vol.14/オーストラリア代表【カタールW杯出場国ガイド】苦戦必至も激戦制した運命の地で三度の歓喜を
2022.11.18 22:05 Fri
11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。14カ国目は、オーストラリア代表を紹介する。
◆オーストラリア代表
監督:グラハム・アーノルド
主将:マシュー・ライアン
予選成績:4勝3分け3敗
W杯出場数:5大会連続6回目
W杯最高位:ベスト16
FIFAランク:38位
◆運命の地で三度の歓喜を

5大会連続6度目のW杯出場を決めたサッカルーズだが、その道のりは極めて厳しいものだった。サウジアラビア、日本と同居したアジア最終予選を3位でフィニッシュし、UAEとのアジアプレーオフに回ると、2-1で競り勝って大陸間プレーオフに進出。その大陸間プレーオフではペルー相手に厳しい戦いを強いられたが、PK戦までもつれ込んだ死闘を制して本大会行きを決めた。今大会では厳しいグループに入り苦戦必至と言えるが、2度のプレーオフを制して歓喜を味わったカタールの地で3度目の歓喜を目指す。
アーノルド監督はサッカルーズではお馴染みの[4-2-3-1]を採用し、前線のターゲットマンをシンプルに使いつつサイドを起点とした戦い方を志向。GKのポジションはキャプテンを務めるライアンが絶対的な存在で最年長37歳のヴコビッチらが脇を支える。
ディフェンスラインはスコットランド、イングランドを中心に海外組で構成されており、30代が2人のみと若手が主力を担う。デゲネクとベヒッチがリーダーシップを取りながらサウター、ロールズといった能力の高い若手の奮闘が求められるところ。また、アルビレックス新潟のJ2優勝に貢献したトーマス・デンは本職のセンターバックに加え、右サイドバックでチャンスを窺う。
前線ではマクラーレンを軸に、ファジアーノ岡山のミッチェル・デューク、スコットランドから帰化したカミングス、18歳の新星FWクオルらが並ぶ。ターゲットマンとしてはデュークに一日の長があるが、相手の背後を積極的に狙う戦いを選択する場合は異なるアプローチも想定される。
◆超WS的注目プレーヤー
MFアルディン・フルスティッチ(エラス・ヴェローナ)

オーストラリアの注目プレーヤーは、10番を背負うフルスティッチだ。これまでフローニンヘン、フランクフルト、現在はヴェローナでプレーするレフティーは、卓越したテクニックとパスセンス、キック精度を誇る万能型のMFだが、ここまでクラブチームでは絶対的な主力には至らず。それでも、代表においてはエースナンバーの一つを託されるように中心的な役割を担う。26歳と期待の若手と呼ぶには歳を取りすぎており、今大会では自慢の攻撃センスと左足の正確なシュートを武器に決定的な仕事を果たし、本格ブレイクといきたいところだ。
◆登録メンバー
GK
1.マシュー・ライアン(コペンハーゲン/デンマーク)
12.アンドリュー・レッドメイン(シドニーFC)
18.ダニエル・ヴコビッチ(NEC/オランダ)
DF
2.ミロシュ・デゲネク(コロンバス・クルー/アメリカ)
3.ナサニエル・アトキンソン(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
4.キー・ロールズ(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
5.フラン・カラチッチ(ブレシア/イタリア)
8.ベイリー・ライト(サンダーランド/イングランド)
16.アジズ・ベヒッチ(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)
17.キャメロン・デブリン(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
19.ハリー・サウター(ストーク・シティ/イングランド)
20.トーマス・デン(アルビレックス新潟/日本)
24.ジョエル・キング(オーデンセ/デンマーク)
MF
7.マシュー・レッキー(メルボルン・シティ)
10.アルディン・フルスティッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
13.アーロン・モーイ(セルティック/スコットランド)
14.ライリー・マクグリー(ミドルズブラ/イングランド)
22.ジャクソン・アーバイン(ザンクト・パウリ/ドイツ)
26.キアヌ・バッカス(セント・ミレン/スコットランド)
FW
6.マーティン・ボイル(ハイバーニアン/スコットランド)
9.ジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)
11.アワー・メイビル(カディス/スペイン)
15.ミッチェル・デューク(ファジアーノ岡山/日本)
21.ガラン・クオル(セントラルコースト・マリナーズ)
