パリ五輪世代、スパルタの斉藤光毅が今季5得点目!チームメイトとのお辞儀パフォーマンスも
2023.05.16 15:10 Tue
1
2
斉藤光毅の関連記事
エールディビジの関連記事
記事をさがす
|
斉藤光毅の人気記事ランキング
1
英2部で練習参加の神戸DF初瀬亮、シェフィールド・ウェンズデイの指揮官も言及「一番大事なのはコミュニケーション」
シェフィールド・ウェンズデイのダニー・ロール監督が、ヴィッセル神戸のDF初瀬亮(27)について語った。イギリス『The Star』が伝えた。 ガンバ大阪の下部組織育ちの初瀬は、2019年1月に神戸に完全移籍。アビスパ福岡への武者修行も経験した中、神戸の左サイドバックとしてリーグ連覇に貢献した。 左右の足から繰り出されるキックで貢献した初瀬。神戸では公式戦195試合で4ゴール29アシストを記録し、左サイドバックの主軸となっていたが、海外移籍に向けてチームを離れている。 その初瀬は、ドイツやポーランドへの移籍もある中で、チャンピオンシップ(イングランド2部)のシェフィールド・ウェンズデイのトレーニングに参加していることが報じられていた。 初瀬に対しての興味を認めていたロール監督だが、改めてトレーニングで見せた初瀬のパフォーマンスを気に入ったとのこと。一方で、他にも獲得候補がいるとされており、補強について言及した。 「それは来週の課題だ。もちろん、今後数日間の課題もいくつかある。状況がどれだけ明確になり、何ができるのかを見極めるつもりだ」 「次はブリストル・シティとの試合だが、もちろんホームで勝つ必要がある」 「一番大事なのはコミュニケーションだ。それが何を意味するのか、何が起こるのか、結果がどうなるのかを見てみよう。そして、上手くいけば、我々は前を向いて再び動き出すことができる」 チャンピオンシップでは、日本代表にも招集されているMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)やDF橋岡大樹(ルートン・タウン)、FW大橋祐紀(ブラックバーン)や、FW斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)、MF坂元達裕(コヴェントリー・シティ)、FW平河悠(ブリストル・シティ)、MF瀬古樹(ストーク・シティ)と日本人7名が今シーズンプレー。初瀬もそこに続くことになるだろうか。 2025.01.22 00:00 Wed2
東京五輪に続きスペインに屈した日本はベスト8敗退…細谷真大を中心にゴールへ迫るも力負け…【パリ五輪】
U-23日本代表は2日、パリ・オリンピック準々決勝でU-23スペイン代表と対戦し、0-3で敗戦。ベスト8敗退が決定した。 グループステージ全勝でグループD首位通過を決めた日本は2大会連続のベスト8進出。決勝トーナメント初戦では東京五輪の準決勝で敗れた因縁の相手とのリベンジマッチに臨んだ。大岩剛監督はこの大一番に向け、直近のU-23イスラエル代表戦から先発6人を変更。GKに小久保玲央ブライアン、主力3人が復帰した4バックは関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢が並んだ。中盤はアンカーに藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに山本理仁、三戸舜介。3トップは右から山田楓喜、細谷真大、斉藤光毅となった。 一方、前大会準優勝のスペインはグループステージ2連勝で早々に突破を決めたが、大幅ターンオーバーを敢行した最終節でU-23エジプト代表に敗れてグループCを2位通過となった。そのエジプト戦からはプビルとアイマル・オロスを除く先発9人を変更し、エリック・ガルシア、パウ・クバルシ、フェルミン・ロペスのバルセロナ勢やアレックス・バエナ、パブロ・バリオスら主力を復帰させた。 開始直後に三戸の裏抜けからDFエリック・ガルシアにイエローカードを出させるなど、よりアグレッシブな姿勢で良い入りを見せた日本。以降も前から圧力をかけ続ける勇敢な姿勢を示す。 ただ、時間の経過と共にボールの主導権を握られ始めると、スペインの圧巻の個人技に屈する。11分、自陣中央で山本のパスを足元に受けた三戸が食われてボールロスト。これをバリオスからフェルミンに繋げられると、ペナルティアーク手前からの強烈な左足ミドルシュートがGK小久保の手をはじいてゴール右隅に突き刺さった。 一瞬の隙を突かれて今大会初失点を喫した日本。すぐさま反撃の姿勢を見せるが、直後にはセルヒオ・ゴメスの際どいグラウンダーのクロスをファーに詰めたフェルミンにシュートされるが、ややパワー不足のシュートはGK小久保が冷静にキャッチする。 