Vol.6/イラン代表【カタールW杯出場国ガイド】カルロス・ケイロス体制3度目の出場! 悲願のGS突破なるか

2022.11.17 20:50 Thu
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11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。6カ国目は、イラン代表を紹介する。◆イラン代表
監督:カルロス・ケイロス
主将:エフサン・ハジサフィ
予選成績:8勝1分1敗(最終予選)
W杯出場記録:3大会連続6回目
W杯最高位:グループステージ
FIFAランキング:20位

◆アジアのトップはダークホースになれるか~イラン~
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アジアトップとして臨むイラン代表。3大会連続となるが、過去2回はカルロス・ケイロス監督の下で出場。今回はクロアチア人のドラガン・スコチッチ監督によってW杯に導かれたが、7月に電撃解任され、9月にケイロス監督が3年ぶりに復帰することに。結果としてポルトガル人指揮官の下で3大会目に挑むことになった。
ケイロス監督は守備に重点を置き、カウンターで得点を狙うスタイルを嗜好する指揮官。アジア最終予選では日本と逆のグループで15得点4失点という攻守に安定感のある戦いを見せた。その中で攻撃を牽引するのは、ポルトで活躍するメフディ・タレミやレバークーゼンのサルダル・アズムンら。ただ、後者は先月上旬にふくらはぎの筋肉断裂の重傷を負い、全治6~8週間の離脱を強いられることに。“イランのメッシ”が万全の状態まで回復できることができるかが鍵となる。

なお、イランはW杯においてグループステージを突破したことがない。前回大会はポルトガル、モロッコ、スペインと、今回の日本代表のような構成のグループに属し、ポルトガルに1-1、モロッコに1-0、スペインに0-1という善戦を繰り広げた。仮に今回の初戦となるイングランド戦でポジティブな結果を残せた場合、グループBを揺るがす存在になるかもしれない。
◆超WS的注目プレーヤー
FWメフディ・タレミ(ポルト)
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イランのクラブからカタールのアル・ガラファ、ポルトガルのリオ・アヴェを経て、2020年夏からポルトでプレーするタレミ。本職はセンターFWだがゲームメイクもできる器用さを備えており、今季のポルトでは公式戦19試合13ゴール8アシストと、バランスよく数字を残している。

イラン代表デビューは2015年6月と、やや遅咲きではあるが、代表でもクラブでも年齢を重ねるにつれ得点感覚が研ぎ澄まされており、代表では昨年6月以降に出場した13試合で7ゴール5アシストの成績を残している。

ここに前述のアズムンやフェイエノールトのジャハンバフシュが並ぶ前線は強力。サイド攻撃を上手く駆使し、強敵相手から勝ち点を奪いたいところだ。

◆イラン代表メンバー
GK
アリレザ・ベイランヴァンド(ペルセポリス)
ホセイン・ホセイニ(エステグラル)
パヤム・ニアズマンド(セパハン)
アミル・アベドザデー(ポンフェラディーナ/スペイン)

DF
モルテザ・プーラリガンジ(ペルセポリス)
ラミン・レザイーアン(セパハン)
アボルファズル・ジャラリ(エステグラル)
ホセイン・カナアニ( アル・アハリ /カタール)
ショジャー・ハリルザデー(アル・アハリ/カタール)
エーサン・ハジサフィ(AEKアテネ/ギリシャ)
ミラド・モハマディ(AEKアテネ/ギリシャ)
サデグ・モハラミ(ディナモ・ザグレブ/クロアチア)
マジド・ホセイニ(カイセリスポル/トルコ)

MF
ルズベー・チェシミ(エステグラル)
ヴァヒド・アミリ(ペルセポリス)
メフディ・トラビ(ペルセポリス)
アハマド・ヌロラヒ(シャバブ・アル・アハリ/UAE)
サイード・エザトラヒ(ヴァイレ/デンマーク)
アリ・カリミ(カイセリスポル /トルコ)
アリ・ゴリザデー(シャルルロワ/ベルギー)
アリレザ・ジャハンバフシュ(フェイエノールト/オランダ)
サマン・ゴッドス(ブレントフォード/イングランド)

FW
サルダール・アズムン(レバークーゼン/ドイツ)
メフディ・タレミ(ポルト/ポルトガル)
カリム・アンサリファルド(オモニア/キプロス)

◆グループステージ日程
第1節
▽11/21
《22:00》
vsイングランド

第2節
▽11/25
《19:00》
vsウェールズ

第3節
▽11/29
《28:00》
vsアメリカ

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カタール・ワールドカップ(W杯)において、アジア勢が強さを示している。 20日に開幕したカタールW杯。オープニングゲームでは開催国のカタール代表がエクアドル代表に完敗を喫し、21日にはFIFAランキングでアジア最上位のイラン代表がイングランド代表相手に2-6で大敗した。 FIFAランキングが強さに直結するわけではないが、アジア勢の連敗は少なからず衝撃を与えていた。 その中でまずサプライズを起こしたのはサウジアラビア代表。リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表相手に先制を許しながらも、ディフェンスラインを高めに設定する攻めの姿勢を貫くと、後半の2ゴールで逆転。35試合無敗という強さを誇っていたアルゼンチンを沈めてみせた。 オーストラリア代表はフランス代表に敗れたものの、サウジアラビアに続いたのが日本代表だ。23日にカタール・W杯グループE第1節でドイツ代表と対戦すると、前半は試合を支配される展開に。幾度もチャンスを作られるとPKから失点を許し0-1で試合を折り返した。 イランの大敗も頭をよぎった中、日本の森保一監督はセンターバックを三枚にし、高い位置からドイツにプレスをかけてボールを奪うことを目指す攻撃的な戦術を採用。捨て身とも言えるやり方を選んだ。 すると、この選択が見事にハマり日本は流れを手中に収める。75分に堂安律のゴールで同点に追い付くと、同点では満足せずに浅野拓磨のゴールで逆転勝利を呼び込んだ。 日本だけでなく世界で伝えられたこの勝利だが、FIFA(国際サッカー連盟)のW杯用の公式SNSが早速その流れに乗じ、サウジアラビアの決勝点を決めたサレム・アル・ドサリと浅野が肩を組んでいるように見える2ショットを投稿した。 「W杯の歴史に刻まれる」というコメントとともに添えられたこの投稿には、多くのファンが反応。「アジアの誇りだ」、「韓国も続け!」、「最高の日だ」など様々な反響が寄せられている。 残すアジア勢は韓国代表。24日にウルグアイ代表との初戦を迎える。 <span class="paragraph-title">【写真】「アジアの誇りだ」W杯公式が投稿したサウジアラビアと日本の立役者</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/ClVFd0GNK-5/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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