23.クレイグ・グッドウィン(アデレード・ユナイテッド)
25.ジェイソン・カミングス(セントラルコースト・マリナーズ)
◆グループステージ日程
▽11/22
《28:00》
vsフランス代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽11/26
《19:00》
vsチュニジア代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽11/30
《24:00》
vsデンマーク代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
◆オーストラリア代表
監督:グラハム・アーノルド
主将:マシュー・ライアン
予選成績:4勝3分け3敗
W杯出場数:5大会連続6回目
W杯最高位:ベスト16
FIFAランク:38位
◆運命の地で三度の歓喜を

Getty Images
5大会連続6度目のW杯出場を決めたサッカルーズだが、その道のりは極めて厳しいものだった。サウジアラビア、日本と同居したアジア最終予選を3位でフィニッシュし、UAEとのアジアプレーオフに回ると、2-1で競り勝って大陸間プレーオフに進出。その大陸間プレーオフではペルー相手に厳しい戦いを強いられたが、PK戦までもつれ込んだ死闘を制して本大会行きを決めた。今大会では厳しいグループに入り苦戦必至と言えるが、2度のプレーオフを制して歓喜を味わったカタールの地で3度目の歓喜を目指す。
ディフェンスラインはスコットランド、イングランドを中心に海外組で構成されており、30代が2人のみと若手が主力を担う。デゲネクとベヒッチがリーダーシップを取りながらサウター、ロールズといった能力の高い若手の奮闘が求められるところ。また、アルビレックス新潟のJ2優勝に貢献したトーマス・デンは本職のセンターバックに加え、右サイドバックでチャンスを窺う。
中盤ではモーイ、フルスティッチというテクニック、パスセンスに優れるプレーメーカーを中心にゲームを組み立てながら、アーバインらハードワーカーが守備面でチームを支える。崩しの起点となるサイドではメイビル、レッキー、ボイルらのパフォーマンスが番狂わせのカギを握る。
前線ではマクラーレンを軸に、ファジアーノ岡山のミッチェル・デューク、スコットランドから帰化したカミングス、18歳の新星FWクオルらが並ぶ。ターゲットマンとしてはデュークに一日の長があるが、相手の背後を積極的に狙う戦いを選択する場合は異なるアプローチも想定される。
◆超WS的注目プレーヤー
MFアルディン・フルスティッチ(エラス・ヴェローナ)

Getty Images
オーストラリアの注目プレーヤーは、10番を背負うフルスティッチだ。これまでフローニンヘン、フランクフルト、現在はヴェローナでプレーするレフティーは、卓越したテクニックとパスセンス、キック精度を誇る万能型のMFだが、ここまでクラブチームでは絶対的な主力には至らず。それでも、代表においてはエースナンバーの一つを託されるように中心的な役割を担う。26歳と期待の若手と呼ぶには歳を取りすぎており、今大会では自慢の攻撃センスと左足の正確なシュートを武器に決定的な仕事を果たし、本格ブレイクといきたいところだ。
◆登録メンバー
GK
1.マシュー・ライアン(コペンハーゲン/デンマーク)
12.アンドリュー・レッドメイン(シドニーFC)
18.ダニエル・ヴコビッチ(NEC/オランダ)
DF
2.ミロシュ・デゲネク(コロンバス・クルー/アメリカ)
3.ナサニエル・アトキンソン(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
4.キー・ロールズ(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
5.フラン・カラチッチ(ブレシア/イタリア)
8.ベイリー・ライト(サンダーランド/イングランド)
16.アジズ・ベヒッチ(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)
17.キャメロン・デブリン(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
19.ハリー・サウター(ストーク・シティ/イングランド)
20.トーマス・デン(アルビレックス新潟/日本)
24.ジョエル・キング(オーデンセ/デンマーク)
MF
7.マシュー・レッキー(メルボルン・シティ)
10.アルディン・フルスティッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
13.アーロン・モーイ(セルティック/スコットランド)
14.ライリー・マクグリー(ミドルズブラ/イングランド)
22.ジャクソン・アーバイン(ザンクト・パウリ/ドイツ)