連続失点を回避した日本は徐々にイーブンの展開に持ち込み、相手陣内でのプレー機会を増やしていく。幾度かいい形でポケットを取るシーンを作り出し、セットプレーも獲得していく。だが、なかなかシュートまで持ち込めない。それでも、32分には右CKの流れからペナルティアーク付近の三戸の鋭いミドルシュートでようやくファーストシュートを記録した。 前半終盤にかけてはスペインがやや重心を下げた影響もあり、日本がより優勢に進めていく。すると40分、左サイドの大畑からバイタルエリア中央で浮いた藤田に差し込まれると、藤田はすかさずボックス中央でDFクバルシを背負った細谷の足元に繋ぐ。ここで日本のエースは体勢を崩しながらも股間を抜く見事な反転シュートをゴール左に流し込んだ。 最高の時間帯での同点ゴールかに思われたがVARのレビューが入ると、細谷のかなり微妙なオフサイドを取られてゴールは取り消しに。それでも、気持ちを切り替えた大岩ジャパンは7分が加えられたアディショナルタイムに攻勢を強めると、相手陣内右サイドで得たFKの場面で山田の正確なクロスを大外でフリーとなった細谷が頭で合わせるが、このシュートは惜しくも右ポストに阻まれた。試合内容ではほぼ互角も前半を1点ビハインドで終える形となった。 迎えた後半、日本は山田を下げて藤尾翔太をハーフタイム明けに同じ右サイドに投入。後半もアグレッシブに入ったが、立ち上がりの49分にはアベル・ルイスのボックス手前での落としからフェルミンに際どいシュートを許す。しかし、枠を捉えたシュートはGK小久保のビッグセーブで事なきを得る。 また、以降も押し込まれる時間が続くと、フェルミンを起点に細かい崩しでボックス内への侵入を許すが、バエナがボックス右で放ったシュートは枠の左に外れた。 何とか守勢を凌いだ日本は中盤でのボール奪取からの縦に速い攻撃で徐々に押し返していくと、64分には右サイドを起点に厚みのある攻めから最後は中央の三戸が右足を振っていくが、これはGK正面を突く。この直後の67分には斉藤を下げて佐藤恵允を投入する。 スペインに疲れも出始めて日本の時間帯が続いたが、勝負所を知り尽くすラ・ロハに再び一瞬の隙を突かれる。73分、直前のミランダの際どい直接FKはGK小久保の好守で凌いだが、このプレーで与えた左CKの場面でキッカーのセルヒオ・ゴメスにペナルティアーク付近でフリーのフェルミンに意表を突くパスを通される。そして、フェルミンに胸トラップから右足アウトにかけた強烈なハーフボレーシュートをゴールネットに突き刺された。 この2失点目で厳しくなった日本は前がかって攻撃に出て行くなか、疲労とメンタル面の落ち込みによってミスも出始めてリズムを掴み切れない。何とか流れを変えたいベンチは三戸、山本を下げて植中朝日、荒木遼太郎を続けて投入。81分には細谷がDFエリック・ガルシアからボックス付近でボールを奪い切り、決定的な右足シュートを枠の右隅へ飛ばすが、ここはGKテナスのビッグセーブに阻まれる。 すると、86分にはスペインの右CKの場面でキッカーのセルヒオ・ゴメスの左足インスウィングのクロスが手前のDF大畑に当たってゴール前にこぼれると、佐藤のクリアし切れなかったボールをアベル・ルイスに蹴り込まれて決定的な3点目を奪われた。 これで敗色濃厚となったなか、何とか一矢報いたい日本は荒木の右CKから高井が打点の高いヘディングシュートでゴールに迫るが、これもクロスバーに阻まれてゴールとはならず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、東京五輪に続いてスペインに屈した日本は0-3のスコアでベスト8敗退が決定した。一方、ベスト4進出を決めたラ・ロハは5日に行われる準決勝でU-23モロッコ代表と対戦する。 U-23日本代表 0-3 U-23スペイン代表 【スペイン】 フェルミン・ロペス(前11、後28) アベル・ルイス(後41) ◆U-23日本代表 出場選手 GK:小久保玲央ブライアン DF:関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢 MF:山本理仁(→84分 荒木遼太郎)、藤田譲瑠チマ、三戸舜介(→74分 植中朝日) FW:山田楓喜(→HT 藤尾翔太)、細谷真大、斉藤光毅(→67分 佐藤恵允) <span class="paragraph-title">【動画】完璧な反転から細谷真大がネットを揺らす! しかしVARの末…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5Cj8Ey3lsjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.03 02:08 Sat3
