名古屋、オランダ、サウサンプトン…プレミアリーグ挑戦の菅原由勢に同じ道を歩んだ大先輩からエール「いつでもどこにいても電話をしてほしい」
2024.07.16 23:45 Tue
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菅原由勢が圧巻2ゴール! GK長田澪も動けないパーフェクトFKを叩き込み現地は高評価、しかし1つお願いが「過去9ゴール全てアウェイ…」
AZの日本代表DF菅原由勢が2ゴールの活躍を見せる大暴れだ。 17日、エールディビジ第26節でAZはアウェイでフォレンダムと対戦した。 菅原はこの試合でも右サイドバックとして先発出場。圧巻のパフォーマンスを見せた。 第24節のスパルタ・ロッテルダム戦でシーズン初ゴールを記録すると、前節のエクセルシオール戦ではアシストを記録。迎えたフォレンダム戦では、GKミオ・バックハウス(長田澪)を相手にゴールを奪った。 0-1で迎えた30分、ボックス手前の味方からのパスが流れると、ボックス内右に上がっていた菅原がダイレクトで右足一閃。相手DFに当たったシュートがニアを抜いてゴール。これには菅原も驚いた表情を見せていた。 その後1点を追加し、0-3で迎えた76分にはボックス手前でFKを獲得。菅原のみがボールサイドに立つと、右足一閃。壁の上を越えて巻いたシュートがゴール左隅に吸い込まれるスーパーゴール。GK長田も見送ることしかできないパーフェクトなキックとなった。 キックの前には壁に入ったスフェン・マイナンスが蹴る方向を指示するシーンもあったが、見事に決め切った菅原のキックがお見事。日本代表でもキッカーを務めることもあるだけに、良い状態で合流できそうだ。 オランダ『NPO radio1』は菅原の活躍を絶賛。アナリストのバルト・ブラウズ氏は「彼はここ3試合で常にゴールに絡んでいる。今シーズンはアジアカップのため4試合を欠場しているが、AZはいずれも勝てなかった」と、菅原不在時のリーグ戦4試合が2分け2敗だったことに言及。「全てを彼のせいにしたくないが、彼はとても重要だ」とその存在感を語った。 菅原復帰後はこれで4勝目(2分け)という結果に。今シーズンの3ゴールはいずれもアウェイゲームで記録しているが「彼はゴールに絡むことが多いが、AZのシーズンチケットを持っていて、ホームゲームにしか行かない人なら、なぜ彼のゴールが見られないのか不思議に思うだろう」とコメント。「彼は過去9ゴール全てアウェイの試合で決めた。最後にゴールしたのは2019年12月(VVVフェンロ戦)。ホームでも決めてくれれば、AZサポーターにとっては嬉しいことだろう」と語り、リーグ戦で久々にホームでゴールを決めてもらいたいと期待した。 <span class="paragraph-title">【動画】菅原由勢が圧巻の直接FK!壁を越えGK動けないパーフェクトキック</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="b8M09GFaaLg";var video_start = 431;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.19 09:52 Tue2
【プレミアリーグ第31節プレビュー】鎌田vs三笘に、マンチェスターダービー開催
ミッドウィーク開催となった第30節では首位のリバプールを始めアーセナル、ノッティンガム・フォレスト、チェルシー、マンチェスター・シティと上位陣が揃って勝利を収めている。 週明けにUEFAコンペティションの準々決勝1stレグを控えるなか、今節はマンチェスター・ダービー、クリスタル・パレスとブライトン・ホーヴ・アルビオンの日本人対決。アストン・ビラvsノッティンガム・フォレストのトップハーフ対決と好カード満載。 最注目カードはMFケビン・デ・ブライネの今季限りでの退団発表によって俄然重要性を増した13位のマンチェスター・ユナイテッドと、5位のマンチェスター・シティのダービーマッチとなる。 ユナイテッドは前節、ノッティンガム・フォレストとの一戦に0-1の敗戦。古巣対戦のFWエランガに恩返しゴールを許すと、後半最終盤の猛攻も実らず、上位相手に力負けとなった。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)のリヨン戦を控えており、現状でのプライオリティは間違いなくそちら側にあるが、ホーム開催のダービーで不甲斐ない戦いは許されない。