26.キアヌ・バッカス(セント・ミレン/スコットランド)
FW
6.マーティン・ボイル(ハイバーニアン/スコットランド)
9.ジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)
11.アワー・メイビル(カディス/スペイン)
15.ミッチェル・デューク(ファジアーノ岡山/日本)
21.ガラン・クオル(セントラルコースト・マリナーズ)
23.クレイグ・グッドウィン(アデレード・ユナイテッド)
25.ジェイソン・カミングス(セントラルコースト・マリナーズ)
◆グループステージ日程
▽11/22
《28:00》
vsフランス代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽11/26
《19:00》
vsチュニジア代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽11/30
《24:00》
vsデンマーク代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
オーストラリアの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
オーストラリアの人気記事ランキング
1
「漫画かよ」「ドラマがあるなぁ」“救世主”三笘薫と中村憲剛氏の13年前の姿にファンも感激「エモすぎる」
Jリーグの公式SNSがアップした1枚の写真が話題になっている。 24日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦に0-2で勝利し、7大会連続7度目のW杯出場を決めた日本。この試合のヒーローとなったのがMF三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)だった。 勝てばその時点でW杯出場が確定するという日本だったが、MF南野拓実のシュートが2度クロスバーに阻まれるなどしてゴールを奪えず。0-0のまま終盤へ突入した。 ベンチスタートだった三笘は84分から途中出場。すると89分、右サイドでボールを持ったDF山根視来がMF守田英正との連携で崩し、山根がラインギリギリで折り返す。すると、マイナスのクロスに逆サイドから走り込んだ三笘が右足を振り抜き、日本に先制点をもたらした。 三笘は後半アディショナルタイムの94分にもボックス左でボールを持つと、得意のカットインから右足一閃。GKマシュー・ライアンに触れられながらも日本の2点目をマーク。日本がアウェイで初めてオーストラリアに勝利し、W杯出場を決めた。 試合後のインタビューでは、この試合の解説を務めた元日本代表MF中村憲剛氏から「個人的には小さい頃から見ている薫がこういう舞台で2ゴール決められただけで本当に嬉しい」とも言われていたが三笘だが、Jリーグの公式SNSは2人の付き合いの長さを象徴するような1枚を投稿した。 「約13年の時を経て。中村憲剛 と手を繋ぐ少年が、日本をカタールW杯に導く立役者となる Jリーグ には世代を超えたドラマがあります」というコメントとともに添えられたのは、川崎フロンターレ時代の中村氏がエスコートキッズの三笘と手をつなぎながら入場する姿だった。 この投稿には、「漫画かよ」、「熱いものがこみ上げてくる」、「ドラマがあるなぁ」、「これはカッコいい」、「エモすぎる」といったファンからの反応が相次いでいる。この写真が撮影されたのは2009年。13年の時を経て繋がるドラマは大きな反響を呼んでいる。 <span class="paragraph-title">【写真】“ヒーロー”三笘薫と解説務めた中村憲剛の13年前2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">約13年の時を経て。<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%86%B2%E5%89%9B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#中村憲剛</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%89%E7%AC%98%E8%96%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#三笘薫</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#川崎フロンターレ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> <a href="https://t.co/53j1dH0vJS">pic.twitter.com/53j1dH0vJS</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1507228042967814153?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.03.25 15:34 Fri2
