に見せ場作れずHTに交代《ラ・リーガ》
2022.09.12 03:38 Mon
ラ・リーガ第5節、ヘタフェvsレアル・ソシエダが11日にコリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われ、ホームのヘタフェが2-1で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は、前半のみの出場に終わった。
しかし、キッカーのマジョラルが左下隅を狙ったシュートはGKレミロが見事な反応でキャッチ。自身のミスをキッカケに与えたピンチをきっちりリカバーした。
失点のピンチを凌いだソシエダは、ピッチの幅、大型2トップの強さを生かした攻めでチャンスを窺う。20分には右サイドで大きな展開を受けたソラが鋭いカットインから左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠の左に外れる。
前半終盤にかけても膠着状態が続いたが、ハーフタイム直前にホームチームがゴラッソで均衡を破った。前半アディショナルタイム4分、ボックス手前左で得たFKの場面でキッカーのエネス・ウナルが右足を振り抜くと、壁の上をギリギリで越えたブレ球に近いシュートがGKレミロの手を弾いてゴール左上隅に決まった。
迎えた後半、ビハインドを追うソシエダは久保とトゥリエンテスを下げて、ブライス・メンデスと切り札のダビド・シルバを同時投入。古巣対戦の久保は珍しくボールロストが目立ち、消化不良のパフォーマンスでピッチを後にした。
早い時間帯に追いつきたいアウェイチームだったが、後半も先にゴールをこじ開けたのはヘタフェ。48分、左サイドでのスローインの流れから深い位置に抜け出したウナルがグラウンダーのマイナスクロスを供給。これをボックス中央に走り込んだアレーニャが左足ダイレクトでゴール右下隅に突き刺した。
これで厳しくなったものの、ソシエダはすぐさま反発力を示す。50分、左サイドから内側にドリブルで運んだチョがボックス手前左から正確なクロスを供給。これにファーで反応したブライス・メンデスが頭で流し込んだ。
1点差に追いついたことで勢いづくソシエダは、主力が揃った中盤がうまくボールを循環させながら押し込む形を作り出す。そして、チョの仕掛けをアクセントにメリーノが鋭いミドルシュートを放つなど、良い形でフィニッシュまで繋げていく。だが、最後のところで粘るホームチームの守備を崩し切るまでに至らない。
後半半ばから終盤にかけて試合は消耗戦の色濃い展開に。自陣で耐える時間が続くヘタフェだが、前がかる相手に対して2トップの個人技でロングカウンターを仕掛ける。だが、ウナルのシュートは右ポストを叩き、ムニルのゴールはオフサイドで取り消しに。
一方、何とか勝ち点1でも持ち帰りたいラ・レアルは、80分過ぎにセルロートを諦めて若手FWカリカブルを最後の交代カードとして切る。87分にはシルバの左CKをゴール前のメリーノがドンピシャのヘッドで合わすが、これは惜しくもクロスバー。さらに、カリカブルに早速見せ場が訪れるが、フリーで放ったヘディングシュートはGKソリアにキャッチされる。
その後、7分が加えられた後半アディショナルタイムは互いの意地と意地がぶつかり合う白熱の展開となったが、今季初白星に向けてスタジアム全体で戦い続けたホームチームがリードを守り切った。この結果、ヘタフェに今季初勝利を与えたソシエダは第2節のバルセロナ戦に続く今季2敗目となった。
PR
ソシエダは、前節アトレティコ・マドリー相手に堂々たる戦いぶりで1-1のドローに持ち込むと、ヨーロッパリーグ(EL)初戦ではマンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームを会心のウノセロ勝利。良い流れでヘタフェのホームに乗り込んだこの試合では、ユナイテッド戦でも存在感を示した久保が古巣相手にトップ下で先発した。試合は守備的なスタイルのヘタフェが最初にリズムを掴む。続けて得たセットプレーでソシエダゴールを脅かすと、11分にはPKを獲得。GKレミロのファンブルからゴール前でこぼれ球に反応したマジョラルがDFパチェコに足をかけられると、オンフィールドレビューの結果、ホームチームに有利な判定が下った。失点のピンチを凌いだソシエダは、ピッチの幅、大型2トップの強さを生かした攻めでチャンスを窺う。20分には右サイドで大きな展開を受けたソラが鋭いカットインから左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠の左に外れる。
その後はボールを握るソシエダが押し気味に試合を進めていくが、久保を筆頭にヘタフェの球際の強度に苦戦。なかなか決定機まで持ち込めない。そういった中、30分過ぎにはサディクが右ヒザを負傷。プレー続行不可能となった同選手はスタッフに脇を抱えられてピッチを後に。代わってチョがスクランブル投入された。
前半終盤にかけても膠着状態が続いたが、ハーフタイム直前にホームチームがゴラッソで均衡を破った。前半アディショナルタイム4分、ボックス手前左で得たFKの場面でキッカーのエネス・ウナルが右足を振り抜くと、壁の上をギリギリで越えたブレ球に近いシュートがGKレミロの手を弾いてゴール左上隅に決まった。
迎えた後半、ビハインドを追うソシエダは久保とトゥリエンテスを下げて、ブライス・メンデスと切り札のダビド・シルバを同時投入。古巣対戦の久保は珍しくボールロストが目立ち、消化不良のパフォーマンスでピッチを後にした。
早い時間帯に追いつきたいアウェイチームだったが、後半も先にゴールをこじ開けたのはヘタフェ。48分、左サイドでのスローインの流れから深い位置に抜け出したウナルがグラウンダーのマイナスクロスを供給。これをボックス中央に走り込んだアレーニャが左足ダイレクトでゴール右下隅に突き刺した。