より守備的に堅守速攻型のスタイルで臨む可能性が高いが、その人選に注目したい。 対するシティは前節、下位に沈むレスター・シティ相手に2-0の勝利を収めてリーグ3戦ぶりの白星を奪取。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて5位をキープした。スコアは2-0も、80%近いボール支配率に相手シュートを1本に抑え込むなど余力を残した上での完勝だった。エースFWハーランドら一部主力を欠くも、FWマーモウシュやMFオライリーら代役がしっかりと活躍しており、敵地でのダービーへ自信を持って臨めるはずだ。さらに、4日には司令塔デ・ブライネが今季限りでの退団を発表。大きな衝撃が走った一方、ダービー2日前のタイミングでの発表によって間違いなくチームの士気はより高まるはずだ。 MF鎌田大地が所属する12位のクリスタル・パレスは、1-1のドローに終わった最下位のサウサンプトン戦に続き2試合連続の日本人対決に挑む。MFウォートンの復帰によって鎌田はベンチが定位置も14試合連続で出場を続けており、公式戦連勝は「5」でストップしたものの好調を維持するチームにおいて欠かせない存在に。今回のブライトン戦でも途中出場から攻守両面で持ち味を発揮したい。 一方、MF三笘薫を擁する8位のブライトンは前節、アストン・ビラにホームで0-3の完敗。公式戦9試合ぶりの黒星となった。三笘自身は左ウイングでボールのオン・オフに関わらず、前半は輝きを放ったが、チームは後半に相手の十八番のカウンター3発に沈んだ。この敗戦によって上位争いから一歩後退しており、好調パレスとのアウェイゲームでは是が非でも白星を取り戻したい。フル出場で疲労が溜まる三笘だが、チームの現状を鑑みれば引き続きスタメンでの活躍が求められる。 公式戦6連勝で7位浮上のアストン・ビラは週明けにCLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を控えるなか、公式戦5連勝で3位をキープするフォレストとの好調対決に挑む。PSGとの古巣対決に全力を注ぎたいエメリ監督だが、逆転でのCL出場権獲得へリーグ戦でも取りこぼしが許されない状況が続いており、前線を中心に得意とするターンオーバー、勝負所での交代策が難敵撃破のカギを握る。そんななか、公式戦連発と好調のFWラッシュフォード、決定力光るFWアセンシオの新戦力コンビの活躍に期待だ。 首位のリバプールは前節、エバートンとのマージーサイド・ダービーをFWジョタのゴールによって1-0の勝利。MF遠藤航もクローザー役として相変わらずの安定した仕事をみせ、公式戦連敗と不振に陥っていたチームのバウンスバックに貢献した。この勝利でまた一歩リーグ制覇に近づいたスロットのチームは、9位のフルアムとのアウェイゲームで連勝を目指す。 リーグ連勝で2位のアーセナルは、週明けにCLレアル・マドリー戦を控えるなか、15位のエバートンとのアウェイゲームに臨む。フルアムとの前節はMFメリーノ、長期離脱明けのFWサカのゴールによって2-1の勝利を収めた。しかし、DFガブリエウが今季絶望の重傷を負うという最悪なアクシデントが発生。同じく状態が危ぶまれたDFティンバーと体調不良でメンバー外だったDFホワイトに関しては復帰の可能性もあるが、ディフェンスラインを中心に苦しい台所事情を強いられる。堅守速攻を貫くトフィーズ相手の一戦では終始押し込む展開が予想され、サカやMFウーデゴールを起点に引いた相手を攻略しつつ、ガブリエウの代役としてマドリー戦を戦うことになるサリバの相棒のパフォーマンスにも注目したい。 前節、お得意様であるトッテナムとのロンドン・ダービーを1-0で制した4位のチェルシーは、11位のブレントフォード相手に連勝を狙う。MFパーマー、FWジャクソンらの戦列復帰で前線に多彩なオプションを有しており、質実剛健でアグレッシブな相手に対して、うまく相手の守備の矢印を折りながらゴールをこじ開けたい。 DF菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンは、今節の結果次第でプレミアリーグ史上最速での2部降格となる可能性を有している。現在、残留圏内の17位ウォルバーハンプトンとの勝ち点差は残り8試合で19ポイント。今節で勝利を逃がしてウルブスが勝利した場合、1年でのチャンピオンシップ降格が決まる。 ただ、その対戦相手は4試合未勝利で勝ち点3を欲する14位のスパーズ。