メッシが開始1分19秒のキャリア最速弾! アルゼンチンがオーストラリアとのカタールW杯再戦に快勝《国際親善試合》
国際親善試合のアルゼンチン代表vsオーストラリア代表が15日に北京工人体育場で行われ、アルゼンチンが2-0で勝利した。 カタール・ワールドカップ王者のアルゼンチンは、今回のインターナショナルマッチウィークでアジア遠征を敢行。北京でオーストラリア、19日にジャカルタでインドネシア代表と対戦。 そのアジア遠征初戦ではカタールW杯のラウンド16で対戦したサッカルーズと対峙。この一戦ではインテル・マイアミ行きが決定した注目のメッシを始め、オタメンディやエンソ・フェルナンデス、ディ・マリアら優勝メンバーがスタメン起用となった。 対するオーストラリアもカタールW杯の主力を起用。守護神ライアンやサウター、FC町田ゼルビアのミッチェル・デュークもスタメンに入った。 試合は開始早々に主役が魅せる。開始2分、相手陣内左のハーフスペースをドリブルで運んだエンソ・フェルナンデスから横パスを受けたメッシが冷静な左への切り返しでDF1枚をかわしてペナルティアーク付近から左足を一閃。これがゴール左上隅の完璧なコースに決まった。なお、試合開始1分19秒でのゴールはメッシにとってキャリア最速ゴールとなった。 ここから一気にアルゼンチンペースかに思われたが、以降は世界王者がボールを握りながらも一進一退の攻防が続いていく。 そういった中、オーストラリアも前半半ばにデュークに見せ場。28分、左サイドからのボスのクロスに反応したボックス内のデュークにシュートチャンスも、左足でのシュートはパワー不足でGKマルティネスのセーブに遭う。 その後、前半終盤には再び攻勢を強めたアルゼンチンが追加点を狙う。38分にはディ・マリアからパスを受けたメッシが左足を振っていったが、このシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。 アルゼンチンの1点リードで折り返した試合は後半もスカローニのチームが攻勢を見せる。立ち上がりに背後へ抜けたディ・マリアのロブショット、直後にはメッシが珍しいヘディングシュートを放っていくが、いずれもGKライアンの守備範囲。 その後、フレンドリーマッチということもあって、互いに選手交代を行っていく中、アルゼンチンはアルバレスやロ・チェルソを投入。対するオーストラリアはデュークやオニールが下がって、ボレロ、ジェンローが投入された。 66分にはアルゼンチンがボックス手前中央の好位置でFKを獲得。これをキッカーのメッシが直接狙ったが、壁にディフレクトして左CKに。だが、直後の68分には左CKの二次攻撃から左サイドでメッシとパス交換したデ・パウルからの正確な右足クロスに反応し、タイミング良くゴール前にフリーで飛び込んできたペッセージャが完璧なヘディングシュートを右隅へ流し込んだ。 これで試合に大勢が決すると、アルゼンチンは終盤にガルナチョやパレデスらをピッチに送り出して試合をクローズにかかる。アルバレスやガルナチョが3点目のチャンスをモノにできなかったが、危なげなくオーストラリアの攻撃をクリーンシートで凌ぎ切った。 この結果、主役メッシのゴラッソで2-0の快勝を収めたアルゼンチンが、オーストラリアとの再戦をきっちり制した。 アルゼンチン代表 2-0 オーストラリア代表 【アルゼンチン】 メッシ(2分) ペッセージャ(68分) <span class="paragraph-title">【動画】メッシがゴラッソでキャリア最速弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> MESSI GOLAZO <br><br>2 minutes into the game and Messi does what he does best. <br><br>Stream the game for FREE on the <a href="https://twitter.com/CBSSports?ref_src=twsrc%5Etfw">@CBSSports</a> app and <a href="https://twitter.com/PlutoTV?ref_src=twsrc%5Etfw">@PlutoTV</a> <a href="https://t.co/iJdAI0Cbj9">pic.twitter.com/iJdAI0Cbj9</a></p>— CBS Sports Golazo (@CBSSportsGolazo) <a href="https://twitter.com/CBSSportsGolazo/status/1669317065508016128?ref_src=twsrc%5Etfw">June 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2023.06.15 23:09 Thu3