これで厳しくなったものの、ソシエダはすぐさま反発力を示す。50分、左サイドから内側にドリブルで運んだチョがボックス手前左から正確なクロスを供給。これにファーで反応したブライス・メンデスが頭で流し込んだ。
1点差に追いついたことで勢いづくソシエダは、主力が揃った中盤がうまくボールを循環させながら押し込む形を作り出す。そして、チョの仕掛けをアクセントにメリーノが鋭いミドルシュートを放つなど、良い形でフィニッシュまで繋げていく。だが、最後のところで粘るホームチームの守備を崩し切るまでに至らない。
後半半ばから終盤にかけて試合は消耗戦の色濃い展開に。自陣で耐える時間が続くヘタフェだが、前がかる相手に対して2トップの個人技でロングカウンターを仕掛ける。だが、ウナルのシュートは右ポストを叩き、ムニルのゴールはオフサイドで取り消しに。
一方、何とか勝ち点1でも持ち帰りたいラ・レアルは、80分過ぎにセルロートを諦めて若手FWカリカブルを最後の交代カードとして切る。87分にはシルバの左CKをゴール前のメリーノがドンピシャのヘッドで合わすが、これは惜しくもクロスバー。さらに、カリカブルに早速見せ場が訪れるが、フリーで放ったヘディングシュートはGKソリアにキャッチされる。
その後、7分が加えられた後半アディショナルタイムは互いの意地と意地がぶつかり合う白熱の展開となったが、今季初白星に向けてスタジアム全体で戦い続けたホームチームがリードを守り切った。この結果、ヘタフェに今季初勝利を与えたソシエダは第2節のバルセロナ戦に続く今季2敗目となった。
PR
レアル・ソシエダの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
レアル・ソシエダの人気記事ランキング
1
「これぞ日本の至宝」「やっぱり上手い」久保建英が決めた圧巻のカットインからの3ゴール目、ファンも衝撃「最高のゴール」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が圧巻のゴールを記録した。 3日、ラ・リーガ第12節でソシエダはアウェイでセビージャと対戦した。 今シーズンは苦しい戦いが続いているソシエダ。前節もオサスナ相手にホームで敗れるなど今シーズンはまだ3勝しかあげていなかった。 2試合ベンチスタートだった久保は、この試合では先発出場。すると0-0で迎えた33分に久保が大きな仕事をする。 右のワイドでパスを受けた久保は、ドリブルスタート。アドリア・ペドロサが対峙する中でボックス内に侵入すると、一気に加速しカットイン。ボックス中央まで持ち込んで左足を振り抜いた。 GKアルバロ・フェルナンデスも全く反応できないシュートはゴール左に突き刺さりソシエダが先制。久保は4試合ぶりの今シーズン3点目となった。 久保のゴールにファンは「1人かわしてからのシュートは気持ちいい」、「素晴らしいな」、「やっぱり上手い」、「相手が1人だとこうなるな」、「最高のゴール」、「これぞ日本の至宝」、「ドリブルのキレすごい」とコメントを寄せている。 試合は0-2でソシエダが勝利。マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)にも選ばれる活躍を見せていた。 <span class="paragraph-title">【動画】強烈なカットインから久保建英が左足振り抜く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WV-PHaY3IC0";var video_start = 111;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 22:22 Mon2
「クボがラ・レアルを背負って立つ」 ゴラッソの久保建英をスペインメディアも絶賛! 「セビージャの守備陣からすれば悪夢」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英をスペインメディアも絶賛だ。 ソシエダは3日のラ・リーガ第12節でセビージャのホームに乗り込み、2-0でリーグ戦2試合ぶりの白星。34分に久保の先制弾で流れに乗り、68分にスペイン代表FWミケル・オヤルサバルのPK弾で突き放した。 3試合ぶりの先発だった23歳レフティは右からカットインしてフィニッシュした34分のゴールシーンを含め、随所に個の力を発揮。スペイン『ElDesmarque』はこの試合におけるチーム最高タイの8点をつけた。 寸評でも「この試合におけるラ・レアルのベストプレーヤーはゴールだけではない。この日本人は最高の姿を披露したが、セビージャの守備陣からすれば悪夢で、ファウルで何度も止めなければならなかった」と綴る。 また、スペイン『マルカ』も「クボがラ・レアルを背負って立つ」と題したニュースで賛辞を送り、スペイン『アス』も「守備陣にとって常に頭痛の種となり、この試合で最高の存在だった」と評した。 ちなみに、今季のリーガで3ゴール目の久保はリーグ戦通算を25ゴールに。元イラン代表MFジャバド・ネクナムを上回り、同リーグのアジア出身選手における最多得点の新記録を樹立した。 <span class="paragraph-title">【動画】得意の形からゴラッソ! 久保建英がキレキレ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WV-PHaY3IC0";var video_start = 116;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 10:58 Mon3