週明けにヨーロッパリーグ(EL)のフランクフルト戦を控えるため、ターンオーバーの可能性もあるが、前回対戦で0-5の惨敗を喫するなど、伝統的に天敵とする相手だけに敵地で悲劇的な結末も十分に考えられる。 その他では今季2度目の7連敗で同じく降格危機に陥る19位のレスターと、リーグ連勝で6位に位置するニューカッスルの一戦もリーグテーブルにおいて重要な試合となる。 《プレミアリーグ第31節》 ▽4/5(土) 《20:30》 エバートン vs アーセナル 《23:00》 クリスタル・パレス vs ブライトン イプスウィッチ vs ウォルバーハンプトン ウェストハム vs ボーンマス 《25:30》 アストン・ビラ vs ノッティンガム・フォレスト ▽4/6(日) 《22:00》 ブレントフォード vs チェルシー フルアム vs リバプール トッテナム vs サウサンプトン 《24:30》 マンチェスター・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ ▽4/7(月) 《28:00》 レスター・シティ vs ニューカッスル 2025.04.05 12:00 Sat3
選手採点&寸評:日本代表 0-0 サウジアラビア代表【2026W杯アジア最終予選】
25日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第8節の日本代表vsサウジアラビア代表が行われ、0-0のドロー決着となった。 超ワールドサッカーの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/fom20250325jpn_ksa_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK1 鈴木彩艶 5.5 前回のバーレーン戦に続いて前後半ともプレー機会少なめ。ボールが来れば冷静にクールに対応を重ね、味方はその姿に安心したはずだ。 DF3 高井幸大 6.0 守備時は冷静にハードに対応し、ビルドアップ面では身体の向きと球離れが◎。今後も継続的に招集して“苦しい経験”を積ませたい。 DF4 板倉滉 5.5 ビルドアップ時は若い高井へ積極的にボールを預けつつ、何度かあったロングボール1本への守備対応では伊藤を含めた3枚で連携した。 DF21 伊藤洋輝 5.5 現布陣での実戦を増やし、周囲と呼吸を合わせていきたいところ。攻撃時に機を見て高い位置を取り、左足の質に疑いの余地はない。 MF6 遠藤航 5.5 いつも通りチームの心臓としてプレー。 →MF19 旗手怜央 5.5 途中出場で当初はシャドー、最後はボランチとしてプレー。南野への良質な浮き玉はオフサイドも、旗手をボランチ起用するメリットか。 MF17 田中碧 5.5 イングランド移籍でプレーの幅を広げるも、今回、成熟した“遠藤&守田”の牙城を崩す足がかりとまではいかず。ここには明確な序列が。 MF2 菅原由勢 5.5 今予選初先発。攻守でソツなくプレーも試合を動かすプレーはなし。試合中にファブリツィオ・ロマーノ氏がナポリからの関心をポスト。 →MF14 伊東純也 5.5 やはり“そこにいるだけで”危険な存在。サウジが守備意識を急速に高める要因となった。 MF13 中村敬斗 5.0 独力での突破能力はさておき、チームプレーで打開を図る際の冷静さがもうひとつ。今日はクロスがことごとくゴールラインを割った。 MF20 久保建英 5.5 攻守で豊富な運動量。強烈な左足シュートも。ただし、今日は62分でお役御免ということに。 →MF10 堂安律 5.0 久保との交代で出場したことにより、シャドーとしてプレー。決定的な仕事に至らず。 MF15 鎌田大地 5.5 各所に顔を出して奮闘。遠藤の交代に伴うボランチとしての短い時間の中では、伊東への鋭いスルーパスを披露した。 →MF8 南野拓実 - 出場時間が短いので採点なし FW11 前田大然 5.5 世界最高レベルのチェイシング能力。1トップとしてはポストワークで貢献するタイプではないが、やはり前田の価値は大きい。 →FW9 古橋亨梧 5.5 現代表で古橋を活かすには、ヒトの配置を含めた多くのマイナーチェンジ、選手間の意識共有、連携の強化が必要か。 監督 森保一 5.0 交代策ハマらず。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ 高井幸大(日本) 理屈抜きに「また見たい!」と思わせた弱冠20歳の192cmセンターバック。上述の通り、継続的に招集して“苦しい経験”を積ませたい。 2025.03.25 22:27 Tue4