オーストラリア代表に36歳の新エース? 今季Aリーグ15試合15得点のウルグアイ出身FWフォルナローリ
Aリーグ・メンで36歳のストライカーが猛威を振るっている。豪『News.com.au』が伝えている。 Aリーグ・メンで猛威を振るうストライカー…男の名はブルーノ・フォルナローリ。南米ウルグアイで生まれ、少年時代に同い年のルイス・スアレスと揺らぎない友情を育んだという36歳だ。 キャリア初期は母国の名門ナシオナルでエース。20歳でイタリア・セリエAはサンプドリアへ欧州進出し、スペイン、ギリシャ、ブラジルも経験したのち2015年に豪州へ。現在はメルボルン・ビクトリーに所属する。 Aリーグ・メンで積み上げた通算103ゴール。36歳となった今季も15試合15ゴールと得点ランキング首位に立ち、かねてより国籍を取得・オーストラリア代表1キャップがあったフォルナローリは、先のアジア杯でサプライズ招集された。 このようにフォルナローリが国内リーグで好調な一方、オーストラリア代表の他の主力センターフォワード陣は低調だ。 グラハム・アーノルド監督お気に入りの1番手FWミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア)はケガで2024シーズンを出遅れ、序列低下の可能性もある印象。Aリーグ・メン史上最多得点者のFWジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)は今季絶不調でアジア杯落選…所属クラブで昨年12月を最後にゴールから遠ざかっている。 オーストラリア代表は3月21日・26日にW杯アジア二次予選第3節・第4節でレバノン代表と対戦予定。町田デュークではなく、36歳フォルナローリが継続招集、先発11人に名を連ねる可能性もあるだろう。代表メンバー発表を待ちたい。 2024.03.12 16:30 Tue4
財務危機のオーストラリア・Aリーグだが…最速で25-26シーズンから男子2部リーグ制導入の動き変わらず
財務問題が噴出したオーストラリアのAリーグだが、男子2部リーグ創設の動きは変わらないようだ。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 オーストラリアサッカー界の男女ともにトップディビジョンであるAリーグを巡っては、16日以降、複数の同国メディアが管轄であるオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)の財務問題を報じ、従業員の大規模リストラを軸とした事業再編の動きが確認されている。 また、Aリーグ・コミッショナーも「Aリーグの観客動員数低迷」を主な要因とするAPLのデジタル部門廃止・リストラに向けた動きを認めたなか、Aリーグ創設当初にAPLとともにリーグ運営を行ってきたフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、再び運営参加することに消極的であることも判明している。 しかし、FFAはAリーグの商業面、すなわち“運営”にこそ関与していないものの、オーストラリアのサッカー連盟としてリーグを“監督する立場”であることは言わずもがな。選手・役員登録や移籍システムなどはFFAを通して行われる。 かねてより進行してきたAリーグ・メン(男子)の2部リーグ制導入も、APLではなくFFAが主導で取り組んでおり、『news.com.au』によると、APLの財務問題に関わらず、最速で2025-26シーズンから2部リーグを創設する取り組みは続いていくという。 すでに同国で人口が集中する南東部のシドニー、メルボルンを中心に、8クラブの将来的な2部リーグ参入が認められており、さらに最大4クラブの参入が認められる可能性も。そうなると、今季のAリーグ・メンと同じく12チーム編成(※1)ということになる。 (※1)2024-25シーズンより首都キャンベラ、オークランド(ニュージーランド/越境参加)から2クラブが新規参入予定で14チーム編成に なお、現在はAリーグ・メンが唯一のプロリーグで、2部リーグに相当するのは各州(全8州)の最上位リーグであるナショナル・プレミアリーグ(NPL)。こちらはFFA管轄のセミプロリーグとなっており、現状Aリーグ・メンへの昇格制度はない。 ◆2部リーグ参入予定の8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.17 21:05 Wed5