「コウキはナイスガイ」田中碧との日本人対決でゴラッソ&退場…斉藤光毅のタックルにQPR指揮官「選手を傷つけるつもりはなかったはず」
QPRのマルティ・シフエンテス監督が、MF斉藤光毅のゴールや退場について語った。イギリス『South London Press』が伝えた。 15日、QPRはチャンピオンシップ(イングランド2部)第38節で、首位を走るリーズ・ユナイテッドと対戦。斉藤と日本代表MF田中碧がともに先発し、日本人対決が実現した。 試合を動かしたのが左サイドから仕掛けた17分の斉藤。中央へのパスは阻まれるが、ルーズボールに反応して右足一閃。鋭いコントロールショットをゴール右上に突き刺した。 30分にリードを広げたQPRだが、2点差を追いつかれて終盤へ。すると後半アディショナルタイム、相手選手の背後からスライディングタックルを仕掛けた斉藤がレッドカードで一発退場。スコアには影響せず2-2のドローで決着した。 シフエンテス監督は試合終了後、審判の判定に理解を示すと同時に、斉藤を擁護。交代がわずかばかり遅かったと後悔も語った。 「審判と話したが、私よりも(ファウルの場面が)よく見えていて、判定に確信を持っていた。彼らの決断には常にリスペクトを持っている」 「コウキはナイスガイで、選手を傷つけるつもりはなかったはずだ。だからただただ悲しい。リプレイを見る必要があるが、審判を信頼しているし、リスペクトしている」 「彼を交代させるつもりだったのにレッドカードが出てしまって非常に残念だ。ダン・ベニー(ダニエル・ベニー)を投入できなかった」 一方、退場するまでの斉藤のパフォーマンスには一定の評価。今後のさらなる成長を期待している。 「難しかった後半もコウキは非常によくやっていた。我々の位置は望んでいたよりもずっと低く、望んでいたよりもボールを持てなかった。だが、彼はゴールで自身のクオリティを示した」 「彼はこれからも努力を続け、非ポゼッション時のプレーを向上させていく必要がある。改善の余地はあるが、努力する姿勢が備わっているからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】斉藤光毅がコントロールショット&退場…QPRvsリーズ ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="D-oebdoV3WA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 22:55 Sun4
「本当に想像もできなかった」一歩ずつ着実にステップを上る平河悠、熾烈なポジション争いに勝ちパリ五輪へ「負けない武器を持つ」
2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック。日本でも緊急事態宣言が出されて外出ができなくなったほか、世界中でロックダウンとして街が静まりかえる現象が発生した。 あれから4年。すっかり世の中は元に戻っているが、その影響を諸に受けたのがパリ五輪世代。世代別のワールドカップを含む国際大会がなくなり、その経験値の低さは、大きな不安材料として彼らにのしかかった。 そんな中迎えたAFC U23アジアカップ。パリ・オリンピックの最終予選を兼ねた大会だったが、これもコロナの影響を受けて開催時期が変更となり、1月から4月へズレ込むことに。そして、海外組の招集が非常に困難な事態となった。 もちろん、日本だけが受けた影響ではない。難しい世代だったが、日本は見事に優勝という結果を残し、パリ・オリンピックにアジア王者として乗り込むこととなった。 そのU-23日本代表は4日に帰国。国内組の選手のみが帰ってきたが、今大会で評価を大きく上げた選手は複数いる。その中の1人がFW平河悠(FC町田ゼルビア)だろう。 佐賀東高校出身の平河は、高校時代はほとんど知られない存在。3年次のインターハイで注目されて山梨学院大学へと進学したが、東京都大学1部リーグと、大学サッカーでは3階層目のリーグでプレーしていた。 「あの時から考えたら本当に想像もできなかったことが起きていますけど、やり続ける努力とか、若さ特有の伸びだったりというのは、自分が思っているよりも上にいくんだなと思うことがありました」 「その自信を過信にすることなく、これから地に足つけて、一歩一歩あげていければ、自分の最終的な目標にも辿り着けると思います」 それまで世代別の代表経験もなかった平河だが、町田が目をつけ3年次に加入内定。特別指定選手としてJリーグデビューを果たし、2023年にはプロ1年目でチームのJ1昇格に貢献した。