菅原由勢所属のセインツが7戦残してプレミア最速降格…スパーズは4戦ぶり白星【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第31節、トッテナムvsサウサンプトンが6日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのスパーズが3-1で勝利した。なお、サウサンプトンのDF菅原由勢は73分から途中出場した。 前節、チェルシーとのダービーに0-1で敗れて4戦未勝利となった14位のスパーズ。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのフランクフルト戦を控えるなか、中2日のホームゲームでは先発3人を変更。ウドジェとファン・デ・フェン、オドベールに代えてペドロ・ポロ、ベン・デイビス、ブレナン・ジョンソンを起用した。なお、ソン・フンミンはこれがスパーズでの通算450試合目となった。 一方、ここまで2勝4分け24敗の勝ち点10でダントツの最下位に沈むセインツ。今節先に試合を行った17位のウォルバーハンプトンの勝利によって暫定ポイント差は「22」に広がり、今節での残留の条件は勝利のみとなった。その重要な一戦で菅原はベンチスタートとなった。 [4-2-3-1]への変化を見せたセインツに対して、キックオフ直後からハーフコートゲームを展開するスパーズ。外回しの攻撃にはなったものの、再三深い位置でコンビネーションプレーを仕掛けてフィニッシュに繋げていく。10分にはポロの右CKからゴール前のロメロがダイビングヘディングシュートを枠に飛ばすが、GKラムズデールの好守に遭う。 それでも、直後の13分にはディフェンスラインのロメロからマディソンへのミドルパスを起点に左へ展開。ソン・フンミンを外側から追い越したスペンスがポケットを取ってマイナスに折り返したボールを、中央に絞ったジョンソンが左足シュートで合わせてゴールネットを揺らした。 幸先よく先制に成功したホームチームは以降も制空権を握るセットプレーからロメロが2度目の決定的なシュートを放ち、33分にはそのロメロが競り勝ったボールをゴール前のベリヴァルが合わせてゴールネットを揺らす場面も作る。だが、かなり際どいオフサイド判定によってゴールは認められず。 それでも、気持ちを切り替えてセインツを圧倒し続けると、42分には右サイドを完全に崩した流れからペナルティアーク付近でクリアボールに反応したマディソンの丁寧なヘディングでのラストパスに抜け出したジョンソンが右足アウトを使った技ありのダイレクトシュートを右隅に流し込み、今度は正真正銘のチーム2点目を奪った。 スパーズ圧倒の前半を経て試合は後半に突入。立ち上がりにはソン・フンミンがカウンターからボックス左に侵入し、メモリアルゲームでのゴールに迫ったが、ここはDFベドナレクのブロックに遭う。 57分には週明けの大一番へソン・フンミン、ベンタンクールを下げてオドベール、サールを同時投入。以降は省エネモードで戦いつつ、ソランケの鋭い反転シュートなどでゴールへ迫る。 一方、後半に入って相手陣内でのプレーは増やすもののゴールが遠いセインツ。このままでは無抵抗での降格決定となるなか、73分にはオヌアチュとともに菅原をピッチに送り出した。試合終盤の88分にはボックス右でパスを受けた菅原が鋭い右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKヴィカーリオの好守に遭う。それでも、チームは直後の90分にスレマナの左クロスをファーで収めたマテウス・フェルナンデスのシュートで一矢報いる。 ただ、後半アディショナルタイムにはPKを獲得したスパーズがテルのリーグ戦初ゴールで突き放し、試合は3-1のスコアでタイムアップを迎えた。 この結果、ホームチームに4戦ぶりの白星を与えたセインツは2勝4分け25敗の勝ち点10で、プレミアリーグ最速となる7節を残しての降格が決定した。 トッテナム 3-1 サウサンプトン 【トッテナム】 ブレナン・ジョンソン(前13、前42) マティス・テル(後51[PK]) 【サウサンプトン】 マテウス・フェルナンデス(後45) 2025.04.07 00:22 Mon5
【プレミアリーグ第30節プレビュー】ミッドウィークに2つの注目ダービーマッチ開催!
インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節は2位のアーセナル、3位のノッティンガム・フォレストがいずれも勝利。一方、第2集団ではマンチェスター・シティvsブライトン&ホーヴ・アルビオンがドローに終わるなど引き続き混戦模様だ。 代表戦明けの先週末はFAカップ準々決勝が開催されたなか、ミッドウィーク開催となる第30節。今節は首位のリバプールと15位のエバートンが激突するマージーサイド・ダービー、4位のチェルシーと14位のトッテナム・ホットスパーが対峙するロンドン・ダービーが最注目カードとなる。 プレミアリーグでは2位以下に12ポイント差を付けて首位を独走するリバプール。しかし、代表戦前にはチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16でパリ・サンジェルマン、EFLカップ決勝でニューカッスルに敗れ、わずか1週間で2つのコンペティションから敗退。中盤戦まではシーズン4冠のチャンスもあったなか、タイトルの可能性はリーグ戦のみとなった。 公式戦連敗ストップとともにリーグ制覇へ仕切り直しを図る今節は、前回対戦を土壇場の失点でドローに持ち込まれたエバートンと対戦。FAカップ敗退の影響で多くの主力がタフな代表戦を戦ったなか、しばしの休養期間を得ており、いい状態で臨めるはずだ。先日にレアル・マドリー移籍が決定的と報じられたDFアレクサンダー=アーノルドは負傷によってラストダービー欠場が決定したが、GKアリソンやMFグラフェンベルフ、DFブラッドリーらの復帰は朗報だ。 対するエバートンはリーグ戦9試合無敗と好調を継続。前節のウェストハム戦のドローによって4試合連続ドローと勝ち切れない点は課題も、モイーズ監督の下で粘り強い戦いができており、守勢必至のアウェイゲームでも好勝負が期待できそうだ。 チェルシーは前節、アーセナルとのダービーで0-1の敗戦。公式戦連勝が「4」でストップした。ライバルクラブの取りこぼしによって4位死守となったが、依然として厳しいCL出場権争いに身を置いており、2戦連続のダービーマッチでは勝ち点3が求められる。なお、チームでは長期離脱明けのFWジャクソン、前節欠場のMFパーマーの両エースがトレーニングに復帰しており、久々に前線の駒が揃った状況での戦いが可能となりそうだ。 一方、前節はフルアムに0-2で敗れてリーグ3戦未勝利となったスパーズ。残りシーズンの目標はヨーロッパリーグ(EL)制覇一本に定められているが、リーグ戦でのこれ以上の低迷は許されない。3連敗中のブルーズにリベンジを狙うアウェイゲームでは、MFクルゼフスキを含め対戦相手同様に一部主力の復帰が期待されており、総力戦で勝ち点3を持ち帰りたいところだ。 2位のアーセナルは8位のフルアムとのロンドン・ダービーに挑む。リーグ前節はMFメリーノのゴールを守り切ってチェルシーに1-0の勝利を収めて3戦ぶりの白星を奪取。わずかに残る逆転優勝への望みを繋いだ。難敵相手に連勝を狙う今回のダービーに向けてはFWサカの戦列復帰という最高の報せが届いた。来週ミッドウィークに控えるCLのレアル・マドリー戦へ慎重な起用法が求められるが、背番号7の躍動に期待したい。 3位のノッティンガム・フォレストは13位のマンチェスター・ユナイテッドと対戦。リーグ前節はイプスウィッチ・タウンに4-2の快勝を収めて連勝を達成。さらに、先週末のFAカップ準々決勝ではブライトンとのPK戦までもつれ込む激闘を制し、4強入りを決めた。その激闘から中2日というタフな状況で臨む強豪との一戦だが、持ち味の堅守速攻で勝ち切りたい。 対するユナイテッドはスパーズ同様にEL制覇が最優先事項となり、次節にはマンチェスター・ダービーを控える状況ではあるが、一部負傷者の復帰を追い風に上位との連戦をモノにしたい。直近はレアル・ソシエダに4-1、リーグ前節のレスター・シティ戦は悩めるFWホイルンドのゴールなどで3-0の完勝。内容面では課題を残すも状態は上がってきており、疲労を抱える上位チームとのアウェイゲームで勝ち点3を持ち帰りたい。 その赤い悪魔とのダービーを控える5位のマンチェスター・シティは、降格圏の19位に沈むレスターと対戦。