「セビージャにとって悪夢」「他の選手とは違う」圧巻ゴールに積極的なプレーを見せた久保建英に現地紙が最高評価「まさに凶器」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が現地で絶賛されている。 27日、ラ・リーガ第11節でソシエダはホームにオサスナを迎えた。 3日、ラ・リーガ第12節でソシエダはアウェイでセビージャと対戦した。今シーズンは苦しい戦いが続いているソシエダ。2試合ベンチスタートだった久保は、この試合では先発出場。すると0-0で迎えた33分に久保が大きな仕事をする。 右のワイドでパスを受けた久保は、ドリブルスタート。アドリア・ペドロサが対峙する中でボックス内に侵入すると、一気に加速しカットイン。ボックス中央まで持ち込んで左足を振り抜いた。 今シーズン3ゴール目を決めた久保だが、いずれの試合も勝利。リーグ戦4勝しかあげられてないチームのうち3試合でゴールを決めている。 この試合ではゴール以外でもチャンスメイクや守備、果敢に仕掛ける姿勢などチームを牽引していた久保だが、現地メディアは手放しで称賛している。 <h3>◆スペイン『Noticias de Gipuzkoa』/ 9点(10点満点)</h3> 「まさに凶器。ラ・レアルの攻撃における最も決定的な武器。彼が重要な試合で途中出場していることは理解できる。彼が介入するたびに、多くの危険を生み出してきた」 「素晴らしいゴールを決め、さらにいくつかのゴールのチャンスもあった。彼は他の選手とは違う。チームは彼を必要としており、探し求めている」 <h3>◆スペイン『El Desmarque』/ 8点(10点満点)</h3> 「この試合におけるラ・レアルのベストプレーヤーはゴールだけではなかった」 「日本人選手はベストのバージョンを見せたが、セビージャの守備陣にとっては悪夢であり、ファウルで何度も止めなければならなかった。彼は79分に交代した」 <span class="paragraph-title">【動画】強烈なカットインから久保建英が左足振り抜く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WV-PHaY3IC0";var video_start = 111;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 23:10 Mon4
久保建英の今季3点目などでソシエダがセビージャを撃破!【ラ・リーガ】
久保建英の所属するレアル・ソシエダは3日、ラ・リーガ第12節でセビージャと対戦し2-0で勝利した。久保は80分までプレー、34分に今季3点目を記録している。 ミッドウィークに開催予定だったコパ・デル・レイ1回戦が豪雨被害の影響で延期となった14位ソシエダは、リーグ戦5試合ぶりの黒星を喫したオサスナ戦のスタメンからオスカールソンをバレネチェアを久保とハビ・ロペスに変更した以外は同じスタメンを採用した。 前節のエスパニョール戦を完勝した11位セビージャに対し、なかなか決定機までを作れないソシエダだったが、久保がこの状況を打開する。34分、スビメンディのパスを右サイドで受けた久保がドリブルでボックス右から侵入。そのまま中央右までに切り込むと、ゴール左に強烈なシュートを突き刺した。 先制したソシエダは、45分にも右サイドを持ち上がった久保が左アウトサイドでクロスを入れると、走り込んだオヤルサバルが右足で合わせたが、シュートは相手DFに当たり、枠を外した。 迎えた後半も一進一退の展開が続くなか、ソシエダは64分にドリブルでボックス内に侵入したスビメンディが、身を呈してブロックしたマルコンの広げた腕に直撃。ラリアットのような形でピッチに倒されると、オンフィールドレビューの末にソシエダがPKを獲得。このPKをオヤルサバルがゴール右隅に決めた。 その後、80分に久保を下げてベッカーを投入したソシエダは、87分にミスからピンチを迎える。スビメンディのバックパスをイヘアナチョにカットされると、飛び出したGKもかわされシュートを許したが、これはゴール右に外れた。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。久保の今季3点目などでセビージャを下したソシエダが2試合ぶりの白星を飾った。 セビージャ 0-2 レアル・ソシエダ 【レアル・ソシエダ】 久保建英(前34) ミケル・オヤルサバル(後23)【PK】 <span class="paragraph-title">【動画】久保が超絶個人技で今季3点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">膠着した試合展開を打開したのは<br>スタメン復帰の久保建英<br>ラ・リーガ通算25ゴールとなり<br>アジア人最多スコアラーに<br><br>ラ・リーガ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セビージャ</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%80?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・ソシエダ</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/KcwTnRh9iG">pic.twitter.com/KcwTnRh9iG</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1853138075423277186?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.04 04:58 Mon5