その2023年6月には、この世代で初の代表招集となった平河だが、今大会では全6試合に出場。両サイドで攻撃のアクセントをつける存在感を見せた。 「6試合の中で3試合先発で3試合途中出場で、全ての試合に関わらせてもらいましたけど、波なく全ての試合で自分のパフォーマンスは出せていたと思いますし、通用する部分もたくさんあった中で、数字をつけるところの重要性も感じています」 「そこが今の自分の一番の課題だと思うので、自チームに持ち帰って、すぐにJリーグ始まりますけど、そこでスタメン争いをして、チームで勝って、課題を克服できればと思います」 細かいステップと緩急をつけた仕掛けは、相手のサイドバックを翻弄。ゴールやアシストこそ記録できなかったが、間違いなく攻撃の流れを変えた存在だった。 パリ・オリンピック世代ではサイドは激戦区。今回招集できなかったメンバーでは、MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)がおり、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)やMF鈴木唯人(ブレンビー)らもプレーするポジション。今大会メンバーではMF佐藤恵允(ブレーメン)とポジションを争い、いずれも海外でプレーする選手たちだ。 無名の存在から、着実にステップアップを果たしている平河。今シーズンはJ1でもデビューを果たし、初ゴールも記録。そしてアジア王者にも輝く経験をした。 平河は今大会での成長を自身でも感じるとコメント。「この活動で、対戦相手ではなくチームメイトからもかなり刺激を受けましたし、試合を重ねていくごとに成長するところだったり、逆に出場機会が得られない選手もいる中で、1つの方向を向くことも難しい中でもみんなが100%の力を出して良い準備をしたことが、この結果に繋がったと思います。「23人」という言葉を大会通して監督、スタッフ、選手がよく使っていましたけど、一体感を持ってやれた結果が繋がったと思いますし、このチームメイトで受けた刺激というのも、負けていられないなという方が強く感じました」と語り、チーム一丸となりながらも、その中での競争や切磋琢磨することを肌で感じられたようだ。 その存在感は、観ている人たちも魅了。メッセージも大量に届いたと言い「一番はおめでとうとか、気をつけてとか、体を休めてねというのはたくさん来ました」と、労いのコメントや、パリ・オリンピック出場を決めた祝福のコメントが来たようだ。 ただ、ここにも実直な平河らしさが。よくある話では通知が溜まりすぎているというものがあるが「溜めるのが好きじゃないので、全部返しました」と、1つずつ対応は済ませているという。着実に目の前のことをやっていくスタンスは、ピッチ外でも変わらない。 着実に1段ずつ階段を上がっている平河。次なる階段は、18名という狭き門の本大会メンバーに残ることだ。オーバーエイジ枠も3名まで使用可能というルールの中、仮に3名とも呼ぶのであれば、枠は15名に。通常GKを2名招集するため、13名の枠を争うこととなる。 今大会に臨んだメンバーで考えても10名が落選。今大会招集されていない選手も候補になる状況を考えれば、さらに減る可能性がある中で、ポジションを掴まなければいけない。 その点で平河が考える課題は「数字」。「やっぱりゴール前の質、落ち着くところなど個人戦術になりますけど、自分の良さを出しつつ、そこで数字を残せればより怖い選手になると思いますし、より一個上のレベルに立てると思います」とコメント。「他の選手や前線の選手は数字がついてきている選手もいますし、自分もそこには負けない武器を持たないといけないなと思います」と、数字を求めつつも、より自分の武器を身につけていきたいと考えているようだ。 その武器の1つは「仕掛け」。局面を打開するプレーは、先発でもベンチからでも貴重な存在となり、今大会も6試合で起用された理由はそこにあるはずだ。 「ドリブルは1つの武器だと思いますし、今大会で言えば、ドリブルで優位性を持つ選手が少ない分、自分が違いを作れたなと考えています」 「逆に、そういう選手が絡んでくるのであれば、違う武器を違う形で出せば良いと思うので、やることは変わらないと思います」 自分の武器を1つに絞らず、複数持つことでより価値を高めていきたい平河。成り上がりの選手がどこまで上り詰めていくのか、まずは町田でさらに磨きのかかった仕掛けでJリーグでの活躍を見せてもらいたい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2024.05.05 22:25 Sun5