リーグ前節はブライトンと2-2のドローに終わったが、直近のFAカップでは難敵ボーンマス相手に2-1の逆転勝利。7季連続のFAカップ4強入りを決めた。しかし、同試合で左足首を痛めたエースFWハーランドが数週間の離脱となり、今回の一戦では代役を担うであろうFWマーモウシュやMFフォーデンらのパフォーマンスに注目したい。 MF三笘薫が所属する7位のブライトンは、勝ち点2差で9位のアストン・ビラとの重要なトップハーフ対決に臨む。前述のシティ戦で公式戦連勝が「6」でストップし、FAカップではフォレストに屈してベスト8敗退となったシーガルズ。パフォーマンス自体に悲観すべき部分はないが、DFウェブスター、FWリュテールと新たな負傷者も出ており、ここが正念場だ。 対戦相手も先週末にFAカップを戦っているが、下部カテゴリー相手に余力を残しての3-0の快勝とコンディションと勢いで上回られる可能性は高い。左ウイングで先発濃厚な三笘としてはDFキャッシュあるいはDFコンサというタフな守備者を相手に攻撃の起点として存在感を示すことが求められる。 その他ではDF菅原由勢が所属する最下位サウサンプトンと、MF鎌田大地が所属する12位のクリスタル・パレスによる日本人対決、EFLカップ初制覇で先週末には優勝パレードも実施するなど充実の6位ニューカッスルの戦いにも注目だ。 《プレミアリーグ第30節》 ▽4/1(火) 《27:45》 アーセナル vs フルアム ウォルバーハンプトン vs ウェストハム 《28:00》 ノッティンガム・フォレスト vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/2(水) 《27:45》 ボーンマス vs イプスウィッチ ブライトン vs アストン・ビラ マンチェスター・シティ vs レスター・シティ ニューカッスル vs ブレントフォード サウサンプトン vs クリスタル・パレス 《28:00》 リバプール vs エバートン ▽4/3(木) 《28:00》 チェルシー vs トッテナム 2025.04.01 20:00 Tueサウサンプトンの人気記事ランキング
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最速でプレミアから降格のサウサンプトン、史上最悪のチームを避けられるか? 指揮官「起こってはならない」、守護神「誰も望んでいない」
史上最速でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定したサウサンプトン。さらなる不名誉記録を回避するための戦いが始まる。 6日、プレアミリーグ第31節でサウサンプトンはトッテナムとアウェイで対戦。この試合で敗れれば7試合を残して史上最速の降格が決定するところだった。 しかし、試合は調子の上がらないトッテナムにやられブレナン・ジョンソンが前半で2ゴールを記録すると、90分にマテウス・フェルナンデスが一矢報いるも、アディショナルタイムにマティス・テルにPKを決められ3-1で敗戦。2部降格が決定した。 屈辱的な結果に終わったサウサンプトンだが、史上最悪のチームになることだけは避けなければいけない。 ここまで31試合を戦い勝ち点10のサウサンプトンだが、過去の最少勝ち点は2007-08シーズンのダービー・カウンティ、2005-06シーズンの「11」となっており、あと勝ち点「1」が必要な状況だ。 また、ここまで25敗を喫しているが、そのダービーは29敗。2005-26シーズンのサンダーランドも同じく29敗を喫しており、残り7試合で4つ負ければ並んでしまうこととなる。 勝ち点1は積み上げられそうではあるが、4敗は喫する可能性も十分ある状況。イバン・ユリッチ監督は、降格決定後にイギリス『BBC』でこの件について言及した。 「我々はその記録を避けなければならない。最善を尽くす。それは起こってはならない」 また、今季から加入した正守護神のイングランド代表GKアーロン・ラムズデールも言及。「シーズン終了までにできるだけ多くのポイントを獲得したい。誰もその記録を望んでいないし、より多くのポイントを獲得するためにできる限りのことをする」と、残りシーズンへの意気込みを語っている。 キャプテンを務めるポーランド代表DFヤン・ベドナレクも降格が決まった中で、残りシーズンへ意気込んだ。 「過去を変えることはできない。残り7試合で僕たちができるのはプレミアリーグでプレーすることを楽しむことだけだ」 「選手としてもクラブとしても成長しなければならない。何か素晴らしいものを作り上げていきたいと思っている。一番良いのは、学び、努力し、成長することだ」 プレミアリーグ史上最悪のクラブにならないことを避けたいサウサンプトン。残り7試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】サウサンプトンが史上最速での降格決定…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2mmTJz7dmAc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.07 14:35 Mon2
菅原由勢所属のセインツが7戦残してプレミア最速降格…スパーズは4戦ぶり白星【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第31節、トッテナムvsサウサンプトンが6日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのスパーズが3-1で勝利した。なお、サウサンプトンのDF菅原由勢は73分から途中出場した。 前節、チェルシーとのダービーに0-1で敗れて4戦未勝利となった14位のスパーズ。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのフランクフルト戦を控えるなか、中2日のホームゲームでは先発3人を変更。ウドジェとファン・デ・フェン、オドベールに代えてペドロ・ポロ、ベン・デイビス、ブレナン・ジョンソンを起用した。なお、ソン・フンミンはこれがスパーズでの通算450試合目となった。 一方、ここまで2勝4分け24敗の勝ち点10でダントツの最下位に沈むセインツ。今節先に試合を行った17位のウォルバーハンプトンの勝利によって暫定ポイント差は「22」に広がり、今節での残留の条件は勝利のみとなった。その重要な一戦で菅原はベンチスタートとなった。 [4-2-3-1]への変化を見せたセインツに対して、キックオフ直後からハーフコートゲームを展開するスパーズ。外回しの攻撃にはなったものの、再三深い位置でコンビネーションプレーを仕掛けてフィニッシュに繋げていく。10分にはポロの右CKからゴール前のロメロがダイビングヘディングシュートを枠に飛ばすが、GKラムズデールの好守に遭う。 それでも、直後の13分にはディフェンスラインのロメロからマディソンへのミドルパスを起点に左へ展開。ソン・フンミンを外側から追い越したスペンスがポケットを取ってマイナスに折り返したボールを、中央に絞ったジョンソンが左足シュートで合わせてゴールネットを揺らした。 幸先よく先制に成功したホームチームは以降も制空権を握るセットプレーからロメロが2度目の決定的なシュートを放ち、33分にはそのロメロが競り勝ったボールをゴール前のベリヴァルが合わせてゴールネットを揺らす場面も作る。だが、かなり際どいオフサイド判定によってゴールは認められず。 それでも、気持ちを切り替えてセインツを圧倒し続けると、42分には右サイドを完全に崩した流れからペナルティアーク付近でクリアボールに反応したマディソンの丁寧なヘディングでのラストパスに抜け出したジョンソンが右足アウトを使った技ありのダイレクトシュートを右隅に流し込み、今度は正真正銘のチーム2点目を奪った。 スパーズ圧倒の前半を経て試合は後半に突入。立ち上がりにはソン・フンミンがカウンターからボックス左に侵入し、メモリアルゲームでのゴールに迫ったが、ここはDFベドナレクのブロックに遭う。 57分には週明けの大一番へソン・フンミン、ベンタンクールを下げてオドベール、サールを同時投入。以降は省エネモードで戦いつつ、ソランケの鋭い反転シュートなどでゴールへ迫る。 一方、後半に入って相手陣内でのプレーは増やすもののゴールが遠いセインツ。このままでは無抵抗での降格決定となるなか、73分にはオヌアチュとともに菅原をピッチに送り出した。試合終盤の88分にはボックス右でパスを受けた菅原が鋭い右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKヴィカーリオの好守に遭う。それでも、チームは直後の90分にスレマナの左クロスをファーで収めたマテウス・フェルナンデスのシュートで一矢報いる。 ただ、後半アディショナルタイムにはPKを獲得したスパーズがテルのリーグ戦初ゴールで突き放し、試合は3-1のスコアでタイムアップを迎えた。 この結果、ホームチームに4戦ぶりの白星を与えたセインツは2勝4分け25敗の勝ち点10で、プレミアリーグ最速となる7節を残しての降格が決定した。 トッテナム 3-1 サウサンプトン 【トッテナム】 ブレナン・ジョンソン(前13、前42) マティス・テル(後51[PK]) 【サウサンプトン】 マテウス・フェルナンデス(後45) 2025.04.07 00:22 Mon3
チャンピオンシップ降格もクラブの明るい未来を示唆するユリッチ監督「ファンとともに素晴らしいものになる」
サウサンプトンのイバン・ユリッチ監督が6日にアウェイで行われ、1-3で敗れたプレミアリーグ第31節のトッテナム戦を振り返った。 今節の結果次第でチャンピオンシップ(イングランド2部相当)降格の決まるサウサンプトンだったが、13分にブレナン・ジョンソンのゴールで先制を許すと、42分にもブレナン・ジョンソンにネットを揺らされ、2点のビハインドで前半を終える。 後半は相手陣内でのプレーは増やすもののゴールが遠いサウサンプトンは90分にスレマナの左クロスをファーで収めたマテウス・フェルナンデスのシュートで一矢報いるも、後半アディショナルタイムにテルにPKを決められ、1-3で敗戦。この結果、プレミアリーグ最速となる7節を残しての降格が決定した。 サウサンプトンを率いるユリッチ監督は、今回の降格から多くのことを学ばなければならないとしながらも、クラブには明るい未来が待っていると語った。 「今が苦しく、最悪の瞬間であることは分かっている。しかし、ある意味でサウサンプトンの未来はファンとともに素晴らしいものになると思う」 「我々は降格してしまったが、ファンはクラブや選手たちに多くのものを見せてくれた。そしてそれは、我々が今年築いたものよりもずっと強い、本当に良いものを築き上げるためのモチベーションになるはずだ」 「私はイタリア、スペイン、クロアチアという違う国から来たが、彼らのメンタリティは本当に素晴らしいものだった。尊敬に値するものだよ。今シーズン全体を通して、悪いシーズンだったけれど、私たちに付いて来てくれたファンは特別な存在だった」 「本当に失望している。それは、我々にとって、私にとって、選手にとって、クラブにとって、何が問題だったのかを知るための大きな教訓になるはずだ」 「何が間違っていたのか?この1年でできることをすべて出し切ったのか、それとももっと改善できることがあったのか。それはみんなにとって大きな学びになることは間違いない」 2025.04.07 09:30 Mon4
ここまで僅か10ptのサウサンプトン、週末の結果次第でリーグ最速記録での2部降格に
今週末の結果次第でサウサンプトンのチャンピオンシップ(イングランド2部相当)降格が決まるようだ。 サウサンプトンは2日に行われたプレミアリーグ第30節クリスタル・パレス戦を1-1のドローで終え、リーグ戦6試合未勝利となった。 残り8試合で残留圏内の17位ウルブスとは19ポイント差となっており、週末に行われるプレミアリーグ第31節でトッテナム戦に敗れ、ウルブスがイプスウィッチに勝利した場合、7試合を残してチャンピオンシップ降格が決まる模様だ。 なおプレミアリーグの最速降格記録は、1994-95シーズンのイプスウィッチ、2007-08シーズンのダービー・カウンティ、2018-19シーズンのハダースフィールド、2020-21シーズンのシェフィールド・ユナイテッドが保持する6試合となっており、今節での降格が決まった場合、サウサンプトンがこの記録を更新することとなる。 2025.04.03 15:30 Thu5